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Yamareco

記録ID: 4337586
全員に公開
雪山ハイキング
槍・穂高・乗鞍

【北ア】ブナ立尾根から行く残雪の野口五郎岳・水晶岳

2022年05月28日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
17:01
距離
45.8km
登り
3,516m
下り
3,467m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
16:31
休憩
1:10
合計
17:41
距離 45.8km 登り 3,528m 下り 3,507m
4:42
57
6:06
6:07
25
6:31
6:32
64
7:36
78
8:54
8:59
5
9:04
9:07
122
11:09
11:14
11
11:25
11:30
21
11:51
5
11:56
51
12:47
54
13:42
13:43
34
14:17
14:46
23
15:09
15:11
22
15:33
52
16:25
4
16:29
16:30
25
16:55
17:00
11
17:11
17:12
101
19:04
19:12
36
19:49
61
20:49
20:51
16
21:07
21:09
13
22:23
1
22:24
ゴール地点
天候 天気
晴れ時々くもり、早朝一時雨

気温
七倉山荘11℃(AM4:40頃)、野口五郎岳−3℃(PM11:30頃)、水晶岳−1℃(PM2:00頃)


北東の風強くのち北西の風非常に強く(尾根上、稜線上で午前中13〜17m/s、午後からは18〜26m/s)

積雪
ブナ立尾根の標高1800mから上で30〜80cm位、稜線夏道上では無い所がほとんどで、所々に雪庇上に張り出した所が夏道や周辺を覆っている。量はブ厚いもので5m位。
過去天気図(気象庁) 2022年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
七倉山荘へ至る長野県道326号線では、途中2箇所で片側交互通行(信号機付き)があるが、それ以外は特に問題ない。

七倉山荘前に無料の駐車場があり、そちらに駐車。50台位は駐車可能か。七倉山荘から高瀬ダムまでは認可タクシー(営業時間は季節によって異なる)とダム関係車両のみが車両通行可能。夜間・早朝出発の登山者は当然のことながら歩くことになる。七倉山荘から高瀬ダムまでは約6km/徒歩約1時間半。タクシーだと15分。
コース状況/
危険箇所等
!注意!
5月28日現在、野口五郎岳から水晶岳間の一部では、残雪が多く通過困難な箇所があります。特に水晶小屋手前と水晶岳取付直後には雪質の悪い高い雪壁があり、ピッケル&アイゼンはもちろんのこと、登攀用具もあったほうがいいです。また水晶小屋手前の赤い山肌は触れるだけで崩れてしまうような岩が多く雪壁を避けて岩に逃げると酷い目に遭います。水晶岳周辺は雪がなくなってから行くのが良いです。

ブナ立尾根の標高1800mから上は残雪が多く、一部急斜面となっているため、アイゼンとピッケル(またはストック)が無いと危険だった。以後は野口五郎岳まで稜線上にほとんど雪は無く、快適なハイキングを楽しむことができる。しかし野口五郎岳から先の水晶岳へは前述の通り、残雪による通過困難箇所があり、相応の装備が無いと立ち入るべきでは無いと感じた。全般に稜線上はアップダウンが多く名のあるもの無いもの含めて多数のピークがあるが、その殆どを省略して体力の節約を意識した。


以下、各セクションごとの状況

@七倉山荘から高瀬ダムサイトまで@
徒歩にて通行。全長約6km。トンネルやスノーシェッドが幾つか有り、時間帯によってはトンネル内の照明は消されるので、ヘッドライトは必須。特に七倉山荘側の最初のトンネルは長い。

@高瀬ダムサイトから裏銀座登山口まで@
ダムサイトからトンネルを抜け長めの吊り橋を渡ると、工事現場の水無し川を歩く。明るい時間帯は周辺の状況を見て注意して歩けば問題ないと思われるが、暗いと迷う恐れ有り。

@ブナ立尾根@
北アルプス3大急登とも。大きな段差がないように整備されてあって、自分も今回初めて通行したのだが、確かに急登だがあまり苦にならなかった。ただ今回のように雪が覆っている場合、特に視界不良の際や下りでは要ルートファインディング。

