東日原BS→天目山→酉谷避難小屋→酉谷山→雲取山→鴨沢BS
- GPS
- 17:15
- 距離
- 41.7km
- 登り
- 3,668m
- 下り
- 3,762m
コースタイム
06:59 東日原バス停
09:15 一杯水避難小屋(16分休憩)
10:09 天目山
11:56 七跳山
13:23 酉谷山避難小屋
[2日目]
05:28 酉谷山避難小屋
05:47 酉谷山
06:08 行福ノタオ
07:31 水松山
08:32 長沢山
10:20 芋ノ木ドッケ
10:58 大ダワ
11:31 雲取山荘
12:21 雲取山
13:39 ブナ坂
14:56 水場
16:11 鴨沢バス停
天候 | 1日目:晴 2日目:晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
装備
個人装備 |
水
食事 5食分
行動食・おやつ
タオル
レインウェア 1式 ハードシェル・オーバーパンツ
上着 防寒着
着替え 1式 シャツ・靴下
ザックカバー
カメラ・カメラケース
ティッシュ
ヘッドライト
財布
Suica
携帯電話
手袋 2式
ストック
アイゼン
バラクラバ
サングラス
シュラフ
シュラフカバー
マット
メガネ
歯ブラシ
マット
シート
ピッケル
スパッツ
スノーシュー
|
---|---|
共同装備 |
GPSロガー
単3電池
地図
温度計
コンパス
ナイフ
テント・ポール
トイレットペーパー
シャベル
コンロ・燃料
|
感想
前回の西穂独標山行で見た景色によって冬のアルプスに強い憧れが湧き上がった。来るべき冬山テン泊に向け、雪山仕様の装備での縦走にチャレンジすることにした。ピッケル、スノーシュー、テン泊装備諸々で自分史上最重の22kg。期待と不安を胸にかつてない山行が幕を開けた。
[1日目]
06:59〜09:15 東日原バス停→一杯水避難小屋
この日はバスから6名ほど乗車し、1名が倉沢で下車。その他は全員東日原で下車した。天目山方面へ行くのは自分を含め2名。もう一人の方は天目山から川苔山経由で鳩の巣駅に下りるという健脚コース。思わず年を伺ったところ御年70だという。しかもザイルなどを含め13kgもの装備。なんでも南アルプスの縦走のためにトレーニングを積んでいるんだとか。先日は笠ヶ岳へのチャレンジのために1日で鷹ノ巣山を2往復したとか、恐るべき体力・精神力。(ピストンでも嫌なのに2回も同じコースを歩くのは精神的にツライ)この日はこの方のペースにあわせて登ったお陰でなかなかいい感じで歩くことができた。
12月に来たときには雪が多く、特に滝入ノ峰の巻道が危険な感じだったので警戒していたのだが、それもなかったためか、蓋を開けてみれば前回よりも20分ほどコースタイムが早かった。なかなか快調な滑り出し。小屋で軽く腹ごしらえをし、天目山へ向かう。
09:31〜13:23 一杯水避難小屋→酉谷山避難小屋
小屋裏から天目山への直登ルートはパッと見トレースが見当たらず時間がかかりそうだったので、巻き道から引き返して登ることにする。が、これまでとは違い、細い巻道にはしっかりと雪がついており、非常に歩きづらい。斜面には踏み跡があったので、慎重にその上をトレースする。天目山の分岐から少し登ってザックをデポし、山頂に向かうと、すでに先行者が。この時間だと酉谷山避難小屋泊の方だろうか。写真撮影をしてすぐに引き返し、往復20分程度。巻道を通るときには歩きにくさのため若干後悔したものの、結果的にこちらの方が早かっただろう。
天目山から先も似たような道は多く、コースタイム以上に時間がかかった。特に七跳山の巻道はトレースがなく危なそうだったので、七跳山を越えて先に進んだ。酉谷山避難小屋に近づくにつれ、雪が緩んできたのか若干踏み抜きがあったものの、スノーシューを出すまでもなかった。
