山梨百名山笹山-から日本百高山大籠岳-広河内岳周回 長かった・・
- GPS
- 13:04
- 距離
- 26.2km
- 登り
- 2,777m
- 下り
- 2,773m
コースタイム
- 山行
- 11:11
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 13:02
天候 | 雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません、道もマーカーもしっかりしています。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
無線機144/430
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感想
先週は笊ヶ岳に挑戦、最後足が攣ってヒヤヒヤしたが、思った程疲れなかった事が長距離山行に少し自信となった。
今回は同じく山梨百名山の四天王笹山を計画、これで三週連続の四天王の最後になる。笹山の近くには未踏の日本百高山の大籠岳と広河内岳がありこれも何とか登りたい。途中1泊すれば無理なく行けそうだが、翌日用事もあるので先週同様、未明からの出発の日帰り山行に挑戦した。周回コースは、先週大門沢付近で早朝に熊に追いかけられたというレコを拝見したので、笹山から回るコースに決めた。
天気が気になっていたが、予報だと早川町は曇り時々晴れなのでなんとか大丈夫だろうと思って3時過ぎに出発した。ところが少し歩き出したら直ぐに、あざ笑うかのように雷鳴と同時に激しいにわか雨が降ってきた。最初からヘッデンにカッパと言う最悪の条件でのスタートとなった。おかげで登山口から数分のところ、ジグザグに上がって行く所を雨で見逃し沢方面に行ってしまい、ウロウロして復帰に時間がかかった。雨で濡れた衣服とカッパで蒸れた体のまま登って行った。一昨日の肉体労働の疲れも残って足どりは遅く、不安が募った。
1500m付近から森の中は明るくなってきたが、いつまた雨が降り出すかわからない、上着だけ脱いでそのまま登って行った。先週の笊ヶ岳のペースを思い出しながら足が攣らないよう、無理に大股にならないよう登って行く、スマホのジオグラフィカの音声で標高速度を平均550m程にして登った。ただ登山道は笊ヶ岳よりは遙かに良くて、ペースを守りやすかった。2256m付近までそこそこ急登、そこからしばらく緩やかで2400mから山頂までが急登だった。
笹山山頂は登山口から4時間ほどで登った。山頂では周りの山々は、(東側の富士山以外)厚い雲がかかっていた。そこから近くの笹山北峰に行くと塩見岳はだめだったが笊ヶ岳から富士山に掛けて展望が広がった。北峰から白河内岳にまでは一旦下って森の中に入っていく、この付近でいくつかテントを張れる場所があり白河内から先には無かった。森を抜けハイマツ帯を行ってから大きな岩がごろごろした区間を抜け、緩やかに広い丘を登っていった先が白河内岳だった。
稜線上は強風に煽られ、吹き飛ばされそうな中ヨタヨタと進んだ。
気温は15度程だったが風のため体感気温は寒い程で、一旦仕舞ったカッパを着込み手先も冷たくなったのでグローブ着用だった。
途中ハイマツの影に隠れて休憩をとって、山頂とはいえない大籠岳を通過、何度か細かいアップダウンを繰り返してようやく広河内岳の鞍部まで来た。
休憩をとってから広河内岳への標高差170m程の登りでは風も弱まり、青空がどんどん広がっていった。農鳥岳方面も雲が取れ、荒川岳に隠れていた赤石岳が標高を上げる毎に顔を出し、悪いコンデションがまさに霧散してく感じだった。
青空に映える山頂看板が段々と手に届く感じだった。予想を遙かに超えた最高の青空の下、絶景が広がり久し振りの眺望を充分満喫できた。
帰りは10年前に農鳥岳から下りに使ったコースなので、厳しいことはわかっていたが大門沢小屋まで下れば楽勝と覚えていた。その先小屋からのコースはほとんど覚えがなかったが、なかなか標高が下がっていかず、いつまでも森の中を歩いているようで気分的に滅入った。下った先でも記憶とのギャップがあり、発電所まで下ってこれですぐ奈良田と覚えていたのも違っていて、ここからが予想以上に長かった。ようやく下の舗装まで降りてきてからは、緊張の糸が切れてしまって情けない程よたよたと下って来た。
駐車場まで来て、真っ暗で土砂降りのなか渡った橋を見て、やっと帰ってきた事を実感した。土砂降りの雨、道迷い、強風、低温、前半が厳しく、後半は疲れと長さに嫌気がさしたが、その中で広河内岳の山頂付近は天国だった。
変化に富んだ長い山行だった。
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