憧れの修験道、金峰山クラシックルート
- GPS
- 11:25
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 1,600m
- 下り
- 1,594m
コースタイム
- 山行
- 10:29
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 11:24
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
造林記念碑までがバリエーションルート。そこから先は分かり易い道です。 御室小屋から山頂はひたすら急登で、残雪あり |
写真
感想
私の推し山である金峰山への思慕は募るばかり。そんな中友人と達成した金峰山クラシックルート。金桜神社から御神体である五丈石までの道のり。
昔の人は祈りのために歩いていたそうです。
登山道である甲府市森林浴公園で車中泊し4/30 4:30スタートしました。
計算では早い人で9時間。我々は写真撮影することが多いので10〜11時間をみていました。結果的には少し遅くなったけれど、15:40くらいなので上出来でしょう。
ですが、夜中がすごく寒くほとんど寝れなかったのがなによりも辛い体験でした。前日の雨でチリや埃が洗い流されたおかげで辛い中にも星空撮影がうまく行きました。写真ご覧ください。
造林記念碑からがなんとなく正式な登山道でそれまではルートファインディングが必要はバリエーションルートです。ところどころにピンクテープがあるのでわからなくなりやすい気がします。私は念のため、紙の地図とヤマレコを補助で使いました。YAMAPはこのルートをほとんどサポートしてません。
前日が大雨で泥濘がありそうなので我々は林道を使いました。過去のレポートに迷ってロスしてる人が何人かいたのも使った理由の一つです。
林道を歩くと目印になる道があるのでそこから登ります。この作業道から上がっていきます。
作業道と登山道を交互に歩くと造林記念碑があり桜も咲いてました。朝日に照らされた木々が前日の雨で瑞々しく輝いておりました。
造林記念碑から水晶峠までは軽微なアップダウンしかないので体への負担も少なかったですね。水晶峠では採掘された土が沢山あり水晶の残骸のような石がゴロゴロ落ちてました。後日ネットで調べたところ、本物の綺麗な水晶も取れたそうです。
峠から解体された御室小屋の間は水増しされた河川が綺麗に流れており水が美しかったです。
まだ春も始まったばかりの金峰山。これからさらに新緑も増えることでしょう。
憧れのクラシックルートは自分にとってゴールの形であった気もします。
御室小屋からはまさに修験道、樹林帯、鎖場、岩場を登り続けます。2時間登り続けます。途中開けた場所に出るたびに富士山や南アルプスとご対面です。見慣れた山ではありますがこのルートからの景色は格別でした。
途中雪が残っているところもあり慎重に進み岩とハイマツ帯を進み行くと五丈石とのご対面。これまで何度も金峰山には登りましたがこれほど五丈石ににありがたみを感じた日はありませんでした。やっと着いたのだ。このルートで。高山ゆえ少し息も薄く感じましたがほんの少しの風が吹き抜けて疲れを癒してくれます。
山頂で会った人にどこから登ったのか聞かれ今回のルートをお話しすると驚かれていました。山頂標識2599で記念撮影した後は撮影タイム。どこからどこを見渡しても景色が広がっており奥秩父では展望No. 1だけあります。北アルプス、中央アルプス、南アルプス、御嶽山に富士山。北関東の山々も見ることが出来ました。
幸せなひととき。
シーズンが少し早かったのか、たまたま来るのが早かったのかわかりませんがいつもよりも人が少なくてのんびり撮影できました。
五丈石の南側で富士山と南アルプスを眺めながら富士山を見ていると心がどんどん綺麗になっていきます。帰るのがここまで名残惜しい山も少ないですね。
いつ来ても金峰山は美しい景色を見せてくれます。
日本百名山だけあり、登山道のバリエーションも豊富で初心者からベテランまで懐の深い金峰山。
過去最高の満足度。修験道クラシックルート。
また会おう金峰山。
帰りは急登連発とアイスバーンに気をつけながら同じ道を降りました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する