南比良周回、谷沿いにはシャクナゲの花花花・・・! 比良を満喫した一日
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 1,347m
- 下り
- 1,334m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
坊村の明王院前、御殿山コースとワサビ谷ルートの分岐に登山ポストがあります。 必ず届を出してスタートしましょう。 伊藤新道は急勾配の登りが続きますが、足元の土が緩くスリップ等に要注意です。 踏み跡が不明瞭な箇所が多いので、ルーファイを確実に。 長池から琵琶湖バレイ方面には夫婦滝を経由するのが一般的です。 今回は高圧線の鉄塔を結ぶ保線管理道(「関電歩道」)を歩いています。 頭上の電線が目印になってわかりやすい道でした。 汁谷から夫婦滝を経て牛コバへの道は、ところどころ崩壊しているので注意してください。 何箇所か渡渉しますが、橋が落ちているところがあり、谷川の水量によっては危険になりそうです。 全体に台風等による崩壊が見られるルートです。 歩行には支障はないのですが、気を緩めずに歩くべきでしょうね。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
1/25,000地形図
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具
保険証
飲料
ティッシュ
三角巾
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
ストック
水筒
時計
非常食
|
---|---|
共同装備 |
ツェルト
ファーストエイドキット
医薬品
カメラ
ビデオカメラ
車
|
感想
比良の山をのんびり歩こう!
そんな気分で地図を広げたのは休みの前日。
八雲で昼寝でもするか、奥の深谷を歩こうか・・・
以前に伊藤新道から長池、汁谷へのルートを歩こうとして点線ルートの道が見つからず、あきらめて引き返したことがありました。
地図を眺めるうちにこの点線ルートが高圧電線に沿って延びていることに気付き、このバリルートは関電の管理道だと見当がつきました。
(最初の時は道迷い状態で、地図をきちっと見ることもできずにウロウロしていたんです。)
当時よりはいくらか地図も読めるだろうと、蓬莱山までの周回ルートを計画しました。
ピークハントというよりも、等高線でパズル遊びのようなハイキングです♪
普段はまずすることのない「二度寝」をしてしまい、4時半スタートのつもりが1時間の遅れです!
準備をして早々にスタート。
明王院前から谷沿いの林道を歩くのは久しぶり!
足元にはスミレなどの小さい花たちがそっと咲いています。
花の数や種類は多くはありませんが、見つけた花たちに一瞬気持ちを寄せてあいさつを交わして歩くのがいいですね。
もちろん花だけじゃなく、芽吹いた新緑の濃淡や朝日を浴びる山肌もみな素晴らしく、朝のテンションは最高です。
林道から伊藤新道へ、去年sweetpeaさんの事故があった現場を過ぎて急勾配を登ります。
この道はバリエーションではなく、ちゃんと登山道なのですが、あまり歩く人が多くないようで全体に不明瞭なところが目立ちます。
沢に沿っている間は間違えようもないのですが、ワサビ大滝から広い尾根に出るあたりからは時々見える赤テープくらいが頼りでした。
登りではそう心配するシーンはありません。 下りだとかなり慎重になりそうですね。
白滝山のピークから西に折れ、池の点在する広いくぼ地に入ります。
ここでは前回マムシに遭遇したこともあって、藪には踏み入らないように気をつけながら歩きます。
くぼ地に入ってしまうとあまり特徴のない広い地形に方向感覚をなくしてしまいます。
初めての時には池の名前の表示だけを目印にやみくもに歩いていたっけ・・・
今回は高台から全体の地形も見ておき、目視でルートの見当もつけて歩けたことで時間のロスはほとんどありませんでした。
ちょっと自己満足モードです♪
想像したように関電の管理道(関電歩道)が鉄塔を結んで延びていて、いくつもの尾根や谷を越えて進みます。
伊藤新道よりも道の体裁は整っていて迷うことはほぼありません。
だからといってボーっと歩くだけでは楽しくないので、地形図と照らし合わせながら細かく現在地を特定して歩きます。
この管理道、かなり広く見渡せるところもあって、このあたりの山を独り占めしている気分に嵌まってしまいますよ!
新たなお気に入りスポット発見!
