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Yamareco

記録ID: 4468090
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ハイキング
甲信越

南大菩薩・天目山/最後の最後に不本意な渡渉でビショビショ

2022年07月17日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
6.2km
登り
612m
下り
349m

コースタイム

出発(天目山駐車場)9:15−栖雲寺本堂9:15−石庭入口9:30−石庭最上部(休憩舎)9:50−山道入口9:55−尾根に乗る10:10〜10:40−1369mコブ11:15〜11:55−1470m圏コブ12:20−天目山12:40〜13:30−枝林道に出る13:40−尾根に乗る13:45−1480m圏コブ14:00−送電線199号鉄塔14:15−枝林道に出る14:15−焼山沢真木(西)林道と合流(休憩舎)14:25〜14:45−大木賊沢左岸尾根下降点15:00〜15:05−日川堰堤上16:55−県道218号線(嵯峨塩裂石林道)下17:10〜17:30−MTBデポ地17:40〜17:45−ゴール(天目山駐車場)18:10
天候 曇り一時晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
国道20号線で笹子トンネルを大月側から勝沼側に抜け、景徳院入口の交差点で右折、県道218号線(嵯峨塩裂石林道)に入る。上日川峠に向かって北上すると、天目地区の木賊(とくさ)集落にある栖雲寺に着く。参道の階段を回り込んだ先にトイレが付いた天目山駐車場がある。ここは「天目(栖雲寺)」のバス停留所にもなっている上、様々な公共設備が置かれているので、停める場所に気を遣う。
コース状況/
危険箇所等
黒岳から焼山沢沿いに南西に伸びる枝尾根(焼山沢右岸尾根と仮称)の下部を登る。麓の天目地区の木賊(とくさ)集落から取付き、天目山を通り、黒岳の中腹を縫う焼山沢真木(西)林道まで上る。断続的に微かな踏跡はあるが、道標やテープ類は無い。
なお、このヤマレコのコース図では1369m(1380m?)コブを天目山としているが、1512.1mの三角点峰を天目山としている案内書があるので、ここではこれに従う。
焼山沢真木(西)林道が送電線の198号鉄塔を回り込む地点から大木賊沢沿いに北西に落ちる枝尾根(大木賊沢左岸尾根と仮称)を降りる。大木賊沢出合で日川を渡って県道218号線に出る予定であったが、ミスコースしたため、ルート状況は不明である。
県道218号線に降り立った後は、大木賊沢出合近くにデポしておいたMTB(自転車)に乗って駐車場に戻る。
天目山駐車場。防火槽や消火栓等の消防設備、資源ごみ集積所等の公共設備が置かれているので、停める場所に注意。標高1035m圏
2022年07月17日 09:15撮影
7/17 9:15
天目山駐車場。防火槽や消火栓等の消防設備、資源ごみ集積所等の公共設備が置かれているので、停める場所に注意。標高1035m圏
分校の脇を抜けると直ぐに栖雲寺。本堂には「天目山」の額が架かっている
2022年07月17日 09:18撮影
7/17 9:18
分校の脇を抜けると直ぐに栖雲寺。本堂には「天目山」の額が架かっている
寺の裏の谷あいは巨岩が累々とした石庭。禅宗で座禅修行の場らしい。入口に管理人がいないので無断で入れるが、庫裡で拝観料300円を払う
2022年07月17日 09:32撮影
7/17 9:32
寺の裏の谷あいは巨岩が累々とした石庭。禅宗で座禅修行の場らしい。入口に管理人がいないので無断で入れるが、庫裡で拝観料300円を払う
高さ5m以上の巨岩「百字石」がお出迎え。この先にも巨岩が多い
2022年07月17日 09:32撮影
7/17 9:32
高さ5m以上の巨岩「百字石」がお出迎え。この先にも巨岩が多い
石庭の中は遊歩道が整備され、階段が組まれているので楽だ
2022年07月17日 09:33撮影
7/17 9:33
石庭の中は遊歩道が整備され、階段が組まれているので楽だ
中腹に摩利支天を祀ったお堂が建っている
2022年07月17日 09:40撮影
7/17 9:40
中腹に摩利支天を祀ったお堂が建っている
その背後の崖に巨大な「座禅石」。よく転がり落ちないものだ。開祖の高僧がこの上で座禅を組んだとか
2022年07月17日 09:45撮影
7/17 9:45
その背後の崖に巨大な「座禅石」。よく転がり落ちないものだ。開祖の高僧がこの上で座禅を組んだとか
