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Yamareco

記録ID: 4224075
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
鳥海山

神室と鳥海を結ぶ分水嶺 観音森〜庄屋森の肩〜大森山

2022年04月30日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
12:23
距離
19.9km
登り
1,406m
下り
1,407m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
11:59
休憩
0:20
合計
12:19
6:01
37
橋手前の駐車地点
6:38
6:40
73
373m地点,尾根取り付き
7:53
7:55
129
登山道に出る
10:04
10:08
23
10:31
10:31
29
1064m峰
11:00
11:00
90
庄屋森の肩
12:30
12:32
78
994m峰
13:50
13:53
54
大森山
14:47
14:50
14
1036m峰の肩
15:04
15:06
156
荒廃した林道
17:42
17:44
36
林道
18:20
橋手前の駐車地点
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2022年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 国道108号線の道の駅 鳥海郷付近から丁川沿いの車道に入り大平キャンプ場の手前の橋まで入る.途中,上野宅の先の橋は工事中で西側の山越えの林道が迂回路になっており大平キャンプ場の1.2km手前に出る.このすぐ先の橋から残雪があり入れない.手前に数台駐車できる.
コース状況/
危険箇所等
 前日に稜線では約20cmの新雪が降った.林道には残雪があり途中大きな雪崩の跡を通過する.登った尾根は最初は急だがやぶは薄い.上部では潅木のやぶがひどく新雪もあり大変だった.登山道は新雪や残雪に覆われて時々見失った.残雪の上に積もった新雪のため滑りやすく時間がかかった.観音森から庄屋森までの登山道は比較的歩きやすいが急な登り下りがある.

 庄屋森から分水嶺の下りは岩稜で両側は急峻のため岩の間や穴を通過したりとルートファインディングに苦労した.最後の大きな岩は急なルンゼを潅木を利用して下った.下った鞍部から稜線は広くなり起伏も緩やかで残雪もあり歩きやすくなった.1036m峰は巻いて大森山を目指した.稜線はやぶなので南側の残雪を歩いたが,最後の登りはやぶ漕ぎや急斜面の残雪のトラバースで苦労した.

 1036mの肩から北側の尾根は残雪があり快適に下れた.林道はほぼ全長に渡り荒廃し落石や路肩の崩壊,橋の流出,潅木や倒木のやぶが酷く大変だった.

