記録ID: 4416325
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス
風越山、独標、蕎麦粒岳、三ノ沢岳、宝剣岳
2022年06月19日(日) [日帰り]
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体力度
7
1~2泊以上が適当
- GPS
- 14:16
- 距離
- 23.0km
- 登り
- 2,757m
- 下り
- 2,774m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 12:22
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 14:14
距離 23.0km
登り 2,771m
下り 2,774m
17:09
今回は、tooruohさん、sunatomoさん、macoさんのレコを参考にさせていただきました。
レアレコ、大変助かりました。
ありがとうございましたm(__)m。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3234012.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2513935.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2121264.html
レアレコ、大変助かりました。
ありがとうございましたm(__)m。
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天候 | 晴れ時々曇り 気温10~20℃ 風速は山頂付近で最大10m/s程度 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
最初、上松A駐車場(最大20台位駐車可能)に駐車しようとしたが、道を挟んだ正面に墓地があり、お化けがでそうでやめました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・駐車場~風越山:道は大体はあるが、下草があったり倒木があったり、踏み跡薄かったり。駐車場でて少し道路を歩くと「風越山登山口」の標識あり。ロープを掴んで2mほど下の低水敷へ降りて、滑川を渡渉するが、人によっては靴を脱がないと難しいかも。標識の対岸にテープがあるので、そこから登山道に合流するはず。自分は少し上流へ行ってしまい、適当な斜面を登って登山道に合流した。 ・風越山~独標:下草や倒木はさらに増え、踏み跡も薄い区間が多い。バリエーションルートに近い。標高2118mの天狗山付近から独標までは足場が悪い急登や少し危険な区間もある。独標手前のコル右側は崩落斜面で切り立っているので慎重に。そこから独標への登りは足場がさらに悪くなり危険。バリエーションルートの経験が浅い方は避けた方が無難。 ・独標~蕎麦粒岳:明瞭な道はない。テープもない。最初はハイマツとシャクナゲの藪こぎで独標斜面を下る。藪に隠れて見にくいが、両脇は薮下が崖になっていると思った方がよい。二ノ沢のコルまで下ると藪が薄くなり、薄い踏み跡が出てくるが、足場は悪い。ここから岩稜と土、藪のミックスと4足方向の急斜面など、藪を掴みながらの4足方向メインとなる。ポールは邪魔なので、重量物と一緒に独標にデポした方がよいだろう。ピークはp1~p4まで4つあり、この区間は藪付き泥と岩斜面のジャンダルムのような感じ。気を付けないと本当に滑落して死亡するが、忠実に尾根をあるけばザイルは不要。藪下は崖と思った方がよい。一度、藪を避けて斜面をトラバースしたが、根っこごと倒れていた倒木が見えておらず、足元から地面が落ちていった。すぐに飛び移ったので助かったが、そのまま乗っていたら重みで下まで落ちたかもしれない。p4までは片道400m程度だが、ちょっと歩きなれた方でも往復2時間は見ておいた方がよいだろう。今回のコースでは最もリスクが高く、時間をかけて慎重に歩くべきだろう。 ・独標~中三ノ沢岳(標高2485m):低木、ハイマツ、シャクナゲの藪、倒木など。