@烏帽子小屋から野口五郎岳@
稜線上には雪が無い所が大部分で、北アルプスのメジャーなルートらしく申し分の無い眺望と道筋で、ただひたすら感動的。雪が無い所が大部分とはいえ、雪がある所ではそれなりに注意がいる部分はあって、三ノ岳直下の雪の斜面はアイゼンやピッケルは欲しくなる場面。雪が夏道を覆い隠す場面では要ルートファインディングニモ。

@野口五郎岳から水晶岳小屋@
烏帽子小屋から野口五郎岳の間と比べると、ルートが荒々しくなる。野口から水晶側の下り口は砂地のザレ道。そこから先はゴーロ帯と岩稜帯、水晶小屋の前は荒々しく脆い赤岩地帯と変化に富んでいる。最後の水晶小屋手前は、夏道が雪に隠れていて、その雪は高い雪壁を形成しておりその雪質はユルユルで登れたものではない。そこで尾根筋へ逃げたのだがこれが間違いで、脆く崩れやすい岩で進退窮まりかけた。幸いハイマツが近くにあったので中を泳いで雪壁上部の端に出ることができた。そこからは草付きの急斜面を這い上がって無事水晶小屋に出ることができた。帰りは気温が下がって雪が硬くなったのもあって容易に下ることができた。

@水晶岳本体@
水晶小屋からは牧歌的な雰囲気の広い尾根道で、天空の楽園。所々に残雪が覆うが傾斜が緩いので歩きやすかった。本体取り付き後しばらくで高くて柔らかい雪壁が現れ、まともには登れないと判断し、上りでは雪壁横の岩にビレイを取って攀じ登り、下りはロープを垂らして安全に降下した。この部分の雪がある程度無くならないと普通には登り降り出来る状態には無いように思った。

