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Yamareco

記録ID: 444943
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積雪期ピークハント/縦走
甲信越

朝日岳(井坪坂−十五里尾根コース)

2014年05月10日(土) [日帰り]
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GPS
12:36
距離
26.5km
登り
1,797m
下り
1,791m

コースタイム

5:15 ゲート − 6:20 十五里尾根・井坪坂分岐 − 7:25 ヒノキクラ沢渡渉 − 8:10 ナル水沢通過 − 8:25 本谷渡渉 − 10:20 白崩避難小屋(清水峠)− 12:30 ジャンクションピーク − 12:50 朝日岳 − 13:22 ジャンクションピーク − 14:18 白崩避難小屋(清水峠)− 14:47 冬路ノ頭付近 − 16:40 登川渡渉 − 16:50 十五里尾根・井坪坂分岐 − 17:35 ゲート
天候 曇り・ガスのち晴れ
気温 10℃前後のち20℃前後
日の出 4:39 日の入り 18:42
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新潟県南魚沼市清水の国道291号線
通行止めチェーンゲート地点に駐車
釣り人の車が2台止まっていた。
念のため、普通車両がゲートを出入りできる余地を残して駐車した。
コース状況/
危険箇所等
登山届

新潟県警察にメールで登山届を提出した。
http://www.police.pref.niigata.jp/osirase/sangaku/
念のため群馬県警察にも登山届を提出した。
http://www.police.pref.niigata.jp/osirase/sangaku/
https://www.police.pref.gunma.jp/subindex/data/tozan01.pdf
群馬県警察には電子申請の窓口があるが、私の環境(Linux+Firefox)では「サポート対象外」となり、受付けてもらえなかった。登山届はFaxで送信した。指定の書式でなかったのが反省点。
実際には、清水集落から通行止めゲート方面に少し入ったところに登山ポストがあった。