それほど危険はなく、それなりに踏み跡もあるが、藪区間は少し時間がかかる。藪はそれほど深くないので、ルーファイでなんとか軽減できる。中三ノ沢岳の少し先にもピークがあるが、名前はないようなのでトラバースしてかわした方が無駄に藪を登らなくて良い。 ・中三ノ沢岳~三ノ沢岳:低木、ハイマツ、シャクナゲの藪区間。僅か1.5km程度の距離だが、自分は3時間を要した。想像以上に時間がかかる。中三ノ沢岳から少し行ったところまでは、それほどでもないが、次第に藪が濃くなり、どこもかしこも密な藪(といっても、歩けない、進めないというほどではない)でルーファイしてもあまり意味がなくなるので、そこからは藪慣れと体力、パワー勝負となる。特に三ノ沢岳手前1km~500mまでの500m区間は覚悟した方がよい。三ノ沢岳500m手前位からは多少藪が落ち着き、岩も出てきて岩沿いに楽できるが、急斜面の岩場で岩も安定していない場所も多いので、無理してショートカットせず、危険を感じたり、岩場の先の地形が読めない場合は藪を漕いで巻いていった方が安全。偽ピークが2つあり、1つ目の偽ピークからが結構時間がかかる。自分は三ノ沢岳までで約10時間を要した。 ・三ノ沢岳~宝剣岳~玉ノ窪小屋:一般道なので注意して進めば特別危険なことはない。宝剣岳は慎重に。今回はあえて中岳、木曽駒のピークは踏まずに未踏のトラバース道を通過した。道は良い。 ・玉ノ窪小屋~金懸小屋:木曽前岳のトラバースでは、2箇所の雪渓と登山道の崩落箇所がある。滑落や雪渓上部からの落石には注意。本来ならば12本爪アイゼン推奨だが、自分はつぼ足でキックステップを切って通行した。金懸小屋手前には、今回のルート唯一の水場があるが、水量は2mm程度の糸のような水が流れているだけ。ここは枯れていることが多いが、今回はたまたま水が出ていた。 ・金懸小屋~駐車場:危険箇所はない。素晴らしく良い道だが、結構長い。 なお、今回、三ノ沢岳から約4:30で駐車場まで戻ったが、ふつうはもっと時間がかかるので、出発時刻は相当に速くした方がよい。自分は2時間寝坊したため、時間に余裕がなくなった。 |
写真
今日は中アのやり残し。独標尾根経由の三ノ沢岳区間と蕎麦粒岳にトライです!!
昨夜からの車中泊。当初上松Aコース駐車場の予定だったが正面が墓地でお化けが怖かったので、滑川砂防公園下駐車場に移動しました。本当に不気味で、「なぜこんなところが駐車場????」ってパニくりました。もちろん、どちらの駐車場にも人の気配なし。
昨夜からの車中泊。当初上松Aコース駐車場の予定だったが正面が墓地でお化けが怖かったので、滑川砂防公園下駐車場に移動しました。本当に不気味で、「なぜこんなところが駐車場????」ってパニくりました。もちろん、どちらの駐車場にも人の気配なし。
そして渡渉。濡れずに行くにはちょっとしたテクニックが必要なレベル。大体の方は靴脱いでますね。自分は得意分野なのでぬらさずに渡れました。ここで注意!!標識の対岸にテープありました。自分は少し上流で渡渉して、道ではないところを歩いて無理くり急斜面登って登山道に合流しました。
しかも!!なんと凶悪ピークが4つもある。その名は、p1、p2、p3、p4!!凶悪4兄弟だ!!行きたくない。2時間寝坊して残り時間も微妙だし・・・。でも、もう、ここ、独標にも来たくないんです。今日、蕎麦粒岳をクリアしないとまた来ないといけない。
ふう・・・。こいつらの凶悪面がまえ見て、2度ほど戻りかけたが、やることにした・・・。これは本当は悪い判断だろう。
そして脛ガードを装着する。
まずはP1の長男から制覇する!
それにしても、おまえ・・・どんだけイカツイ面構えしとるんだ!!顔面凶器だろ!!
そして脛ガードを装着する。
まずはP1の長男から制覇する!
それにしても、おまえ・・・どんだけイカツイ面構えしとるんだ!!顔面凶器だろ!!
頑張ってクリアした・・・。こわいったらありゃしない。
さて、次は三男坊。p3だ!!藪を越え、薮下の隠れた崖におびえて進む。尾根沿いの藪が酷かったのでちょっと巻いてみた・・・。
すると、地面が「ズズズッ・・・ダダダッ・・・・」と動いた!!!やばい!!!下は崖だ!!