汁谷までの最後の尾根に上がったときにふと思いついて、短い距離ですが、地形を頼りに道のない方に分け入ってみました。
スキー場のゲレンデの下端、リフト乗り場に出ます。
このリフトに沿って一気に蓬莱山の山頂まで登ることに。
いつものように道々で目に付いたゴミを拾いながら歩いていたのですが、このリフト沿いはひどいゴミの量で、手持ちの袋では問題にならず、ここはあきらめました。
雪のない間にスキー場の企業に頑張ってもらいましょう
蓬莱山から打見山、琵琶湖バレイのスキー場ですが、この時期にもロープウェーが動いていてハイキングや観光でたくさんの人が山上に上がります。
もちろん登山者ではないので装備も何もないですが、家族連れや遠足の高校生たち、ツアーのお客さんたち、みなさんそれぞれに山頂を楽しんでいます。
水仙の花畑で写真を撮る方やベンチに座ってお喋りに夢中のグループ、ゲーム大会で歓声を上げる子供たち、みなそれぞれ向いている方向は違うけれど、山の風に吹かれているのは同じですよね。
伊吹山も御在所も、歩いて登るだけじゃない山もいいものです。
山で楽しんでいる人を見るのもお気に入りです。
・・・なんてよそ見をしながらウロウロ歩いていてふと気がつくと、左手に持っていたはずの地形図が消えています!
山頂で広げたのが最後の記憶なので、コルのリフト乗り継ぎ地点から登り帰してみましたがもう見つかりません。
仕方なく予備の山高地図で代用することにしました。
地形を追うところはもうないので何とかなります・・・
汁谷に下りて夫婦滝へ。
山頂の賑わいがウソのように静かな山道に戻りました。
沢に沿った一本道が続きます。
驚いたのは見事なシャクナゲ!
ついている花の数が多くて見栄えがします。
去年のシャクナゲは花が少なかったので、余計に派手に見えてしまいます。
「当たり」、「はずれ」の言い方はしたくないので、今年は・・・「シャクナゲがご機嫌な年」としておきましょう。
(去年はなにか事情があったのでしょう・・・)
牛コバまでの道のりで、何度もシャクナゲのピンクに目を奪われながら歩けたことは嬉しいことでした。
花を見に行くことと、行った先で花と出会うこと。
私が嬉しいのは後者かな・・・
花でなくてもその日歩いて見つけたもの。
その日の太陽の光だったり空気の湿り気だったり、
苔に覆われた切り株や新芽や石ころ・・・
今日はあなたに気付く日でした。
会えてよかった、今日来てよかった。
やっぱり比良は私のホームグラウンドです。
嬉しい一日を過ごすことができました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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またまた、地図読みの楽しそうなルートをレコアップしてくださって、
歩きたくなりましたよ。
お花は、シャガだと思います。
churaさん、こんにちは!
長池から汁谷にかけての関電歩道沿いは地形の見やすいルートで、ヤブコギするほど下草も密集していませんでした
今回は汁谷の手前でルートを外れて歩いてみました。
そんな行動の選択肢もあって、何度も楽しめるところですよ
シャガには何度も出逢っているのに、名前を覚えるのが遅い
また教えてくださいな・・・
コッフェルを忘れちゃったのですか?
あらら〜。
羊羹だけではお腹がすいたでしょうね。
そういうmiya家も二度ほど忘れてしまって、一度はスニッカーズのみ、
もう一度は、空腹では歩けない山だったので、気がついた時に
早々に撤退しました。
しっかり確認しないとだめですね。
今年はあっちこっちでシャクナゲも素晴らしく咲いているという
情報を聴きますので、観に行きたいと思っています。
ps・sweetpeaさんはお元気なのでしょうか?
こんにちは!
安全に歩く装備も確かに大事なのですが、エネルギーの補給も言うまでもなく・・・
チョコレートやドーナツ、飴など歩きながら時々口に入れてはいたんですよ
シャクナゲが今年は花が多いらしく、それも各所の花が申し合わせたように開くのは、なにか通信手段を持っているのかと思ってしまいます・・・
ごきげんな今年のシャクナゲ、観に行ってくださいね
sweetpeaさんには飲み会 で何度かお会いしています。
元気にされていますよ
(山にはちょっとご無沙汰してますけどね・・・)
それ、今度行こう!!
忘れてた訳ではないが忘れてました
堂満やワンゲルも今年はシャクナゲが凄いらしいですよ!!
senrakuyaさん、こんにちは!
以前に歩いた道はまた歩きたい。
誰かが歩いたのを見て、そこも歩きたくなる。
全部歩けるわけもなく、行きたいところは増えていきます・・・
今回のような山の一日の過ごし方がなんとなく自分らしいのかな と思っています。
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