道の状況

ゲートから十五里尾根・井坪坂分岐までは、ところどころ残雪があり、靴上までの水流もあった。
河原に入ると道がわからなくなるが、登川沿いに進めば迷うところはない。
堰堤を越える と、半分雪に埋もれた分岐点の案内板が見えた。
分岐点からヒノキクラ沢までは、ルートが1つではないので判断に迷うが、いずれにせよヒノキクラ沢にたどり着くはずだ。
ヒノキクラ沢は、石伝いに渡れるところを見つけて靴の外側を濡らすだけで渡れた。
送電線の鉄塔のある平坦な疎林を行くと、ナル水沢の渡渉地点の上部に出た。
本来の道は途中で川辺に下りるようだ。
ナル水沢の上部は雪に埋もれていた。
ヤブの斜面から渡渉地点の先の道に下りた。
そこから10分ほどで本谷を渡渉する。
水はひざまであったが、危険は感じなかった。
井坪坂の斜面は残雪が豊富で、好きなように登れる。
アイゼンをつけた方が楽なのでアイゼンで登った。
旧国道に合流してから清水峠までのルートは、等高線沿いに雪の斜面を横切り続けることになり、アイゼンでも歩きにくい。
旧国道は無視して尾根までまっすぐに登ってしまえばよかった。
清水峠から朝日岳までは、夏道もかなり出ているが半分以上雪の上を歩いた。
強風で霧氷ができていたが足元の雪はやわらかく、アイゼンはつけなかった。
時々片足を踏み抜いた。
清水峠から十五里尾根の登山道に乗るのに手こずった。
手持ちの地図には記載されていないが、冬路ノ頭から十五里尾根に下る道がついていると思われる。
その分岐のあるはずのところまで行かずに雪渓を下りヤブをこいで、やっと尾根道に合流した。
冬路ノ沢の雪渓ではアイゼンをつけなかったが、安全のためにつけるべきだった。
その後の十五里尾根は、渡渉地点の崩壊箇所まできわめて快適に下れた。
渡渉地点に下る箇所も、下ってくる分にはルートがわからないということはないので心配ない。
登川の渡渉はひざ上の水量だったが、これ以上増水したら渡れないと感じるくらいの水勢だった。
ファイル
(更新時刻:2014/05/12 19:15)
駐車地点のチェーンゲート。すでに釣り人の車が2台とまっていた。左手には別の道に入るゲートもある。
駐車地点のチェーンゲート。すでに釣り人の車が2台とまっていた。左手には別の道に入るゲートもある。
水量豊富な水場を通過。
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水量豊富な水場を通過。
出発早々に靴の中を濡らしたくなかったので、渡渉用のズックに履きかえた。帰りは登山靴のまま通ったが、水はほとんど入らなかった。
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出発早々に靴の中を濡らしたくなかったので、渡渉用のズックに履きかえた。帰りは登山靴のまま通ったが、水はほとんど入らなかった。
この堰堤を越えると十五里尾根分岐。
この堰堤を越えると十五里尾根分岐。
十五里尾根分岐の標識はすぐ目についた。
十五里尾根分岐の標識はすぐ目についた。
わかりやすい案内図がある。
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わかりやすい案内図がある。
登川の広い河原を渡渉地点へ。
登川の広い河原を渡渉地点へ。
十五里尾根から下山しても渡渉できそうだと目で判断した。
十五里尾根から下山しても渡渉できそうだと目で判断した。
十五里尾根分岐から登川沿いの道をたどる。
十五里尾根分岐から登川沿いの道をたどる。
右手に滝の見えるところ。雪の先に道が続いているのが見える。
右手に滝の見えるところ。雪の先に道が続いているのが見える。
建設中の堤(檜倉砂防ダム)を回り込んだところで山側の斜面を登った。
建設中の堤(檜倉砂防ダム)を回り込んだところで山側の斜面を登った。
適当によじ登ったところに赤テープがあった。
適当によじ登ったところに赤テープがあった。
送電線の鉄塔が近くに見える。
送電線の鉄塔が近くに見える。
ヒノキクラ沢の堤。突然大粒の雨に顔を打たれたと思ったら、強風で飛んできた水しぶきだった。
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ヒノキクラ沢の堤。突然大粒の雨に顔を打たれたと思ったら、強風で飛んできた水しぶきだった。
登山靴のまま渡れるところを見つけてヒノキクラ沢を渡渉。
登山靴のまま渡れるところを見つけてヒノキクラ沢を渡渉。
ナル水沢は上流から雪の上を巻いた。左手のヤブから道に下りた。
ナル水沢は上流から雪の上を巻いた。左手のヤブから道に下りた。
ナル水沢を振り返る。ひざくらいまで水に入れば渡渉することもできそうだ。ただ、ナル水沢手前の細い道についた雪が傾斜しており、通りにくそうに見えた。
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ナル水沢を振り返る。ひざくらいまで水に入れば渡渉することもできそうだ。ただ、ナル水沢手前の細い道についた雪が傾斜しており、通りにくそうに見えた。
本谷。ズックに履きかえて渡渉。ひざまで濡れた。
本谷。ズックに履きかえて渡渉。ひざまで濡れた。
ナル水沢と本谷の渡渉地点が見える。
ナル水沢と本谷の渡渉地点が見える。
井坪坂の斜面は雪が豊富でどこからでも登れそうだった。
井坪坂の斜面は雪が豊富でどこからでも登れそうだった。
ガスが切れると目の前が清水峠だった。
ガスが切れると目の前が清水峠だった。
清水峠から朝日岳までは風が強く、霧氷ができていた。天気が回復して風がやむとすぐに溶けはじめた。
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清水峠から朝日岳までは風が強く、霧氷ができていた。天気が回復して風がやむとすぐに溶けはじめた。
こんなところもあった。右側が緩い斜面なので怖くはない。
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こんなところもあった。右側が緩い斜面なので怖くはない。
ジャンクションピークの標識。
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ジャンクションピークの標識。
朝日岳。もうすぐガスが切れようとしている。
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朝日岳。もうすぐガスが切れようとしている。
朝日岳。
谷川岳。
十五里尾根の登山道に合流して冬路ノ頭を見上げる。ここで左の送電線監視所コースと右の冬路ノ頭コースが分岐している。
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十五里尾根の登山道に合流して冬路ノ頭を見上げる。ここで左の送電線監視所コースと右の冬路ノ頭コースが分岐している。
大源太山の尾根。
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大源太山の尾根。
十五里尾根の残雪の下りは快適そのもの。
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十五里尾根の残雪の下りは快適そのもの。
十五里尾根は夏道もしっかりしている。登るときはそれなりの急登だと思われる。
十五里尾根は夏道もしっかりしている。登るときはそれなりの急登だと思われる。
渡渉地点から十五里尾根に取り付くときの目印。木の幹が大きく塗られていたが、河原からは見えないかもしれない。
渡渉地点から十五里尾根に取り付くときの目印。木の幹が大きく塗られていたが、河原からは見えないかもしれない。
渡渉地点に下るルート。本来の道が斜面ごと崩壊した後につくられた応急処置らしい。ロープが設置されている。ロープがなくなったところで山を右にして踏み跡をたどると、緩い斜面から河原に下りられる。
渡渉地点に下るルート。本来の道が斜面ごと崩壊した後につくられた応急処置らしい。ロープが設置されている。ロープがなくなったところで山を右にして踏み跡をたどると、緩い斜面から河原に下りられる。
ヤブのない時期なら、中央部の赤いマークの方向に緩い斜面をまっすぐ登っていけばよさそうだ。
ヤブのない時期なら、中央部の赤いマークの方向に緩い斜面をまっすぐ登っていけばよさそうだ。
登川の渡渉地点を示す標識が埋もれていた。「対岸の看板を目標に川を渡ってください」とある。
登川の渡渉地点を示す標識が埋もれていた。「対岸の看板を目標に川を渡ってください」とある。
登川。ズックに履きかえて渡渉。ひざ上まで水に浸かった。トレッキングポールを持っていかれそうになり、両手で押さえた。これ以上増水したら危険だと感じた。
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登川。ズックに履きかえて渡渉。ひざ上まで水に浸かった。トレッキングポールを持っていかれそうになり、両手で押さえた。これ以上増水したら危険だと感じた。

