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Yamareco

記録ID: 4250328
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

甲子山〜甲子旭岳(赤崩山)〜坊主沼避難小屋

2022年05月04日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
10:48
距離
14.1km
登り
1,296m
下り
1,297m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:05
休憩
3:24
合計
10:29
4:11
6
4:17
4:32
83
5:55
5:56
17
6:13
6:29
91
8:00
8:53
74
10:07
11:26
66
12:32
12:36
12
12:48
12:49
68
13:57
14:25
5
14:30
14:37
3
14:40
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
甲子山登山口駐車場
コース状況/
危険箇所等
甲子旭岳は一般登山道ではないので注意して下さい。
ヘルメット・アイゼン・ピッケルは必要です。

甲子山側(北側稜線)は、稜線づたいに頂上直下まではしっかりとした踏み跡がついていますので道迷いはありませんが最初から斜度のある直登です。
稜線沿いの大きな残雪は二ヵ所。だいぶ雪が緩んでいるため、足元は不安定で、滑落したら谷へ一直線です。

特に頂上直下の残雪は斜度が一段と急な事と暖かく緩んだ雪質により滑落の危険があるので、最後は岩場からアプローチしました。
直下の夏道は不明でしたが、岩場も脆く急登なので注意が必要です。

三本槍岳側(南側稜線)は、北側よりは緩斜面ですが、低木が密集しておりヤブ漕ぎしにくいため、無積雪時期にはお薦めしません。※特に登り方向には利用できません。
頂上よりしばらくは目印リボンが付けられ下りなら稜線も追えますが、最近の軽量化された薄いウエアやザックは切れて破損させてしまうほどの密度で低木が群生しています。

ある程度の高度を稜線沿いに下りましたが、下り続けるにも体力消耗に繋がるため、坊主沼の手前辺りから東側斜面をトラバースするかたちで比較的緩斜面の草木を足掛かりにして降下する事にしました。
雪が緩んで滑りますのでお薦めはしない策ですが、ピッケルを斜面に立てて足先を蹴り込む急登スタイルでゆっくりと斜め降下。
無事に坊主沼避難小屋まで下って来ました。

