雁坂嶺・破風山・水晶山・古札山・燕山・笠取山(山梨百名山 85・86座目 甲州百山 80・81座目 甲斐百山 61座目)
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- GPS
- 15:06
- 距離
- 31.5km
- 登り
- 2,405m
- 下り
- 2,378m
コースタイム
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 8:43
- 山行
- 6:36
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 7:19
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
今回は、テント泊第2弾。雁坂嶺・破風山・水晶山・古札山・燕山・笠取山を、1泊2日で回る盛沢山コース。
雁坂小屋まで: 雁坂トンネル料金所近くの駐車場に自動車を駐車し、近くにある熊王大権現で、登山の安全祈願をして、出発。ゲートに、雁坂峠へ3時間という看板があったが、矢印の方向が真逆で、始めから不安になった。ヤマレコを見ながら、左に折れて、舗装路を登り出す。
雁坂トンネルの入り口を左手に見ながら舗装路を進んでいくと、しばらくして、山道になる。沢沿いの道を進むと、危険個所。崩れかけた沢の合流を横切るが、特に問題なかった。さらに進むと、沢沿いに降りる。渡渉が、何ヶ所かあり、1回滑って川に落ちかけたりもした。その後、沢沿いから、山側に取り付く。トラバース路と、細かい九十九折りを何回か繰り返して、だんだんと高度を上げていった。しばらく歩くと、山の斜面に木々が無くなり、笹原となる。そして、視界が開けてくると富士山を眺めることができた。続いて、長めのトラバース路を経て、九十九折りを登りきると、雁坂峠に到着。雁坂峠では、富士山を遠くに眺めることができた。また、乾徳山、黒金山、奥仙丈山、北奥仙丈山、金峰山、鶏冠山を眺めることができた。
雁坂峠から、10数分ほど下ると、逗留場所である雁坂小屋。今回、雁坂小屋のご主人は不在だった。
危険個所は、滑落注意。足場はそこまで悪く無いので、慎重に渡れば問題はなさそう。渡渉箇所が何ヶ所あるが、石が滑りやすかったりするので、スリップ・転倒注意。
雁坂嶺: 雁坂小屋のテント場にテントを設営。軽く昼食をとったのち、テントに不要な荷物を置き、テント場の料金を支払い、軽食と水を持って、出発。雁坂峠から雁坂嶺までは、見晴らしの良い尾根歩き。立ち枯れの箇所があったりと、変化があった。また、雁坂嶺の山頂手前で、比較的近い距離に双耳峰が見えたので、破風山かと思ったが、正解だった。雁坂嶺山頂は、一部、眺望あり。木々に囲まれているが、一部開けており、富士山を眺めることができた。また、ベンチがあった。
特に危険個所なし。
東破風山: 雁坂嶺山頂から、ほぼ、見晴らしの良い尾根歩き。立ち枯れの箇所が多く、途中途中で、景色を見渡すことができた。ヤマレコのマップだと、東破風山の位置がおかしく、2180m地点にあった。また、四等三角点2178.2mは、気付かず通り過ぎていた。標柱のある東破風山のピーク直下は、そこそこの急登。登りきると、東破風山の標柱ピーク。山頂は、狭く、一部開けてる部分があるが、ほぼ眺望は無かった。東破風山の山頂から僅かに進むと、非常に見晴らしの良い岩場があったが、富士山は、雲か掛かってしまっており、眺めることはできなかった。手前の広瀬湖や乾徳山、黒金山は、非常に良く見えた。
特に危険個所なし。
破風山(西破風山): 東破風山標柱ピークから、ほぼアップダウンが無いものの、岩場があったりと、進みにくかった。破風山(西破風山)山頂も、眺望なし。僅かに開けており、ベンチもあるが、周りは木々に囲まれていた。
痩せ尾根はないが、切り立っている岩場があるので、転倒・滑落注意。
雁坂小屋: 西破風山から、行きと同じ道を使い、雁坂小屋に戻った。途中、雁坂嶺山頂に鹿がいて、驚いた。雁坂小屋のテント場にて、夕方ごろ、だんだんと周りの山々がガスって、寒くなっていったので、18時半過ぎには夕食を終え、就寝。しかし、20時半ごろには目が覚めてしまい、寝袋の中でウダウダ。22時頃に、トイレに起きると、外は真っ暗、ガスの中で、生暖かった。再就寝して、4時頃に目が開き、テントの中で、朝食を軽く済まし、荷物を整理。4:45頃、辺りが明るくなったので、外に出てみると、日の出を見ることができた。