素早く飛び移って藪を掴む!!
さて、次は三男坊。p3だ!!藪を越え、薮下の隠れた崖におびえて進む。尾根沿いの藪が酷かったのでちょっと巻いてみた・・・。
すると、地面が「ズズズッ・・・ダダダッ・・・・」と動いた!!!やばい!!!下は崖だ!!
素早く飛び移って藪を掴む!!
振り返る!!
ゾゾゾッ・・・・・。血の気が引いた!!
土の下は、根っこごと倒れた倒木があったようだ!!自分が乗った重みで、腐った根っこごと、地面毎、落ちたのだ!!自分が横に飛び移ったので2、3m崩れて止まったが、あのまま乗っていたら奈落の下だった・・・。しかも崖脇の岩も浮いている。死ぬかと思った・・・。こんなとこで死んだら絶対見つからない。ココヘリ持っているけど、探してもらえないかも。
・・・て、心配するのはそこじゃない!!
ゾゾゾッ・・・・・。血の気が引いた!!
土の下は、根っこごと倒れた倒木があったようだ!!自分が乗った重みで、腐った根っこごと、地面毎、落ちたのだ!!自分が横に飛び移ったので2、3m崩れて止まったが、あのまま乗っていたら奈落の下だった・・・。しかも崖脇の岩も浮いている。死ぬかと思った・・・。こんなとこで死んだら絶対見つからない。ココヘリ持っているけど、探してもらえないかも。
・・・て、心配するのはそこじゃない!!
ああ・・・美しいなあ・・・。これから進む先は天国ロードだ!
ここで唯一、お一人の男性にお会いしました。
なんでも空木岳を登ってからここまでこられたのだとか!
良いコースですね。
さあ、行こうか。まだ全行程の1半分だし・・・ん???
んんん????なにっ!!
10時かかかって、まだ半分だと!!
なんてこった!
日が暮れるぞ!!でもすでに足は売り切れた・・・。
ここで唯一、お一人の男性にお会いしました。
なんでも空木岳を登ってからここまでこられたのだとか!
良いコースですね。
さあ、行こうか。まだ全行程の1半分だし・・・ん???
んんん????なにっ!!
10時かかかって、まだ半分だと!!
なんてこった!
日が暮れるぞ!!でもすでに足は売り切れた・・・。
この辺で、行く先の宝剣岳あたりから「ゴロゴロッ、ゴロゴロゴロッ」と鳴った・・・。
マジか・・・。想定外のことが起きるときって、こういうもんだ。
寝坊・・・、藪で想定外の時間、そしてゴロゴロ・・・。
想定外が2個以上重なると、途端に事故率が増えるもんだ・・・。
相当に注意していかないといけないな・・・。ゆっくり焦らず慎重に行こう。
マジか・・・。想定外のことが起きるときって、こういうもんだ。
寝坊・・・、藪で想定外の時間、そしてゴロゴロ・・・。
想定外が2個以上重なると、途端に事故率が増えるもんだ・・・。
相当に注意していかないといけないな・・・。ゆっくり焦らず慎重に行こう。
ここも注意。下は崖。
写真の崩れかけてる下段のステップ踏む方は落ちますね。
ロープ掴んでても、不意に地面おちたら、多分、手も外れるでしょうから。
ロープを掴みつつ、一段上の斜面を歩くのが正解ですね。
写真の崩れかけてる下段のステップ踏む方は落ちますね。
ロープ掴んでても、不意に地面おちたら、多分、手も外れるでしょうから。
ロープを掴みつつ、一段上の斜面を歩くのが正解ですね。
やっと着いた!!
下りは思った以上にタイムを巻けたので、予想以上に早い時間に下山できた。お嫁様(そう呼べと命令されている)が心配しているだろう。早く連絡しよう。
それにしてもでっかい駐車場だ!!
