春の九重連山縦走(牧ノ戸→天狗ケ城→中岳→稲星山→久住山→星生山→牧ノ戸)


- GPS
- 06:18
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 927m
- 下り
- 926m
コースタイム
合計距離: 12.46km
天候 | 晴れ 気温24℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス | 大分自動車道・甘木ICより牧ノ戸まで1時間30分。出発が遅くなったので、牧ノ戸登山口に着いたのは9:30だった。この時間帯はまずパーキングには入れない。路駐の列は1kmはあったろう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
九州屈指の人気を誇る九重連山の定番日帰り縦走ルートなだけに、整備された登山道で歩きやすいです。ガスが出なければ道迷いすることはまずありません。ただし、特有の火山灰土(黒土)は朝露や雨に濡れたら必ず滑ります(笑)。 連休中日ということもあり、登山者は数珠つながりなので、追い越しやすれ違いには注意が必要ですね。道幅が割りと広めなのですが、声かけをしましょう。雨ヶ池ルートや大船山・平治岳などは幅も狭いし、スニーカー登山者もいないのでそんなことはないのですが、登り優先でも道を譲ってくれない方もこのルートでは多いです(笑)。 |
写真
感想
春の連休と言えど、溜まった仕事を片付けねば遊べない。本当は坊ヶツルでテントを張りたいところだが、ぐっと堪えて日帰り縦走にしよう。もっと堪えて家族サービスをすればいいのかも知れないが、そこはアレですよ(笑)。とにかく、手早く準備を済ませて出発しようとしたその時、ひょんなヤボ用が入ってしまった。お陰で予定より2時間遅れて自宅を出発。牧ノ戸駐車場に到着した頃は、案の定の路駐の車の多いこと。
登山口は登りはじめから人が多い。出遅れた感もあって、ちょっと焦り気味に歩を進める。一番人気の久住山まで標高差が少なく開けた絶景を終始楽しめる人気のルートなだけに、家族連れが多い。みんな家族サービスに頑張っているんだよなぁ…僕は家庭人失格だよなぁ…。いつもより、どうも雑念が多い。やっぱり楽なルートはイカンな。きつめの登りじゃないと頭が空っぽにならないらしい。
そんなこんなで久住分れ避難所までなんと70分で着いてしまった。遅れを取り戻したので、後はのんびり行こう。今日は九重連山のオーバー1700mの頂を巡る縦走コースを楽しむのだ(ちなみに「くじゅう17サミッツ」は全部で9座ある)。さて、まずは天狗ヶ城(1780m)だ。中岳との双耳峰となるこの頂までの道は、右手に美しい御池(みいけ)を眺めつつの楽しい登りだ。山頂ではバテたので早めの昼食。今回は初食となる「カップヌードル・ホワイトシチュー」をテルモスのお湯で手早く作る。ん!コレは結構イケル!あー、でも今度からカップヌードルのビッグが作れるお湯を持って行けるテルモスが欲しいな。
お次は九州本土最高峰・中岳(1791m)。続いて、稲星山(1774m)。ここまで来ると登山者も少なくて快適だ(笑)。でも次の久住山(1787m)はそうもゆくまい。なにせ一番人気の山だもの。あれだけ路駐してたもの。どんだけ人がいるのか…。と、登ってみると、やっぱり凄かった。山頂は韓国の団体さん(20名はいたかな)に占拠されていた。韓国もここ数年、登山ブームだとか。でも国内に高峰がないので、日本の山は人気らしい。
これは山頂碑を撮るのに時間がかかりそうだ、と一休みすることに。牛乳とカレーパンを食べて一服した。記念撮影した後に久住分れまで降りて用を済ませたら、本日最後のオーバー1700、星生山(1762m)を目指す。取り付きまで登ると、50代の夫婦から話しかけられる。「星生山への登山道は、これでいいんですか?」。実は僕も初めて登る山だ。でも関西訛りの彼らをわざわざ不安にさせることもあるまい、といつもの悪い癖が出た(笑)。
「ええ、この道で大丈夫ですよ。上に見える星生崎から稜線を通って星生山頂まで行って下るだけのシンプルな道ですから」って、オイ(笑)。まあ踏み跡も分かりづらい道ならともかく、このくらいの知ったか振りは許して欲しい(笑)。で、そのご夫妻と同行しつつ登ることになった。聞けば、連休を利用して大阪からフェリーで別府に着いて山行を楽しんでいるらしい。明日は阿蘇へ、明後日は由布岳を登って帰るプランだそうだ。
大阪といえば僕の従弟が住んでいる。そんな話を道々していると、驚くべき事に彼らはその従弟と知人だと言うことが判明した(笑)。いやいや、悪いことは出来ないものだ、世の中は狭い。というか合縁奇縁、不思議な巡りあわせもあるものだ。大いに盛り上がって、再会を約束しつつ今回の山行を終えたのであった。
やっぱり山っていいな。
頭が空っぽになって、心が一杯になる。
月末の燕岳も楽しみだな。
ああっ!?最後になって大事なことに気づいてしまった…。
今回で「くじゅう17サミッツ」9座の内、大船山、北大船山、三俣山は既に登っていたから計8座を登ったことになるんだ。白口岳(1720m)に寄っていれば、「くじゅう17サミッター」を名乗れてたのに…しまった〜!
いいねした人