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記録ID: 424189
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ハイキング
中国山地西部

十種ヶ峰

2014年04月03日(木) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
6.4km
登り
654m
下り
644m

コースタイム

7:50駐車場 -8:41ブナ林 -9:25稜線分岐点 -9:55十種ヶ峰 -10:15北稜の青いポール(休憩)10:35 -10:50十種ヶ峰 -11:08鳥居(神角分岐点)-11:58駐車場
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2014年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道9号線長沢交差点のセブンイレブンで食料調達し神角登山口駐車場へ。神社の前に整地された広い駐車場はまだだれもいないが最近脚光を浴びだした神角のしだれ桜が満開で最高でした。

コース状況/
危険箇所等
ヤマシャクヤクコース 2013年の豪雨で甚大なダメージを被り登山道の消滅、ヤマシャクヤク群落の一部流失を確認したのですが最近整備されたことを知り訪問。エントランスの林道は水流でえぐり取られ一部土石流で埋まったのですが平らに整地され土石は綺麗に除去されていました。涸れ沢は両岸が侵食されゴルジュ状になった沢床を水流を浴びよじ登ったのですがそのよじ登るルートが今回明瞭にマーキングされていました。涸れ沢に降りるところと登山道に戻るところには樹に巻かれたロープが架けられていました。ブナ林がはじまる砂防堰堤の上の二股は土石流で埋め尽くされていましたがこの土石流の上にも明確なルートが印されています。これ程まで明瞭にルートが整備されていることに驚く。しかしこの山中で多量の土石流を除去するのは不可能。現在の登山道はあくまでも仮復旧が完了した状態。強く雨が降った後は入らない方が賢明でしょう。
神角コース  下部にある砂防堰堤の上は土石流で埋まっていましたが土石流の上にルートが明瞭にされ水流部には橋も架けられてます。中腹の林道手前の植林帯の沢部分は土砂が流れ込んでいますがテープが多く大丈夫。神角コースは問題なく歩けるようになってます。

誰もいない神社前の駐車場から十種ヶ峰
2014年04月03日 07:02撮影 by  DSC-HX300, SONY
4/3 7:02
誰もいない神社前の駐車場から十種ヶ峰
満開のしだれ桜は民家の敷地にありますが見事なしだれが登山道に垂れ下がってます。
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満開のしだれ桜は民家の敷地にありますが見事なしだれが登山道に垂れ下がってます。
涸れ沢の小滝を攀じ登る。ここに新しいロープが設置されていた。
2014年04月03日 07:57撮影 by  DSC-HX300, SONY
4/3 7:57
涸れ沢の小滝を攀じ登る。ここに新しいロープが設置されていた。
ゴルジュからブナ林に這い上がるところ。ここも新しくロープが架けられている。
2014年04月03日 08:10撮影 by  DSC-HX300, SONY
4/3 8:10
ゴルジュからブナ林に這い上がるところ。ここも新しくロープが架けられている。
2014年04月03日 08:39撮影 by  DSC-HX300, SONY
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4/3 8:39
みんなまだ可愛い蕾です(^^)
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みんなまだ可愛い蕾です(^^)
群落の核心部は無事です。
2014年04月03日 08:49撮影 by  DSC-HX300, SONY
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群落の核心部は無事です。
2014年04月03日 08:40撮影 by  DSC-HX300, SONY
4/3 8:40
見事なブナの森に囲まれた群落。小鳥が囀り、森の大工さんが樹を打つ音が響き渡る。
見事なブナの森に囲まれた群落。小鳥が囀り、森の大工さんが樹を打つ音が響き渡る。
2014年04月03日 09:11撮影 by  DSC-HX300, SONY
4/3 9:11
稜線に這い上がるところ。ここにも新しいロープ。
県内の山岳会の方々や地元の自治会の有志の方々が集まりこの登山道を復旧、整備された。
2014年04月03日 09:16撮影 by  DSC-HX300, SONY
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4/3 9:16
稜線に這い上がるところ。ここにも新しいロープ。
県内の山岳会の方々や地元の自治会の有志の方々が集まりこの登山道を復旧、整備された。
2014年04月03日 09:33撮影 by  DSC-HX300, SONY
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4/3 9:33
痩せ尾根から見た山頂。
痩せ尾根から見た山頂。
ブナ林の上部。
遡上してきた沢を見下ろす。十種ヶ峰に残された奇跡的な自然林。
遡上してきた沢を見下ろす。十種ヶ峰に残された奇跡的な自然林。
津和野側の斜面。上部に青野山。その手前に山頂が平坦な雲井峰(523m)が見える。
2014年04月03日 09:47撮影 by  DSC-HX300, SONY
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4/3 9:47
津和野側の斜面。上部に青野山。その手前に山頂が平坦な雲井峰(523m)が見える。
斜面の背景は徳佐中心部
斜面の背景は徳佐中心部
山頂到着です。誰もいません。午後は天気が崩れる予報です。
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山頂到着です。誰もいません。午後は天気が崩れる予報です。
今日もあそこまで行ってみよう。この冬は素晴らしい雪稜を見せてくれた。
今日もあそこまで行ってみよう。この冬は素晴らしい雪稜を見せてくれた。
美しいカール状の島根県側斜面。ここは雪崩の巣窟になってました。
島根県側は植林が進んでますがこの沢も上部に僅かブナ林が残ってます。