20台位いけるんじゃないか?
下りは思った以上にタイムを巻けたので、予想以上に早い時間に下山できた。お嫁様(そう呼べと命令されている)が心配しているだろう。早く連絡しよう。
それにしてもでっかい駐車場だ!!
20台位いけるんじゃないか?
撮影機器:
装備
個人装備 |
トレぺ
コンタクト1式
温度計
熊鈴大
笛
帽子
モンベルクリフパンツライト
モンベルカーフガード
モンベルウィックロンジオサーマルロング
サロモンスピードクロス5GTX
レインウェア上下
ザック(パーゴワークスrush28改)
非常食(柿の種5袋)
ヘッドライト(レッドレンザーMH5を2個と予備電池2個)
GPS(ガーミンmap66s2個と予備電池3セット)
スマホ
ココヘリ
JROカード
お金クレジットカードなど
地図
エマージェンシーグッズ1式
ツェルト(ヘリテイジトレールシェルター)
水3L(2.5L消費)
パン4個(3個消費)
CAMPチェーンアイゼン(アイスマスター)
大門沢手ぬぐい
エナジージェル3個(消費)
総重量約10.5kg
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---|
感想
今回のコースは、数字上の累積標高差、距離は疲労度とは全くリンクしません。
体感的に、倍くらいの疲労度でした。チャレンジする方は、蕎麦粒岳はやめた方がよいです。精神的にも、体力的にも結構、持っていかれますので。
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コメント
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「はぇー、すっごい…」の一言に尽きます…😨
一昨年ハイマツの海に迷い込んで行くのを諦めた蕎麦粒と、テン泊で下りをロープウェイでチキった中三ノ沢岳をワンデイ決着されるとは…しかもこのクソ暑い日に!
今年は雪に降る前に独標経由で蕎麦粒へリベンジするお手軽プランか、中八丁からキニバ岩を越えて行ってみるガッツリプランか迷うとこです…
…というか、この時期の藪漕ぎしたくないですね…😭
私はこの週末にマダニーに計7匹集られました…😨ブヨすんごいし…😱
今回のコース・・・いやあ、もうおなかいっぱいです。
怖いのやら、しんどいのやら、なんでこんなことしてるんだろう?的なものばかりで・・・。
そもそも、自分的には独標もちょっと怖いんですけど、蕎麦粒岳はもっと怖いし、三ノ沢岳への最後の岩場混じりのところもちょっと怖かったです。
でもなぜか、そういった区間ほど、自分の感覚とは裏腹にコースタイムは速くなるので、好きなことと得意なことがリンクしていないような気がしています。多分、ボルダリングの経験が活きているような気がします。でも、怖いところはやっぱり苦手意識というか、いやです。ですので、今回のコースはもう行きません(笑)。
独標尾根経由の蕎麦粒岳ですが、これだけで1日日帰りで結構なボリュームじゃないですか?結構な時間もかかりますし、リスクも考慮すると自分にはお手軽とは言い難いです。
中八丁からキニバ岩越えて蕎麦粒とか、もう怖いので、想像するだけで・・・・。いやあ・・・ないですね。地面も踏まれてないので、いつ地面毎崩落するか分かりませんし。今回、蕎麦粒で思い知りました。
そういえば、藪こぎの最中に、5回くらい、まぶたで羽虫をキャッチしましたよ(笑)。ぐにょっ・・といなんとも言えない気持ち悪い感触が、まぶたをつたって伝わってきました。ディート30%の虫スプレーも効果は一瞬で、なんだかなあ・・・という感じでした。
あと、以前から思っていたことで、今回も思ったのが、やっぱりハイマツは下った方が楽ですよね。間違いないと思います。奴ら下側向いてますので。今回も逆コースにしようかかなり迷いましたが、時間的なリスクも考慮して、今回の反時計回りにしました。
蕎麦粒岳とキニバ岩、行かれるときはお命をお大事にしてください。無事を祈っておりますm(__)m
下のコメ見て、伊奈川遡行の三の沢岳に行ってみたくなったじゃないですかw
abu8氏やhillwanderer氏のレコを見ると、源頭の大滝以外は難所はなさそうだし…
沢屋でも釣り師でもないけど、この時期の沢の気持ち良さは越百川で経験したので梅雨明け辺りで検討してみますね♪
そうなんですよ!!
