稲子湯から美濃戸へ 八ヶ岳横断
- GPS
- 28:30
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 1,951m
- 下り
- 1,944m
コースタイム
5:00山荘−8:30赤岳−10:15阿弥陀ー14:30美濃戸口
天候 | 曇りから晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2008年07月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
海の日はどこも満杯です。 |
写真
感想
八ヶ岳は蓼科、権現、天狗と行きましたが肝心の核心部に行っていません。中高年百名山ハンター(またかよ)としては行かねばなりません。帰りの中央道渋滞を考えると車は使いたくないので縦走ルートを調べると、長野新幹線を使えば何とか稲子湯に入れそうです。硫黄岳山荘も予約が取れました。
稲子湯へのバスは2ルートあり、終点からは登り返しになる場合があります。運ちゃんに「一番高いところ!」と叫んでおきましょう。稲子湯からミドリ池までのルートは2.5万地図と少し変わっているようですが、よく整備された道で、トロッコのレールなんぞも出てきます。本沢温泉へのハイキングコースには九輪草の集落が見られました。本沢温泉から夏沢峠、硫黄岳へはいかにも八ヶ岳の雰囲気が満喫でき、あまりに完成された山岳ルートに非常連客は何となく疎外感さえ覚えてしまうのであります。まあ天気が良いからですが。
硫黄岳山荘は満員で、予約のない人は食堂を片付けて布団を敷いていました。それにしてもよく布団がこれだけあるもんだと感心です。この小屋は水が豊富で助かりますし、トイレも快適です。団体さんが多いので周りの雑談を聞いているだけで退屈しません。夜はガスが上がってきて星も見えませんでした。
日の出を見たら出発です。朝食は頼まずアルファ米を消費します。ガソリンも少し軽くしなくっちゃ。コマクサの大群落、名前を覚えきれない花の数々を眺めながら横岳を通過、快適な稜線漫歩です。あまりにのんびりしすぎたため、赤岳につく頃には行者小屋からの団体さんにかちあい、山頂に入れません。予想はしていましたがあまりの人の多さに一瞬山頂に立ち退散です。山頂でなくても展望がよいのであまり惜しい気持ちもしません。
中岳、阿弥陀岳とアップダウンが苦しく暑くなってきます。雲が上がってきたのでそろそろ稜線からお別れです。行者小屋へどんどん下ると、小屋の周りは人でいっぱいです。長い長い南沢をくだり、美濃戸口へ向かいますが、美濃戸を過ぎるといきなりアブが群がってきます。濡れタオルを振り回しながら歩きますが、後から後から寄ってきます。この季節はしょうがないかと思って歩きますが、追い抜く人をみても平気で歩いています。山屋さんはアブは平気なんでしょうか?なにか体に付けているのでしょうかわかりません。
小淵沢の駅は窓口に大行列ができており、切符がなかなか買えそうにありません。見ると臨時の特急があと3分で来るではありませんか。とっさにPASMOで改札を通り特急に飛び乗りました。都会の軟弱山屋もたまには文明の利器で勝利です。
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