その他周辺情報 七倉山荘 http://webmarunaka.com/nanakura

葛温泉仙人閣 https://www.hitou.or.jp/provider/detail?providerId=701

葛温泉 高瀬館 http://www.takasekan.com
予約できる山小屋
七倉山荘
今回はロングコースなので早出しよう!と気合を入れたつもりが、時刻は既に5時近い…こんな時こそ早出が重要なのに。既に帰りの時間が心配だが案の定…(^^ ;
2022年05月28日 04:41撮影 by  SO-51A, Sony
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5/28 4:41
今回はロングコースなので早出しよう!と気合を入れたつもりが、時刻は既に5時近い…こんな時こそ早出が重要なのに。既に帰りの時間が心配だが案の定…(^^ ;
高瀬ダムサイトからはヨーロピアンな雰囲気の景色が。
2022年05月28日 05:50撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 5:50
高瀬ダムサイトからはヨーロピアンな雰囲気の景色が。
裏銀座登山口から極上のトレイルへ。
2022年05月28日 06:01撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 6:01
裏銀座登山口から極上のトレイルへ。
ブナ立尾根は初めて通るルート。急登ということだが、流石に北アルプスのメジャールート、整備がしっかりとしているため数字で見る標高差よりか楽に感じた。
2022年05月28日 06:03撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 6:03
ブナ立尾根は初めて通るルート。急登ということだが、流石に北アルプスのメジャールート、整備がしっかりとしているため数字で見る標高差よりか楽に感じた。
ブナ立尾根上部は一面雪に覆われている。想定していたよりも多い残雪。
2022年05月28日 08:12撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 8:12
ブナ立尾根上部は一面雪に覆われている。想定していたよりも多い残雪。
烏帽子小屋に到着。まだ冬季閉鎖中。今回はブナ立尾根の途中で1人の登山者と会ったのみで、静かな裏銀座だ。
2022年05月28日 08:55撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 8:55
烏帽子小屋に到着。まだ冬季閉鎖中。今回はブナ立尾根の途中で1人の登山者と会ったのみで、静かな裏銀座だ。
これから向かう縦走路。斜面には結構な量の雪だが、稜線上には少なかった。
2022年05月28日 09:04撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 9:04
これから向かう縦走路。斜面には結構な量の雪だが、稜線上には少なかった。
振り返ってひときわ目立つとんがりは烏帽子岳。
2022年05月28日 09:14撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 9:14
振り返ってひときわ目立つとんがりは烏帽子岳。
赤牛岳を始めとした北アルプス奥深くの山々。あと数日で6月だがかなりの残雪量。
2022年05月28日 09:18撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 9:18
赤牛岳を始めとした北アルプス奥深くの山々。あと数日で6月だがかなりの残雪量。
更に歩を進めると、ゼブラを身に纏った雄大な野口五郎岳が姿を現す。
2022年05月28日 10:06撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 10:06
更に歩を進めると、ゼブラを身に纏った雄大な野口五郎岳が姿を現す。
水晶岳もまだまだたくさんの残雪。この頃から風が強くなってきた。
2022年05月28日 10:13撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 10:13
水晶岳もまだまだたくさんの残雪。この頃から風が強くなってきた。
野口五郎岳が近づいて来た。バックには槍ヶ岳や鷲羽岳も見える。流石に北アルプスのメジャーなルート。素晴らしい眺望。
2022年05月28日 10:15撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 10:15
野口五郎岳が近づいて来た。バックには槍ヶ岳や鷲羽岳も見える。流石に北アルプスのメジャーなルート。素晴らしい眺望。
水晶岳の拡大。流石にこれだけ雪が多いと辿り着けるか心配になる。
2022年05月28日 10:15撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 10:15
水晶岳の拡大。流石にこれだけ雪が多いと辿り着けるか心配になる。
水晶岳から赤牛岳の長大な尾根。それにしても雪多いなぁ
2022年05月28日 10:16撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 10:16
水晶岳から赤牛岳の長大な尾根。それにしても雪多いなぁ
野口五郎小屋に到着。風が強くて寒いためここでフリースとハードシェルを着て寒さ対策。今日は暑くなると思ったんだけどな。
2022年05月28日 11:06撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 11:06
野口五郎小屋に到着。風が強くて寒いためここでフリースとハードシェルを着て寒さ対策。今日は暑くなると思ったんだけどな。
冬季小屋の中身を確認する。蚕棚状の就寝スペースだが、雪が降り込んで盛り塩のようになっていた。要修理。
2022年05月28日 11:07撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 11:07
冬季小屋の中身を確認する。蚕棚状の就寝スペースだが、雪が降り込んで盛り塩のようになっていた。要修理。
小屋から10分ほどで野口五郎岳に到着!標高2924m、気温−2.8℃、風速は北東方向から最大で17m/sで歩きにくくなってきた。
2022年05月28日 11:23撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 11:23
小屋から10分ほどで野口五郎岳に到着!標高2924m、気温−2.8℃、風速は北東方向から最大で17m/sで歩きにくくなってきた。
山頂から野口五郎小屋。
2022年05月28日 11:24撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 11:24
山頂から野口五郎小屋。
五郎池が長い冬眠から目覚めたところ。エメラルドグリーンの美しい瞳。
2022年05月28日 11:35撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 11:35
五郎池が長い冬眠から目覚めたところ。エメラルドグリーンの美しい瞳。
槍ヶ岳や硫黄尾根も綺麗に見渡せた。
2022年05月28日 11:52撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 11:52
槍ヶ岳や硫黄尾根も綺麗に見渡せた。
針ノ木岳と蓮華岳。ここから北の後立山連峰や劔岳、立山は雲が取れずに見えない。
2022年05月28日 11:52撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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針ノ木岳と蓮華岳。ここから北の後立山連峰や劔岳、立山は雲が取れずに見えない。
水晶岳に向けてまだまだ続く稜線。
2022年05月28日 11:56撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 11:56
水晶岳に向けてまだまだ続く稜線。
北アルプス中央部全景。
2022年05月28日 12:00撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 12:00
北アルプス中央部全景。
稜線は岩稜帯の様相を呈してきた。
2022年05月28日 12:01撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 12:01
稜線は岩稜帯の様相を呈してきた。
槍・穂高連峰全景。
2022年05月28日 12:10撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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槍・穂高連峰全景。
右に燕山荘、左に燕岳。
2022年05月28日 12:10撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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右に燕山荘、左に燕岳。
水晶岳が近づいてきた。前回来たときは、ガスでその姿を間近に見ることができなかっただけに喜びもひとしお。
2022年05月28日 12:34撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 12:34
水晶岳が近づいてきた。前回来たときは、ガスでその姿を間近に見ることができなかっただけに喜びもひとしお。
長〜く続く極上の稜線。登り降りが多くて疲れるけど、