abuさんのレコ見たら、行きたくなり、そしてこの前、三ノ沢岳の山頂から伊奈川の谷を見たら、それはそれは美しかったので、「あの中に入りたい!!」ってなりました。
ゆっくり、どっぷりと楽しむコースだと思います!!
三ノ沢岳…私も登らなければならんのですが、アゲAピストンでしょうね〜。
頂上小屋のテン場でマッタリ過ごしての二日行程かな?
ところで登山口のお墓のように見える石碑群は霊神碑といってお墓ではないのですよ。
御嶽教などで広く信仰されている山岳信仰のしきたり的なモニュメントです。
亡くなった方を葬っている物ではないのです。
三ノ沢岳ですが、今回山頂で唯一お会いした方のコースだと、空木に登って北上して三ノ沢岳登って、ロープウェイで下るって言ってましたが、このコース、結構良いと思うんですよね。どうでしょうか。上松Aも良いですが、長くて単調なので、もし上松Aを行かれているのならば、やはり稜線歩いた方が楽しいような気がします。
それと、登山口のお墓じゃないんですね。なんだか、左側にはお墓にしか見えないものも多数ありましたけど・・・。違うのかな?
でも、霊神碑っていうのがあるんですね。少し調べましたが、明治以降に功績のあった行者名を霊神として祭っているんですね。
それにしてもいつも思うのですが、物知りですね。いろんなことに興味を持って調べられているからなんでしょうね。あたまが下がるおもいですm(__)m。
勉強になりました。ありがとうございます!!
疲れましたよ。本当に・・・。そして、チキンの自分には、ちょっと怖かったです。もう行きません。1回行けば満足です。というか、もう行かなくて良いと思うとほっとします。
でも誤解のないように言うと、蕎麦粒岳も独標も独標尾根も一度は行った方がよいです。面白いところですので。
あとは、伊奈川経由で三ノ沢岳がありますが、かなり楽しそうでワクワクしています。機会が合えば行きましょう!
それと、南アルプスはやめてコガラから周回されたんですね。中アの魅力が勝ったのでしょうか(笑)。そのコースもかなり良かったのでは?駐車場から見える山の景色も素晴らしいですし。できればお会いしたかったです。
土曜日の南駒ヶ岳も良いですよね。
中アは美しい尾根や稜線、森がある割には人に会わなくて・・・でも道はかなり良い。なんだか不思議ですよね。これほど人が少ないのに、なんで道は良いのか・・・。
そして、そんな条件がそろっている静かな中アをロングでいくと、1日、本当に山を満喫出来て、下山後の余韻がこれまたよいですよね。
南側の奥念丈とかあの辺も、また趣が違ってよいですよ。
北側の経ヶ岳もつい最近、新しい登山道が開通しましたし。
是非、時間を作ってお越しくださいm(__)m。
えっ?3日連続の日帰りですか?
