憧れの蔵王で見た美しき自然と醜い人間。
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- GPS
- 06:00
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 598m
- 下り
- 595m
コースタイム
天候 | 晴れ→曇り→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
往復2500円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■雪の状態 全域ツボ足でもいけると思いますが、せっかくなのでスノシューで自由に行きました。ノートレースで楽しかった〜! 歩き足りない人は地蔵から中間駅までモンスターを見ながら降りると楽しめてよいでしょう。 ■熊野岳避難小屋 ドアが締まらなかったのですが無事開け閉めできるようになりました。 荷物のデポはしない方が良いです(詳しくは感想にて) ■刈田岳避難小屋 最近人が利用した形跡なし。 スコップをデポしていたのでスルーしましたが、スコップ持っていけばよかったな‥ ■温泉 湯の花茶屋新左衛門の湯 硫黄系かけながし。700円と高いが施設はきれいです。 |
写真
感想
那須岳に続き、翌日は安達太良山を登ろうと思ったのですが、予想外の朝は悪天予想。
もっと高気圧が上がってくると思ったのに、南へ下がってしまった。
ガスの中登っても楽しくないし、晴れそうな月曜日は蔵王に居たかったので、朝から宮城観光。
といっても、松島トレッキングと牛タン食べただけですが。その後、蔵王へ。しかし、蔵王はホワイトアウト。
この日は温泉に入って山形へ降りて寝ただけ。翌日は朝一からロープウェイへ。
月曜は予想通りの快晴。できれば避難小屋泊したかったのですが、晴れただけでも良しとしなければ。
地蔵を越え、一気に熊野岳へ。しかし、途中からガスにしばしば襲われる。
山頂の鳥居?の塊についたが、なかなか晴れない。うろうろしながら晴れるのを待つ。
すると後から人がきた。その方のGPSと自分のiphoneで山頂碑っぽいものを探して二人で彷徨うが、ない。
塊の前でお互い撮影し、自分は避難小屋へ向かうことに。
二人連れの方が来て、山頂は撮影したとこだったと確認し、安心して小屋へ。
他の方のレコで扉がしまらないことを見ていたので、自分が掘り起こして開閉できるようにしてやろうと思っていた。
さっそくザックからスコップを取り出し、雪かき開始。扉が開かないので、まずは裏側の雪をかき出す。
途中から先ほどの二名のうち一名が加わり、凍った部分も削りだし、大量の雪も外へだす。
やっと小屋に入れるようになり、満足。小屋へ入る。
二人連れの方はご飯を食べだしたが、自分は刈田岳へ行きたかったので、少しパンを食べて出発。
ここで普段しないことをした。ピストンで使わなそうな荷物をデポしたのだ。
スコップやアイゼンその他諸々。なんでこんなことしたんだろう??
浅はかであったと思うが、あんなことになるとは思いもしなかった。
小屋を出て意気揚々を出発したのですが、誤って違う方向へ下っていた。
途中で気づき、軌道修正。この時点もやはりおかしかった。
登頂と小屋の雪かきが成功して調子にのっていたのかもしれない。
避難小屋の方をみるとびっくりするくらい人が増えていた。10人くらい?
刈田岳へ向かうと、ライザワールド側から来た人も多く熊野岳へむかっていた。
自分も刈田岳へつき、雪の付いた鳥居と雪の付いた小屋の上に登ることもでき、満足だった。
写真も撮ってもらい、避難小屋で食事をしようと戻った。
こちらの刈田岳の避難小屋も偵察してみようと思っていたのに、スコップを置いてきたことを後悔。
避難小屋へ登っていき、やっと自分も自ら発掘した小屋で落ち着ける、と思いながら小屋へ。
‥デポした荷物は消えていた。どこにもなかった。盗まれたのだ。
今まで山でこんなことをする人がいるとは考えたこともない。
ショックだった。スコップとアイゼン。他にも色々あったが、デポして残ったのはスノシューバックだけ。
とにかくおなかが空いたしザックに背負っていたテルモスのお湯でカップラーメンを食べた。
おなかは落ち着いたが、心はちっとも落ち着かない。
何のために苦労してこの避難小屋の雪を掻き出したんだろう‥
報われるべきは自分だろう?なぜ自分がこんな目に遭うのか??
