ダイトレと阪和県界(滝畑〜岩湧山〜阿弥陀山前分岐〜南葛城山〜向ノタワ〜蔵王峠〜滝畑)【和歌山県、大阪府】
- GPS
- 07:18
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 1,192m
- 下り
- 1,178m
コースタイム
- 山行
- 6:24
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 7:11
滝畑駐車場 741 ― 岩湧山登山口 748 ― カキザコ 801 ― 扇山直下のベンチ 825 ― 尾根の扇山分岐点(A) 835 ― 扇山 840/842 ― (A) 845 ― カヤトの原(下) 858 ― 岩湧山山頂広場 911 ― 岩湧山山頂 913/920 ― トイレ 925 ― 東峰 928 ― 展望台跡 935 ― 危険な木 939 ― 岩湧寺方面分岐点 942 ― 五ツ辻 945 ― 錦明水 951 ― 阿弥陀山前分岐 958 ― 林道と合流 1001 ― 県境尾根への東分岐 1008 ― 同西分岐 1020 ― 林道から山道へ 1034 ― 909.3m三角点への入口 1042 ― 細い林道へ 1043 ― 再び山道へ 1048 ― 一本杉(鏡の宿) 1101 ― 南葛城山山頂への入口(迂回路分岐) 1105 ― 南葛城山山頂 1106/1116 ― 迂回路と合流 1118 ― 林道横断 1124 ― 野谷ノ峰への分岐 1131 ― 野谷ノ峰 1140 ― 773.0m三角点 1153 ― 651mピークの迂回路へ 1218 ― 蔵王権現倉庫裏 1225 ― 蔵王権現 1228 ― 神社前 1230 ― 蔵王峠 1232/昼食/1254 ― 第十三経塚 1326 ― 向ノタワ 1330/1333 ― 蔵王峠の県道61号合流点 1347 ― 荒滝キャンプ場 1428 ― 光滝寺キャンプ場 1442 ― 光滝寺分岐 1446 ― 滝畑駐車場 1454
●行動時間 7:13
天候 | 曇り、晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(和歌山家=滝畑登山口駐車場) 滝畑―岩湧山―南葛城山―蔵王峠―向ノタワ―蔵王峠―滝畑 (滝畑登山口駐車場=和歌山家) ●登山口へのアクセス ○滝畑登山口駐車場 ・20台駐車可能、1,000円/日。早朝から集金の方がいらっしゃるようだ ○蔵王峠 ・一応2,3台は駐車できるが、おそらく蔵王権現さん参拝のための駐車スペースと思われる (いずれの記述も2022.6現在) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○滝畑〜扇山〜岩湧山〜阿弥陀山前分岐 ・ダイトレコース。ダイトレの道標が途中にも多数あり、迷う心配はあまりなさそうだ ・道もよく整備されている。また極端な急坂などの歩きにくい区間もない ・扇山は上部の尾根に出て尾根筋を伝う道が紹介されているが、現地には直登道も紹介されている ○阿弥陀山前分岐〜一本杉〜南葛城山 ・前半は林道歩き。その間には道標はない ・909m標高点にむかうあたりから山道歩きになる。その入り口には道標があり、その後も林道と離合するところには標示がある ・前半の林道部分では、より県境に近い細道があるようだ。しかし、その入り口には私有地につき作業員以外は立入禁止の旨が明記されている。加えて、西入口から道を覗くとかなり草に埋まっているようだ ○南葛城山〜野谷ノ峰〜蔵王峠〜(県境)〜向ノタワ ・前半は点線道すらない区間だが、県境沿いには地籍調査ばかりではなく、野谷ノ峰を目指す人もあるようで、踏み固められた細道が続いている。途中から国土地理院地図では点線道があるところでは、作業道レベルの踏み跡が続いている。これも意外に踏まれているようで、不明箇所はない ・道標はないが、「国土調査」の黒杭(頭は赤色)や何色かのビニルテープなどが目印になる ・不明箇所はあまりない。蔵王峠背後の651mピークは大阪府側に大きく巻く。そこからしばらく進んで作業道が大きく大阪府側を迂回するところは県境を進むほうがよさそうだ。実際にそうしたが、作業道にはバイクの轍があり、特に急坂になると轍部分がV字谷のようになっており、ひじょうに歩きにくい ○向ノタワ〜蔵王峠〜滝畑 ・ずっと車道歩き。道幅はセンターラインのないものだが、クルマ通りも少ないため怖いというほどのことはない (いずれの記述も2022.6現在) |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ・滝畑には「滝畑湖畔観光」がある。駐車場の管理者でもある ・コンビニはそれぞれの町中心までいかないとない ●日帰り温泉 ・大阪府側では、河内長野市に日帰り温泉があるようだ ・和歌山県側では、笠田駅近くにかつらぎ温泉「八風の湯」がある (2022.6現在) |
写真
感想
会社の山メンバーでの山行きが天候不順で中止となった。とはいえ、最新の天気予報では県北は降らない予報となっており、気を惹かれる。山にあてるつもりだった一日を無駄にするのももったいない。ダイトレの続きを果たすべく滝畑を目指した。
登山口の駐車場は台数に限りがあり、まだ空いているのかを心配しながら到着。しかし、心配するほどもなくあっさりと駐車。さっそく出発。
