ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 438985
全員に公開
雪山ハイキング
槍・穂高・乗鞍

欲張りました、 一泊二日で涸沢岳・北穂高岳

2014年05月02日(金) ~ 2014年05月03日(土)
 - 拍手
y-urano その他4人
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
33:22
距離
38.1km
登り
2,630m
下り
2,625m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

5/2 6:00上高地BT-6:40明神-7:15徳沢-8:05横尾8:20-9:15本谷橋-10:30涸沢ヒュッテ
  11:40涸沢ヒュッテ-13:40穂高岳山荘13:50-14:05涸沢岳14:15-15:00涸沢ヒュッテ

5/3 6:35涸沢ヒュッテ-8:05北穂高岳9:00-9:50涸沢ヒュッテ
   10:40涸沢ヒュッテ-12:00横尾12:40-13:20徳沢13:50-15:20上高地BT

※GPSデータが一部飛んでいます
天候 5/2 晴れ-曇り
5/3 晴れ-曇り
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
沢渡第三駐車場 
タクシー 5名 上高地まで4200円 AM5時から動いています
コース状況/
危険箇所等
横尾-涸沢ヒュッテ 行き帰り、つぼ足でOKでした。
涸沢ヒュッテ上部 9時前までは締まっていて登りやすいですが、気温が上がって雪が腐ると
         沈んでしまい苦戦します。登るなら午前中早めがいいのでは。
         下りにシリセードをするなら雪が腐ってきてからが安全です。
         
