仙丈ケ岳
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 10:10
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 1,133m
- 下り
- 1,124m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
当日は特別に危険な所は無かった。但し、仙丈カールの稜線で仙丈小屋を右下に見ながらのトラバ−ス部、山頂手前の岩峰へのナイフリッジは雪の状態により注意が必要です |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
装備
個人装備 |
防寒具
昼ご飯
非常食
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
ツェルト
カメラ。ピッケル
アイゼン
|
---|---|
共同装備 |
無し
|
感想
昨年の同日に、仙丈ヶ岳を目指すも、小仙丈止まり。今年は、リベンジに燃えるIさんのお誘いにのっかって。
1日目は歌宿からこもれび山荘まで歩いて2時間弱。今回は自炊してみたくて食料とシュラフも持参。4月中盤から仕事忙しく、ろくに歩いてもおらず、アスファルトの緩い傾斜でも足にくる。
ヘロヘロで山荘到着。
平日なので山荘も空いていて、快適。
お湯をセルフで好きな時に頂けるのは、本当にありがたい。
2日目天気は、雲ひとつない青空。足取りはこの日も重く、皆さんについて行くのに必死。でも天気が良いので気分は上向き。
小仙丈は昨年の強い風雪とは全く違う様相で、ハイマツもところどころ見えている。
素晴らしい景色の中、安心して歩く事ができて頂上へ。
下りの小仙丈でお昼ご飯。さあ出発と思ったら、Iさんから「アイゼンがないよ!」とご指摘が。
左足のアイゼンを落としているのに、まったく気付いていなかった_| ̄|○
幸運にも、近くに座っていた若者から「すぐ近くに落ちていましたよ」と声をかけていただき、
引き返す。岩場を登り切ったところにあるだろうと思ったけれど、見つからず、岩場を頂上へ向かって下る。
振り向くとshikakuraさんがすごいスピードで追いついて来られ、あっという間に先に行かれて見てきて下さった。後ろ姿に後光が差すよう。
結局見つからず、小一時間小仙丈で待ってもらっていたお二人にも迷惑をかけて、みなさんには大変申し訳ないと同時にありがたい気持ちでいっぱいに。
半分諦めて下山すると、こもれび山荘の前で
似たアイゼンを手にした男性がおられて、「落とされていませんか?」と。
まさかの幸運に戸惑いながら、感謝しきり。
反省点は装備の点検をしっかりする事。
去年の天気の厳しさから比べると、今年は景色に浮かれて注意散漫だったのかも。
同じ山、同じ時期、同じ日程でも、これだけ違う体験をするんだなというのを強く実感。
みなさん、ありがとうございました♪
思いがけなく、数十年ぶりで雪の仙丈ケ岳です。前日は歌宿から2時間程歩き、初めてこもれび山荘に自炊で宿泊。お湯も頂けるので不自由しません。
当日は予報通りの快晴の下出発してしばらく歩くと樹間から朝日が射して来ます。所々に残雪が有り、昨日降った雪が薄っすらと地面を覆っていますが、夏道と変わらないので快調に登って行き、三合目の手前Co2230m付近で残雪が多くなったのでアイゼンを履きます。
大滝ノ頭からしばらく登り振り返ると甲斐駒ヶ岳が見えるようになり、急登の連続ですが蒼空に向かって登って行く感覚で小仙丈ケ岳に到着。甲斐駒ヶ岳が眼の高さになり正面にはこれから辿る仙丈ケ岳への稜線、左手には北岳、間ノ岳、塩見岳の、右手には中央アルプスの絶景が広がって来ます。仙丈ケ岳への稜線には何人かの登山者が見えますが、未だ時間も早いのでゆっくり景気を楽しんだ後腰を上げます。
岩場を2ヵ所通過して最後の登りに掛かりますが、仙丈カールの仙丈小屋を右下に見ながらのトラバ-スと頂上手前の岩峰へのナイフリッジは慎重に通過します。下山時は注意が必要な所です。
登り着いた山頂は我々だけで360度の絶景。風は少し有りますが写真を撮りながら絶景を楽しみます。休憩中にヘリが中央アルプス方面から飛来して手を振る我々の上を一周し甲斐駒ヶ岳方面に飛び去って行きます。下山時は先ほどの個所を通過する為、念のためにストックをピッケルに持ち替えます。
続々と登って来られる方と行き違いながら小仙丈ケ岳に戻り暖かい陽を浴びながら昼食を摂り、出発しようとした所、Tさんのアイゼンが片方脱げていることに気付きます。我々の後に下って来た方に聞いた所、落ちている事に気付いたがそのまま残して来たとの事で拾いに行きますが、急登が始まる所まで行っても有りません。多分誰かが回収して下ったのではないかと判断し、ひょっとしてこもれび山荘に届けられているのではないかと話し合った結果、幸い午後になって雪が緩んでいますので、片足アイゼン無しで下ってもらいます。朝方履いた所でアイゼンを脱ぎ、所々残っている残雪で滑らない様に慎重に峠まで下ります。
山荘に入る手前で後から下って来られた方に、アイゼンを落とさなかったかと声を掛けられます。ザックから取り出されたアイゼンは正にTさんの物で、先程聞いた通り小仙丈岳近くで拾われたとのお話で、此の方は峠のテント場でテントを張っておられるとの事で、お礼を申し上げてお別れします。これで一安心、お疲れ様。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する