巨大な岩壁に摩崖仏が線で刻まれている。山梨県指定の文化財。文殊菩薩らしいが、どのような姿なのか良く分からない
2022年07月17日 09:43撮影
7/17 9:43
巨大な岩壁に摩崖仏が線で刻まれている。山梨県指定の文化財。文殊菩薩らしいが、どのような姿なのか良く分からない
最上部まで上ると休憩舎が建っていた。この先で林道に出る
2022年07月17日 09:50撮影
7/17 9:50
最上部まで上ると休憩舎が建っていた。この先で林道に出る
5分ほど林道を進み、舗装が切れた直後に右上に山道が上って行くのでここに入る。標高1110m圏
2022年07月17日 09:55撮影
7/17 9:55
5分ほど林道を進み、舗装が切れた直後に右上に山道が上って行くのでここに入る。標高1110m圏
植林帯の中を右上に斜めに上って行く。明瞭な踏跡が続き、赤テープも付いている
2022年07月17日 10:07撮影
7/17 10:07
植林帯の中を右上に斜めに上って行く。明瞭な踏跡が続き、赤テープも付いている
1369mコブから南に伸びてくる尾根に乗った。1190m圏
2022年07月17日 10:12撮影
7/17 10:12
1369mコブから南に伸びてくる尾根に乗った。1190m圏
赤テープの付いた踏跡は直ぐに尾根の東側に降りていくのでこれと分かれ、尾根筋を忠実に詰める。踏跡は無いがどこでも歩ける
2022年07月17日 11:05撮影
7/17 11:05
赤テープの付いた踏跡は直ぐに尾根の東側に降りていくのでこれと分かれ、尾根筋を忠実に詰める。踏跡は無いがどこでも歩ける
急登が連続する。南西から上がって来た支尾根と合流すると、1369mコブに着いて一息つける
2022年07月17日 11:21撮影
7/17 11:21
急登が連続する。南西から上がって来た支尾根と合流すると、1369mコブに着いて一息つける
このコブの先で一時的に二重山稜となる
2022年07月17日 12:06撮影
7/17 12:06
このコブの先で一時的に二重山稜となる
顕著な1470m圏コブを越えると、なだらかな尾根が続く
2022年07月17日 12:26撮影
7/17 12:26
顕著な1470m圏コブを越えると、なだらかな尾根が続く
1480m圏コブの東側を巻いてから一登りすると、天目山の頂上に着いた。切り株の多い広場だが、周囲が林で囲まれて眺望は利かない。山名板は無い
2022年07月17日 13:29撮影
7/17 13:29
1480m圏コブの東側を巻いてから一登りすると、天目山の頂上に着いた。切り株の多い広場だが、周囲が林で囲まれて眺望は利かない。山名板は無い
地理院の三等三角点1512.1mが埋められていた
2022年07月17日 13:24撮影
7/17 13:24
地理院の三等三角点1512.1mが埋められていた
頂上は平坦で、東側20m先に別の三角点があった。判読できないが御料局?一つの頂上に異種の三角点があるのは初めてだ
2022年07月17日 12:44撮影
7/17 12:44
頂上は平坦で、東側20m先に別の三角点があった。判読できないが御料局?一つの頂上に異種の三角点があるのは初めてだ
頂上を越えて尾根筋を北東に降りる
2022年07月17日 13:31撮影
7/17 13:31
頂上を越えて尾根筋を北東に降りる
1460m圏で林道に出た。地形図に描かれている枝林道がさらに西に延びているようだ
2022年07月17日 13:42撮影
7/17 13:42
1460m圏で林道に出た。地形図に描かれている枝林道がさらに西に延びているようだ
この枝林道を辿れば焼山沢真木(西)林道と合流するが、蛇行してあまりにも長いので、5分程歩いた先で尾根筋に上る
2022年07月17日 13:45撮影
7/17 13:45
この枝林道を辿れば焼山沢真木(西)林道と合流するが、蛇行してあまりにも長いので、5分程歩いた先で尾根筋に上る
足元に枝林道を見下ろしながら、急な草付き法面の上縁を進む。なかなかの高度感だ
2022年07月17日 13:50撮影
7/17 13:50
足元に枝林道を見下ろしながら、急な草付き法面の上縁を進む。なかなかの高度感だ
1480m圏コブに向かって緩やかに上って行く。明瞭な踏跡が付いている
2022年07月17日 13:52撮影
7/17 13:52
1480m圏コブに向かって緩やかに上って行く。明瞭な踏跡が付いている
平坦で気持ち良い尾根をルンルン気分で歩む
2022年07月17日 14:06撮影
7/17 14:06
平坦で気持ち良い尾根をルンルン気分で歩む
送電線の199号鉄塔の基部をくぐる
2022年07月17日 14:12撮影
7/17 14:12
送電線の199号鉄塔の基部をくぐる
