巻機山 井戸尾根コース

2022年05月08日(日) [日帰り]

• GPS: 06:41
• 距離: 12.9km
• 登り: 1,414m
• 下り: 1,404m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:28
• 休憩: 1:08
• 合計: 6:36

6:39 桜坂駐車場
7:32 7:44 5合目
8:21 8:27 6合目
9:52 9:53 ニセ巻機山
9:58 10:02 巻機山避難小屋
10:21 10:23 御機屋
10:30 10:57 巻機山
11:05 11:07 御機屋
11:20 11:21 巻機山避難小屋
11:27 11:29 ニセ巻機山
12:41 12:50 5合目
13:18 13:20 桜坂駐車場
13:21 ゴール地点

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

桜坂駐車場に駐車。
有料らしいですが管理人の方がいらっしゃらず、無料で駐車させていただきました。
駐車場は点在しており、一箇所には十数台停められます。登山口から近い順に第一、第二…とすると、第一は一番近いですが何もありません。第二はトイレ、靴洗い場などあります。

コース状況／危険箇所等

■残雪状況
取り付きから残雪があります。
溶けてる真っ最中なので、踏み抜きするところもあり。夏道が露出しているところはたいてい泥濘になっています。
結構急なところもあるので理想はアイゼンとチェンスパの併用ですが、脱着しやすいチェンスパのみで行くのが手頃かもしれません。

■巻機山避難小屋
雪に埋まっていますが、窓の板を外せば入れるかも？
ひとまず正規の入口からは入れなさそうでした。

その他周辺情報

特になし。

最寄りの塩沢石打インターからの道には、コンビニが一切無いので注意。
一つ北の六日町インター付近はお店が多いので、食料などを調達する場合は途中のPASAか、六日町インター付近を推奨します。

写真

5/8 6:39

前夜は土樽PAで車中泊。
車中泊が快適な季節です…

桜坂駐車場はこの通り、ガラガラです。
新緑が映えています。

5/8 6:40

前情報通り、難易度の低い井戸尾根コースをチョイス。
夏山なら難易度の高いヌクビ沢コースで登り、割引岳に寄り道し、ついでに牛ヶ岳にも足を伸ばして井戸尾根コースで降りていたかも知れませんが…とりあえず残雪の山、冒険はしないでおこう。

