槍ヶ岳から北穂高へ 上高地より3泊4日テント泊


- GPS
- 80:00
- 距離
- 42.7km
- 登り
- 2,558m
- 下り
- 2,548m
コースタイム
- 山行
- 1:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:30
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 3:20
- 合計
- 11:30
- 山行
- 7:15
- 休憩
- 3:55
- 合計
- 11:10
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 7:10
17:50 沢渡村営駐車場
18:00 上高地行きバス乗車
18:30 上高地バス停
<復路>
15:20 上高地バス停発
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
問題ない |
その他周辺情報 | 中ノ湯・沢渡・白骨など温泉 |
写真
感想
(当時の記録、記憶を頼りに)
1986年(昭和61年)7月28日(日)〜31日(木)
槍ヶ岳から北穂高へ 上高地より3泊4日テント泊
夕刻上高地に着き、徳沢へ。
徳沢山荘前の広場にテントを張り一晩過ごす。
2日目は絶好の天気。
槍沢ロッジ前からは短パンになり登る。
やっと槍が見えるところまで来た。
昨年ここまでは雪の中来ている。
殺生ヒュッテ横でお昼を食べる。
槍を眺めながらのでっかい食事!
日射し強烈だが、雲が徐々に出てきた。
13:30、槍ヶ岳山荘に着く。
最後のキャンプサイト2−1を手に入れる。
それもキャンセルがあり確保できた。
夕刻槍ヶ岳山頂を目指す。
梯子、鎖が続く。しかし思っていたよりはスムーズに登る。
山頂からは曇りのため、時々周辺の山々が眺められたのみだった。
とうとうやったー!
32歳の槍ヶ岳だ。
明日は晴れてくれ、今一度槍、そして北穂、奥穂まで目指すぞ。
ビールを飲み槍の麓で眠りについた。
翌朝、再び槍に登る。
御来光を山頂で見られた。
ゆっくりになってしまったが大喰岳へ向かう。
広い山頂で他の人もいなく雄大な北アルプスを眺める。
中岳、南岳へと向かうが、中岳の水場では他の登山者の方にコップを貸してもらい美味しい水をいただく。
空にはきれいな筋雲が出てきた。
南岳まではさほど恐怖感もなかったが大キレットへの入り口は怖かった。
ちょっと道を間違えたのか、砂地を滑った記憶がある。
その後鉄ばしごで下り岩を縦走していった。
必死の思いで一歩一歩を進む。
一言、すごい道とある。
キレット最低鞍部で食事を取った。
南岳方面のゴツゴツした岩場を見ながら。
一息つきこれからの岩場に気を引き締めていた。
北穂へ、最後の岩の急登を登り上げ山小屋前に飛び出た。
大キレットを歩ききった満足感が大きかった。
小屋前からは歩いてきた道が見渡すことができた。
それにしてもハードな道で緊張また緊張だったとある。
北穂に登頂後、奥穂は諦めテント場7を得て、テントを張った。
水は雪渓より取る、北穂を眺めながら3日目の夜を過ごした。
起床、常念岳に登る御来光を見る。
しばし穂高の絶景を眺めのんびりする。この余裕がいい。
多くの方が北穂目指し登ってくる時間帯にキャンプ場を後にする。
涸沢へ慎重に下り、緊張感が少し緩んだ。
一歩一歩進むことで難関も歩ける自信を得た気がした。
もちろん何が起こるか一寸先は闇、油断はできない山歩きとは思う。
北アルプスは、小さい頃から電車に乗ると大きなリュックを持った登山者を目にしてきた。
そこに素晴らしい山があるのに、そんな登山者の姿しか見ていなかった。
32歳の北アルプス。
特に槍の山頂に立ったときは感激した。
もっと早く来ていれば、人生は変わっていたかもしれない。
そんな強い印象を持った。
今回、次に登りたいと気になった山は笠ヶ岳。
朝日を浴びてひときは目立っていた。
今度目指す山が決まったのも槍ヶ岳。
やはり槍ヶ岳はそんな意味でもすごい、360度の大展望から次への希望の山が湧き上がる。そんな山でもあった。
ふるちゃん
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