 急斜面があるのでピッケルとアイゼンは必要と思う.
5:23 途中の迂回路から新雪の丁岳.
2022年04月30日 05:23撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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4/30 5:23
5:23 途中の迂回路から新雪の丁岳.
6:01 ここからスタート.この先は残雪がある.
2022年04月30日 06:01撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 6:01
6:01 ここからスタート.この先は残雪がある.
6:06 大平キャンプ場.
2022年04月30日 06:06撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 6:06
6:06 大平キャンプ場.
6:22 大きな雪崩の跡がある.
2022年04月30日 06:22撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 6:22
6:22 大きな雪崩の跡がある.
6:40 ここから登山道に続く尾根に取り付く.最初は急だがやぶは薄い.
2022年04月30日 06:40撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 6:40
6:40 ここから登山道に続く尾根に取り付く.最初は急だがやぶは薄い.
6:59 上部はやぶになった.ツツジと新雪.
2022年04月30日 06:59撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 6:59
6:59 上部はやぶになった.ツツジと新雪.
7:29 ひどい潅木のやぶになった.新雪もあり辛い.
2022年04月30日 07:29撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 7:29
7:29 ひどい潅木のやぶになった.新雪もあり辛い.
7:34 新緑と新雪.
2022年04月30日 07:34撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 7:34
7:34 新緑と新雪.
7:57 登山道に出た.新雪は20cm程度.
2022年04月30日 07:57撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 7:57
7:57 登山道に出た.新雪は20cm程度.
8:25 樹間から丁岳が見える.
2022年04月30日 08:25撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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4/30 8:25
8:25 樹間から丁岳が見える.
8:25 望遠で丁岳.
2022年04月30日 08:25撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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4/30 8:25
8:25 望遠で丁岳.
8:26 新緑と新雪.
2022年04月30日 08:26撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 8:26
8:26 新緑と新雪.
8:33 残雪と新雪と新緑が綺麗.
2022年04月30日 08:33撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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4/30 8:33
8:33 残雪と新雪と新緑が綺麗.
8:40 丁岳.新緑しているけど,まだ冬山のように見える.
2022年04月30日 08:40撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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4/30 8:40
8:40 丁岳.新緑しているけど,まだ冬山のように見える.
8:40 望遠で丁岳.
2022年04月30日 08:40撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 8:40
8:40 望遠で丁岳.
8:42 観音森に続く尾根には大量に残雪がある.
2022年04月30日 08:42撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 8:42
8:42 観音森に続く尾根には大量に残雪がある.
8:50 ここは快適に登るが時々新雪で踏み抜く.
2022年04月30日 08:50撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 8:50
8:50 ここは快適に登るが時々新雪で踏み抜く.
9:10 観音森への最後の登りは急.
2022年04月30日 09:10撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 9:10
9:10 観音森への最後の登りは急.
10:04 観音森の山頂直下から鳥海山.
2022年04月30日 10:04撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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4/30 10:04
10:04 観音森の山頂直下から鳥海山.
10:04 望遠で鳥海山..
2022年04月30日 10:04撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 10:04
10:04 望遠で鳥海山..
10:06 観音森山頂に着いた.これから歩く分水嶺が見える.
2022年04月30日 10:06撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 10:06
10:06 観音森山頂に着いた.これから歩く分水嶺が見える.
10:11 庄屋森に続く稜線.起伏が多い.
2022年04月30日 10:11撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 10:11
10:11 庄屋森に続く稜線.起伏が多い.
10:34 庄屋森に向かう.
2022年04月30日 10:34撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 10:34
10:34 庄屋森に向かう.
10:34 これから歩く庄屋森から続く分水嶺にある岩.
2022年04月30日 10:34撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 10:34
10:34 これから歩く庄屋森から続く分水嶺にある岩.
10:35 萱森.ここは登山道がある.
2022年04月30日 10:35撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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4/30 10:35
10:35 萱森.ここは登山道がある.
10:59 庄屋森山頂近く.
2022年04月30日 10:59撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 10:59
10:59 庄屋森山頂近く.
10:59 大森山に続く分水嶺.
2022年04月30日 10:59撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 10:59
10:59 大森山に続く分水嶺.
11:28 庄屋森の下りは岩稜が続く.両脇は崖なので真ん中の岩の間をくぐって来た.
2022年04月30日 11:28撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 11:28
11:28 庄屋森の下りは岩稜が続く.両脇は崖なので真ん中の岩の間をくぐって来た.
11:29 岩稜が続き大変.
2022年04月30日 11:29撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 11:29
11:29 岩稜が続き大変.
12:05 岩稜最後の岩峰.左側のルンゼを下った.
2022年04月30日 12:05撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 12:05
12:05 岩稜最後の岩峰.左側のルンゼを下った.
12:05 望遠で岩峰.
2022年04月30日 12:05撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 12:05
12:05 望遠で岩峰.
12:05 岩峰を下ると稜線は広くなり残雪がある.後方は1036m峰,大森山に続く分水嶺.
2022年04月30日 12:05撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 12:05
12:05 岩峰を下ると稜線は広くなり残雪がある.後方は1036m峰,大森山に続く分水嶺.
12:32 994m峰山頂付近.周囲はぶな.
2022年04月30日 12:32撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 12:32
12:32 994m峰山頂付近.周囲はぶな.
12:48 今朝歩いたクマの足跡があった.
2022年04月30日 12:48撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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4/30 12:48
12:48 今朝歩いたクマの足跡があった.
12:53 樹間から1036m峰.
2022年04月30日 12:53撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 12:53
12:53 樹間から1036m峰.
12:53 これは1036m峰から続く大森山.
2022年04月30日 12:53撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 12:53
12:53 これは1036m峰から続く大森山.
13:50 大森山山頂に着いた.北側はひどいやぶ.
2022年04月30日 13:50撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 13:50
13:50 大森山山頂に着いた.北側はひどいやぶ.
13:50 東側から残雪伝いに回り込むと展望のある山頂に着く.
2022年04月30日 13:50撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 13:50
13:50 東側から残雪伝いに回り込むと展望のある山頂に着く.
13:53 大森山山頂から丁岳に続く西側の分水嶺.庄屋森と観音森の間に丁岳の山頂が見える.庄屋森の下りの岩稜が目立つ.
2022年04月30日 13:53撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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4/30 13:53
13:53 大森山山頂から丁岳に続く西側の分水嶺.庄屋森と観音森の間に丁岳の山頂が見える.庄屋森の下りの岩稜が目立つ.
13:53 甑山に続く東側の分水嶺.
2022年04月30日 13:53撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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4/30 13:53
13:53 甑山に続く東側の分水嶺.
13:53 大森山の三角点.三角点以外に人工物はない.
2022年04月30日 13:53撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 13:53
13:53 大森山の三角点.三角点以外に人工物はない.
13:53 右奥の神室連峰に続く東側の分水嶺.
2022年04月30日 13:53撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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13:53 右奥の神室連峰に続く東側の分水嶺.
14:39 1036m峰方向に戻る.稜線はやぶなので帰りも西側を巻きながら歩く.
2022年04月30日 14:39撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 14:39
14:39 1036m峰方向に戻る.稜線はやぶなので帰りも西側を巻きながら歩く.
14:50 1036m峰に続く稜線はやぶが目立ち西側に残雪がある.
2022年04月30日 14:50撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 14:50
14:50 1036m峰に続く稜線はやぶが目立ち西側に残雪がある.
14:50 1036m峰の肩から北に続く尾根.緩く残雪があり歩きやすい.
2022年04月30日 14:50撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 14:50
14:50 1036m峰の肩から北に続く尾根.緩く残雪があり歩きやすい.
15:06 林道に出た.
2022年04月30日 15:06撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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15:06 林道に出た.
15:25 林道上部には残雪がある.
2022年04月30日 15:25撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 15:25
15:25 林道上部には残雪がある.
15:44 残雪は斜めで歩きにくい.
2022年04月30日 15:44撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 15:44
15:44 残雪は斜めで歩きにくい.
16:39 林道は荒廃している.がけ崩れや路肩の崩壊,橋の流出,やぶ化などで非常に時間がかかる.
2022年04月30日 16:39撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 16:39
16:39 林道は荒廃している.がけ崩れや路肩の崩壊,橋の流出,やぶ化などで非常に時間がかかる.
17:34 やっとここからやぶから解放された.でもこの先の林道も落石や倒木があったので車は通れない.
2022年04月30日 17:34撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 17:34
17:34 やっとここからやぶから解放された.でもこの先の林道も落石や倒木があったので車は通れない.
17:34 今まで歩いて来た反対側の林道はやぶ.
2022年04月30日 17:34撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 17:34
17:34 今まで歩いて来た反対側の林道はやぶ.
17:58 今朝歩いた林道の雪崩跡の場所に戻って来た.
2022年04月30日 17:58撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4/30 17:58
17:58 今朝歩いた林道の雪崩跡の場所に戻って来た.