2022年05月28日 12:42撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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長〜く続く極上の稜線。登り降りが多くて疲れるけど、
東沢の雄大な谷筋。
2022年05月28日 12:51撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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東沢の雄大な谷筋。
水晶小屋からワリモ岳にかけての東面は赤茶けた荒々しい山容。
2022年05月28日 12:57撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 12:57
水晶小屋からワリモ岳にかけての東面は赤茶けた荒々しい山容。
赤岩地帯の登りを通過した後、水晶小屋直下で質の悪い雪壁に阻まれる。それを避けて岩に逃げたら進退窮まってしまったが近くのハイマツに逃げて事なきを得た。
2022年05月28日 13:08撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 13:08
赤岩地帯の登りを通過した後、水晶小屋直下で質の悪い雪壁に阻まれる。それを避けて岩に逃げたら進退窮まってしまったが近くのハイマツに逃げて事なきを得た。
水晶小屋に到着。当然冬季閉鎖中。中身の確認は時間がないため省略。
2022年05月28日 13:39撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 13:39
水晶小屋に到着。当然冬季閉鎖中。中身の確認は時間がないため省略。
なんとか水晶岳に続く稜線にたどり着いたが、風が凄まじくて歩いていると体が押し戻されるくらい。
2022年05月28日 13:42撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 13:42
なんとか水晶岳に続く稜線にたどり着いたが、風が凄まじくて歩いていると体が押し戻されるくらい。
徐々に近づく水晶岳山頂部。風が強過ぎて前に進むのも辛い&息苦しい。
2022年05月28日 13:50撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 13:50
徐々に近づく水晶岳山頂部。風が強過ぎて前に進むのも辛い&息苦しい。
山頂部直下付近まで来た。この後、背後に回り込むと早々に大きな雪壁が現れたが持参した登攀器具でなんとかなった。
2022年05月28日 13:55撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 13:55
山頂部直下付近まで来た。この後、背後に回り込むと早々に大きな雪壁が現れたが持参した登攀器具でなんとかなった。
水晶岳登頂!標高2986m、気温−1.1℃、風速は北西方向からで18m/s前後。厳しい状況だが眺望を楽しむ。
2022年05月28日 14:15撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 14:15
水晶岳登頂!標高2986m、気温−1.1℃、風速は北西方向からで18m/s前後。厳しい状況だが眺望を楽しむ。
水晶岳の先には赤牛岳の勇姿がクッキリと。今年はどこかのタイミングで訪れてみたい。
2022年05月28日 14:16撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 14:16
水晶岳の先には赤牛岳の勇姿がクッキリと。今年はどこかのタイミングで訪れてみたい。
後立山連峰北部は一日中雲に覆われっ放しだった。
2022年05月28日 14:16撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 14:16
後立山連峰北部は一日中雲に覆われっ放しだった。
薬師岳。でっかいなあ、すげえなあ。
2022年05月28日 14:16撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 14:16
薬師岳。でっかいなあ、すげえなあ。
雲ノ平。今年はテント泊で行きたい所。
2022年05月28日 14:17撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 14:17
雲ノ平。今年はテント泊で行きたい所。
黒部五郎岳。今年はこのカールを間近で眺めたい。
2022年05月28日 14:17撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 14:17
黒部五郎岳。今年はこのカールを間近で眺めたい。
ひときわ目立つ笠ヶ岳と三俣蓮華岳に双六岳。
2022年05月28日 14:17撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 14:17
ひときわ目立つ笠ヶ岳と三俣蓮華岳に双六岳。
ゼブラ槍
2022年05月28日 14:17撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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ゼブラ槍
穂高連峰。急峻な岩峰群なので雪はほとんど落ちているのか少ない。
2022年05月28日 14:18撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 14:18
穂高連峰。急峻な岩峰群なので雪はほとんど落ちているのか少ない。
ひときわ異彩を放つ野口五郎岳。これからもう一度登る。
2022年05月28日 14:18撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 14:18
ひときわ異彩を放つ野口五郎岳。これからもう一度登る。
鷲羽岳とワリモ岳。東面と西面でこれだけ雪の量が違う。
2022年05月28日 14:32撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 14:32
鷲羽岳とワリモ岳。東面と西面でこれだけ雪の量が違う。
水晶岳東面のカール部分を上から覗くと目も眩むような迫力。あまりゆっくりもできないので、そろそろ帰ることにする。また来るよ!
2022年05月28日 14:34撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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水晶岳東面のカール部分を上から覗くと目も眩むような迫力。あまりゆっくりもできないので、そろそろ帰ることにする。また来るよ!
来た道を戻りながら名残惜しく振り返ると、傾いてきたお日様が光と影の芸術作品を描く。
2022年05月28日 15:35撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 15:35
来た道を戻りながら名残惜しく振り返ると、傾いてきたお日様が光と影の芸術作品を描く。
登路であれだけ苦労した水晶小屋直下の雪壁は、この時間になって気温の低下で硬くなり、僅か2、3分で通過。あの苦労は一体何だったの??
2022年05月28日 15:41撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 15:41
登路であれだけ苦労した水晶小屋直下の雪壁は、この時間になって気温の低下で硬くなり、僅か2、3分で通過。あの苦労は一体何だったの??
本日2度目の野口五郎岳登頂。この時間、風は更に強くなり最大で26m/sにもなっていた。こうなると時折耐風姿勢をとりやり過ごさないと
2022年05月28日 16:57撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 16:57
本日2度目の野口五郎岳登頂。この時間、風は更に強くなり最大で26m/sにもなっていた。こうなると時折耐風姿勢をとりやり過ごさないと
名残惜しく振り返る。風でまともに歩けないが、暗くなる前には稜線を外れたい。
2022年05月28日 17:00撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 17:00
名残惜しく振り返る。風でまともに歩けないが、暗くなる前には稜線を外れたい。
夕方の切ない時間帯。名残惜しく振り返る。
2022年05月28日 18:04撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 18:04
夕方の切ない時間帯。名残惜しく振り返る。
まだまだ先は長い。
2022年05月28日 18:06撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 18:06
まだまだ先は長い。
槍も切ない色に染まってきた。
2022年05月28日 18:30撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 18:30
槍も切ない色に染まってきた。
日没ぎりぎりに稜線を脱出。この後、暗闇のブナ立尾根では獣の気配が色濃く漂う。登山道上には出したてホヤホヤのう○こが短い間隔で置いてある。自分に対するアピールだろうか? 自分も歌を歌い存在をアピール。無事下山。
2022年05月28日 19:00撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
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5/28 19:00
日没ぎりぎりに稜線を脱出。この後、暗闇のブナ立尾根では獣の気配が色濃く漂う。登山道上には出したてホヤホヤのう○こが短い間隔で置いてある。自分に対するアピールだろうか? 自分も歌を歌い存在をアピール。無事下山。
撮影機器:

