厳冬期 笈ヶ岳 ワンディ
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,713m
- 下り
- 225m
コースタイム
1.29 443m 打越トンネル
2.12 600m 境川ダム
3.13 580m 桂橋
4.06 850m 稜線
5.53 1290m 1290ピーク
6.28 1200m 1200m鞍部
7.20 1300m 沢へdown
7.37 1200m 沢合流
9.40 1680m 主稜線ポコ
10.04 1650m 主稜線鞍部
11.18 1841m 笈ヶ岳山頂
11.40 1841m 笈ヶ岳山頂発
11.53 1650m 主稜線鞍部
12.32 1680m 主稜線ポコ
13.03 1200m 沢1200m
13.35 1300m
14.03 1200m 1200m鞍部
14.37 1290m 1290ピーク
15.20 580m 桂橋
16.18 600m 境川ダム
16.29 443m 打越トンネル
16.53 330m 国道156であい橋
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
であい橋ゲートから林道歩き除雪なし 大笠山の夏道コースは鉄梯子が隠れており使えない 天候条件次第ではかなり危険なコース |
写真
感想
【山域】笈ヶ岳 1841m
【日時】20014年2月23日(日)
【コース】国道156−境川ダム−桂橋−仙人窟北東尾根−笈ヶ岳往復
【メンバー】僕 大魔人 髭魔人
【天気】曇りのち晴れ
【装備】スーパーファット Pontoon
1.05 330m 国道156であい橋発
1.29 443m 打越トンネル
2.12 600m 境川ダム
3.13 580m 桂橋
4.06 850m 稜線
5.53 1290m 1290ピーク
6.28 1200m 1200m鞍部
7.20 1300m 沢へdown
7.37 1200m 沢合流
9.40 1680m 主稜線ポコ
10.04 1650m 主稜線鞍部
11.18 1841m 笈ヶ岳山頂
11.40 1841m 笈ヶ岳山頂発
11.53 1650m 主稜線鞍部
12.32 1680m 主稜線ポコ
13.03 1200m 沢1200m
13.35 1300m
14.03 1200m 1200m鞍部
14.37 1290m 1290ピーク
15.20 580m 桂橋
16.18 600m 境川ダム
16.29 443m 打越トンネル
16.53 330m 国道156であい橋
深田久弥が登っておれば百山に入れたと後記した笈ヶ岳、岐阜県、富山県、石川県から登頂ルート
はあるがいずれもアップダウンや藪漕ぎがきつくGW辺りが唯一の登山適期となっている。
4年前厳冬期の大笠山に立った時次は笈しか無いと心に決めていた。しかし天候を読むのが難しくて昔年の
夢であった。今回ようやく全ての条件が揃い魔人二人と三人で挑戦する事が出来た。予想通り16時間近くに
及ぶ厳しい山行となつた。
深夜0時に髭魔人と医院で待ち合わせして五箇山であい橋を目指した。深夜1時に出発の予定である。
1時少し前に着くと既に大魔人はスタンバイしていた。さあスーパーファット Pontoonでいざ。
1.05 330m 国道156であい橋発 まずは林道歩きここ数日の好天で雪は堅く全く沈まないスイスイ
歩ける。
1.29 443m 打越トンネル 約1300mの長い真っ暗なトンネルは板を担いでガシガシ歩いて行く。
トンネルを出ると例年猛烈なデブリを見る事が多いが今年は無かった。ここから
少し斜度が上がりしばらくで境川ダムが見える。
2.12 600m 境川ダム ダム湖を渡る橋の積雪も1mほど例年よりは少し少なめだ。ここから桂橋
まで3.5kmの平坦な林道歩きシールを外して快適に進んだ。
3.13 580m 桂橋 当初コースは桂橋から大笠山に登る尾根を使い中間地点で沢に下るつもりだった。