------雪崩、地震について---
5/2昼前涸沢ヒュッテ-穂高岳山荘までのカール上部で小規模の雪崩が数回発生しました。
上部の雪庇が気温の上昇により崩れて雪崩になった感じです。
また5/3 10時過ぎから何度も地震がありました、このためカール上部でも比較的大きな雪崩が発生しています。地震は直下型でヒュッテ内ではどーんと言う音がしてびっくりしました。
上高地バスセンターに到着したときも大きな地震がありガラスが割れるかと思いました。
また上高地-釜トンネルでも崖崩れや落石があり帰りは途中でストップ、15分近く待ちました。
朝日が当たる上高地を6時出発です
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
2
5/5 7:04
朝日が当たる上高地を6時出発です
しばらくは左手に明神岳の姿を眺めつつ平坦な道を進みます。
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
5
5/5 7:04
しばらくは左手に明神岳の姿を眺めつつ平坦な道を進みます。
徳沢のキャンプ場、露が降り朝日で蒸気がのぼってきれいでした。
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
1
5/5 7:04
徳沢のキャンプ場、露が降り朝日で蒸気がのぼってきれいでした。
約2時間で横尾です。
ストックを出して進みます。
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
2
5/5 7:04
約2時間で横尾です。
ストックを出して進みます。
しばらくは雪のない道、屏風岩が左手にそびえます。
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
3
5/5 7:04
しばらくは雪のない道、屏風岩が左手にそびえます。
屏風岩を回り込むように進んで、あれは北穂かな。
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
2
5/5 7:04
屏風岩を回り込むように進んで、あれは北穂かな。
横尾から50分で本谷橋上に来ました。
この付近で皆さんアイゼンを履いていましたが、我々は進みます。
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
5/5 7:04
横尾から50分で本谷橋上に来ました。
この付近で皆さんアイゼンを履いていましたが、我々は進みます。
トレース上を歩けば沈まず進めます。
左に大きく回って登っていきます。
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
5/5 7:04
トレース上を歩けば沈まず進めます。
左に大きく回って登っていきます。
前穂でしょうか?進んで右に行けばヒュッテが見えるかな?
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
1
5/5 7:04
前穂でしょうか?進んで右に行けばヒュッテが見えるかな?
ヒュッテの鯉のぼりが見えてからなかなかつきません、最後の急登を行きます。
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
3
5/5 7:04
ヒュッテの鯉のぼりが見えてからなかなかつきません、最後の急登を行きます。
横尾から2時間10分、上高地から4時間半でヒュッテ到着です。
ちょっと飛ばしてきたのでばて気味です。
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
5/5 7:04
横尾から2時間10分、上高地から4時間半でヒュッテ到着です。
ちょっと飛ばしてきたのでばて気味です。
ヒュッテの鯉のぼりの下で、カレー、ビールで乾杯、1時間ほどランチタイムです。
それから涸沢岳に向けて出発です
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
1
5/5 7:04
ヒュッテの鯉のぼりの下で、カレー、ビールで乾杯、1時間ほどランチタイムです。
それから涸沢岳に向けて出発です
前日雪が積もった穂高連峰、真っ白なカールを登っていきますが、昼過ぎでズボズボ埋まってきつい登りです、30分もしないうちに一番若い20代のI君がギブアップ、涸沢酒場に下ります。
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
3
5/5 7:04
前日雪が積もった穂高連峰、真っ白なカールを登っていきますが、昼過ぎでズボズボ埋まってきつい登りです、30分もしないうちに一番若い20代のI君がギブアップ、涸沢酒場に下ります。
前穂が近づいてきました。
半分ほど登ったところで、ランナーのH君がリタイアです。彼も酒場に下ります。
結局いつもの三人で山頂を目指します。
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
4
5/5 7:04
前穂が近づいてきました。
半分ほど登ったところで、ランナーのH君がリタイアです。彼も酒場に下ります。
結局いつもの三人で山頂を目指します。
登るにつれてどんどん天気が悪くなってきます、新雪もあってズボズボです、四つん這いになったりと苦行です。
自分もさっき食べたカレーが消化できずバテぎみです。
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
5/5 7:04
登るにつれてどんどん天気が悪くなってきます、新雪もあってズボズボです、四つん這いになったりと苦行です。
自分もさっき食べたカレーが消化できずバテぎみです。
だいぶ上がってきました、しかし今日は疲れます。
A君は元気ですので先に行って、そのトレースを拝借します。
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
6
5/5 7:04
だいぶ上がってきました、しかし今日は疲れます。
A君は元気ですので先に行って、そのトレースを拝借します。
谷の向こう常念が立派ですね。
これからガスで真っ白になりました。
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
5/5 7:04
谷の向こう常念が立派ですね。
これからガスで真っ白になりました。
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
5/5 7:04
穂高岳山荘ベンチで休憩してから最後の元気で涸沢岳山頂です。昨日の雪で岩場はすっかり隠れてしまいました。
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
5
5/5 7:04
穂高岳山荘ベンチで休憩してから最後の元気で涸沢岳山頂です。昨日の雪で岩場はすっかり隠れてしまいました。
ガスの合間から涸沢をのぞきます。
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
2
5/5 7:04
ガスの合間から涸沢をのぞきます。
穂高岳が一瞬姿を現してくれました。
登られた方は下りの最後の梯子付近で難儀されていました。
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
2
5/5 7:04
穂高岳が一瞬姿を現してくれました。
登られた方は下りの最後の梯子付近で難儀されていました。
穂高岳山荘まで下ってきたら晴れてきました。
前穂の向こうに松本平が見えます。
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
2
5/5 7:04
穂高岳山荘まで下ってきたら晴れてきました。
前穂の向こうに松本平が見えます。
3日の朝です、モルゲンロートを見に小屋から出てきました。
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
1
5/5 7:04
3日の朝です、モルゲンロートを見に小屋から出てきました。
少し赤く染まっていますが、薄いかな。
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
9
5/5 7:04
少し赤く染まっていますが、薄いかな。
北穂方面
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
2
5/5 7:04
北穂方面
時間とともに赤からオレンジに変わってきました。
天気は良さそうです。
さて朝食後北穂を目指しましょう。
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
8
5/5 7:04
時間とともに赤からオレンジに変わってきました。
天気は良さそうです。
さて朝食後北穂を目指しましょう。
6時半過ぎにヒュッテ発で登ります。
昨日と全く違う雪質、朝なので雪も締まってどんどん登れます快調ですね。
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
3
5/5 7:04
6時半過ぎにヒュッテ発で登ります。
昨日と全く違う雪質、朝なので雪も締まってどんどん登れます快調ですね。
前穂が輝いて見えます。
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
5
5/5 7:04
前穂が輝いて見えます。
奥穂は隠れて見えません
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
5/5 7:04
奥穂は隠れて見えません
この日は遠くまで見えますね、八つの横に富士山も見えます。
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
1
5/5 7:04
この日は遠くまで見えますね、八つの横に富士山も見えます。
ちょうど半分くらい登ったかな、ちょっと休憩してから、一気に登ります
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
5/5 7:04
ちょうど半分くらい登ったかな、ちょっと休憩してから、一気に登ります
今日は快調です、A君が登ってきました。
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
5/5 7:04
今日は快調です、A君が登ってきました。
ここは山頂直下のコルです、ここまで1時間15分
しばし休憩です
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
5/5 7:04
ここは山頂直下のコルです、ここまで1時間15分
しばし休憩です
ランナーのH君も昨日のリタイアーして体力温存で登ってきます。

