平標山と仙ノ倉山
- GPS
- 06:18
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,315m
- 下り
- 1,301m
コースタイム
- 山行
- 5:41
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 6:14
天候 | 曇り時々晴れ 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
残雪は平標山から山の家の途中に1箇所5メートル程度で他は完全夏道。危険箇所は特に見当たらず。平標山から仙ノ倉山の間の稜線は、ハクサンイチゲやハクサンコザクラ、アズマシャクナゲなどが見頃。イワカガミも各所で咲いていた。 |
写真
感想
広い有料駐車場には3:30頃に到着。気温13℃だが無風なので特に寒さは感じず。クルマは5台ほどと思ったよりも少ない。天気予報が微妙なので控えた人が多いのかもしれない。食事と準備の後4:06に行動開始。Zさんはヘッドライト点灯していたか、自分はライトなしで歩き出す。少し歩いて登山口着。いきなり急登が始まる。まだ暗く気温も上がっていないので比較的涼しく登れたが、風が止んでいたため、しばらくするとやはり暑さを感じるようになる。Zさんは念のためレインパンツを履いていたが暑そう。自分はショートパンツなので軽快。50分ほど歩いて巨大鉄塔に到着。ここで水分休憩。Zさんはレインパンツを脱いでザックにしまう。休憩後再び樹林帯歩き再開。松手山は特に止まらずスルーして先に進む。このあたりからは稜線が見えるようになるが、この時間標高の高い所は軒並み雲がかかっていて、あの中に入ると思うと少し気が重くなった。でも今日は天気予報も良くないし、雨に当たらなければ良し、くらいの気持ちで出てきたのでこのくらいの天候は想定内とも言えた。標高が上がるとこの時期特有の高山植物が見られるようになってきた。まずイワカガミが見え始め、山頂直下にはハクサンイチゲの白い花が群落になって見えた。これを見たかったし、今日はこれを見に来たと言ってもいい。しばしばし足を止めて2人で見入る。写真も撮る。天気が曇りというかガスなので、青空の下で白いハクサンイチゲを見たい気もしたが、こればかりは致し方ない。更に進み平標山の山頂に6:33到着。無人。ガスで展望もないので、ここで休憩はせず、少し進んでベンチのところで休むことにする。若干湿った木製の階段を下り始めると、登山道の両側にお花畑が見えるようになってきた。ハクサンイチゲはもちろん、ハクサンコザクラやミヤマキンバイなどが咲いていた。とてもきれいで足止めを喰らってしまう。写真を撮りつつ、足下に注意しながら進む。ベンチまでようやくたどり着き、ここで今日最初の大休止。2人ともここまで出発から水分しか取っていなかった。持参した食料を食べつつ、これから先に向かう仙ノ倉山方向を見る。ガスは相変わらず着いたり離れたり。Zさんは休憩中寒くてレインジャケットを着ていた。
十分休憩した後行動再開。この先もしばらくはお花畑が続き、それが終わるとしゃくなげが多く見られるようになってきた。しゃくなげはもう少し早い時期の印象があるが、この日の時点ではまだきれいな花が多数見られた。アップダウンをこなしつつ、7:30に仙ノ倉山到着。先客1名。ガスが取れて遠くに谷川連峰が見えた。谷川の雪も6月ともなればだいぶ融けたように見えた。仙ノ倉山の山頂でもしばし休憩。但し今日はお昼前頃から天候が崩れる予報だったので、あまりのんびりはせずに行動再開。来た道を戻る。ここまでハイカーとすれ違うのは希だったが、帰り始めると続々後続とすれ違うようになってきた。天気予報が微妙でも、人気の山の花の時期なので、やはり人出は多いようだった。とは言え木道は広いし、登山道も狭小ではないため、すれ違いにこまるようなことはなかった。帰りもしゃくなげや、白いハクサンイチゲを見つつ歩く。Zさんは時折それらの花の前で釘付けになっていた。前夜ほとんど寝ないでここまで登ってきたので、高山植物との対面は嬉しいのだろう。帰りはベンチでは特に休まず素通り。案外きつい平標山への登り返しをこなせば後は登りはなし。下るのみ。帰りに平標山に寄った時は、多くのハイカーが休憩していた。ガスも取れて、早朝通過時は見られなかった平標山新道の方向も見られた。これからの時期池塘がきれいに見られる筈で、天候が一日持つようなら途中まで行ってみたいのだが、今日に限ってはそれもできず、山頂から見るだけだった。ここからは山の家方向に下る。
今日は歩き出しから左の膝が痛くて、難儀しながらここまできていた。とは言えここまでは登りがメインでなんとかごまかせたが、下りが始まると更に痛くなってきた。膝痛は登山している限り宿命みたいなものなので、上手く付き合っていくしかないと考えているが、この日は特に痛くて、下りはペースが上げられなかった。階段は特にだめで、ストックを上手く利用して左足への負担を軽減するしか方法がなかった。幸いだったのは、木製の階段が乾燥していて、グリップが良く滑りにくかったことだ。湿って滑り易かったらブレーキをかけながらとなり、膝の痛みは更に悪化していたかもしれない。Zさんも膝痛持ちなので、2人とも慎重に下るしかない。この下りに入ると花はぱったり見えなくなり、途中でイワカガミやタテヤマリンドウが見られたくらいだった。天候も一時的に回復し太陽が出始めたので、暑さを感じる下山になっていた。8:48に平標山山の家到着。ベンチに座って休憩したが、多数の虫に集られてしまい閉口した。Zさんは途中から虫除けのネットを頭から被って休んでいた。小屋前でベンチもあって休憩適地だが、休む際は周りの状況をよく確かめなければならない。虫の大群から逃げるように出発。ここからは普通の登山道を下る。階段の下りよりも膝には楽だが、それでもやはり痛くて慎重に歩くしかない。既に9時を回り、この後雨予報になっていたはずだが、登って来るハイカーは引きも切らなかった。予報が変わったのかとも思ったが、そんなことはなくて、やはり雨予報のままだった。レイン覚悟でこの先歩くのだろうか。ここの下りは途中のぶなの森がきれいで、それが楽しみだった。今回はそのエリアが新緑になっていて、特にきれいだと思った。ぶな以外特に見るものもなく、9:30過ぎには登山口に到着。安全圏に出られた。あと1時間ほど林道歩きをすれば駐車場に戻れる。林道歩きをしていてもこれから上山すると思われるハイカーの姿が。自分はカッパ登山は好まないし、今日は特に膝が痛いので、体の負担を考えたら、この時間の下山しか考えられなかった。さっさと歩いて10:17に駐車場到着。朝はガラガラで寂しいくらいだったが、この時間は8割ほど埋まっていて、朝とのギャップに驚いた。着後後片付けしてシューズやスパッツの泥を洗い場で落としてから帰路につく。山中では雨に当たらず、花も沢山見られて満足度が高かった。花の山は花の時期の訪問が良いと実感した。
仙ノ倉山にいたものです😁何とか天候が持ってくれて良かったです😘
花の時期にはちょっと早かったのかもしれませんが、満足できました😆
最近はYAMAPに投稿しています。
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