7年越しの人形山・三ヶ辻山

2022年06月13日(月) [日帰り]

• GPS: 06:52
• 距離: 14.6km
• 登り: 1,170m
• 下り: 1,159m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:42
• 休憩: 1:07
• 合計: 6:49

距離 14.6km 登り 1,170m 下り 1,167m

7:25 中根平
9:06 9:08 宮屋敷跡
9:49 梯子坂乗越
10:16 10:28 三ヶ辻山
10:50 10:51 梯子坂乗越
11:08 11:58 人形山
12:17 梯子坂乗越
13:06 13:07 宮屋敷跡
14:12 14:13 中根平
14:14 駐車場

天候

🌞〜⛅　下界は雲海だった

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・駐車場はたっぷりある（30台くらい？）。開山祭でもない限り溢れる事はないんじゃないでしょうか。
・それよりもやはり問題は登山口までの林道。この登山の核心部と言っても過言でない!?（笑）。ヤマップ&ヤマレコで挙がっている通り、林道の評価は人それぞれです。全然問題ないと言う人もいれば、底擦るし悪路で疲れ果てたと言う人も。私個人の感想は、「ゆっくり行けば普通車でも底を擦る事なく問題なく走れるが、限りなくオフロード車向きの道」となる。（6年前に片貝第四発電所〜東又谷登山口の道を通った時も同じように感じた）。

