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Yamareco

記録ID: 4218663
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
霊仙・伊吹・藤原

10)伊吹山 〜 半身不随だった者の挑戦

2022年04月30日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:26
距離
7.2km
登り
1,202m
下り
201m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:38
休憩
1:44
合計
5:22
距離 7.2km 登り 1,209m 下り 209m
7:48
7:49
19
8:08
8:17
4
8:45
8:47
24
9:11
18
9:29
9:31
12
9:43
9:51
9
10:00
10:08
5
10:13
10:14
9
10:37
10:49
19
11:08
11:30
7
12:04
12:22
11
■概要
 病で半身不随を経験しました。リハビリでなんとか歩けるようになり、その中で運動として知ったトレッキングです。病院の窓から見えていた伊吹山、その山頂を目指して登山口から登ります。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
■駐車場
 登山口前までにある駐車場はボッタクリ。
登山道のゲート奥、旧ロープウェイ乗り場の近くの駐車場が安いです。
登山道入口を過ぎた300円の所にとめました。7時前でしたがほぼ一杯!
コース状況/
危険箇所等
●●● コース概略 ●●●
 山麓→1合目→2合目→3合目・・で山頂まで。

 ※戻りは車利用で送迎。

●●● コース状況 ●●●
■山麓→1合目→2合目→3合目・・山頂
 石灰石が邪魔ですが、健康な人は問題なし。

■山麓→1合目→2合目→3合目・・で山頂
 1合目まで
  林の中を進みます。
  それ以降は遮るものはありません。
  熱中症には要注意。

 2合目・3合目
  ここから日差しを遮るものはありません。
  3合目まではタクシーが呼べる(!)とのこと。 

 4合目
  3合目からすぐそこに見えています。  

 5合目
  自販機がありますが稼働しているかどうかは、売店次第。

 6合目
  避難小屋

 8合目付近
  岩の斜面が少しある。
  登れても降りられるかどうかを考えてください。

 それ以降、頂上への周遊コースに入れば、頂上はすぐ! 

■トイレ
 1合目と3合目にあります。
その他周辺情報 頂上は山小屋も何件かあり、時間があればゆっくり過ごせます。
7時に駐車場でヤマレコを起動して、1時間40分位、3合目手前です。
2022年04月30日 08:37撮影 by  SC-03J, samsung
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4/30 8:37
7時に駐車場でヤマレコを起動して、1時間40分位、3合目手前です。
3合目、着きました。
ここで2時間半なので、足の遅いのが判ります。
この時点ではまだプランAのままです。
2022年04月30日 09:28撮影 by  SC-03J, samsung
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4/30 9:28
3合目、着きました。
ここで2時間半なので、足の遅いのが判ります。
この時点ではまだプランAのままです。
五合目到着しました。ここで3時間です。
中央奥に小さく避難小屋が見えます。
2022年04月30日 10:00撮影 by  SC-03J, samsung
3
4/30 10:00
五合目到着しました。ここで3時間です。
中央奥に小さく避難小屋が見えます。
ちなみに夏だけ売店が営業してます。
自販機が動いていたかどうかは、見落としました。
今回は飲料水として2.6リットルを持っています。
往復7時間検討なので、山頂で少々補充する予定でした。
2022年04月30日 10:04撮影 by  SC-03J, samsung
2
4/30 10:04
ちなみに夏だけ売店が営業してます。
自販機が動いていたかどうかは、見落としました。
今回は飲料水として2.6リットルを持っています。
往復7時間検討なので、山頂で少々補充する予定でした。
ベンチがあり、ここでのお弁当も楽しそうです。
2022年04月30日 10:04撮影 by  SC-03J, samsung
4/30 10:04
ベンチがあり、ここでのお弁当も楽しそうです。
避難小屋に着きました。
石造りの蔵という感じです。
2022年04月30日 10:23撮影 by  SC-03J, samsung
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4/30 10:23
避難小屋に着きました。
石造りの蔵という感じです。
避難小屋の入口から見ると、ずいぶん登ってきたなと思います。
2022年04月30日 10:23撮影 by  SC-03J, samsung
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4/30 10:23
避難小屋の入口から見ると、ずいぶん登ってきたなと思います。
 7合目、1080m。
ここが今回の判断ポイントでした。
登りはじめて3時間50分ほどです。予定よりも押しています。
この状態で山頂に行ったとすると、山頂は12時過ぎ。下山は3時間とのことですが、疲労も重なるので6時間程度になるでしょう。3合目まで戻れたら、危険回避で林道、ペツルの出番です。

 自力で下山できるかどうか一瞬考えて、計画をプランBへ変更します。プランBはGWに運行される近江バスの登山バスで下山する計画です。
2022年04月30日 10:48撮影 by  SC-03J, samsung
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4/30 10:48
 7合目、1080m。
ここが今回の判断ポイントでした。
登りはじめて3時間50分ほどです。予定よりも押しています。
この状態で山頂に行ったとすると、山頂は12時過ぎ。下山は3時間とのことですが、疲労も重なるので6時間程度になるでしょう。3合目まで戻れたら、危険回避で林道、ペツルの出番です。

