残雪寂しく春の風〜山上ヶ岳〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 815m
- 下り
- 817m
コースタイム
8:30レンゲ辻
9:15山上ヶ岳頂上
11:30清浄大橋
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
レンゲ辻は沢沿いの道。何度か支流が分岐するのでテープをしっかり確認しながら慎重に。 今年のこの時期稜線より少し下が見事な雪渓になっていました。 時期だけにシャーベット雪が少し固まった程度。 キックステップを蹴り込めば簡単に登れます。ただ雪渓上はテープが見当たらず、 ルートを知っていたからいいようなものの、初めての場合は少し不安かも知れないです。 いろんな箇所でで残雪あり。でも歩行困難なほどではありません。 踏み抜いたとき、クツの中に雪が入って小石が入ったかのような不快感。 スパッツ履いてなかったのを後悔しました。 |
写真
感想
ちょっと久々の山行だったので今回はあまり時間のかからないコース選びを考えてました。
大台ケ原でもと思っていれば、ドライブウェイは開通前。弥山八経ヶ岳も最短ルートコースは落石の為通行止め。
ならばと気持ちの良い沢と稜線、広い景色が楽しめる山上ヶ岳へ。ここはシーズン中は各地からそれぞれの講に属する方々が多く押し寄せ、たいへん賑わいますがシーズン外は人が少なく静かな山歩きを楽しめます。女人禁制ですが…。
レンゲ坂はシーズン中でも人の少ない沢沿いルート。テープに気をつけながら登らなければなりませんが、危険な箇所は特にありません。今回は四月ということもあり、上部の日に当たりにくい谷間が雪渓になってました。200m近くは途切れず連続していたでしょうか?念の為アイゼン持ってましたが雪がシャーベット状でキックステップが効きやすかったので使用しませんでした。滑落したらヤバイというほどの傾斜でもなかったです。思わぬ雪のプレゼントを楽しみながらレンゲ辻に着きました。夏道より少しは楽だったかも。
稜線上は雲一つなく大峰の主要な山々が広く見渡せます。どの山も谷間にはまだ雪をまとっていますが、暖かい空気や、なんとなく匂いがもう春なんだと感じさせてくれます。レンゲ辻から頂上までは3〜40分。痩せた稜線に時々鉄の階段などが連続し急な登りですが、岩にはイワカガミなどが張り付き、花の咲く頃もまた楽しみです。
頂上は一面の笹の原。北から西にかけては樹木がないのではるか遠くの山々が見渡せます。ほぼ同じような高さの稲村ヶ岳も側面に多く雪を残しています。急なトラバースの箇所にまだ雪が残っていたらまだ登るのは危険なんじゃないかと思います。あまりに景色も良く、暖かく風もないのでしばらくそこに座ってボーッと佇んでいました。
まだ戸の開いていない大峯山寺を外からお参りしたのち、帰りはオーソドックスなルートで下山。点在している宿坊や茶屋(休憩所)もまだ閉まっています。所々残る雪が時にくるぶしまで達し、靴の中に入ります。雪の粒が硬いためかこれが小石が入ったように痛いんです。スパッツ持ってこなかったことが悔やまれます。
だらだらとながーい下山道。いつしか明るい森から植林帯へ。あたりまえですが、まわりを見ればそこらじゅうにスギ、ヒノキ(゜д゜lll)どうりで鼻水多く出るワケだ。ティッシュを山のように使いかさばったゴミを持ち歩きたくないので、自分は汗拭きとは別に手ぬぐいを持参してます。今回はかなりコイツに助けられました。下りてきたころ、唸るくらい目も痒くなり、山は色づき始めのいいシーズンだけど、花粉症には辛いシーズンなんだと身を持って体感しました。
清浄大橋付近ではアマゴでしょうか釣り人の姿。釣りも解禁したんですね。洞川温泉で塩焼きでも食べて帰ろっかな!
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