バイクも吹き飛ぶ、爆風の一切経山 涙、涙の登山になりました・・・

2022年05月28日(土) [日帰り]

• GPS: 03:31
• 距離: 10.0km
• 登り: 520m
• 下り: 506m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:02
• 休憩: 0:21
• 合計: 3:23

距離 10.0km 登り 520m 下り 522m

8:39 浄土平ビジター
9:13 9:14 酸ヶ平避難小屋
9:43 9:50 一切経山
10:12 10:13 酸ヶ平避難小屋
10:28 鎌沼
11:06 11:11 浄土平ビジター
11:13 浄土平
11:35 11:41 吾妻小富士
11:59 12:00 浄土平
12:02 ゴール地点

天候

曇り時々晴れ、爆風付き

アクセス

利用交通機関：

自家用車

浄土平ビジターセンターの駐車場に駐車
本来は有料ですが無料開放中でした

コース状況／危険箇所等

登山道自体は危険個所は無いが、一切経山山頂、吾妻小富士の火口周回は爆風で耐風姿勢をとっていても体が30センチくらい横に吹き飛ばされること多々あり。
特に吾妻小富士では大岩を背にして歩かないと吹き飛ばされる個所もあり、火口周回は今までに体感したことないほどの爆風で、いつ火口内外に吹き飛ばされても不思議ではないので生きた心地がしなかった。

写真

5/28 8:31

バイクの後ろに積んであったトレッキングポールが無くなっていた。高速道路で飛んで行ってしまったらしい・・
浄土平ビジターセンターの駐車場にバイクを停めて、トイレに行って帰ってきたら、爆風でバイクが倒れ大破損！
ヘルメットも傷だらけ・・・
この時点でもう帰りたくなった・・・

5/28 8:38

でもせっかくやって来たのだから、気持ちを切り替えて登山開始

5/28 8:45

雪解け水でぬかるんでいる場所多し

5/28 8:47

右へ

5/28 8:50

登山道補修の木材を歩荷している人発見
お疲れ様です、と声をかけて先を行かせてもらったが、軽身のおいらと速度差はほとんどない・・・

5/28 9:03

谷筋は雪多し

5/28 9:07

振り返ると吾妻小富士

5/28 9:14

立派な避難小屋
体を揺らされる風は吹いているが、まだ大丈夫

5/28 9:23

あと0.6kmですが、ここから山頂までは吹きっさらし！
体が前に進まね〜

5/28 9:43

やっと山頂！
ですが、風速がさらにアップ！
自撮り不可

5/28 9:45

風強いけど魔女の瞳が見れて良かった！

5/28 9:45

帽子はこのとおり、体感で風速20m以上はありますね

5/28 9:46

五色沼も爆風で波立ってます

5/28 9:46

家形山まで行ければよかったのですが、この風では無理
魔女の瞳が青く輝くまで待ちます。

5/28 9:48

暫く待ちましたが、座っていても五色沼まで転がり落ちそうなくらい強い風なので下山します

5/28 9:49

三角点タッチを忘れずに
下りは風向きが逆なので楽かと思いきや、加速が止まらないので踏ん張りながら下山なのでかえって大変
気を抜くと登山道外へ飛ばされます。

5/28 10:11

帰りは鎌沼方面へ

5/28 10:21

鎌沼は風が弱くようやく気が休まる

5/28 10:24

でも気を抜くと木道から落ちそうになるので要注意

5/28 10:30

氷河の先端みたい

5/28 10:36

風が弱くなってうれしい

5/28 10:39

今シーズン最後のサクラ

5/28 10:41

姥ヶ原方面は残雪多し

5/28 10:58

下山途中にスマホ拾った（下山後ビジターセンターに届けました）
あとペットボトル飲料も飛ばされたせいか落ちていたのでゴミとして回収
両手が塞がって歩きにくいったらありゃしない。

