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記録ID: 4165145
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
飯豊山

大境山 〜大滝沢左岸尾根・県境尾根から〜

2022年04月09日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
20.3km
登り
1,199m
下り
1,200m

コースタイム

日帰り
山行
9:21
休憩
0:51
合計
10:12
6:28
14
梅花皮荘
6:42
6:43
57
玉川中里
7:40
7:53
159
大滝沢ゴルジュ入口
10:32
10:35
60
950m県境稜線
11:35
11:40
15
850mコル
11:55
12:00
140
撤退地点
14:20
14:40
70
大境山
15:50
15:52
21
中田山崎
16:13
16:15
25
玉川中里
16:40
梅花皮荘
ログは手入力
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
梅花皮荘⇔玉川中里:自転車 、中田山崎⇒玉川中里:徒歩
コース状況/
危険箇所等
登山道のないバリエーションルート
梅花皮荘へ向かう途中 飯豊山
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梅花皮荘へ向かう途中 飯豊山
梶川尾根が輝く
登山道のない薮山、枯松山。急峻で雪が付かない。
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登山道のない薮山、枯松山。急峻で雪が付かない。
梅花皮荘を自転車で出発
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梅花皮荘を自転車で出発
玉川中里より大滝沢の右岸段丘を進む。左は枯松山塊北壁、右は大境山南壁、その間を大滝沢が刻む。
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玉川中里より大滝沢の右岸段丘を進む。左は枯松山塊北壁、右は大境山南壁、その間を大滝沢が刻む。
次第に両岸が狭まる
次第に両岸が狭まる
大滝沢のゴルジュ入口である屈曲部の岩壁に突き当たる。周囲は雪渓に覆われる
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大滝沢のゴルジュ入口である屈曲部の岩壁に突き当たる。周囲は雪渓に覆われる
この岩壁を登攀すると奥に広がるゴルジュを覗けるが、不安定な残雪に阻まれ諦める。
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この岩壁を登攀すると奥に広がるゴルジュを覗けるが、不安定な残雪に阻まれ諦める。
右岸の側壁を見上げる
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右岸の側壁を見上げる
屈曲部の入口は滝が露出している
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屈曲部の入口は滝が露出している
左岸の斜面上から滝を見下ろす
左岸の斜面上から滝を見下ろす
以前、岩壁を登攀して見た、大滝沢上流部のV字渓谷。雪渓でゴルジュは埋まっている。
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以前、岩壁を登攀して見た、大滝沢上流部のV字渓谷。雪渓でゴルジュは埋まっている。
大滝沢を少し引き返し左岸尾根に取付く
大滝沢を少し引き返し左岸尾根に取付く
左岸尾根は下部ほど急。
左岸尾根は下部ほど急。
下流方面を振り返る
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下流方面を振り返る
大境山の稜線を右手に見ながら
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大境山の稜線を右手に見ながら
枯松山方面パノラマ、大滝沢に刻まれた右岸側壁が黒々としている、右上は大滝沢源頭部(元サイズ)
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枯松山方面パノラマ、大滝沢に刻まれた右岸側壁が黒々としている、右上は大滝沢源頭部(元サイズ)
登るにつれ尾根が広がる
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登るにつれ尾根が広がる
登路の尾根(左上)との間に沢が入っている
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登路の尾根(左上)との間に沢が入っている
小沢に降りる。対岸の尾根に取付く予定だったが、登りやすいこの沢を詰めることに。
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小沢に降りる。対岸の尾根に取付く予定だったが、登りやすいこの沢を詰めることに。
大滝沢の渓谷を見下ろす。すごいデブリの量だ。
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大滝沢の渓谷を見下ろす。すごいデブリの量だ。
沢から尾根にトラバースしながら登る
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沢から尾根にトラバースしながら登る
目指す県境稜線
登って来た尾根を振り返る
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登って来た尾根を振り返る
標高950m付近で雪渓をトラバースして県境稜線を目指す
標高950m付近で雪渓をトラバースして県境稜線を目指す
雪割れに注意
県境稜線に出て枯松山方面パノラマ(元サイズ)
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県境稜線に出て枯松山方面パノラマ(元サイズ)
この先、露岩帯を通過
この先、露岩帯を通過
東面は切れ落ちている
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東面は切れ落ちている
大滝沢のV字峡谷を俯瞰
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大滝沢のV字峡谷を俯瞰
雪崩の巣で埋め尽くされている
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雪崩の巣で埋め尽くされている
いよいよ最大の難所、横ムキ(923m)の岩峰が現れる
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いよいよ最大の難所、横ムキ(923m)の岩峰が現れる
直登はリスクが高いので右の雪渓から巻いて途中で稜線に上がる。
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直登はリスクが高いので右の雪渓から巻いて途中で稜線に上がる。
大滝沢の源頭部にあたる最低鞍部(850m)
大滝沢の源頭部にあたる最低鞍部(850m)
最低鞍部より俯瞰する一直線に延びる大滝沢の深い渓谷
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最低鞍部より俯瞰する一直線に延びる大滝沢の深い渓谷
大量のデブリで埋もれる沢
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大量のデブリで埋もれる沢
源頭部は急峻な薮斜面
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源頭部は急峻な薮斜面
さらに枯松山方面へ歩を進めるが、薮の状況と時間を考慮して大境山方面へ引き返すことにする
さらに枯松山方面へ歩を進めるが、薮の状況と時間を考慮して大境山方面へ引き返すことにする
大境山と横ムキ(右)(元サイズ)
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大境山と横ムキ(右)(元サイズ)
横ムキの露岩を巻くが状況は悪い
横ムキの露岩を巻くが状況は悪い
大境山が近づくと稜線が広がり残雪が豊富になる(元サイズ)
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大境山が近づくと稜線が広がり残雪が豊富になる(元サイズ)
大境山直下の急登、凍結時は怖そう
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大境山直下の急登、凍結時は怖そう
大境山に到着、三角点周辺のみ地面が露出
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大境山に到着、三角点周辺のみ地面が露出
飯豊連峰、枯松山方面パノラマ(元サイズ)
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飯豊連峰、枯松山方面パノラマ(元サイズ)
西方向パノラマ(元サイズ)
西方向パノラマ(元サイズ)
北方向パノラマ(元サイズ)
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北方向パノラマ(元サイズ)
朝日連峰方面
なだらかな雪原の山頂部を振り返る
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なだらかな雪原の山頂部を振り返る
手前の三つのコブのある尾根を登って来た
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手前の三つのコブのある尾根を登って来た
横ムキの露岩帯を拡大
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横ムキの露岩帯を拡大
大境山で歓談後、先に下山されていった亀山さんパーティー。今日は梅花皮荘から県境稜線を北上し枯松山経由で薮こぎ縦走されてきたそうだ。また最近、頼母木小屋の管理にも入られていたそうだ。とにかく頭が下がります。
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大境山で歓談後、先に下山されていった亀山さんパーティー。今日は梅花皮荘から県境稜線を北上し枯松山経由で薮こぎ縦走されてきたそうだ。また最近、頼母木小屋の管理にも入られていたそうだ。とにかく頭が下がります。
山頂台地を下ると一気に急斜面(早い時間帯はアイゼン・ピッケル)
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山頂台地を下ると一気に急斜面(早い時間帯はアイゼン・ピッケル)
大セド峰へ向かった下る
大セド峰へ向かった下る
沼川源頭部を越えて大境山を振り返る
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沼川源頭部を越えて大境山を振り返る
ブナの多い860m台地
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ブナの多い860m台地
台地を越えると急斜面が連続、雪が緩んでいて助かる
台地を越えると急斜面が連続、雪が緩んでいて助かる
凍結時は怖く、残雪期は迷い易い。
凍結時は怖く、残雪期は迷い易い。
徐々に広葉樹が増えてくると勾配は緩やかになってくる。亀山さんから数分遅れで下山を開始したが登山口まで追い付くことはなかった。
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徐々に広葉樹が増えてくると勾配は緩やかになってくる。亀山さんから数分遅れで下山を開始したが登山口まで追い付くことはなかった。
登山口付近の畑にて
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登山口付近の畑にて
夕日に染まる飯豊山
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夕日に染まる飯豊山
(おまけ)枯松山北峰(1070m)の東尾根上部より望む大境山(矢印が今回の登路)(元サイズ)
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(おまけ)枯松山北峰(1070m)の東尾根上部より望む大境山(矢印が今回の登路)(元サイズ)
(おまけ)同じく横ムキの露岩帯(左)と大滝沢源頭部(右)
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(おまけ)同じく横ムキの露岩帯(左)と大滝沢源頭部(右)