2014年04月03日 10:49撮影 by  DSC-HX300, SONY
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4/3 10:49
美しいカール状の島根県側斜面。ここは雪崩の巣窟になってました。
島根県側は植林が進んでますがこの沢も上部に僅かブナ林が残ってます。

リッジの先端部。深い笹原を漕ぐと青いポールまで踏み跡がありますがこの先に道はありません。ただ日本海側や山頂を静かに眺めることができるお気に入りスポットなんです。そうここによく出没します(^.^)
2014年04月03日 10:05撮影 by  DSC-HX300, SONY
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4/3 10:05
リッジの先端部。深い笹原を漕ぐと青いポールまで踏み跡がありますがこの先に道はありません。ただ日本海側や山頂を静かに眺めることができるお気に入りスポットなんです。そうここによく出没します(^.^)
2014年04月03日 10:07撮影 by  DSC-HX300, SONY
4/3 10:07
2014年04月03日 10:15撮影 by  DSC-HX300, SONY
4/3 10:15
ウグイスの姿を捉えた。いつもウグイスの鳴き声が至近距離で聞こえているのに姿が見えない。いったいどこにいるんだ?今回も探しまくったのですが結構目立つ所にいました。
それと残念なことに彼の直ぐ近くでソウシチョウの群れを確認しました。繁殖の為ここにやってきたのです。今年初めて確認しましたがもうそんなシーズンになったのか〜
ウグイス頑張れ
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ウグイスの姿を捉えた。いつもウグイスの鳴き声が至近距離で聞こえているのに姿が見えない。いったいどこにいるんだ?今回も探しまくったのですが結構目立つ所にいました。
それと残念なことに彼の直ぐ近くでソウシチョウの群れを確認しました。繁殖の為ここにやってきたのです。今年初めて確認しましたがもうそんなシーズンになったのか〜
ウグイス頑張れ
山頂直下の権現社の招き猫
2014年04月03日 11:00撮影 by  DSC-HX300, SONY
4/3 11:00
山頂直下の権現社の招き猫
再び山頂に戻ると今日初めて人に会う。セルフタイマーで記念写真を撮られてました。
山頂より日本庭園?方面
2014年04月03日 10:58撮影 by  DSC-HX300, SONY
4/3 10:58
再び山頂に戻ると今日初めて人に会う。セルフタイマーで記念写真を撮られてました。
山頂より日本庭園?方面
ホオジロくんも目立つ所にいた。
2014年04月03日 11:02撮影 by  DSC-HX300, SONY
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4/3 11:02
ホオジロくんも目立つ所にいた。
2014年04月03日 11:10撮影 by  DSC-HX300, SONY
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4/3 11:10
肩の広場で2名、鳥居で2名挨拶する。
2014年04月03日 11:13撮影 by  DSC-HX300, SONY
4/3 11:13
肩の広場で2名、鳥居で2名挨拶する。
神角ルートから山頂。
もう曇り始めている。
神角ルートから山頂。
もう曇り始めている。
土石流が砂防堰堤を埋め尽くし登山道が寸断されていましたがここも明瞭に復旧されています。
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土石流が砂防堰堤を埋め尽くし登山道が寸断されていましたがここも明瞭に復旧されています。
神社のしだれ桜に戻ってきました。駐車場は多くのお花見客が訪れ大変賑わっていたのです。
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神社のしだれ桜に戻ってきました。駐車場は多くのお花見客が訪れ大変賑わっていたのです。

感想

脆い地質の十種ヶ峰の表面は崩れやすい砂礫でできている。したがってこの山は山地災害危険地区として以前から治山治水事業が進行していた。ヤマシャクヤクルートになっているこの沢も多くの砂防堰堤が建設されている。驚くことに自然林の沢のかなり上部まで堰堤が作られている。林道もないこの急傾斜の沢の奥までいったいどうやって砂防堰堤を建設したのか不思議です。昨年の大水害で甚大な被害を被った阿東町ですがこの神角地区はこの沢の砂防堰堤のおかげで守られたと言って過言ではないでしょう。沢の源流あたりから連なって造られた砂防堰堤が流れ出す多量の土砂をブロックしたのでこの集落まで土石流が達することがなかったのです。ここのブナ林が残されたのもその対策の為だけだったのでしょうか?

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