ここから山頂までは4kmとのこと。ならばガイドにあるような2時間もかかることはあるまい。黙々と登っていく。最初のうちの急斜面を抜けると緩く斜面を登っていく。
カキザコで左へ屈曲し、さらに緩やかな登りが続く。途中には手ごろにベンチがあったりするが、あまり眺望の利く場所はなさそうだ。山頂への尾根に到着。予想よりもかなり早い。
せっかくなので扇山へ立ち寄り。ここも行ってはみたものの見晴らしはない。
折り返して岩湧山へ。しばらく進むとカヤトの原っぱ。階段で上っていくが、草原だけに見晴らしがよい。河内長野市、堺市から和泉市にかけての街並みを見下ろす。雲が厚くなってきたこともあって暗い。街中を識別するのも厳しいほどだ。登り切ると、もう山頂広場。少し先に山頂がある。広場から四方を眺めたのち山頂へと向かう。
南葛城山のあたりは裾が林に隠れているが、西には東の燈明ヶ岳から三国山の並びも見えている。
山頂部は登山道の途中に過ぎない。広場とは扱いがずいぶん違う。小休憩ののち先へ。登山道の木段を下りきるとトイレがあり、林道が横切っている。林道経由でも先へと進むことができるのだが、当然ながら山道を選ぶ。東峰を越え、岩湧寺への道を分け、五ツ辻を越え、錦明水へ。ここで水をいただく。
今日は持ち物ミスもあり水分が足りない。詰めていける状況ならいいのだが、空いたボトルもないのでここで飲める分だけだ。曇りではあるが今日は暑い。タオルも洗ってヒヤヒヤ感のある状態にして首に回す。
錦明水からはあっという間に阿弥陀山前分岐。半年前にここまで来て以来だ。これでいよいよダイトレは近鉄二上山駅から滝畑までが繋がった。残りは両端だけだ。
ここからはダイトレを離れ、阪和県界へ。加太の海際からつづら畑までも歩いてきたが、反対側からも延ばしていこうというもの。
南葛城山への道は、まずは林道歩き。しばらく進むと県境尾根へと上る小径が分岐するのだが、入り口には「私有地、立入禁止」の看板。しかも先を見ると草に埋もれている。禁止故に歩いている記録が殆どないということのようだ。
林道歩きは面白いものではない。しかも見晴らしもない。それでも周りの緑が目に優しい。今日は曇りということもあって、昨晩の雨に深い緑が映えている。
途中からはようやく山道となる。山道となってようやく道標も現れる。山道と林道とはいいがたい細道とが交錯し、一本杉。鏡の宿とも呼ばれているようだ。
そこからも細道を抜け、次の分岐で山頂へ。南葛城山山頂は、閑かな空間。殆ど平らな一帯の中、円く刈り払われた中に山頂の碑やベンチが並んでいる。その閑かな空間で一休み。そしていよいよ野谷ノ峰へと向かう。しばらくは細道を行く。しかしそこにはバイクが。こんなところでオフロードバイクとは。登山道で走られてはこちらも危ない。
その先で、バイクのせいで溝が深くなった谷を下りていく。下りきったところに分岐点があり、何の標示もないが、地図に従い右折。その先も何の標示も現れないのだが、地籍調査の踏み跡なのか、野谷ノ峰を目指す人が多いのか、道取りはしっかりとしている。それに「国土調査」の赤頭黒杭がかっこうの道標になり誘導してくれる。
途中からは地理院地図でいう点線道とも重なる。林業用の作業道のようだ。そうなると道としての安心感も増すのだが、点線を大きく外れるところも現れる。いかにも戻るように敷かれている分には外れても気にならないのだが、標高700m付近から蔵王峠へと下降するところでは大きく大阪府側へと逸れていく。いささか不安になり県境尾根まで引き返す。尾根上の県境にある「国土調査」をおいかけ直し、作業道ではない踏み跡を下りた。
結局651mピークの手前で作業道と合流。この作業道がさっきの道と繋がっているのかは不明だが、県境付近を歩くことができたので、それはそれでよしとする。
651mピークは大阪府側へと大きく迂回し、それを過ぎると急下降で蔵王権現へ。権現さんの倉庫の裏から参道へと出た。道探しの旅はようやく一段落だ。境内には赤い鳥居が立ち並び、伏見稲荷のようで目を惹く。
そこにいらっしゃった年配のご夫婦からササユリがきれいですねと声をかけられた。ふと見上げると若々しいササユリがきれいに花を広げている。今日見た中でもこれほど咲き頃のものは初めて見たように思う。本来は7月の花。ここまで見た盛期を過ぎたものが早すぎるのであって、これくらいが普通なのかもしれない。
権現さんにお詣りし、居ならぶ鳥居をくぐって宮前に。そこでお昼にする。ベンチも何もないので、蔵王峠橋の袂に腰を下ろす。
昼食ののち、車道経由ではなく、尾根道伝いに燈明ヶ岳方面を目指す。ここも先ほどまでと同様に「国土調査」の杭を頼りに踏み跡を追う。何度か踏み外したが、概ね県境伝いに第13経塚にたどり着いた。尾根道はアップダウンが激しく、結構疲れた。燈明ヶ岳にタッチして戻ろうかとも考えたが、今日はすでに水分が不足しているので、ここ向ノタワにて折り返すこととした。
そこからは車道、県道伝いにクルマに戻る。県道61号は越境ルートではあるものの大したクルマ通りもなく、快適に渓流沿いを下る。キャンプ場には結構な人出も見られ、そろそろ人流が復活しつつあることを実感させられる。蔵王峠から1時間強で滝畑登山口に到着。足りなかった水分を体に補充して帰途についた。
いよいよ暑いシーズンになる。水が不足してはいかんなぁと改めて思った。
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