感想

過去の枯松山山行で気になっていた大滝沢。枯松山と大境山に挟まれ一直線に延びるV字渓谷は深く険しく人を寄せ付けない。その大滝沢の知られざる表情を垣間見るためバリエーションルートで県境尾根に上がり枯松山方面への縦走にチャレンジしてみた。しかし薮の状況と体調と時間を考慮して大滝沢源頭部のコルで撤退とした。結果的に大境山へ登り返し登山口へ降りることとなった。

まずは自転車で梅花皮荘をスタートし玉川中里へ。大滝沢右岸の段丘を進みゴルジュ入口の岩崖で大滝沢の状況を確認。そこから急な大滝沢左岸尾根を登り950m地点で県境稜線に合流。県境尾根を南下し850mのコルで大滝沢の源頭部を見下ろす。再び県境稜線を戻り大境山へ登り返し下山へ。

今回は枯松山方面への縦走は出来なかったが、知られざる大滝沢を望むことができて良かった。さらに大境山の登りで、薮山の大御所でもあり、地元山岳団体の重鎮でもある亀山さんに遭遇したことはとても貴重な経験で思い出に残る山行となった。

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コメント

ゲスト
私などが立ち入れぬ様な世界を垣間見せて頂きました。
類は友を呼ぶ?(笑)亀山さんにお会いできて良かったですね。
亀山さんとは、飯豊の保全で何度かご一緒させて頂きましたが、深く山を生き、生かされてきた方、大兄にとっても、或いは、知己と呼べるような方ですね。
「貴重な思い出」、ご同慶の至りです。
2022/4/14 17:39
kamoshiqua 様、コメントありがとうございます。
亀山さんらは当方の倍以上の距離を薮こぎ縦走されてきても、まだ疲労を感じさせず大境山をあっと言う間に下山されていきました。体力、人望、山岳貢献、どれも本当に素晴らしいお方です。
今回登った大境山へ南東から突き上げる尾根は眺望もよく周回もでき、残雪期は面白いルートだと思います。
2022/4/14 18:15
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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