車の運転だけでもかなり辛そうですね。
レコ、楽しみにしております、
伊奈川からの三の沢岳もぜひ行ってください。
唯一の滝の後のお花畑の天場もいいですが、魚影も濃いので釣りもしながら上がったほうが楽しいですよ。
伊奈川ルートの三ノ沢岳、7月以降の水量少な目の日に行こうと思っています。
当初は、残雪消えた時期の独標尾根で下山の計画でしたが、待ちきれずに独標尾根は行ってしまったので、むしろ工程的には組みやすくなりました。
それと、少し前に中アが国定公園になったこともあり、釣りに関して気になったので、ちょっと環境省のHPから規制を確認しました。
https://www.env.go.jp/press/post4018/mat05.pdf
https://www.env.go.jp/nature/park/rel_ctrl/02.html
https://www.pref.kyoto.jp/chutan/doboku/documents/kyokakijyun.pdf
結論として、釣りに関してはキャッチアンドリリースのみ許可の特別保護地区にはなっておりません。また、特別地域にはなっていますが、魚介類の採捕はOKなようです。植物の掘採と土砂の採掘は×のようですが。
きっと、内水面の漁業調整規則(農林水産省)や漁協関係者への配慮もあるんでしょうね。
実はこの川の下流の方は、かつてフライフィッシングで渓流域では、自分のホームリバーでもありました。
いつの頃からか餌釣り師による乱獲と思われる影響(近所の釣具店の店主が情報展開していた・・・)で、魚影が極端に減ってしまいました。
私は河川の調査で魚類調査もやってますが、一般の方が思うよりも「魚は獲ったらどんどん減っていく。そして、そんなに簡単にもとにもどらない」ということを痛感しています。特に水域面積が狭い渓流では顕著です。
色々悶々とすることが多いですが、釣り人の楽しみもありますし、法的にも何ら問題はない行為ですので難しい問題です。
公園法の本質が「見た目が変化しないように維持するべし」なので「見える」動植物を増減させたり、建物を建てるのはNG
ってことは見えない所で変化してるのはOKだから、水中の魚は対象外。
な〜んてホントかデマかわからない話を聞いた事があります。
それ言うたら水中の石拾ってくるのOK?ってなるけど、大規模に水中の石を拾ってくる行為=川床の浚渫工事になり渓相が変わるからNGだとか。
幕営禁止のエリアでもエアフレームのテントならOK?とか子供の屁理屈みたいなネタもww(幕営=柱を立てる=建設=NGだから柱なければいいんだよね?って)
エクストリームアイロニングの方がアイロン台の設置を公園法違反で禁止されたとか…。
ま、多様性進む昨今の登山には公園法も追いついていけないよね。
うーん・・・、残念ながらどなたかが言われた自然公園法の本質については、間違いというか曲解ですよね。
自然公園法の目的は、「日本のすぐれた自然の風景地を保護するとともに、その利用の増進を図り、国民の保健、休養および教化に資すると共に、生物の多様性の確保に寄与すること 」ですから。
「簡単に言うと、美しい自然景観を守りながら国民の健康にも資するように利用していこう!!」というものです。驚くことですが、元々、自然環境の保護・保全という認識はなかったんですが、生物多様性の重要性が世界的に認知されるようになって、平成21年に生物多様性の確保という文言が追加されて改正されてます。
令和3年には、今後の国内外からの観光客対応のインバウンドも狙って利用し易いように法改正されているようです。
ですので、自然公園法の本質は、自然環境の保護・保全が一番の目的ではなく、景観や生物多様性を確保しつつ、その恩恵を受けられるように上手に利用していこう!!というものだと思います。
ちなみにですが、環境関係の法律については、いろんな背景で立ち上がった法律が乱立していますね。将来に向けて、というか、本当な遅すぎるんですが、乱立している法律を統合して、実際の法律の施行・運用に関しても1本化していかないといけないなあ・・・と、以前勉強した時に思いました。それには、各省庁の意識の統一化が必要ですが、立場が異なるのでむずかしいですね。
この辺の勉強は、エコ検定のテキストが一番わかりやすく整理してます。誰でも試験を受けることができるので、お勧めです。
エクストリームアイロニングについては、・・・自分でも却下すると思います(笑)。でも、そういった却下されることも含めて、バカなことをやってるなあ・・・という笑いをとって、話題性にしてるんでしょうけど。嫌いじゃないです(笑)。
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