最後、避難小屋は見えているのに降りる場所がわからず、標識下の急斜面(一応トレースはあった)を下ったが、途中で足元が崩壊し、滑り落ちそうになった。(落ちても危険な場所ではなかったが)避難小屋に荷物をデポして酉谷山ピストンでもしようと思っていたが、天気がよくて気持ちが良かったので、靴下や靴を乾かしたりしてまったりしてしまった。結局この日は自分を含めて2名が宿泊。
[2日目]
05:28〜10:20 酉谷山避難小屋→芋ノ木ドッケ
前日夜は若干雲が出ていたが、朝になるとすっかり晴れていた。体の疲れも思ったほどなかったので、予定通り雪の具合を見て雲取山までまわる気持ちが強くなる。(余力がなければ天祖山経由で下山予定)昨日グズグズだった小屋付近の雪も締まっており、アイゼンが良く利いた。昨日に引き続き同じ長沢背稜だが、この日は巻き道ではなく稜線伝いに進む。アップダウンは厳しいが、滑落の危険は若干少ない分マシか。苦労しながらもようやく分岐のある水松山まで来て歩数計をなくしているのに気づく。小屋で歩数を確認した以外に出し入れしていないので、おそらくは小屋に落としたか忘れたかしたのは間違いないが、戻れば往復4時間、下山が困難になる。さらに戻っても見つかる保証もないので、泣く泣く先に進むことにする。(ここまでのコースタイム、雪の状態なら雲取山までいけそうなので先に進むことを決定)水松山から天祖山方向はトレースがあったものの長沢山方面のトレースは見当たらず。尾根伝いに進むことにする。すこし進むと雲取山方面は下るという標識。危うく見落として無駄に登る所だったと、少し下ってみたものの先が見えない。下手に下って登り返すのは避けたいので、小高い丘を越えると目指す長沢山の稜線が見えた。ここでようやく安心して稜線に向けて下る。
まだ早い時間のためか雪は割と締まっており、スノーシューは使用せずにすんだ。
10:20〜12:21 芋ノ木ドッケ→雲取山
芋ノ木ドッケまで進んだところで、大ダワに降りる道がわからない。冬枯れした木々の合間から雲取山とその稜線を見て大体の見当をつけて下る。途中からは三峰方面からの登山者たちのつけたと思しきトレースが多く出現したので、これにしたがって歩く。かなり曲がりくねった道だったのでトレースがなかったらルートファインディングに苦労しただろう。
大ダワからの分岐は男坂を選択。雪がついている巻道は歩きにくいということがいやというほどわかったし、どうせ雪の斜面をゆっくり歩くことになるなら距離が短い方がよいという判断。トレースもしっかりついていて、あわてずに進んだので思ったより楽に登れた。坂を上ると雲取ヒュッテ跡が見え、さらに少し進むと雲取山荘に到着。ここで小休止をとって先に進む。雲取山山頂まではなかなかの急坂だったが、登りは最後だと自分に言い聞かせて登る。
雲取山山頂は風もほとんどなくポカポカとした気持ちの良い天気だった。ゆっくりしたいのも山々だったが、時間的にも体力的にもそれ程余裕がないので、写真撮影もそこそこに早々に下山開始。
12:21〜16:11 雲取山→鴨沢バス停
日も昇ってかなり雪が緩んでいた。登山者も多いためかグズグズの雪質で、雪が薄くなると泥濘もひどい。
七ッ石山の巻道を過ぎればアイゼン不要かと思い、はずしたのだが、それ以降もチョコチョコと雪がついている場所があり難儀した。雪自体はかなり麓まで残っていたのでアイゼンをはずすタイミングが難しい。
総括
雪山テン泊装備での歩行については自信がついた。が、今回は少し無理をしすぎた。今の力では1日の行程を7時間程度に抑えておいた方が良さそうだ。次は安全な所でテントを張って具合を確かめてみたい。
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