西穂高岳 バカンスの岳沢から西穂高沢経由で
- GPS
- 13:10
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,795m
- 下り
- 1,784m
コースタイム
- 山行
- 3:15
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 3:23
- 山行
- 8:39
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 10:31
上高地〜岳沢小屋はアプローチ&撤収下山として、ゆっくりペースで行動しています。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地から岳沢小屋までの樹林帯は所々雪があり凍っているところもあったのでチェーンスパイクを使用した。 岳沢小屋から西穂高沢へは、天狗沢、間ノ沢という大きな沢を2つ横切って、しかも取付け点が小屋よりも100mほど下になるので、出来るだけ前日に偵察&踏み跡作りしておくことをおすすめします。 (暗いうちに小屋を出るので、踏み跡作りが意外と大切です) 西穂高沢は固まった雪の上にここ1週間程の間に降ったと思われる雪が積もっていた。 下から2/3程の所までの右2/3には表層の雪による小さなデブリがあった。元を辿ると西穂高沢に向かって右のルンゼから始まる雪崩のようだった。 朝は閉まっていたが9:30くらいには表層の雪が腐ってグシャグシャになっており、シリセードをすると表層の雪が一緒になって雪崩のように落ちていく。 登るなら早朝がおすすめです。 |
その他周辺情報 | 上高地温泉ホテルの日帰り入浴はGWの為かやっておらず、梓湖畔の湯は混んでそうなので、竜島温泉せせらぎの湯へ。人数制限をしていた為、20分程待ったがその間に交通費の精算等出来たので丁度良かった。 |
写真
装備
共同装備 |
コッヘルセット
エスパース・マキシム(6-7人)
ガスヘッド
ソーラーランタン
|
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感想
この時期にだけ登れる岳沢から西穂高沢(雪渓)を利用した西穂高岳、そのルートを知ったのは7年前、GWの涸沢カールから奥穂や北穂を経験し、次にバカンス気分で雪山を楽しめるGWスポットは無いものかと探して見つけたのがこれでした。
(正確に言うと涸沢カールから奥穂&北穂みたいな、岳沢から前穂&西穂というセットで楽しめるスポットとして)
で、2015年のGWに(当時はソロで)、この計画を実行したのが、以下の記録です。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-633495.html
この時は、最終日に前穂(奥明神沢・ダイレクトルンゼ経由)を悪天断念し、そのリベンジを翌年に果たしたのですが、このGWの岳沢が上高地から近いし、ミニ涸沢な感じで青空の下でバカンス気分を味わえるところで、お気に入りだと会のメンバーに紹介したところから、今回の山行が実現しました。
このルートの推薦者&案内役として、今回、みんなにもバカンス気分と標高差800mに及ぶ雪渓を存分に味わってもらえて、うれしい限りです。
(CLとして企画・計画・全体進行を束ねたkinta6066さん、ありがとうございました)
今回も先回2015年と同じ快晴の山行、そして今回も西穂高岳山頂だけは無風で山頂からの360°の眺望をみんなで存分に堪能できました。
ここのところのコロナ禍で、久々の大型テントでの宿泊でしたが、皆でつつくキムチ鍋とお酒、そして楽しい語らいの時間、ソロ山行では味わえないグループ山行の良さを久しぶりに実感、楽しめる仲間がいることに感謝です。
そして、今回の山行で雪山経験値を着実に上げる会メンバーを頼もしく見守りながら(本当はこっちが脚キツキツだったのはナイショにして)、来年のGW山行はどんな計画が楽しいだろうなあと、今からワクワクです。
皆で経験値を上げて、更に楽しい計画を練りましょう。よろしくお願いしますね。
▼コロナ禍ではほとんどテント泊できず、行ってもソロテントでした。今回は本当に久々のジャンボテント(6−7テン)を使っての山行。酒を飲み食事を作りいない人をだしに盛り上がる(ウソですよ!)、そんなパーティテント山行の楽しさを十分に味わいました。テント場はソロテンばかりでなく、パーティテントも増えていました。ウイズコロナの時代に少しずつ入ってきたのかな。
▼自分的にはごくたまに起きる「初日バテ」に襲われました。前夜に寝不足だったときなどに、入山一日目に体が重く足が進まないことがあるのです。この日も上高地から岳沢への登りという軽いはずのコースがエベレストに感じました。いつものように2日目は復活したのですが、大事をとって西穂高沢の登頂の途中でTさんと引き返すことにしました。ちょっと残念。
テラスでまったり贅沢な時間を過ごし、男性陣のジャンテンの中では山話で盛り上がりイイ時間がもてました。
小屋夕食はメニュー豊富で、お味噌汁は軽くおかわりまでして美味しくいただきました。翌日に向けての栄養面の心配はなし!!