2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
1
5/5 7:04
ランナーのH君も昨日のリタイアーして体力温存で登ってきます。

目の前の大岩、青空がまぶしい。
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
2
5/5 7:04
目の前の大岩、青空がまぶしい。
N君がしばし遅れて登ってきます。
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
1
5/5 7:04
N君がしばし遅れて登ってきます。
N君、I君はまだ下なのですぐ上の山頂で待つことにしました。
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
5
5/5 7:04
N君、I君はまだ下なのですぐ上の山頂で待つことにしました。
山頂からは北アルプス北部の眺望がすばらしい!
2014年05月05日 07:04撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
10
5/5 7:04
山頂からは北アルプス北部の眺望がすばらしい!
N君が登ってきました。
2014年05月05日 07:05撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
1
5/5 7:05
N君が登ってきました。
山頂から穂高岳、手前に涸沢岳、奥にジャン
2014年05月05日 07:05撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
3
5/5 7:05
山頂から穂高岳、手前に涸沢岳、奥にジャン
笠ヶ岳も下に見えますね。
2014年05月05日 07:05撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
4
5/5 7:05
笠ヶ岳も下に見えますね。
槍ヶ岳から左奥に水晶、鷲羽、一番奥の薬師、端に黒部五郎と北アルプス深部の山々ですね。
2014年05月05日 07:05撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
5
5/5 7:05
槍ヶ岳から左奥に水晶、鷲羽、一番奥の薬師、端に黒部五郎と北アルプス深部の山々ですね。
槍ヶ岳の東側は東尾根から西岳、大天井岳、燕岳、
その奥の山の塊は鹿島槍、五竜、白馬
2014年05月05日 07:05撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
2
5/5 7:05
槍ヶ岳の東側は東尾根から西岳、大天井岳、燕岳、
その奥の山の塊は鹿島槍、五竜、白馬
常念から大天井岳の稜線、奥に有明山
2014年05月05日 07:05撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
4
5/5 7:05
常念から大天井岳の稜線、奥に有明山
東に前穂、南アルプス、富士山、八ヶ岳いいですね。
2014年05月05日 07:05撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
3
5/5 7:05
東に前穂、南アルプス、富士山、八ヶ岳いいですね。
やっとI君がコルまで登ってきました。
呆然としてこちらを見ています。
若者よ、がんばれ!
2014年05月05日 07:05撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
3
5/5 7:05
やっとI君がコルまで登ってきました。
呆然としてこちらを見ています。
若者よ、がんばれ!
前穂から奥穂の吊尾根の先に中央アルプス
2014年05月05日 07:05撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
3
5/5 7:05
前穂から奥穂の吊尾根の先に中央アルプス
昨日歩いてきた屏風岩からの渓谷
2014年05月05日 07:05撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
1
5/5 7:05
昨日歩いてきた屏風岩からの渓谷
なんとかI君が登ってきて・・・
2014年05月05日 07:05撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
1
5/5 7:05
なんとかI君が登ってきて・・・
みんなで記念撮影です。
今日は落伍者はいません、よかったです。
2014年05月05日 07:05撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
15
5/5 7:05
みんなで記念撮影です。
今日は落伍者はいません、よかったです。
下って北穂高小屋でコーヒータイム