 自力で下山できるかどうか一瞬考えて、計画をプランBへ変更します。プランBはGWに運行される近江バスの登山バスで下山する計画です。
それにしても良い眺め。3合目があんなに下に。
これが山の魔力でしょうね。
ちょうどここで4時間でした。
2022年04月30日 11:02撮影 by  SC-03J, samsung
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4/30 11:02
それにしても良い眺め。3合目があんなに下に。
これが山の魔力でしょうね。
ちょうどここで4時間でした。
8合目、標高1220m。
プランBに切り替えたとしても、それはほぼ、山頂へ行けなければ下山ルートにたどり着けないってことです。
明るい登山道ですが、私にはかなり厳しいことでした。
2022年04月30日 11:13撮影 by  SC-03J, samsung
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4/30 11:13
8合目、標高1220m。
プランBに切り替えたとしても、それはほぼ、山頂へ行けなければ下山ルートにたどり着けないってことです。
明るい登山道ですが、私にはかなり厳しいことでした。
この斜面へでは岩を掴んで登ってました。
登山/下山で渋滞してましたし、下手すれば落石を起こしてしまいそうでした。
私が遭難するなら、まずここでしょうね。
2022年04月30日 11:15撮影 by  SC-03J, samsung
4/30 11:15
この斜面へでは岩を掴んで登ってました。
登山/下山で渋滞してましたし、下手すれば落石を起こしてしまいそうでした。
私が遭難するなら、まずここでしょうね。
この右側はそれぞれに苦戦。
危険を避けて登山道端で撮ってます。
2022年04月30日 11:26撮影 by  SC-03J, samsung
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4/30 11:26
この右側はそれぞれに苦戦。
危険を避けて登山道端で撮ってます。
画面中央、修験者のお堂だそうです。
見えるかな?
2022年04月30日 11:27撮影 by  SC-03J, samsung
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4/30 11:27
画面中央、修験者のお堂だそうです。
見えるかな?
私にとっては生還の道となる所へ出られました!
2022年04月30日 11:49撮影 by  SC-03J, samsung
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4/30 11:49
私にとっては生還の道となる所へ出られました!
石灰石の山、森林限界を越えている所はどこもこんな山肌です。
2022年04月30日 11:50撮影 by  SC-03J, samsung
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4/30 11:50
石灰石の山、森林限界を越えている所はどこもこんな山肌です。
登山道ですが、ゴロゴロ。
ここはドライブウェイ駐車場からも来られるコースです。
ハイヒールなんか絶対だめですよ。
2022年04月30日 11:50撮影 by  SC-03J, samsung
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4/30 11:50
登山道ですが、ゴロゴロ。
ここはドライブウェイ駐車場からも来られるコースです。
ハイヒールなんか絶対だめですよ。
なんと未だに雪が残ってる!
2022年04月30日 11:52撮影 by  SC-03J, samsung
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4/30 11:52
なんと未だに雪が残ってる!
踏み跡がついているので、それに従っていきます。
もう山頂はすぐそこ。
2022年04月30日 11:53撮影 by  SC-03J, samsung
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4/30 11:53
踏み跡がついているので、それに従っていきます。
もう山頂はすぐそこ。
ついに来た!
一時、半身不随となり歩けなかった。
もうずっと車椅子だと思っていた。
病院でいつも見ていた伊吹山。
リハビリで徐々に歩けるようになってから、自分の足でいつかあそこへ行きたいと考えるようになった。
退院してからも歩行訓練は欠かさず、平地では12km、2時間半まで歩けるようになった。
1年間で93kg→70kg迄身体を絞り、冬から春にかけて徐々に山歩きや歩行で筋力と経験をつけていった。
脳幹出血であり全く以前と変わらないとは言えない。
でも『その刺激はどこかに効く』のだ。
2022年04月30日 12:01撮影 by  SC-03J, samsung
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4/30 12:01
ついに来た!
一時、半身不随となり歩けなかった。
もうずっと車椅子だと思っていた。
病院でいつも見ていた伊吹山。
リハビリで徐々に歩けるようになってから、自分の足でいつかあそこへ行きたいと考えるようになった。
退院してからも歩行訓練は欠かさず、平地では12km、2時間半まで歩けるようになった。
1年間で93kg→70kg迄身体を絞り、冬から春にかけて徐々に山歩きや歩行で筋力と経験をつけていった。
脳幹出血であり全く以前と変わらないとは言えない。
でも『その刺激はどこかに効く』のだ。
冠山とかが画面中央奥です。
2022年04月30日 12:05撮影 by  SC-03J, samsung
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4/30 12:05
冠山とかが画面中央奥です。
こうしてみると、ガチ勢は格好で判りますね。
2022年04月30日 12:05撮影 by  SC-03J, samsung
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4/30 12:05
こうしてみると、ガチ勢は格好で判りますね。
横から。
2022年04月30日 12:05撮影 by  SC-03J, samsung
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4/30 12:05
横から。
琵琶湖方向。
2022年04月30日 12:05撮影 by  SC-03J, samsung
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4/30 12:05
琵琶湖方向。
トイレは中央奥。
1合目と3合目にトイレがある理由は、スキー場だったから。
それを過ぎるとここまでありません。
効果的な吸水をしないとだめなのはお約束。