5/8 6:40

登山カード入れ。
カードも鉛筆もたっぷりあります。
ササッと書いて提出しました。

5/8 6:42

いきなり残雪…
これから先が、思いやられる。

5/8 6:43

右、井戸尾根コース。左は何も書いていませんが、ヌクビ沢コースです。

5/8 6:46

傾斜はゆるいのでノーマルで歩けますが、先はもっとすごいんだろうなぁ、残雪。

5/8 6:53

と思ったら意外と地面が出ているところも。
今回はチェンスパのみ持参、アイゼンは車に置いてきました。
あと、ピッケル装備。

5/8 6:58

完全に夏道。
ただ道が雪解け水でグショグショ。

5/8 7:05

三合五勺。
全て見つけられるかな？多分雪に埋もれてて無理だろう。

5/8 7:10

ああ新緑が良い…これだけでも来た甲斐があった！

5/8 7:16

めちゃくちゃ凹んだ四合目標識。

5/8 7:24

道が河のようになっている、アルパインスパッツ大活躍。

5/8 7:28

四合五勺。
まだまだ緩やかな上り。

5/8 7:30

天気は曇りがち。北側は比較的このように晴れてはいるが。

5/8 7:38

五合目！
「焼松」は何処だろう？分かりませんでした。

5/8 7:51

ザブザブ雪解け水を掻き分けながら進みます。
降ったら駐車場に併設されていた、靴洗い場を使わせてもらおう。

5/8 7:53

この辺りから残雪が顕著に。
ただ、しっかり締まっていて踏み抜きはありません。

5/8 8:14

汚れすぎていてトレースが分かりにくい…
というか、無数にトレースがある。
好きに歩いて結構ってことみたい。

5/8 8:21

夏道とは完全にルートが異なっています。
GPS見ながら大丈夫かな…と思いつつ、登る。

このあたりでチェンスパを装着しています。

5/8 8:25

左は割引岳と、右は巻機山…のはず？
雲でよくわからない。

5/8 8:35

ガスに覆われてしまいました。
ツリーホールがおどろおどろしい…

5/8 8:52

ガスが吹き流され、割引岳が見えました。
風は概ね西から吹いていました。
風上からは雲の塊が迫り、またガスに覆われそう。

5/8 8:56

GPS様々だ…こんな状態でも現在地の把握が容易。
逆になければ、今まで何度遭難していたことやら。

5/8 9:14

夏道に出ました。
チェンスパを脱がずにそのまま歩きます。

5/8 9:16

と思ったらまた残雪。
忙しいなぁ。

5/8 9:21

標識…ですが、合目表示は無し。

5/8 9:28

大分登ってきた！ガスで周りは見えづらいけど…

5/8 9:29

八合目です。
なかなか綺麗な木の階段があります。
このあたりで一回チェンスパをしまいました。

5/8 9:41

おー晴れてきた…山頂まで保って欲しい！

5/8 9:45

また残雪が…斜度も急なので、再び泥まみれのチェンスパ装備。

5/8 9:48

見えました！右側ののっぺりとしたピークが巻機山…
山頂というか、台地のようだ。
左側から稜線を進んでゆきます。

5/8 9:49

九合目の前巻機目指してえっちらおっちら登ります。
ここの登りは結構しんどかった。

5/8 9:51

前巻機到着。
ここも良いビューポイントだな！

5/8 9:52

ニセ巻機山とのこと。
確かにこれは騙されそうだ。

ここから降って登り返さないと、巻機山にはたどり着けません。

5/8 9:59

巻機山避難小屋はこんな感じです。
頑張れば入れるかな？戸板は上に持ち上げれば外れそうですが、その先はどうなってるやら。

5/8 10:10

避難小屋まで下ったぶんを登り返します。
最後の百メートル程の登り。

5/8 10:12

これが結構急…

5/8 10:23

心を無にして登り切ります。
おっ…晴れてる。

5/8 10:26

夏道に出ます、ここからはビクトリーロード。

5/8 10:28

ちょっと残雪はありますが、もうノーマルでもチェンスパでもOK。

5/8 10:30

あ〜〜…良い天気…

5/8 10:32

ん？巻機山到着のお知らせをジオグラフィカが通知してくれたけど、山頂標識は…？

5/8 10:41

そういえば巻機山の最高点には標識はなく、このケルンあたりが最高点でした。
なのでひとまずケルンと写真を撮りました。
誰もいないので持ってきた三脚を使用。

5/8 10:49

ガスガス。

電波が通じたので調べてみましたが、やはり山頂標識は最高点には無い模様。
ちょっと低いところに有るらしいですが…見つからなかったな。

5/8 10:55

昼食も兼ねて、ガス待ち…
あまり晴れてくれないなぁ。

5/8 10:55

晴れてもこんな感じ。
誰も来ないし、行くか…

5/8 11:04

降ります、ガスに巻かれてちょっと寒くなってきたので、フリースを着増し。

5/8 11:07

行きとは違うルートを下っています。
雪山ではこうなりがち…

5/8 11:14

雲に覆われていますが、南側方面。
谷川岳とか武尊岳とか見えるはずです。

5/8 11:37

雪の降りは楽です。
登りは大変ですが…

5/8 12:29

調子に乗ってシリセードして降ります、楽なので！
夏ズボンなので濡れますが気にしない。

華麗にグリセードをしている人がおり、凄いと思いました。

5/8 12:39

シリセードの結果、コースを外れてしまい藪漕ぎ中…

5/8 12:46

ルート復帰しました。
シリセードで100メートル降った代償が、15分ほどの藪漕ぎトラバース。

5/8 13:20

駐車場に帰還。関越道は空いているかな…？
お疲れさまでした！

撮影機器：

Google Pixel 5 SIMフリー Google

感想

ny1983

■日本百名山63座目
雪解けが進み、冬季道路閉鎖解除も進みつつありますが、まだ5月は中々登れる百名山はありません。
そういった意味で比較的ハードルの低い巻機山に行ってきました。
残雪はがっちり残っていましたが、装備を整えて行けば比較的安全に登れる山でした。
もちろん、夏期に登っても手頃な百名山だと思われます。

■静かな山行
今回、山行では途中行きあったのが4名ほど。駐車場もガラガラでした。
比較的天気も良かったんですが、不思議なほどに人が少ない山行でした。

■目立たない山
山頂に近づくにつれ、目立つのは隣の割引岳ばかり。
巻機山の山頂はのっぺりとしていて、目立たない山でした。
おまけに山頂標識は見つからず…雪に埋もれてしまっていたんでしょうか。

■虫刺され
下山後、併設された靴洗い場で靴を洗っていると左ふくらはぎにチクリと痛みが。
ポイズンリムーバーで直ぐに吸い取りましたが、結局後日ふくらはぎが激しく腫れました。
薬は塗っていますが、3日経過後の現在もまだ痒みがあります、どうやらブヨにやられた模様。
この時期から出始めるんですね、涼しい清流のそばでは気をつけましょう。