シャクナゲ咲く八雲ヶ原と武奈ヶ岳
- GPS
- 24:52
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,173m
- 下り
- 1,176m
コースタイム
二日目;八雲ヶ原から武奈ヶ岳に登り、イブルキノコバ経由で八雲ヶ原に帰着
帰路は往路と違って北比良峠、ダケ道経由でイン谷口に下山
5月3日;イン谷口10:25-13:00金糞峠13:00-13:40八雲ヶ原
5月4日;八雲ヶ原5:45-06:30武奈ヶ岳06:45-07:35八雲ヶ原09:00-北比良峠-10:50大山口-11:15イン谷口
天候 | 5月3日;晴れまたは曇 5月4日;快晴、早朝4度C |
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過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
名神高速大津ICより志賀バイパス比良ランプ下車 一般道を約1kmで登山口に到着 5月連休中でかなりの台数道路脇などに停めてありました。 まだ少しゆとりがありました。 イン谷口には比良駅から定期バスも来ていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●登山ポスト イン谷口登山口にあります。 ●温泉 「比良とぴあ」がイン谷口のすぐ近くにあります。 入浴料600円 小さな温泉ですが安くて快適です。 ●道の状況 危険箇所特になし。標識も多いです。 青ガレルートは、落石多いので利用しないでください、との立看がありますが、 皆さん利用しているようです。 帰りの北比良峠、ダケ道も問題なし。 ●携帯電話(au) 八雲ヶ原では電波弱いがメール受信可能でした。 八雲ヶ原から東へ10分ほど登ると琵琶湖が見渡せます。 ここは電波良好。 ●野花 五月上旬はシャクナゲが主役です。脇役はイワカガミ、イワウチワとツツジです。 まだ色の少ない早春の湿原に彩りを与えています。 |
写真
感想
2011年秋、セガレと二人で比良山地を縦走しました。
あれから三年、既にセガレは社会人となりました。私は昨年秋、腰を痛めてしまいました。
腰に不安が残ります。テント泊の荷物を背負ってこれからも山歩きができるだろうか?
武奈ヶ岳は日帰りでも行けるのですが、今回はのんびり一泊。
一日目はイン谷口から八雲ヶ原に行くだけです。野花の写真を撮りながらのんびり歩きました。
もう若くもありません。腰の不安もあります。こうして、ゆったりと歩くのが実に楽しい。
右側には沢音が心地よい。モミジの若葉が目に染みます。
道々、野花の写真を撮りながら歩きます。リュックを背負っての立ちかがみは結構シンドい。それでもまた楽しい時間でもあります。
マムシグサ、スミレ各種・・名前が判るのは極僅か。小さな黄色い花・・・なんという名だろう?
やはり名前が判らないと今ひとつ愛着が湧きません。我ながら無知が悲しい。
ネットで調べるのが課題です。どこかに花だけアルバムに纏めます。
登山は季節を遡行することでもあります。
僅か千メートル程度登っただけでも、まだ残雪が残っていました。やっと冬が終わったばかりです。
新芽を吹き出始め樹木がすこしばかりあるのみ。
八雲ヶ原では芽吹いた若葉はまだ僅か。冬枯れが続いています。
この広々した野原。静寂、平和・・・なんと表現したら良いのか。
実に良い所です。八雲ヶ原だけでも来る価値があります。
枯草色と針葉樹の深い緑の中でシャクナゲの赤がとても目立ちます。
淡く透き通るような薄紅色の花。一本に薄い赤と濃い赤の花が同居しています。
シャクナゲはこの季節の主役です。
モンベルのムーンライトはクラッシクカーのような旧式テントですが気に入っています。
部屋は狭い代わりにとても広く使いやすい前室があります。ここで炊飯です。二合のお米を炊きました。
けっこう良い出来です。気分が良い。我ながら単純と自嘲しながらも嬉しい。
急に決めた登山です。登山口近くのローソンで買ったチルドビーフシチュとインスタントワンタンがおかずです。
レトルト違ってチルドは要冷蔵ですが、その分加熱が少なく味が良い。飯にかけて食べる。
お肉が柔らかく美味しい。
食事を済ませてシュラフに潜り込みます。色々な音が聞こえます。
沢のセセラギ、鳥のさえずり・・ウグイス、ホウホウ・・と鳴く声はフクロウだろうか?
クークークーと鳴く声は下界では耳にしません。ここだけでしょう。全て耳に心地がよい音です。
風の音・・ここは谷間なので風は当たりませんが、上では風がつよう様です。ビューという音が聞こえます。
隣のテントから声を抑えた話し声も聞こえます。
地図を取り出して地形を確認したりしているうちに、7時前には寝入ってしまったようです。
翌日は快晴。ただ、寒かった。早朝は4度まで下がりました。寒がりの私は目が覚めました。
リュックに脚を突っ込み、エマージェンシーシートを広げてシャラフに掛けます。これだけでもけこうマシになりました。
今日は武奈ヶ岳に登って帰るだけです。お隣の親子連れはご来光を見に行きましたが、私はシュラフで丸くなっています。
昨夜の残り飯と卵でゾウスイを作って朝食です。5時半頃八雲ヶ原を出て、六時半頃山頂に着きました。
ご来光には間に合いませんでした。山頂は風が強く寒い。
琵琶湖に映る旭光が素晴らしい。隣接する比良山地だけのご褒美です。一人にお願いして、写真を撮りました。
帰りはイブルキノコバを経由して八雲ヶ原に戻りました。狭い沢の道です。各所に残雪が残っています。
地形図を見ながら小さな沢を確認しながら歩きます。ちょっとした読図練習です。
八雲でテントを撤収して、北比良峠経由、ダケ道で下山。
途中にはツツジ(多分ミツバツツジ?)イワカガミなどが咲いています。写真を撮りながら歩きます。
腰の具合も悪くありません。これならこれからも何とかテント山行を楽しめそうです。
ただし、無理はできないでしょう。荷物を減らし、時間にゆとりをもった山行です。
下山後は近くの比良とぴあ温泉で汗を流しました。
眩しい琵琶湖の旭光とシャクナゲの赤が目に焼き付いています。
以下備忘録
●燃料使用量
ガス72g使用
夕飯;炊飯2合、チルドシチュー、インスタントワンタン、インスタントコーヒー
朝食;残り飯で雑炊、インスタント味噌汁
思ったより燃料を使った。36g/食
●GPSログ
ガーミンe-trex10
天頂衛星は使用しなくても綺麗にログが取れた。
二日間約10時間の使用で、電池残高3/4。
●食事
一日目昼食;パン2個+チクワ
夕食;米2合炊飯、ローソンチルドシチュー、インスタントワンタン
二日目朝食;残ご飯1合+卵で雑炊、インスタント味噌汁
昼食;パン3個+チクワ
サラダスパ200gはそのまま持ち帰る。
●行動食
コンビニ小袋菓子3袋+小羊羹1個持参したが、羊羹のみ食べた。
●エマージェンシーシート
夜寒いので広げた。保温効果をはっきり感じる。この大きさでこの効果なら効率が良い。
ただ、元通り畳むことはできない。丸めて輪ゴムで留める。
●炊飯
米2合
コッヘル蓋が2合程度で水を計る。
米を洗ったあと、水2合で炊飯。上手くいった。
焦げた香りを感じないが、約20分湯気が出なくなったので火から降ろす。
20分ほど蒸らす。この間に副食を調理。
●ショベル
トイレ用に一つ持参したほうが良い。
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