おそらく今までに会った人の中に犯人がいるのだろう。
それを探そうと疑う自分も嫌だし、とにかく最低な気分だ。さっさと下山することにした。
が‥小屋を出て、雪原をあるくとなんだかどうでもよくなった。きれいな景色を楽しもう、と。
そこからは人のいない場所にトレースをつけたり、とにかく歩き回った。
もっと行動的になってもよかったのだが、ストーブも盗まれたので、仕方ない。
とくに少しやせ細ったがモンスター見物は楽しかった。
スノシューを買ってよかったとつくづく思った。
雲も減り、遠望は利かないが、快晴だ。ロープウェイも使わず下山しようかと思ったが、
晴れた蔵王でゆっくりと上から眺めたことがないことに気づき、帰りもゴンドラで下山した。
さっさと温泉に入って、名古屋へ帰らねば。嫌なことは忘れて温泉を堪能した。
名古屋についたのは1時半だった‥
ということで今回の東北遠征は二つしか登れず残念だった。
やっと晴れた蔵王を堪能できましたが、とにかくデポした荷物を盗まれたのは残念。
そういう人間が山にいることも残念。しかし自分が甘かったことも事実。
ないと山にいけない装備もあり、増税前に新調できるのだと前向きにとらえたい(それしかない)。
henatyokoさん はじめまして
と言うより
熊野岳の避難小屋で一緒に食事をしたgentamaと言います
慰めの言葉を言っても道具が戻るわけもないので・・・
ただただ家内と同じ山を歩く人間として許されるべき行為でない
ひどい盗人が居るものだと!とても落胆しました
下山は、気持ちを切り替え楽しい雪原歩きが出来た様で和みました
記録を読んで避難小屋に入れたのもhenatyokoのおかげ/感謝です
こんばんは。コメントありがとうございます。
あのときは本当にショックで‥実は小屋に入る前に嫌な予感がしたんです。
落ち着きがなく、失礼なことをしてたかもしれません、すいません。
登山をする人ならばアイゼンやストーブは命に係わる装備だとわかるはずで、
考えてほしかったです。現実的には使わない装備ではありましたが。
下山時はせっかく美しい景色が見られる場所に来たのでとにかく楽しもうと思いました。
それほど危険個所はありませんが、メンタル面から事故になりかねませんし。
小屋で快適に過ごせてよかったです。その言葉で報われます。
みなさんが小屋を気持ちよく使えるためにも、こんなことは起きてほしくないですが、
僕は当分、避難小屋に荷物をデポできそうにありません‥(-_-;
gentamaさんもどうぞ、お気をつけて。
henatyokoさん、はじめまして、こんにちは
ドアが開閉できるようにしてくれて、有難うございました
私も17日(月)に蔵王に行った時、熊野岳避難小屋にスコップがあったので、
人の為になるかぁ〜と思い、少しかき出してみました
作業している途中、中に凍った人が居たらどーしようなど、
考えながら( ̄▽ ̄;)アハハ…
結局凍りついた塊が砕けず、10分程度で断念しましたが
刈田岳避難小屋の方も、酷い状態でしたよね。
しかし、何なんでしょうかね ٩(๑`^´๑)۶
そんなことする人が山に来るなんて!とっても悲しいです
良い行いも悪い行いも、いつか自分に返ってくると私は思います。
そんな目に遭っても、henatyokoさんの前向きな考え方が素敵です。
嫌な思い出が出来てしまったでしょうが、
また東北のお山に来て下さい
はじめまして、こんばんは。コメントありがとうございます。
実は悪天で下界にいる際にmiki122さんのレコを見て、扉開閉できないんだーと思い、
今回スコップを持っていこうと思ったのです。
レコは大変参考になりました、ありがとうございます。
ちなみに小屋は僕も掘りながら、凍りついた人がいないかと思ってました(笑)
僕は山をやる人に悪い人はいないと思っていましたが、今回の件は堪えました。
でもよく考えれば、現実にはマナーの悪い人もいるし、じゃあ自分は??
と悶々としてしまい、せめて自分はマナーもよくしようと改めて思いました。
東北は山も温泉も良いので、「また」良い思い出を作りに行きます!
東海地方からは遠いので大変ですけどね‥(^^;
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