水晶山: テントを畳み、朝食第2弾をとった後、雁峠へ向けて出発。まず、雁坂峠に上がってみると、雲海の中から、富士山が顔を出していた。また、北岳、間ノ岳、蝙蝠岳、聖岳が、前日よりも、はっきりと、見えた。雁坂峠から、しばらくは、視界の開けた、尾根歩き。水晶山に近づくと樹林帯になり、登りきると水晶山山頂。水晶山山頂は、そこそこ広くて、ベンチもあるが、眺望なしだった。
特に危険個所なし。
古礼山: 水晶山から尾根歩きを継続して、30分ほどで、古礼山。林間を抜けていく尾根が多く、周りの景色は、ほぼ見えずだった。古礼山は、直下に巻道があるが、ピークを踏むため、尾根コースを利用。そこまでではないが、急登だった。古礼山山頂は開けており、眺望あり。ただし、今回は、雲が上がってきてしまっており、景色を見ることはできなかった。また、僅かに、雁峠側に進むと、開けた広いスペースがあり、ベンチもあった。古礼山の山頂も開けて気持ちがよかったが、こちらのスペースも良い場所だった。
特に危険個所なし。
燕山: 古礼山から尾根歩きを継続して、開けたり、林間に入ったりという繰り返し。青空で、山梨側がよく見えていたが、低山にガスがかかっているような状況だった。
40分ほどで、燕山。燕山山頂は、狭く、一部開けているが、眺望はあるものの、見どころはなかった。
特に危険個所なし。
笠取山(山梨百名山標柱側): 燕山から尾根を進むと、雁峠0.9kmと記載された道標があり、降下が始まる。さらに進むと、綺麗な笹原の斜面の下りになり、菅笠のような形の笠取山や、広く開けた雁峠が見えた。そして、笹原を九十九折りしながら、雁峠に下り、雁峠避難小屋(旧雁峠山荘)に向かった。雁峠避難小屋(旧雁峠山荘)は、廃屋状態で、倒壊の危険性ありということで、中には入れない状況だった。
雁峠避難小屋(旧雁峠山荘)の片隅に荷物をデポし、笠取山を目指す。途中、荒川、富士川、多摩川の分水嶺があり、小さな標柱があった。さらに進むと、笠取山が近くに見えてくる。笠取山山頂までは、小さな九十九折りの急登コース。遠目で見ると、壁のように見え、かなり傾斜がきついが、思ったよりは、容易に登ることができた。
笠取山(山梨百名山標柱側)では、富士山は、雲の中に隠れてしまっていたものの、大菩薩嶺やハンゼンノ頭方面の山々が見え、また、縦走してきた雁坂嶺、水晶山、古礼山、燕山を見る事ができた。
笠取山山頂への取り付きからは、斜度がきつめなので、転倒・滑落注意。
雁坂トンネル料金所まで: 雁坂嶺、破風山、水晶山、古礼山、燕山、笠取山の県境縦走の最終が終了し、下山開始。笠取山から雁峠に戻り、亀田林業林道を使って、新地平まで下山。そこから、雁坂トンネル料金所まで戻る。
まずは、雁峠から僅かに降ると、沢が現れる。その沢沿いを延々と下山していく。渡渉が、数えきれないほどあり、1ヶ所どこを渡ろうか迷う場所があったが、濡れずに渡り切れないところは無かった。どの程度まで、増水するかは分からないが、今回は、水量が多いとは感じなかった。
以降は、ひたすら歩くのみ。沢沿いから細い道となり、自動車が通れるような幅の非舗装道路になる。さらに進むと、舗装道路になり、亀田林業林道になる。途中、何かの施設の小さな建屋があったので、その建屋の陰に、荷物をデポし、空身になって、雁坂トンネル料金所を目指した。
一旦一般道に出るが、道の駅みとみから登山者が使う舗装路に直結するショートカットを利用。鶏冠山大橋の下をくぐり、広瀬トンネルを迂回して、雁坂トンネル料金所近くの駐車スペースまで戻った。
亀田林業林道までは、渡渉箇所が多く、沢で浮石もあるので、スリップ・転倒注意。
今回、古札山で、景色が見れなかった以外は、天候が良く、最高の縦走だった。また、前回のテント泊縦走と笠取山で繋げることができたので、大満足な山行となった。
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