山頂からの眺めは360° それはそれは雄大で、岩峰ジャンダルムのなんと神々しかったこと。。
急斜面の雪渓でハードなルートでしたが仲間と一緒でほんと楽しかったです。達成感でいっぱいです。
来年のGWのバカンスが今から楽しみです♪
(体力維持が課題かな)
またよろしくお願いします。
GWの岳沢はバカンスと聞いていたがまさしくバカンス。岳沢小屋のテラスでビールを手にまったりしながら雪訓をしているグループを眺めたり、奥明神・ダイレクトルンゼを登るパーティを眺めたりと最高でした。
通常は西穂山荘からの稜線を辿る西穂高岳、西穂沢から急登を詰めて登ると云うので怖いながらも楽しみにしていた。目の前にするとその斜度にホントに登れるのかと思いながら一歩一歩アイゼンの爪をきかせて登る先には半端ない達成感と展望が待っていた。
初めてのジャンテン泊は狭いながらも楽しい我が家。雪山のソロテンでは味わえない料理を囲んでの団らんはとても楽しいひと時でした。
また来年のGWにはバカンスな雪山を楽しみたい!
GWにどこか登りたいなと思って参加させていただきましたが、想像より急登の冬季限定ルートでした。
小屋の相部屋ではそれなりに寝て、気温が変動する時期特有の喘息は薬で対応して、登り始めたもののスピードが上がらず。
息切れもなく、足が痛いわけでもなく、でも脚が進まない…時間をかければ登れないわけでもなさそうですが登頂断念。
【敗因を一人反省会】
・歩幅を小さく調整してみたが、あまり進まない(アイゼンワークが下手)。
・パーティーに迷惑をかけてはいけないと思う一方、ひたすらの急登を眼前に、さぁ登ってやろうではなく、まだか長いなとテンションダダ落ち。
・Iさんから右の爪が効いてない、右足強化が必要との指摘(利き足ではない方の足で、細かい動きがイマイチな自覚あり)。
・最後の雪山は2月末。
・そんな事より自らの重量がベストからはかけ離れ、テント装備を追加した状態と同じ(多分これが一番問題では)。
久しぶりのジャンボテント内でのお酒とおしゃべりなど楽しかったけれど、不完全燃焼。
皆様、色々ありがとうございました!!
懲りずにまたご一緒させて下さいね♡
無風の西穂高岳山頂は疲れ、雑念を吹き飛ばす絶景でした。はじめての北アルプス、鋸歯状(きょしじょう)の岩稜に圧倒され言葉が出ません。山行メンバーの皆さまに感謝です!ありがとうございました。1日目は移動日、19時三郷駅集合までは装備の確認を繰り返します。0時前に到着した沢渡の宿泊小屋ともしびで就寝します。2日目は岳沢小屋までの山行、上高地まではタクシーで移動します。大きなザックはトランクからはみ出た状態で固定、運転手は慣れてます。到着した上高地はテレビで見た光景、目の前には飛騨山脈の美しい山塊が聳えています。観光客と河童橋を渡り、いよいよです!上高地から岳沢小屋に向かうルートの左手には西穂高岳が聳えています。明日は登頂できるのか、、急勾配の西穂高沢に不安を感じながら歩きます。小屋まではチェーンスパイク装着。岳沢小屋のテン場ではじめて設営する6-7ジャンテンは秘密基地のようです。昼食後は取り付き近くまでルートの下見を行います。近くで見上げる西穂高沢の急勾配に圧倒されますが、明日は頑張ろう!と気持ちの準備ができました。夕食はキムチ鍋、楽しく、美味しくいただきました。明日は2時半起床のため20時頃に就寝しました。♯3寝袋のため、エアーマット、上下ダウン、足もとは象足で寒さ対策を行いました。3日目は2時半起床、4時出発に遅れないよう片付け、朝食を済ませます。昨夜のキムチ鍋にご飯を投入し、キムチ雑炊として頂きました。美味しかったー。いよいよです!予定通り4時出発です。ヘッデン、アイゼン装着し取り付き場所までトレースします。取り付き場所から稜線までの3分の2程度はスキー場の中級レベルの傾斜、残りは上級レベルの傾斜でした。リーダーを先頭に一歩一歩進みます。無心で登るため疲れはあるものの気持ちはスッキリ!です。なんとか到着した稜線では10m程度の強風、ハードシェルを着ます。西穂高岳山頂までは岩稜帯、両手両足を慎重に使いながら登ります。下山時含め緊張しました。8時半に登頂、4時間半の山行でした。山頂では風が弱まり景色を楽しむことができました。下山は西穂高沢で滑落停止訓練を繰り返し実施、H山さんからお借りしたピッケルの効果を実感できました。岳沢小屋に11時に無事到着、気持ち的には無事に生還!です。山頂9時頃出発、2時間での下山、ホッとしました。ジャンテンを撤収し上高地に下山開始です。転倒しないよう慎重に歩きました。上高地では先ほど登頂した西穂高岳を眺めながらミルクジェラートを食べました。美味しかった!今回の山行前には前山(妙高山系)での訓練を計画頂きました。準備含めご配慮頂いた皆さまに感謝いたします。ありがとうございました!引き続きよろしくお願いします!
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