神室と鳥海を結ぶ分水嶺 観音森〜庄屋森の肩〜大森山
- GPS
- 12:23
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 1,406m
- 下り
- 1,407m
コースタイム
- 山行
- 11:59
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 12:19
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前日に稜線では約20cmの新雪が降った.林道には残雪があり途中大きな雪崩の跡を通過する.登った尾根は最初は急だがやぶは薄い.上部では潅木のやぶがひどく新雪もあり大変だった.登山道は新雪や残雪に覆われて時々見失った.残雪の上に積もった新雪のため滑りやすく時間がかかった.観音森から庄屋森までの登山道は比較的歩きやすいが急な登り下りがある. 庄屋森から分水嶺の下りは岩稜で両側は急峻のため岩の間や穴を通過したりとルートファインディングに苦労した.最後の大きな岩は急なルンゼを潅木を利用して下った.下った鞍部から稜線は広くなり起伏も緩やかで残雪もあり歩きやすくなった.1036m峰は巻いて大森山を目指した.稜線はやぶなので南側の残雪を歩いたが,最後の登りはやぶ漕ぎや急斜面の残雪のトラバースで苦労した. 1036mの肩から北側の尾根は残雪があり快適に下れた.林道はほぼ全長に渡り荒廃し落石や路肩の崩壊,橋の流出,潅木や倒木のやぶが酷く大変だった. 急斜面があるのでピッケルとアイゼンは必要と思う. |
写真
感想
中央分水嶺近くの神室連峰から鳥海山に続く分水嶺の一部の山行.2020年7月に丁岳から萱森,庄屋森,観音森を周回して歩いた.今回はここから東に続く分水嶺を歩いた.この分水嶺には登山道がないので残雪を期待して来たが思ったより雪が残っていた.ただ新雪もあり大変だった.
昨日は低気圧が通過し雨だったが,夜に湿雪に変わり道の駅おがちで車中泊をして起きたら5cmの新雪があった.稜線では新雪が約20cmあり吹き溜まりだと40cm程もぐった.新雪はやぶや残雪の上に降ったので歩きにくかった.笹の上に降った雪は非常に滑りやすく,やぶに着いた雪は厄介で,残雪の上の新雪は表層雪崩のように滑り始末が悪かった.やぶ漕ぎや新雪で庄屋森まで5時間もかかってしまった.庄屋森からの下りは岩稜でここも苦労した.次から次へと岩が現れ嫌になった.鞍部から穏やかな残雪歩きになり楽になったが,大森山の登りでまたやぶと急な雪のトラバースで苦労した.さらに下った林道の荒廃は酷く2時間半もかかりやっと丁岳登山口に向かう林道に出た.今回は思ったより大変だった.
ここの分水嶺にはマーキングや山名板などは一切なくほとんど歩かれていないようだ.今回歩いたルートには丁岳登山口に向かう林道を除き最近歩いた痕跡はなく誰とも会わなかった.
このルートの分水嶺はヤマレコ初トレースになる.
ここから西に続く分水嶺山行:
神室と鳥海を結ぶ分水嶺 丁岳〜萱森〜庄屋森
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2452529.html
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