暗闇の中状況を探る。尾根取付橋は何とか渡れそうだが絶壁を登る雪で隠れており
更に上部は今にも落ちそうな雪の固まりがゴロゴロ、ザイルも持って来たが無理と判断
急遽第二ルート仙人窟北東尾根でいく事にした。
橋を渡り尾根に取り付かず沢伝いに稜線を目指す。雪も多く快適だった。予想通り
日陰はパウダーでよく沈むスーパーファット出なければ大変だったろう。
4.06 850m 稜線 標高差300m登り上げ稜線に出た。ここから仙人窟まではアップダウンと厳しい
コースの連続になる。帰りの事を考えてうまくルート工作が必要だ。
1109mポコは左からうまく巻けた。帰りは楽出来る。この辺りでようやく
少し明るくなって来た。少し気が休まる。
5.53 1290m 1290ピーク このポコから先は複雑で巻きが出来ずピークでシールを剥いでガチガチ
斜面を先の1200m鞍部まで滑り降りる。
6.28 1200m 1200m鞍部 ここでシールを着け直して1300m付近まで登り上げて右手に見える沢へ滑り
混むコースをたどる。1300mでまたシールを剥ぐ。
7.20 1300m 沢へdown 帰りの登り返しを考えうまくトレースを着けて沢に滑り込む。
100mの下りで済んだ。
7.37 1200m 沢合流 この沢両サイドが急な壁になっており雪の状態が悪いと極めて危険な沢だ。
今日は気温も低く好天が続いたので雪はしまって雪崩の心配は全くなかった。
パウダーが一杯の沢を主稜線目指してガンガン行く。
帰りは素晴らしいパウダースキーが楽しめる。
9.40 1680m 主稜線ポコ 仙人窟はうまくスルーでき沢を詰めて主稜線ポコ直下に出た。
雪庇群が続いている。ここでまたシールを剥いでポコ向こうの鞍部に滑り込む。
左右とも深い谷で慎重に滑走した。
10.04 1650m 主稜線鞍部 ここでまたシールを着けるが目の前は壁になって板は使えない,板を担いで
ラッセルして15mほどの壁を上がる。
さあ笈前衛が前にドーンと聳えている。その奥にちらりと本峰は見える。最後まで
アップダウンが続く。最後のアップダウンを超えるとようやく本峰が眼前にやった−すぐだ。
11.18 1841m 笈ヶ岳山頂 やりました。出発から約10時間念願の厳冬期笈です。大笠は雲で見えないが
素晴らしい景色である。辛かった長い尾根が見渡せる。本当に難儀だった。記念写真
をとってさあスキーを楽しもう。
11.40 1841m 笈ヶ岳山頂発 良い雪でした。スーパーファット全開です。主稜線鞍部まで快適に滑って
行く。
11.53 1650m 主稜線鞍部 ここからシールでポコに登り上げる。
12.32 1680m 主稜線ポコ さあ今日のメインデッシュ沢の源頭からの快適大滑降です。標高差500mの
パウダースキーを楽しんであっという間に1200m登り返し地点まで行く。今日は全く雪崩の
心配は無かった。
13.03 1200m 沢1200m ここから100mシールで登り返して1300mまで
13.35 1300m ここからはまたスキーでしばらく進む。
14.03 1200m 1200m鞍部 ここからはもうベチャ雪のチビラッセルで登り返し、一体何度シールを脱着
しただろう。
14.37 1290m 1290ピーク もうここから滑るのみでシールはなしだ。桂橋まで快適な滑りであった。
境川ダムを見下ろしながらのスキーだった。
15.20 580m 桂橋 ここからは試練の長い林道歩き
16.18 600m 境川ダム ようやくダムだ。もうゴールは近い,最後トンネルが見えた。
16.29 443m 打越トンネル 長いトンネルも足取りは軽い。トンネルを過ぎてしばらく滑るとであい橋
16.53 330m 国道156であい橋 ゴール16時間の挑戦だった。計7回のシール脱着、難所のオンパレード
これこそ山スキーの総合力が試される難コースでした。
もう二度と行く事は無い完全燃焼であった
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