槍から続く稜線に見とれます。
2014年05月05日 07:05撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
4
5/5 7:05
下って北穂高小屋でコーヒータイム

槍から続く稜線に見とれます。
大キレット、一昨年秋が懐かしい。
2014年05月05日 07:05撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
4
5/5 7:05
大キレット、一昨年秋が懐かしい。
本当にいい景色ですね
2014年05月05日 07:05撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
4
5/5 7:05
本当にいい景色ですね
晴れてよかった。
2014年05月05日 07:05撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
1
5/5 7:05
晴れてよかった。
小屋からみる常念は形がいいですね。
さてそろそろ下りましょう。
2014年05月05日 07:05撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
2
5/5 7:05
小屋からみる常念は形がいいですね。
さてそろそろ下りましょう。
おいしいコーヒーをありがとうございました。
2014年05月05日 07:05撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
1
5/5 7:05
おいしいコーヒーをありがとうございました。
ミニ雪の回廊を登って山頂を通って行きます。
2014年05月05日 07:05撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
1
5/5 7:05
ミニ雪の回廊を登って山頂を通って行きます。
上部は急なので慎重に下ります。
2014年05月05日 07:05撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
5/5 7:05
上部は急なので慎重に下ります。
途中から雪が腐ってきたのでシリセードでスキーのように下ります。
山頂から50分でヒュッテに降りてきました。
2014年05月05日 07:05撮影 by  PENTAX K-5, PENTAX
5
5/5 7:05
途中から雪が腐ってきたのでシリセードでスキーのように下ります。
山頂から50分でヒュッテに降りてきました。
撮影機器:

感想

5/2・3、1泊2日のヒュッテ拍で涸沢岳と北穂高岳に登ってきました。
2日とも昼過ぎから曇ってしまいましたが、北穂岳の山頂では天気がよくてすばらしい眺望に恵まれました。

初日は時間の余裕があれば涸沢岳までと思っていました。
そのために少し急いだのと、昼頃になって雪が腐って登り始めから雪に埋まって体力を消耗してしまい、二名がリタイアとなってしまいました。
自分もさすがに心が折れそうになりましたが、何とか山頂に行き着くことができたのは良かったです。

またこの日は途中何度も小規模な雪崩が発生しました。
これがすぐ脇を通過したり、向かってきたため避けたりしました。
雪崩と行っても前日降った雪だったので、柔らかく小川の流れのような感じで、下りだったら流れに身を乗せて行けそうな気がしました。
こんな優しい感じの雪崩のあるんだなと思いました。

ヒュッテはGWとはいえ平日だったので、まだまだスペースに余裕が有り快適でした。
3日だったらさぞ混雑して窮屈だったのではと思います。
涸沢岳リタイア二名は、早々ヒュッテで宴会を始めて十分に酔ったこともあり、
我々三名は涸沢岳登山を終えての疲労感はさすがにひどく、6時半にはみんな就寝してしまいました。

翌日のモルゲンロートは燃えるような赤を期待していましたが、薄い赤でちょっと残念でした。
一緒にいったメンバーの中には初めて見る人もいて、それなりに良かったようです。
前夜の星空も期待して眺めたようですが、こちらの方は全く期待外れだったようです。

5月3日、朝食後北穂に向けて出発です。
一晩の睡眠は体力を回復させてくれました。
また朝とあって、雪質は締まっていましたので、思ったより早く登ることができました。
前日の涸沢岳とは雲泥の差、雪質の違いがこうも違うのかと痛感しました。
8時頃山頂に着いたおかげで、すばらしい眺望を楽しめました。
やっぱり北アルプスはお槍様の姿を拝見しないと始まりません、大満足でした。
北穂高小屋名物のコヒーをいただきながらのんびりして下り始めました。

