雪渓急登を越えて大天井岳へ【常念小屋・テント泊】
- GPS
- 22:51
- 距離
- 23.9km
- 登り
- 2,347m
- 下り
- 2,340m
コースタイム
- 山行
- 9:31
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 10:37
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
胸突八丁〜常念乗越:積雪期の雪渓急登路(雪が腐っており10本爪の軽アイゼンでは滑ります。特に下りはピッケルあった方が安心) 常念乗越〜横通岳:登り始めの積雪期コースで迷う(滑落の危険があるコースにトレース有、要注意) |
その他周辺情報 | 温泉:ほりでーゆ〜四季の郷(550円・露天風呂あり) |
写真
感想
今回の目的は、一ノ沢の積雪期急登コースで脚にカツを入れた後、大天井岳で絶景を堪能することです。
先ずは一ノ沢ですが、これまでで一番雪が少なかったです。いつも踏み抜きに怯えながら歩いた笠原沢のスノーブリッジは跡形もなく、単なる渡渉でした。胸突八丁からの直登コースは完全に雪が腐っており、ずり落ちながら進む。テント装備にこの急登は相変わらず堪えます。でも毎年来てしまいます、これってマゾヒズム??
常念乗越にテントを設営し、コーヒーブレイク後、常念岳のピストンに出かけました。ガスはかかっていませんでしたが、曇天のため頂上の眺めも今一つパンチがありませんでした。
テントに戻り、夕食を作っていると周囲は完全にガスがかかり、夕景は見られないと思っていましたが、日没後、いきなりガスが抜け、燃えるような空に槍・穂高が眼前に。これだから、テント泊は止められませんね。
翌日、横通岳の肩で日の出と槍のモルゲンを頂き、気持ちの良い尾根歩きで大天井岳を目指す。途中、雪のトラバースがあり、アイゼン・ピッケルで緊張して進みました。でも復路では雪が緩み、滑り止めなくても大丈夫でした。
程なく大天井岳に到着、山頂、独り占めです。最も常念乗越〜大天井岳の往復ですれ違ったのはお一人のみでしたが・・・。この山頂は、北ア全体の展望台の様で、360°すべて展望できます。昨夏歩いた、薬師、黒部五郎、鷲羽も一望です。
十分に景色を堪能したので、あとは淡々とテント場に戻り、撤収して下山しました。それにしても、常念乗越からの積雪期ルートの下り、今回雪が緩んで10本爪の軽アイゼンでは怖かったです。例年、朝の雪が締まっているときに下っていましたので、すんなりでしたが、今回はピッケルあって良かったです。5月にピッケルは大げさだと思っていましたが、持ってきて良かったです。
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