立山(雄山)
- GPS
- 05:12
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 585m
- 下り
- 569m
コースタイム
- 山行
- 4:13
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 5:08
鬼岳に関し、無雪期の記録はyama194さんから紹介されていましたが、残雪期の方が展望はいいだろうと思われました。
龍王岳の南側が急斜面ですので、一ノ越から御山谷を下り、御山谷から龍王岳&鬼岳の鞍部へ上がり、鞍部から標高差100mほどを上がって鬼岳に立つ予定でした。
当日、自宅を出てから『果たして無事に行って来られるだろうか?』との不安があり、無理そうなら立山(雄山)に変更するつもりでした。
一ノ越へ上がって御山谷を見下ろした時、鬼岳は龍王岳に隠れて見えず、容易ではなさそうな予感がして諦め、立山に変更しました。
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
(時刻表)https://www.alpen-route.com/timetable/ (駐車場)https://www.alpen-route.com/access_new/access/parking.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
室堂〜一ノ越 全区間残雪有り、地面の見えている所はありませんでした。 ハイマツが見え始めている付近は所々踏み抜きの跡がありました。 一ノ越〜雄山 登山道の雪は、下りでごく一部(距離で2〜3m)で、アイゼンは使いませんでした。 上りルートには雪は全くありませんでした。 雄山三角点(2991.8m)の北側の授与所前は残雪が多いですが、斜面ではないのでアイゼンは不要でした。何ヶ所かに股間まで踏み抜いた跡や、石垣の境目かどうか、地面が見えない大きな穴が開いている所がありました。 |
写真
感想
残雪期の立山は室堂南部の国見岳〜天狗山などに行って以来、3年ぶりでした。
その年から扇沢⇔黒部ダム間は電気バスとなり、大観峰⇔室堂間のトロリーバスは現在は国内唯一だそうです。
車の場合、一回の乗り換えだけで済む富山県側と比較し、長野県側は三回の乗り継ぎがあり、それに伴って発車までの待ち時間が生じます。
当日は大型連休直前の平日で、乗り換え客がそれほど多くはありませんでしたが、黒部平や大観峰の展望台に出て山を眺める心のゆとりはありませんでした。
どちらも一度は外の展望地で眺めたことがあり、素晴らしい風景は感動的でした。
扇沢始発で室堂には9時少し前に着きましたが、立山駅から30分近く先に着いた登山者かどうか、雪原には一ノ越へ向かう何人かの登山者が見えました。
トレースは明瞭ですが、どこでも自由に歩ける半面、一ノ越直下のハイマツが出始めている付近ではあちこちに膝まで踏み抜いた跡がありました。
一ノ越で小休止後、雄山方向は雪がすっかり解けていましたので、アイゼンはザックに外付けし、ずっと登山道のペンキマークを追って上がりました。
途中で単独行の若い女性が下って来られましたので、雄山までアイゼン無しで上がれるかどうか聞いたら、上がれますけど一ヶ所危ない所があるとのことでした。
雄山では三角点付近の岩場にザックを置き、手ぶらで雄山神社へ。
大汝山に隠される白馬岳と雪倉岳や、甲信地方が曇天の為か富士山は見えませんでしたが、妙高方面の一部や、雲が掛かる白山が見えました。
雄山から龍王岳の背後に鬼岳が見えましたが、龍王との鞍部からの尾根は雪が消え、行ったとしても登頂は厳しかったように思いました。
地形図の等高線から斜度がきつそうなのでピッケルを持って行きましたが、ザックの重しに終わりました。
三角点で食事休憩後に下りに取り掛かりましたが、雪の消えた一般登山道は落石を起こしやすいようなガレ場の急斜面の登山道でした。
一ノ越まで下り、浄土山経由で下ろうと思いましたが、山荘の裏を少し進んだ所で矢張り浄土山も諦めました。
日記に書いたことのある『ハインリッヒの法則』が頭から離れることはなく、滑らず転ばず歩くのが精一杯でした。
大型連休直前の快晴下、素晴らしい眺望の山旅でした。
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