鉄塔の30mほど脇で枝林道に出た
2022年07月17日 14:14撮影
7/17 14:14
鉄塔の30mほど脇で枝林道に出た
枝林道を200mほど歩くと、この林道の出口でゲートが閉じられていた。背後は先ほど通った199号鉄塔
2022年07月17日 14:22撮影
7/17 14:22
枝林道を200mほど歩くと、この林道の出口でゲートが閉じられていた。背後は先ほど通った199号鉄塔
ここで焼山沢真木(西)林道と合流する。休憩舎が建っていたのでコーヒーブレイク
2022年07月17日 14:22撮影
7/17 14:22
ここで焼山沢真木(西)林道と合流する。休憩舎が建っていたのでコーヒーブレイク
この林道を北に向かって700mほど歩くと、送電線の下を通って隣の198号鉄塔を回り込む
2022年07月17日 15:00撮影
7/17 15:00
この林道を北に向かって700mほど歩くと、送電線の下を通って隣の198号鉄塔を回り込む
この北西角が大木賊沢左岸尾根の下降点。1530m圏。尾根筋にはダートの林道が通じているが、入口は丸太で塞がれている
2022年07月17日 15:05撮影
7/17 15:05
この北西角が大木賊沢左岸尾根の下降点。1530m圏。尾根筋にはダートの林道が通じているが、入口は丸太で塞がれている
この尾根の南斜面は皆伐されて見晴らしがよい。奥の山は源次郎岳。害獣対策のネットが延々と張られている
2022年07月17日 15:01撮影
7/17 15:01
この尾根の南斜面は皆伐されて見晴らしがよい。奥の山は源次郎岳。害獣対策のネットが延々と張られている
ネットや林道と分れて左岸尾根を下る。古い仕事道らしい踏跡が続く
2022年07月17日 15:28撮影
7/17 15:28
ネットや林道と分れて左岸尾根を下る。古い仕事道らしい踏跡が続く
古い仕事道とも分かれ、左岸尾根を下る。踏跡は無いが、どこでも降りられる
2022年07月17日 15:44撮影
7/17 15:44
古い仕事道とも分かれ、左岸尾根を下る。踏跡は無いが、どこでも降りられる
ミスコースしては修正、また修正を繰り返す。この間のコース状況は省略。結局、降り立ったのは日川の堰堤の脇。予定の大木賊沢出合より500mも下流だ
2022年07月17日 16:56撮影
7/17 16:56
ミスコースしては修正、また修正を繰り返す。この間のコース状況は省略。結局、降り立ったのは日川の堰堤の脇。予定の大木賊沢出合より500mも下流だ
堰堤の左岸から県道が通る右岸を見る。堤の上を通れたとしても、末端に扉が見える。多分、鍵が掛けられているだろう
2022年07月17日 16:58撮影
7/17 16:58
堰堤の左岸から県道が通る右岸を見る。堤の上を通れたとしても、末端に扉が見える。多分、鍵が掛けられているだろう
堰堤の上流側に降りる。広い河原になっている
2022年07月17日 17:02撮影
7/17 17:02
堰堤の上流側に降りる。広い河原になっている
河原と右岸の間は十m程の浅瀬。流木が横たわっていた。よし、この木の上を渡ろう。ところが手前の木から中央の倒木に移った途端にポキリ、ドボン。慌てて木の上に戻るが、その先の枝の部分でまたポキリ、ドボン
2022年07月17日 17:03撮影
7/17 17:03
河原と右岸の間は十m程の浅瀬。流木が横たわっていた。よし、この木の上を渡ろう。ところが手前の木から中央の倒木に移った途端にポキリ、ドボン。慌てて木の上に戻るが、その先の枝の部分でまたポキリ、ドボン
濡れてしまったので、木の上を渡らずに、そのまま水の中を歩く。深くても膝の少し上ほどだが、ぬるぬるした川底は歩きにくかった
2022年07月17日 17:07撮影
7/17 17:07
濡れてしまったので、木の上を渡らずに、そのまま水の中を歩く。深くても膝の少し上ほどだが、ぬるぬるした川底は歩きにくかった
渡り切って流木を振り返る。よくもまあこんな木の上を渡ろうと考えたものだ。自分の浅はかさにあきれる。どうせ渡渉するなら、もっとましな個所があったのに
2022年07月17日 17:07撮影
7/17 17:07
渡り切って流木を振り返る。よくもまあこんな木の上を渡ろうと考えたものだ。自分の浅はかさにあきれる。どうせ渡渉するなら、もっとましな個所があったのに
直ぐ上を通る県道に出てから上流に300mほど歩けば、今朝デポしておいたMTB。これに乗って4.7kmを走れば、25分程で天目山駐車場にゴール
2022年07月17日 17:38撮影
7/17 17:38
直ぐ上を通る県道に出てから上流に300mほど歩けば、今朝デポしておいたMTB。これに乗って4.7kmを走れば、25分程で天目山駐車場にゴール