5/28 11:17

ビジターセンターによって、スマホを預けた後に吾妻小富士へ

5/28 11:20

こっちの方が風が弱くて、気楽に登れると思ったら、
火口に登ったら一切経山の稜線と同じくらいの爆風！

5/28 11:37

火口の縁は幅3mはあるが、いつの間にか縁に押されていくので飛ばされないように所々にある溶岩にしがみつきながらやっと山頂へ
標識等は無い（確認する余裕もない）

5/28 11:38

これほどまでに強い風の中で山に登ったのは初めてですが、台風でもこんな強い風は体験したことない
所々にある溶岩の大岩にしがみつき、風が少しでも弱くなった瞬間に次の岩に移ってやっとのことで周回できた。

5/28 11:53

やっと火口への登り口に来て安堵
風速計持ってこなかったのを後悔しましたが、測る余裕があったかと思い返すと、余裕は無かったね〜

5/28 11:53

よく見たら、誰も周回して無いね
左回り（時計回り）してね、と看板に書いてあった意味を体で感じた。逆回りなら吹き飛ばされて火口内に転落する可能性大です。

撮影機器：

TG-6 OLYMPUS CORPORATION

感想

まみち

魔女の瞳を見たくて一切経山へ行きました。
二輪定額割を使うためバイクで出かけましたが、風が強くて災難だらけ・・・
走行中にトレッキングポールが吹き飛んだようで、いつの間にかなくなってました。
浄土平ビジターセンターの駐車場にバイク用スペースがあったのでそこに停めたら、トイレから出てきたら、バイクがヘルメットごと爆風でなぎ倒され、スクリーン、ミラー、ヘルメットがボコボコになりました。
泣きそうになりましたが、涙をこらえて一切経山へ登ると、登山口から強い風は吹いていましたが、稜線に上がるとさらに強くなり、山頂では爆風！
晴れの魔女の瞳を見るために待つつもりでしたが、西からの風で左半身の冷えが我慢できないだけでなく、座っていても転がり落ちそうになるので、待つのも家形山まで行くのも諦めました。
下山後に吾妻小富士に行きましたが、一切経山山頂より強い風と火口特有の切り立った崖に吹き飛ばされるのではないかと思いながら登るも、引き返すこともできず・・・
バイクも壊れ、おいらも滑落では洒落にならないので、死に物狂いで耐風姿勢をとり、岩と背に風が弱くなったスキを突き、やっとのことで周回出来ました。
あとは階段を下るだけでしたが、あと10段ほどで下り終わるところで風が急になくなり、足の置き場がずれて、階段を踏み外してコケるという何とも災難続きの登山になりました。
一切経山、吾妻小富士山頂の動画です（音量注意）

コメント

FCGAP1

初めまして。1枚目の写真で既視感あり、もしやH社の初期型XXではありませんか？私も乗っています。今回のバイク破損ご愁傷様です。なかなかパーツの入手が難しい機種になってきていますが復活を心からお祈りしています。

まみち

FCGAP1さん、こんばんは
お察しのとおりです。
パーツの入手が困難ですが、ワンオフしてもらったりして何とか生き長らえています。
今回もミラーステーはヤフオクで発注、スクリーンは純正品があったはずなので探して、必ず復活して20万キロを迎えたいと思ってます。

サク姉

凄い風ですね！迫力の動画にびっくり。
でも魔女の瞳がとっても綺麗です。
私もはるか昔に一切経山〜姥湯温泉へ歩きましたが、
風がすごくて吹き飛ばされそうになりながら歩いたの思い出しました。
そのころはトレッキングポールなんて持って無かったからよく耐えたな〜と思います。

まみち

sakusakuさん、コメントありがとうございます。この山域は風強いんですね。
爆風の中やっと登ったのに山頂からの景色が無かったら、魂抜けていたでしょう。
家形山まで行ってみたかったのですが、あまりの風の強さに諦めました。
再チャレンジするときは姥湯温泉まで足を延ばしてみたいと思います。