【久々スキー縦走】 昼闇山〜焼山北面
- GPS
- 15:30
- 距離
- 24.6km
- 登り
- 2,487m
- 下り
- 2,404m
コースタイム
天候 | 16日:曇り時々雨→晴れ 17日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
一週間前にいろいろあって流れた昼闇山〜焼山の計画を再度実行。
土曜日の天気がいまいちだがどうなることやら。
17日 雨のスタートのちの晴れ
予報通り午前中は悪いので未明にゆっくり出発して笹倉温泉を目指す。
途中なかなか雨が止まず不安になる中、仮眠もとりつつ焼山温泉へ。
適当に準備も済ますが、まだ雨も降り続いている。う〜ん。
それでも雨も止みそうになってきたので、雨具を着込んで出発。
ほどなく途切れ途切れだった雪も繋がって、スキーを履いて歩いていく。
アケビ平に着くころには、青空も見え始めて空も気持ちも晴れ晴れ。
地形図の「谷」のあたりからトラバースを始め、谷の中に入っていく。
この谷の中を進む感じはなんともダイナミックなアプローチだ。
1000m先位の左岸斜面がゆるいので、そこから昼闇台地に続く尾根に取り付く。
上に進むにつれて急になっていくが、シールワークを駆使して登る。
最後の30mくらいがかなり急だったのでツボ足にしてひと踏ん張り。
昼闇台地に上がると、雲海と沈みかけの太陽、北アルプスという最高の展望が迎えてくれる。
時間にして17時過ぎ。今晩は高気圧圏内なので今日はここまで。最高のテントサイト。
そそくさとテントを立てて転がり込む。4月だというのになかなか冷える。
少し時間がたつといよいよ日没。雨のおかげか空気の澄んでいいて能登半島の向こうに沈んでいくのが最後まで見える。昼闇山の傍らにはまんまるの満月が登ってくる。
昼闇や月は東に日は西にといったところか。
最後の一滴が沈むところまで見たら、あとは晩御飯。キノコ鍋をかき込んで就寝。
明日はなかなか長丁場。どうなることやら。
18日 最高の1日
2時半起き、ソーキそばを啜って4時半に出発。
日の出まで1時間だが、満月が燦燦と輝きヘッドライトがなくても問題ないくらいだ。
雪面は固いのアイゼンシートラで出発。
急斜や細い尾根交じりで、アイゼンでスタートしたのは正解だった。
雪が微妙なところは尾根上ブッシュを漕ぎながらとなかなか面倒くさい。
1時間ほどで昼闇山山頂へ。すでに日は登ってしまっているが、目の前に聳える焼山、その奥には火打、そこへ続く白い稜線。得も言えない色と陰影となって迎えてくれる。
遥かかなたには佐渡島や越後三山、おそらくは飯豊までもが見えている。
しばし、景色を堪能して誰も歩いていない純白の稜線に歩を進める。
昨日の新雪が積もっていて本当に真っ白い稜線で本当に気持ちがいい。
焼山の横にちょこっと備わっている坊々抱岩を目指して歩いていく。
2時間ほどで坊々抱岩に辿り着き、ここからいよいよ焼山の登りとなる。
外輪まで概ね500m上げなくてはいけないのでなかなか大変だ。
息を切らしながら一歩一歩外輪目掛けて登っていく。
2200mくらいで右手の方にそれて登りやすいところ繋いで行き外輪に乗る。
青空の下、迫力のある噴火口を横目に一休み。北面台地を見下ろすのもなんとみ気持ちいい。
ピークには昨年いったことがあるので、今回はカットして北面台地を目指して下ろしていく。
大分急なのと、新雪がべたべたなのでアイゼンのままおろしていく。
一瞬尾根を間違えたので、適当なところで沢型を渡ってブッシュを少し漕いで尾根に復帰。
そのあたりからスキーを履いて滑走開始。
ちょうどいいザラメと広いオープンバーンで最高の春スキー。
ポツポツ登ってきている人たちを横目に最高の滑走を楽しむ。
あっという間に北面台地に降りてきて振り返ると、焼山と火打がどーんっと構えていて最高の景色。横目には昼闇山も見えている。
時々振り返りながら思い思いに滑って北面台地を後にする。
そこからも概ね快適スキーで林道へ入っていく。
林道は融雪が進み時折、急斜面などで面倒なところもあるが、概ね快適スキーで笹倉温泉まで。
道のわきからはフキノトウやコゴミが目を出し、温泉にはサクラ。白銀の世界から一気に春へ戻ってきた。
焼山温泉の車を回収して、温泉で汗を流し、富山のすし玉でお寿司を堪能。
皐月賞の馬連も当たって上々の一日の余韻に浸りながら北陸道で帰路についた。
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