感想

南大菩薩の黒岳から、麓の天目地区木賊集落に落ちる焼山沢右岸尾根は長大である。4年前に、中腹を縫う焼山沢真木(西)林道から黒岳まで上の部分だけ登ったが、天目山がある下部はまだなので、今回はここを狙った。

結果的に、尾根の構成は単純で変化に乏しく、面白みに欠けた尾根であった。ただ、取付きの栖雲寺石庭はなかなか見ごたえがあった。

周回ルートとするために大木賊沢左岸尾根を降りた。地形図からこの尾根なら降りられる、と判断して選んだが、これがなかなかの曲者だった。
同じような感じの支尾根が直ぐ隣に見える。地形図、コンパス、高度計を睨みながら、これ、と判断した支尾根を下って行ったが、ミスコースの連続。修正してもまたミスコース、これの繰り返し。

ついには修正を諦めて、そのまま下降して日川に降り立った。予定していた大木賊沢出合いから500mも下流だった。
いずれにしても対岸の県道に出るためには日川を渡らなければならない。浅瀬に流木が横たわっていたので、深く考えもせずにこれを利用したのが間違い。ポキリ、ドボン。結局は不本意な渡渉をして、ズボンも靴もビッショビショ。川を渡るのはいつも飛び石伝いで、水の中を歩いたのは、ここ十年以上記憶にない!
なお、間違えたルートを載せても参考にはならないので、途中の写真は省略しました。また、コース図には下降する予定だった大木賊沢左岸尾根を示しました。

ルート探索にはいささか自信があったが、最近は不本意な結果が多い。
注意力が衰えてきたのか、判断ミスが多くなってきたのか、いずれにしても歳のせいかしら。
さみしい限りである。

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