ソフトクリームのような奥大日岳+雄山・別山・劔御前
- GPS
- 56:00
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 1,757m
- 下り
- 1,767m
コースタイム
5/4 雷鳥沢6:10→6:30新室堂乗越6:40→7:57奥大日最高点8:12→8:17奥大日岳8:44→9:43新室堂乗越9:55→11:15劔御前小舎11:46→12:10劔御前12:25→12:40劔御前小舎12:50→13:30別山北峰13:57→14:15劔御前小舎14:30→14:55雷鳥沢
5/5 雷鳥沢6:36→7:35室堂
天候 | 5/3 晴れのち曇り 5/4 快晴 5/5 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今回の目的は、真っ白な奥大日岳。加えて百高山の劔御前・別山北峰・龍王岳。相方の目的は立山。結果的には最終日天候悪く龍王岳を見送ったが、快晴のなか念願の真っ白奥大日を堪能できた。
前夜扇沢無料Pに車中泊し、5/3(土)6:30始発のトロリーバスで出発。室堂で屋外に出ると快晴だ。今日は日中降雪予報につき、室堂から雄山・大汝山を往復してから雷鳥沢に向かうことにする。一の越へはスキーヤーとスノーシュー履いた人が多い。雲が湧いてきた、急げ。一の越に着くと雲のなか。ここでアイゼン・ヘルメット・ピッケルをつける。雪は締まりアイゼンが効くが風が強い。こんな天気だとそろそろと思っていると雷鳥が二羽現れた。1時間で雄山へ。何も見えない。時おり明るくなって晴れる予感もするが晴れず、大汝は諦めて下る。立山目的の相方には、雄山も立山の主峰だと言っておいた。下りでも雷鳥が、今度はツガイだ。一の越からの下りではガスが濃く、ポールによって辛うじて判別するほどであった。
室堂から雷鳥荘までは目印ロープがあったがそのあとはなく、右斜面をくだればいいとわかっていながら方向に自信が持てず、右往左往しながら雷鳥沢に着いた。小雨の寒い中でテント設営し、焼酎で宴会をやっていると予報どおり快晴となった。テントから出てきた人が歓声を上げている。ぐるっと360°真っ白な山に囲まれて、何というロケーションだろう。涸沢も良かったがここは格別だ。夜も星空、明日も好期待。
5/4(日)4:30起床。快晴。6:10に出て新室堂乗越に向かう。別山乗越方面には多数が数珠つなぎで向かっている。マムートのCMみたいだ。新室堂乗越方向には二組ほど向かった。雪は固く締まっている。新室堂乗越に出て劔が半分顔を出した。毛勝山が立派だ。ここから奥大日へ真っ白な稜線歩き、何とも言えずただうれしい。右側には雪庇あるが、クラックは殆どない。いくつかのピークを越え、奥大日に近づく。劔の全貌が段々現われてくる。まず奥大日最高点についた。我慢できず、望遠に替えて360°撮影。槍穂、水晶、笠、薬師・・・。そこから5分で奥大日岳。思わずワァーと叫んだ。目的達成、ここまで2時間。あとはおまけで劔御前と別山へ。新室堂乗越からしばらくトラバースして雷鳥沢から登る春ルートに合流してスキーヤーと一緒に上る。もう雪が緩んでいる、しんどい。ここはコースタイムどおりかかった。
劔御前小舎前にザックデポしてピッケル・ヘルメットで劔御前へ。劔沢で滑るスキーヤーが手前のピークまでは来るが劔御前には余り登山者は来ないようだ。若干のトレースしかなかった。ここは劔の展望台。頂上に人がいる、すごいな。前劔の雪の急斜面はどう登るのだろう。次は別山北峰。また雷鳥だ。近づいてもビクともしない。腹這いで別山を背景に撮ることができた。別山北峰はまた景色が違う。後立、南ア、富士、八つ、高妻。劔は奥大日からは黒だったが、ここからは白い。今日1日の満足感を噛みしめながら雷鳥沢を駆け下り、再び快晴となったテント村でビールを楽しんだ。
5/5(月)は曇り。龍王岳は諦めて直接室堂に向かった。
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