装備

個人装備
ピッケル
トレッキングポール
アイゼン
シェルター
インナーシュラフ
シュラフカバー
マット
2L
食糧
2日分
ヘッドランプ
レインジャケット
レインパンツ
ウール手袋/オーバーグローブ
防寒着
替え靴下・手袋
時計
GPS
GARMIN etrex20
デジタルカメラ
NIKON Coolpix AW100
温度計
地理院地図/コンパス
救急用品
ナイフ
クマよけ鈴
クマスプレー
銀マット
薄手半身サイズ
渡渉用ズック
貴重品

感想

感想

清水峠にも朝日岳にも初めて登った。
残雪期に清水から登れたのがうれしい。
ジャンクションピークの手前で白毛門から登った人とすれちがった。
山では誰にも会わないのに越したことはないが、単独行同士で出会うのも悪くなかった。
白崩避難小屋でもう一度立ち話をしたとき、登山靴を脱いで渡渉した話をしたら、冬でなければ登山靴に水が入るのは気にしなくていいといわれた。
77歳だというのだが、私とはだいぶ鍛え方が違うみたいだった。

地図上の写真の配置

地図上の写真は、手作業でおおまかに配置した。
今回なぜか撮影時の情報(EXIF)がうまく記録されなかった。
カシミール3Dの地図では正しい位置に表示されるのにヤマレコの自動配置だとおかしな位置に表示されたり、撮影場所がまったく記録されていなかったりした。
晴れた尾根上で撮った写真に経緯度が記録されていないというのは不可解なことだ。
撮影時刻はわかったので、カシミール3Dのトラックから撮影地点を割り出して、ヤマレコの地図に配置した。

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