下りは急勾配で危険な上部の岩場付近を下ってからは、雪質が緩んできたこともあり、大きく横に移動してシリセードで一気に下りました。
ところがこれが原因でこの後大失敗に気づきます。
颯爽とヒュッテまで下って来て、みんなが下ってくる間ビールでも飲んで待っていようとズボンの後ろポケットに手をやると・・・ 財布がありません!
なんとジッパーが開いています、悲しいかな中には雪しか入っていません。
やってしまった・・、しかし下ってきたコースはだいぶ横にずれていて自分でもわかりません。
いまさら戻ってもまず見つからないことは確実ですし、そんな元気はありません。
何が入っていたかな?と考えながら、ヒュッテの受付で状況を話して、そこにいた県警の方と手続きの話をしていました。

そのときです、ものすごいどーんと言う音と一緒にヒュッテが揺れました。
一瞬雪崩がヒュッテを襲ったと思いました。
すぐ外に出るとみんなが地震だといって騒いでいます。
ヒュッテの左上のカールで、結構な雪崩が誘発されて起きたらしくみんな興奮していました。
それからすぐにまた地震です、これも結構大きなものでした。
ヒュッテのスタッフ方が驚いて出てきていました。

ヒュッテでのんびりしてから下ろうと思いましたが、こんな状況ですので早く横尾まで降りることにしました。
帰りは雪の上を滑るように下って降りました。
この日はたくさんの登山者が重いザックを背負って登ってきます。
その数に驚きながら下りました。
下る途中も地震のいやな音(地鳴り)を何度も聞きました。

上高地に着いてバスセンターで一休みしていたとき、また大きな地震が来ました。
ガラスが割れて落ちてくるんじゃないかとぎっくりしました。
とにかく下ろうと、急いでタクシーに乗り込んで少し行ったところで前に進みません。
何かあったようです、最悪歩いて下ることも考えましたがなんとか15分程で動き出して一安心です。
トンネルから上で地震で数カ所落石等起きていました、梓川は赤茶色に濁って不気味でした。
沢渡まで戻ってのんびりしているときも地震がありました。
この日登っている方はさぞ心細いのではと思いました。

ともあれいろいろありましたが、充実した2日間でした。
無事に帰ってきて何よりでした。
(ただ一つ財布をおとしたこと以外は・・・・)


-------------------------------------------------------------------------------------------------------

PS 5月7日
本日松本警察署より連絡があり、どなたかが涸沢小屋付近で拾ってくれたそうです。
早速財布を受け取って取ってきました。
拾って届けていただいた方に御礼を述べたいのですが、現段階では相手先お名前等まだ教えていただいておりません。
先ずはこの場を借りて御礼申し上げます。
本当に、本当に、ありがとうございました。


お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1178人

コメント

北穂高小屋でヒーコーTIME♪
y-uranoさん、こんばんは!

北穂!涸沢岳!
いつか行きたいなぁと思っている山だけに、このレコ見て興奮です
とはいえ現段階では日帰りメインなので、いつかいつかの話ですが、北穂小屋でヒーコータイムがしたいなぁ
素晴らしいお写真とレコをありがとうございます
お財布見つかってよかったですね!
親切な方がいて良かったですね。
私も以前とんでもないものを忘れて帰宅しましたが、無事回収できて本当に良かったです
地震のニュースは帰省中の実家で見てましたが怖いですね
2014/5/7 21:02
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から横尾経由槍ヶ岳ピストン!
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
キャンプ等、その他 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から涸沢にテント泊で周辺の紅葉景勝地の散策も
利用交通機関: 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
重太郎
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
技術レベル
4/5
体力レベル
5/5
アルパインクライミング 槍・穂高・乗鞍 [2日]
前穂高北尾根
利用交通機関:
技術レベル
5/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら