三ツドッケ-蕎麦粒山 〜奥多摩の奥、春の霧氷〜 B11
- GPS
- --:--
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,283m
- 下り
- 1,545m
コースタイム
天候 | 雪のち曇りときどき雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路 川乗橋15:01のバスに間に合わず歩く |
コース状況/ 危険箇所等 |
・東日原〜一杯水避難小屋 バス下車後、郵便局の先を右に折れる。最初の急登を自身のコンディションを確かめながら慎重に進んだのちは、比較的緩やかな登りが続く。滝入ノ峰を巻いてからは歩きやすい尾根道。噂に違わぬ良い道。 ・一杯水避難小屋〜三ツドッケ 小屋裏の道を進むと小ピークがあり、一旦下るので直登コースではない気がするが、登り返してほどなく山頂。晴れていれば眺望は良いのだろう。 ・三ツドッケ〜蕎麦粒山 小ピーク上で二又に分かれているので標識なくともわかりやすい。一杯水からの巻道に合流してからは埼玉県との都境の道をほぼ稜線に沿って進む。ほとんど巻いて進むので無駄なアップダウンはない。問題は蕎麦粒山への登りの始まる直前の分岐。「まき道進むな」の標識を無視してまき道へ入り込むとかなり苦戦を強いられる。(私も雪のせいで少し滑落した)数か所トラバース要注意箇所あり。蕎麦粒山直登コースを選択すべき。 ・蕎麦粒山〜川乗橋 鳥屋戸尾根を辿って川乗橋を目指す。山と高原地図で破線ルート、25000分の1地形図には載っていないルートだが、踏み跡はしっかりしている。迷うことはないだろうが、なにしろ長い。尾根を忠実にトレースしているので無駄なアップダウンも多く、後半は仕事道を兼ねているため単調でうんざりする。おすすめできないルート。 |
写真
感想
2月の大雪がなければ、積雪期に登っていた三ツドッケ。しかし、今日のような失態を演じるようであれば、行けなくて良かったのかもしれない。
高気圧に覆われながらも予報は曇り。まあ降っても一時的なものだろう。念のためアイゼンを除く冬山装備と防雨着、傘などを携え久しぶりの奥多摩へ。しかしかながら期待に反して予報どおり曇りときどき雨、しかも1000m超では雪。それでも三ツドッケまでは良かった。東日原では多数下車したが、三ツドッケへの登山者はほかに一人もおらず(避難小屋泊、下山の二人とすれ違う)風にハラハラ落ちる霧氷を眺めながら静かに歩くことができた。
三ツドッケ山頂からは何も見えず、その後も期待できないことが明白だったが、雪もそれほど降っておらず予定どおり蕎麦粒山へ向かうこととした。巻道中心の尾根道で、霧氷の美しさに時折足を止めたり、あまりの静けさに今日ここにいることに感謝していた。
蕎麦粒山への直登コースを嫌い巻道を経て進もうとしたときに、すでに後半の疲労感に満ちた歩みは始まっていた。「土砂堆積、まき道進むな」の標識を無視して進み、何度目かのトラバースで雪と落ち葉に足を取られ数メートル滑落した。幸い怪我や落し物はしなかったが、50m以上転がって行った石を見て、暫く忘れていた山への畏怖と恐怖心を思い出した。這い上がることにエネルギーを費やし、息も絶え絶えに蕎麦粒山に立った。
15:01川乗橋発のバスに乗るために昼食もそこそこに済まし出発。全く疲労回復できていない。鳥屋戸尾根は長すぎた。中途半端なルートである。一気に下りて舗装林道を歩く方がまだ良い。蕎麦粒山からバス停まで2時間半みなければならない、或るレコに記されていたとおりで、休憩を含めるともう少しあった方がよい。私は休憩なしで2時間20分かかった。バス停到着は15:04、定刻どおり通過したらしく、間に合わなかった。工事ガードマンの「駅まで30分程度だから1時間半待つよりは歩いた方がいいんじゃないの」に従い、歩く。普通に歩いて50分かかった。
連休に備えて少し無理しすぎたかもしれないが、様々な意味で実りある山行であった。
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