感想

今回のツアーは、水晶岳と野口五郎岳を中心とした北アルプス最深部のの雪景色鑑賞。この山域柄、冬真っ只中というのはちょっと考えにくく、行くなら残雪期だなと思っていたので、このタイミングで決行することにした。本当は新穂高からが良いと思っていたが、あのルートはアプローチから雪が多すぎて現実的でなかったので、雪が少ないと思われるブナ立尾根からにした。行ってみると、出逢った登山者は野口五郎小屋泊の1名のみ、雪の量も多くて、まだ今は人を寄せ付けない山域なのだなと感じた。ハイキングのつもりが進退窮まりかけるほどになったり、ロープを出すハメになったりで、思った以上に大変で危険だった。この山域へは雪が消えてからにすることをオススメするが個人的には優雅でありながらピリッと感も有り大変満足だった。

以下、備忘録

着用衣服・装備(スタート時)@
ミレーのアミアミ、半袖Tシャツ、アームカバー、靴下(中厚手)、薄手ソフトシェルパンツ、薄手グローブ、帽子、3シーズンミドルカットブーツ

@持参装備・衣服(状況により使用する物など)@
12本爪アイゼン(使用)、チェーンスパイク、ピッケル(使用)、登攀用具一式(ハーネス、スリング、カラビナ、カム、ロープ、ATC使用)、ハードシェルジャケット(使用)、ハードフリースジャケット(使用)、予備化繊ベースレイヤー、予備薄手グローブ、防寒テムレス(使用)、サングラス(使用)、夏季用シュラフ、ヘッドランプ2個(1個使用)、予備のGPS機、気象観測計(使用)

@飲・食料@
ポカリ4リットル(2リットル消費)、梅干しおにぎり3個(2個消費)、明太フランスパン2本(消費せず)、プロテインバー2個(全消費)、ベビースターラーメン60g?2袋(消費せず)

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