檜洞丸
- GPS
- 11:34
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 1,424m
- 下り
- 1,410m
コースタイム
- 山行
- 9:10
- 休憩
- 2:01
- 合計
- 11:11
夫婦でゆっくりなので、かなり遅いです。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
はしご、鎖場があります。 特に檜洞丸-犬越路は危ないところがあります。 |
写真
感想
富士山に登る練習と思い行きましたが、はしごや鎖場があり、富士山よりも難しい山だったようです。
この日はかなり暑く、水も十分持っていったつもり(1.5L程度)だったのですが、犬越路避難小屋からおりたあたりでなくなってしまいました。明るいうちに下山の予定でしたが、時間もかかってしまい、ヘッドランプは持っていたので大丈夫でしたが、車に帰るころにはすっかり暗くなってしまいました。
登りが辛かったです。
頂上までの長い登りでぐったり、まとわりつくアブにうんざり。
山頂でお弁当を食べていたら、膝に止まった大きなアブ。
お目々キラキラねと、話しかけた途端、ジックーと強烈な痛み。
いたーい何これ〜何こいつー (TT)
アブだよ、噛むんだよ知らないの?とMGFに呆れられました。
知りませんでした。アブというのは見てわかったけど、ハナアブのように蜜を吸っているのかと思ってた。
そして下り。
ここで大失敗。
体力がないからゆるい下りがいいと選んだのが周回コース。
実はゆるい下りじゃなくて、ただの稜線コース。
ということも判断できない、経験値の低い私。
ま、その経験を積むためにこうして練習登山しているわけなんだけれども。
でまあ、稜線だから、少し下れば登りもあったりして、
でまあ、稜線だから、いつまでも山の上にいるわけで。
ほんと、鎖場とかはいいんですよ。緊張感を持ちつつも楽しみながら降りられる。
でも、登りが辛い私にとって、無駄に下って登り返すってのが精神的にダメージきつかった。
三つ目くらいになると腹が立ってきて、降りたら降りるでいいのにー!!!とキレまくり。稜線にありがちな、5mほどのゆるい登りでも、また出たよもうやだよと悪態をつく。
で、暑い夏の低山、水がそこをつき、膝が笑いだす。
水は仕方ないにしても、カリウム補給しなきゃと探すけれどなにもない。
食塩とクエン酸で、簡単なスポーツドリンクもどきを1lも作っていたのだけど、食塩だったのでナトリウムしか入っていない。カリウム入れないと意味ないなぁと反省。
もちろん、ほぼ空になっていたが。
しかも暑いのに、非常用にホッカイロなんか持っている始末。
いやー山は寒いんだと思っていた。
途中エスケープルートがないし、戻る距離より犬越路の方がはるかに近い‥て言うか、まあ、犬越路が充分エスケープなんだけれども、そこへ騙し騙したどり着く。
避難小屋と眼下の急な下りを何度も交互に見比べる。
膝がくがくしてるのに(汗で低カリウム血症、ちょっと熱中症)ここを降りられるだろうか。
一応、プランBについても頭の中でじっくり検討してみる。
つまり、遭難って連絡して避難小屋で一晩待つか‥。
で思う。
たとえそれでも、水分や塩分が切れた状態が長時間続くと危険だから、どっちにしても沢まで降りて水は確保しなきゃいけない(多少、毒性の鉱物やバクテリアが含まれていても、水がないよりまし)
で、沢まで降りるんだったら、その後は割とすぐ林道に着く。
と言うことは、避難小屋待機とか意味なさすぎ。まあそうやろね。
やっぱり、膝がくがくだと不安もあって、それに一度頂上で選択を間違えたって思いもあって、ここは慎重になってしまいました。
ちょっと下って、私もうムリ〜と泣き言をかましつつ、戻ろうかと避難小屋を見上げたら、これが結構、上になっていて、登り返す方が絶対ムリ。
後は、日が落ちて薄暗くなってきた中、黙々と降りる。
意外と降り始めたらつらくない。もともと下りの方が得意なので、とにかく沢を目指して下る。
沢で、手や腕を冷やして少し体温を下げたらずっと楽になりました。
沢は開けて山の斜面よりずっと明るく、明るいうちにヘッデンを確認して装着。
舗装道路まで平らな河原をあと200m付近で、いよいよたそがれ時の暗さになりましたが、まだライトなしで足元の見分けがなんとかつく間に道路まで行けました。
道路をヘッデンつけてMGFと並んで歩きながら、オートキャンプの家族連れののんびりした人影や賑わいを横目に、この世に戻って来たって気がしました。
なんだったんだ、さっきまでの緊張感って。
この後からは、カロリー系の行動食以外に、梅干し、カリウム入りの塩飴など必ず持って行ってます。
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