 夏場に5合目以降で熱中症になるのは、水分計算を甘く見るから。4月末ですが、ここまでの間で1.5リットル以上飲んでる。
個人差が大きいとは知っていたけど、ここまでとは思わなかった。
(糖尿病、高血圧もあるので、平生でも水分は多めに取る)
2022年04月30日 12:05撮影 by  SC-03J, samsung
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4/30 12:05
トイレは中央奥。
1合目と3合目にトイレがある理由は、スキー場だったから。
それを過ぎるとここまでありません。
効果的な吸水をしないとだめなのはお約束。

 夏場に5合目以降で熱中症になるのは、水分計算を甘く見るから。4月末ですが、ここまでの間で1.5リットル以上飲んでる。
個人差が大きいとは知っていたけど、ここまでとは思わなかった。
(糖尿病、高血圧もあるので、平生でも水分は多めに取る)
ぽかぽか陽気でお弁当、これもいいなぁ。
2022年04月30日 12:20撮影 by  SC-03J, samsung
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4/30 12:20
ぽかぽか陽気でお弁当、これもいいなぁ。
琵琶湖と対岸、竹生島。
2022年04月30日 12:23撮影 by  SC-03J, samsung
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4/30 12:23
琵琶湖と対岸、竹生島。
山頂はこの賑わい。
2022年04月30日 12:23撮影 by  SC-03J, samsung
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4/30 12:23
山頂はこの賑わい。
それではプランBに従って下山します。
(実はここでプランCに変更してます。)
2022年04月30日 12:32撮影 by  SC-03J, samsung
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4/30 12:32
それではプランBに従って下山します。
(実はここでプランCに変更してます。)
駐車場が見えてきました。
2022年04月30日 12:38撮影 by  SC-03J, samsung
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4/30 12:38
駐車場が見えてきました。
到着!
2022年04月30日 12:58撮影 by  SC-03J, samsung
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4/30 12:58
到着!
今頃、どのあたりかな〜。
2022年04月30日 12:58撮影 by  SC-03J, samsung
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4/30 12:58
今頃、どのあたりかな〜。
見えるかな〜。
2022年04月30日 13:19撮影 by  SC-03J, samsung
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4/30 13:19
見えるかな〜。
プランC、それは妻にドライブしてもらうこと!
ここで少々居眠りして、ウロウロしているうちに到着。
ありがとう! ほんと大好き!
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プランC、それは妻にドライブしてもらうこと!
ここで少々居眠りして、ウロウロしているうちに到着。
ありがとう! ほんと大好き!
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 ザック 行動食 非常食 飲料 ヘッドランプ 予備電池 保険証 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ

感想

 私は脳幹出血で脳死か植物かもと言われ、一命を取り戻したものの半身不随でした。そこからリハビリで立つ事が出来るようになり、3人の療法士さんとトレーニングを重ねた結果、なんとか歩けるようになりました。そのころ病院の窓からみていた伊吹山、いつか歩いて登ってやる、そう決めていました。

 発病から1年4ヶ月後(退院から1年1ヶ月後)、GWの晴れ間を狙って決行しました。自力下山が出来なくても登っているなど、強行している部分については色んな捉え方があると思います。食料も水もありシャリバテには陥らないこと、複数のポイントでエスケープルートを頭に入れているから出来ることであって、消して無計画に実行してはおりません。計画段階から練っておく、装備も十分ではなければ、なおさら慎重、ただそれだけです。

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コメント

昨日は素晴らしい天気で最高な山日和でしたね。私も関東からはるばる日帰り登山を計画しましたが大満足しております。ましてやikiteyahappyさんはひとしおでしょう‼️

レコ拝見しました。ワンクリック拍手だけでは通り過ぎれないなあと思いコメント入れてしまいました。

どうぞ遠慮なく引き続き山登りしてください

ではでは
2022/5/1 12:18
いいねいいね
1
yokodai95さん

コメントありがとうございます。

 前日の雨が気がかりでしたが、歩くのには支障がありませんでした。伊吹山は去年、3合目までは来ていました。病院でいつも見ていた山であり、大昔に登った記憶があるので行けるのではと仮定して、ひたすら歩行訓練やら低山ハイキングで身体を作っておりました。

 しかしながら7合目付近で自力下山に疑問符が付き、自力下山は諦めましたが、代わりにドライブウェイを楽しむことができました。山のエキスパートさんのブログなどで、エスケープルートや装備の大切さを学んでいたので切り替えたのですが、本来であれば安全圏の5合目で引き返すべきだと思ってます。これからは無理もせず、ゆったり山に登ります。
2022/5/2 6:59
いいねいいね
4
プロフィール画像
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ハイキング 霊仙・伊吹・藤原 [日帰り]
伊吹山
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5
ハイキング 霊仙・伊吹・藤原 [日帰り]
技術レベル
1/5
体力レベル
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技術レベル
1/5
体力レベル
3/5
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技術レベル
1/5
体力レベル
3/5

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