コース状況／危険箇所等

前日までの雨のためか、コース全体の65％〜70％がぬかるみと化していた。スピードが上がらず、ちとツラかった。下山時はスリップ要注意！

その他周辺情報

今回は五箇山荘で日帰り入浴。平日のためかほぼ貸し切り状態。
無色透明の湯。循環のため、弱めの塩素臭あり。
大人:500円（税込）。電子マネー可。

写真

6/13 6:34

合掌造りの村上家の所で曲がって庄川を渡る。流刑小屋、五箇山荘方面へ

6/13 6:36

五箇山荘を過ぎて橋が見えたら左の道が登山口林道

6/13 6:40

舗装路とダートが交互に現れる。写真はまだ良い方。もっとガタガタな所もある

6/13 6:55

中根山荘を過ぎて、暫く行くと

6/13 7:20

漸く登山口。はぁ、疲れた・・・。駐車場は広いです

6/13 7:20

ではスタート。漸くここに降り立つ事ができた❗

6/13 7:25

暫くは杉林の中。杉の落ち葉でふかふかな道

6/13 7:50

しかし、次第にぬかるみが・・。これは、まだ全然マシ

6/13 8:05

45分ほどで第一休憩所。四等三角点（金属標）あり

6/13 8:09

こういう粘土質の所がいちばん滑る😟

6/13 8:33

イワカガミ

6/13 8:34

30分ほどで第二休憩所。富山県一のドウダンツツジらしいが

6/13 8:56

ムラサキヤシオ

6/13 8:57

蛙合戦が盛んに繰り広げられていた

6/13 9:04

登山開始から1時間40分、急に視界が開けてきた

6/13 9:05

宮屋敷跡に到着。ここから一気に素晴らしい眺望となる

6/13 9:06

人形山本峰、カラモン峰、大滝山。後ろは見越山と大門山か

6/13 9:08

雪は数か所、僅かに残るのみ

6/13 9:16

オオカメノキ。この山はヤブデマリはなく、オオカメノキばかり

6/13 9:36

三ヶ辻山が見えた！

6/13 9:49

梯子坂をゼーハー登って分岐。まずは左へ

6/13 9:57

倒木など乗り越え、再び明るい稜線へ。刈り開かれてあり、歩きやすい

6/13 10:09

ツバメオモト

6/13 10:10

山頂直下で登山道が崩落している所あり

6/13 10:15

登頂〜😊　このピークは岐阜県内にある

6/13 10:24

眺望抜群！　剱立山・薬師から

6/13 10:23

水晶・槍穂高まで

6/13 10:24

アップ。水晶・祖父岳・ワリモ・鷲羽・黒部五郎・双六

6/13 10:25

南には乗鞍から御嶽までの優美な曲線

6/13 10:24

その真ん中に中央アルプスもハッキリと

6/13 10:25

その西側。カシミール3Dで調べたら、中央奥に恵那山、左に小秀山。一つ手前の長い稜線は位山から川上岳の「天空遊歩道」

6/13 10:25

さらに西の方には籾糠山と猿ヶ馬場山

6/13 10:26

そして、どっしりと白山！

6/13 10:31

さて次は人形山本峰へ

6/13 10:40

まだカタクリが咲き残っていた

6/13 10:59

分岐からはすぐそこ

6/13 11:08

三百名山・人形山山頂。漸く、ここまで来れた（しみじみ・・）

6/13 11:56

裏に回るとお人形さん？お地蔵さん？

6/13 11:12

この標識が付いている木はキャラボクか？　富山では珍しい？

6/13 11:09

すぐ近くの見晴らしの良い場所に新・日本百名山の標識あり

6/13 11:10

笈ヶ岳と大笠山。笈に登るのはいつになることやら・・・

6/13 11:10

大笠山〜大門山の山並み

6/13 11:53

山頂西側の広場は結構広い

6/13 11:17

さて昼メシ。何故かノラネコぐんだんが陣取っていた（笑）

6/13 11:53

カラモン峰方面には幽かに踏み跡が。以前に刈られた事もあったとか

6/13 11:59

陽の当たり方が変わって、乗鞍の岩肌もリアルに見えてきた

6/13 11:59

御嶽は噴気を上げていた

6/13 11:05

乗鞍と中央アルプスの間に仙丈ヶ岳と白根三山も見えていた。久々に南アルプスを見た

6/13 12:00

槍穂高も今日は結構綺麗に見える方だなぁ。大キレットの位置に笠ヶ岳がある珍しい？構図

6/13 12:07

名残惜しいが、下山開始

6/13 12:21

雲海に浮かぶ剱立山。下界は雲の下

6/13 12:22

下りは慎重に・・・。スリップ危険なのでストックを出した

6/13 12:26

アズキナシ？

6/13 12:55

のたうち回るダケカンバ。付近は大量の雪虫がふわふわと舞っていた

6/13 13:02

宮屋敷まで戻った

6/13 13:03

鳥居の中から剱がチラ見え

6/13 13:05

シロバナニガナ

6/13 13:16

こんなんばっか

6/13 14:03

漸く落ち着いた道に

6/13 14:09

登山口にある水道の導管か？

6/13 14:15

無事下山！

6/13 14:15

靴を洗おうと思ったが、蛇口がないので使用できない模様

6/13 14:15

周囲にはモリアオの卵塊多数

6/13 15:01

帰りは五箇山荘へ

6/13 15:05

貸切り💖

6/13 15:53

人形山展望台へ

6/13 15:53

おてては離れているが、雪形は見れて良かった

撮影機器：

ILCE-6300 SONY

SH-RM15 SHARP

装備

備考

水分💧：スポーツドリンク500ml×2.5本、昼食用お湯500ml
消費🥤：スポーツドリンク500ml×1.5本、昼食用お湯400ml

感想

でぶねこ山

人形山に登りたいと思いつつ、林道の悪路の噂を毎年のように聞いてビビり、はや7年😅。
情報量が増えたここ2〜3年で、どうも普通の車でも問題なく行けるっぽいと確信し、漸く重い腰を上げて今回の山行となった。（そんなにビビらなくてもいいものだと思うが・・・）。
最近、猿ヶ山の登山道が刈り開かれたとの情報があり多くの人が登っているので行きたい気がしたが、既に人形山モードになっていたので、冷えないうちにと・・・。

林道は、「噂通りの・・・」という感じだったが無事に登山口に到着。写真でしか見たことのなかった人形堂を見て「漸くここまで来た・・・」と、既にこの山行の大部分を成し遂げたような達成感に浸った。

昨日までの雨のためか、登山道はかなりの部分がぬかるみと化していた。割合で言えば7割弱くらいか。急登箇所もぬかるみ天国（地獄？）でやや難儀した。特に下りは神経を使った。
宮屋敷あたりでザレた道となり、ここでぬかるみともおさらばかと思ったが、その後の稜線上も結構ぬかるんでいた。（人形山と三ヶ辻山の分岐以降は漸く歩きやすい道になった）。

例年ヤブと言われている三ヶ辻山への登山道は刈り開かれてあり歩きやすかった（倒木は結構あるし、崩壊地もあるが）。
梯子坂乗越から人形山は「あっと言う間」という印象。山頂部広場は3か所あり、その内2か所はある程度の人数でもゆったり休める広さだった。

山頂西側の端にはカラモン峰へと続くであろう踏み跡が確認できた。行ってみたい気もしたが、やはり人形三山縦走は残雪期かな・・・。

アニメの「まんが日本昔ばなし」でも「人形山」のタイトルでこの山の伝説が放送されている。初回放送は1982年との事。毎週見ていたので、たぶん私も見たはず！
帰りに人形山展望台から雪形を遠望した。二人の手は離れていたが、人の形ははっきりと判った。（因みに、登山口に至る林道からも雪形が見える場所がある）。