感想

 中央分水嶺近くの神室連峰から鳥海山に続く分水嶺の一部の山行.2020年7月に丁岳から萱森,庄屋森,観音森を周回して歩いた.今回はここから東に続く分水嶺を歩いた.この分水嶺には登山道がないので残雪を期待して来たが思ったより雪が残っていた.ただ新雪もあり大変だった.

 昨日は低気圧が通過し雨だったが,夜に湿雪に変わり道の駅おがちで車中泊をして起きたら5cmの新雪があった.稜線では新雪が約20cmあり吹き溜まりだと40cm程もぐった.新雪はやぶや残雪の上に降ったので歩きにくかった.笹の上に降った雪は非常に滑りやすく,やぶに着いた雪は厄介で,残雪の上の新雪は表層雪崩のように滑り始末が悪かった.やぶ漕ぎや新雪で庄屋森まで5時間もかかってしまった.庄屋森からの下りは岩稜でここも苦労した.次から次へと岩が現れ嫌になった.鞍部から穏やかな残雪歩きになり楽になったが,大森山の登りでまたやぶと急な雪のトラバースで苦労した.さらに下った林道の荒廃は酷く2時間半もかかりやっと丁岳登山口に向かう林道に出た.今回は思ったより大変だった.

 ここの分水嶺にはマーキングや山名板などは一切なくほとんど歩かれていないようだ.今回歩いたルートには丁岳登山口に向かう林道を除き最近歩いた痕跡はなく誰とも会わなかった.

 このルートの分水嶺はヤマレコ初トレースになる.

 ここから西に続く分水嶺山行:
神室と鳥海を結ぶ分水嶺 丁岳〜萱森〜庄屋森
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2452529.html

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