山頂での無線遊びや避難小屋でのマッタリと過ごしていたため、正味、山中で三時間以上も休憩してしまいました。
他に登山者には誰とも逢わず、一人占め状態でした。
その他周辺情報 甲子温泉の日帰り入浴受付時間は15時位まで。
甲子山大黒天様に本日の入山許可を申し出ます。
2022年05月04日 04:10撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 4:10
甲子山大黒天様に本日の入山許可を申し出ます。
ここから左に折れて綴れ織りの山道に。
2022年05月04日 04:20撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 4:20
ここから左に折れて綴れ織りの山道に。
温泉神社にも山遊びの立ち入り挨拶。
2022年05月04日 04:23撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 4:23
温泉神社にも山遊びの立ち入り挨拶。
この辺の標高から残雪の姿が。ただしまだコース上には出現しない。
2022年05月04日 05:23撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 5:23
この辺の標高から残雪の姿が。ただしまだコース上には出現しない。
コース上に現れた最初の雪渓。
2022年05月04日 05:40撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 5:40
コース上に現れた最初の雪渓。
明るくなだらかな登山道。
2022年05月04日 05:49撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 5:49
明るくなだらかな登山道。
ここが甲子峠と甲子山の分岐。
2022年05月04日 05:54撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 5:54
ここが甲子峠と甲子山の分岐。
甲子山の山頂に到着。これから挑む甲子旭岳を望む。
2022年05月04日 06:13撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 6:13
甲子山の山頂に到着。これから挑む甲子旭岳を望む。
甲子山から坊主沼方面には踏み跡なし。
2022年05月04日 06:28撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 6:28
甲子山から坊主沼方面には踏み跡なし。
甲子旭岳。急峻でコース情報持って無いので無理なら登らないつもり。
2022年05月04日 06:34撮影 by  KYV46, KYOCERA
2
5/4 6:34
甲子旭岳。急峻でコース情報持って無いので無理なら登らないつもり。
残雪は結構あります。
2022年05月04日 06:39撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 6:39
残雪は結構あります。
甲子旭岳の迂回ルート案内看板。
2022年05月04日 06:41撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 6:41
甲子旭岳の迂回ルート案内看板。
まだ芽吹いていない樹林帯の残雪を歩く。明るく気持ち良い。
2022年05月04日 06:45撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 6:45
まだ芽吹いていない樹林帯の残雪を歩く。明るく気持ち良い。
ここから甲子旭岳の稜線に取り付きます。
2022年05月04日 06:52撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 6:52
ここから甲子旭岳の稜線に取り付きます。
甲子旭岳の稜線直登。序盤はこんな感じの急登です。まだ序ノ口。
2022年05月04日 06:59撮影 by  KYV46, KYOCERA
1
5/4 6:59
甲子旭岳の稜線直登。序盤はこんな感じの急登です。まだ序ノ口。
甲子旭岳の登頂途中から三本槍岳方面を望む。
2022年05月04日 07:33撮影 by  KYV46, KYOCERA
1
5/4 7:33
甲子旭岳の登頂途中から三本槍岳方面を望む。
甲子旭岳の中腹。写真だと良く分かりませんが、結構急斜面。特に頂上直下は雪渓も急斜面なので滑落の危険があるので岩場から巻きました。危険ですので登頂はお薦めしません。
2022年05月04日 07:39撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 7:39
甲子旭岳の中腹。写真だと良く分かりませんが、結構急斜面。特に頂上直下は雪渓も急斜面なので滑落の危険があるので岩場から巻きました。危険ですので登頂はお薦めしません。
斜度はこんな感じ🖤
2022年05月04日 07:45撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5/4 7:45
斜度はこんな感じ🖤
甲子旭岳の中盤にある最初の雪渓。
2022年05月04日 07:55撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 7:55
甲子旭岳の中盤にある最初の雪渓。
雪渓は緩んでいて滑り崩れます。斜度がキツイので滑り落ちたら・・・終わり(゜Д゜;)
2022年05月04日 07:57撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 7:57
雪渓は緩んでいて滑り崩れます。斜度がキツイので滑り落ちたら・・・終わり(゜Д゜;)
基準点しかない甲子旭岳頂上ですが、眺望は良い眺め。
雲ひとつ無い快晴で風も弱かったので頂上からアマチュア無線の1200Mhz帯で一局お相手頂きました。当方ハンディー機とホイップアンテナで埼玉狭山の局長さんと交信。直接距離は約155km!
2022年05月04日 08:00撮影 by  KYV46, KYOCERA
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5/4 8:00
基準点しかない甲子旭岳頂上ですが、眺望は良い眺め。
雲ひとつ無い快晴で風も弱かったので頂上からアマチュア無線の1200Mhz帯で一局お相手頂きました。当方ハンディー機とホイップアンテナで埼玉狭山の局長さんと交信。直接距離は約155km!
南側稜線斜面はずっとこんな感じ。リボン目印もありましたが、途中で見失いました。
2022年05月04日 08:59撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 8:59
南側稜線斜面はずっとこんな感じ。リボン目印もありましたが、途中で見失いました。
稜線に雪渓が残っていれば問題無いですが・・・これは低木林を下ってられないとちょっと絶望的。
2022年05月04日 09:04撮影 by  KYV46, KYOCERA
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5/4 9:04
稜線に雪渓が残っていれば問題無いですが・・・これは低木林を下ってられないとちょっと絶望的。
結局、途中の東側斜面を下る事に。草や木が生えている部分を斜めにトラバースしながら慎重に。
2022年05月04日 10:02撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 10:02
結局、途中の東側斜面を下る事に。草や木が生えている部分を斜めにトラバースしながら慎重に。
まぁ無事に坊主沼避難小屋まで下って来ました。
2022年05月04日 10:05撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 10:05
まぁ無事に坊主沼避難小屋まで下って来ました。
小屋はキレイ。少し早めのお昼ごはん。これも今回の目的のひとつで、買い置きして賞味期限が切れた食材の処理活動の一環。
2022年05月04日 10:19撮影 by  KYV46, KYOCERA
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5/4 10:19
小屋はキレイ。少し早めのお昼ごはん。これも今回の目的のひとつで、買い置きして賞味期限が切れた食材の処理活動の一環。
坊主沼避難小屋。近くにも踏み後少なく。本日の利用者は私のみ。
2022年05月04日 11:25撮影 by  KYV46, KYOCERA
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5/4 11:25
坊主沼避難小屋。近くにも踏み後少なく。本日の利用者は私のみ。
甲子旭岳を左手に見ながら、本来の登山道である巻き道の残雪を歩く。
2022年05月04日 11:41撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 11:41
甲子旭岳を左手に見ながら、本来の登山道である巻き道の残雪を歩く。
帰路は甲子旭岳を迂回する本来のルートで。ただ残雪が多いので夏道は不明。要所にリボンがありますが、分かりにくいので尾根迷いに注意。
2022年05月04日 11:41撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 11:41
帰路は甲子旭岳を迂回する本来のルートで。ただ残雪が多いので夏道は不明。要所にリボンがありますが、分かりにくいので尾根迷いに注意。
樹林帯の雪渓は、天気が良くて気持ち良く歩けます。
2022年05月04日 11:43撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 11:43
樹林帯の雪渓は、天気が良くて気持ち良く歩けます。
甲子旭岳の迂回ルートの道標まで戻ってきました。
2022年05月04日 12:11撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 12:11
甲子旭岳の迂回ルートの道標まで戻ってきました。
甲子旭岳を望む。左側の尾根を直登しました。
2022年05月04日 12:24撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 12:24
甲子旭岳を望む。左側の尾根を直登しました。
甲子山の山頂直下の雪渓。セッピは無くしっかりしていたが、これだけ暖かくなるといつ崩れてもおかしくないので注意。
2022年05月04日 12:29撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 12:29
甲子山の山頂直下の雪渓。セッピは無くしっかりしていたが、これだけ暖かくなるといつ崩れてもおかしくないので注意。
甲子山山頂から振り返って甲子旭岳を望む。
2022年05月04日 12:32撮影 by  KYV46, KYOCERA
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5/4 12:32
甲子山山頂から振り返って甲子旭岳を望む。
甲子峠との分岐まで戻って来ました。
2022年05月04日 12:48撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 12:48
甲子峠との分岐まで戻って来ました。
コンビニで調達した行動食。中身は和製パワーバーの「くるみゆべし」
2022年05月04日 13:17撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 13:17
コンビニで調達した行動食。中身は和製パワーバーの「くるみゆべし」
人間界まであと少し。
2022年05月04日 13:50撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 13:50
人間界まであと少し。
5分ほど寄り道して沢に降下。滝の近くまで手軽には行けないが、小さく見えるのが「衣紋滝」
2022年05月04日 14:07撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 14:07
5分ほど寄り道して沢に降下。滝の近くまで手軽には行けないが、小さく見えるのが「衣紋滝」
温泉神社まで戻ってきました。
2022年05月04日 14:22撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 14:22
温泉神社まで戻ってきました。
朝早いとこの門が暗くて通り抜けできるか分からなかった。
2022年05月04日 14:31撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 14:31
朝早いとこの門が暗くて通り抜けできるか分からなかった。
温泉宿の桜が満開でした。
2022年05月04日 14:32撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 14:32
温泉宿の桜が満開でした。
登山申請ポストに無事帰還の投函をして、本日の登山終了。
2022年05月04日 14:36撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 14:36
登山申請ポストに無事帰還の投函をして、本日の登山終了。
甲子温泉の宿入り口。入り口右側に登山申請ポストあり。登山口は写真左側の宿敷地内を通過して行きます。
2022年05月04日 14:38撮影 by  KYV46, KYOCERA
5/4 14:38
甲子温泉の宿入り口。入り口右側に登山申請ポストあり。登山口は写真左側の宿敷地内を通過して行きます。
撮影機器:

装備

個人装備
アマチュア無線機(3バンド)
備考 密を避けたGWの日帰り登山先に甲子山を選定。あわよくば甲子朝日岳の登頂をと思いましたら、山神様のおぼしめしで無事達成できました。
甲子山より坊主沼方面は立ち入った痕跡が少なく当日は「貸し切り」でした。
今回は甲子旭岳山頂よりハンディー機アマチュア無線1200MHz帯にて155厠イ譴榛覿牟校海龍苗垢気鵑醗堕蠅靴晋鮨ができました。一発のCQでのお声がけは、この帯域で奇跡的。
そんな感じで一時間近くも旭岳山頂でのんびり過ごした後に坊主沼避難小屋まで下山。とても綺麗な山小屋で泊まりたくなりました。
この日の副次目的である「山用食料(賞味期限切れ)の消費」という命題を達成しつつ、ここでも一時間ほどマッタリと過ごし景色を満喫。
※周囲を散策しましたが、比較的新しい熊の足跡が散見されていたので注意が必要です。
この日は、賞味三時間も山中で「休憩」。残雪と芽吹き前の枯れ木のコントラストを見ながら一人の時間を満喫して甲子温泉まで下山しました。

感想

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コメント

お疲れ様でした
いろいろなアドバイス
大変参考になりました

いつか登ってみたい山の
一つです
2022/5/9 20:33
コメントありがとうございます。

定期的に登山者の入る山のようで、帰宅後に調べましたら情報も散見されました。
これからの季節の甲子旭岳は、北側稜線からの往復となろうかと思います。
特に技術的難易度はありませんが、登頂よりも下山の際は慎重に。
お家に帰るまでが「山遊び」ですので安全第一で楽しんでください。

また、坊主沼避難小屋周辺では、比較的新しい熊の足跡も見られましたのでツキノワですが、くまちゃんにもご注意下さいませ。
2022/5/12 21:53
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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