新緑に包まれて高島トレイル完 寒風~三重嶽~駒ケ岳~百里ヶ岳~桑原BS
- GPS
- 32:18
- 距離
- 68.5km
- 登り
- 5,148m
- 下り
- 4,884m
コースタイム
- 山行
- 11:01
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 11:38
- 山行
- 11:21
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 12:18
天候 | 2日晴夕方雨、3日晴時々曇、4日晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所なし、道迷いヶ所は数カ所あり |
その他周辺情報 | 白谷温泉700円 入浴者を10名に制限しているため30分くらい待った。 |
写真
感想
積年の難題をようやくやっつけた\(^o^)/
相当昔に高島トレイルの存在を知り、いつかは踏破したいと思っていた。だが三河からは遠く土地勘がないので、なかなか着手できずにいた。資料を集めるもどうもコースのイメージが湧かない。ロングコースなので秋以降はできないし、夏は暑い。春はいつまで雪が残るのか?
そんな中4月に下見がてら国境から寒風まで歩き、何とか歩けそうな印象を持てた。そこで2泊3日で残りを踏破する計画を立てた。給水、テン泊地、CTなど行き当たりばったりの感もあったが、兎に角行ってみて踏破できなければ続きは後でもう一度来る覚悟で出発した。
【1日目】マキノ高原~寒風~水坂峠
天気は良好で少し寒いくらいの気温であった。マキノ高原は清々しい景色が広がっていた。今年初めてのテン泊山行、ザックが重いが気合が入っているのか快調に歩けて寒風に到着。
開けた尾根が大谷山まで続き、新緑もきれいだった。抜土に下り登り返し、まだ元気がありブナの新緑が楽しめた。
高島トレイル最高峰の三重ヶ岳には昼過ぎに到着。だいぶ疲れてきたが何とか計画通りに明るいうちに水坂峠に着けそうだ。
武奈ヶ岳を通過するころから雲行きがおかしくなり雷の音がするような…。そんな天気予報だっけ?降らなきゃいいがとの願いも空しくぱらつき始めた。仕方なくカッパを着るも降ったりやんだりの状態だった。
水坂峠でいいTS地を探しテントを張った。長時間歩行でぐったり、早々に寝て明日に備えた。
【2日目】水坂峠~駒ヶ岳~百里ヶ岳~根来坂峠手前
出発時から足はパンパンでザックは重い。しかし今日も長丁場になる。明日昼のバスに乗るなら百里ヶ岳を越えなければならない。予定CTは12時間超だ。早々の急登に苦しんだ。新緑はきれいだが楽しむ余裕は全くなし^^;
苦しんで二の谷山に登ったのに、すぐ桜峠に向け下る。桜峠は結構交通量が多い。この先水場がないので1ℓ超給水した。再び重くなったザックを担ぎ、行者山に向かってひたすら登った。
駒池辺りから桜谷山の間はとりわけブナの新緑がきれいであった。本トレイルの中で一番きれいな区間と思った。新緑も食傷気味でかつ疲れ果ててきているのに奇麗だと思ったのだからイチ押しといえると思う。
木地山峠で泊まるか迷ったが、狭い峠でTS地も見当たらず時間的にも早かったので先に進むことにした。だが給水が先決で情報のあった福井県側に探しに降りた。数分の所で僅かに流れていたが、水量がなく安全面からパスした。峠から5分位の沢で給水した。数十秒で2ℓ満タン。後続のトレランさんは滋賀県側へ5分位の所で給水したとのこと。話しぶりでは水量がなさそうであった。
ともあれ再び重くなったザックを担ぎ先を急いだ。百里ヶ岳へは緩やかな登りであったが、疲れ切った体には堪えた。追い越していったトレランさんに引っ張られ登りきれた。トレランさんは山頂泊。こちらは明日のためもう少し歩くことにした。峠手前で良さそうなところ見つけたので今夜のお宿とした。
【3日目】根来坂峠手前~おにゅう峠~三国岳~桑原橋BS
最終日は距離は短いが、到着時間が切られているので、少し早く出発した。ブナ林から一転杉林となり、終始薄暗い道となった。分水嶺黄色テープもなくなり、道迷いしやすくなった。特に三国峠はUターンし直後に分岐があるので要注意だ。
三国岳にはバス発車時刻の2時間前に到着できたので、丹波越周りで下山することにした。ここにきてテープが増え、かつ歩きやすくなった。丹波越から一気に下り桑原の登山口に出た。この登山口では現在伐採作業が行われていて、尾根の取付きや登山道が分からなくなっていた。
バスの時刻をBSで確認し、川で足をクールダウンさせたりしながらバスを待った。結構この時間が好きなんですが…。
バスには先に一人乗っていたが、昨日のトレランさんはいなかった。すると次のBSから乗り込んできた。経ヶ岳まで行ったんだ。
この方は全行程を2泊3日だそうだ。とても真似できない。結構そんなトレランさんが歩いているようだ。
※感想
最高峰三重ヶ岳でも974mと一座々の標高差は少ない。しかし小刻みなアップダウンも積み重なれば精神的・体力的に削られきつい。更に歩行時間が長いので侮れない。
トレランなら2泊3日だが、登山なら3泊4日が順当と思えた。
特定の山を登り切った達成感とはちょっと違うが、何はともあれ全行程を歩き切ったことには満足している。
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