奥白根山
- GPS
- 07:30
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 1,015m
- 下り
- 1,006m
コースタイム
天候 | 晴れ☀ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
この日は下山時で20台程度の車が止まっていました。 トイレ・登山ポストあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山ポストは駐車場の入口にあります。 ・登山口からすぐに雪道でした。 ・弥陀ヶ池までは基本、谷筋を登りました。今回は明確な踏み跡がありましたが、 無かったら迷いそうな場所が何箇所かありました。赤布などは少なめです。 ・一部で落石の多い所がありました。 ・弥陀ヶ池の手前はかなりの急斜面です。アイゼンが無いと厳しいと思います。 ・弥陀ヶ池を過ぎると眺望が良くなりますが、再び斜度も増していきます。今回は踏み跡に誘われて岩稜の間の残雪部を登って行きましたが、稜線に出る直前は相当な急斜面です。ストックの根元を持ち四つん這いで登りましたが、ピッケルを降ろさなかったことを後悔しました。 ・稜線に出ると右手から登ってくる道と合流したので、もっと楽なコースがあったのだと思います。稜線部に雪はありませんでした。 ・五色沼に下る道は最初は夏道が出ていますが、急斜面部分ではまだ夏道が隠れています。残雪部を下るにはあまりに急すぎるので、五色沼寄りのガレ場を下りました。急斜面のトラバースもあり、ここでもピッケルを使うべきだったかと思います。 ・五色沼はまだ雪に覆われていますが最高に気持ちの良い所でした。 ・五色沼から弥陀ヶ池へはかなり登り反します。ここでルートを迷ってしまいました。 |
写真
感想
折角の晴天なのに土曜日に出発し損ねて、日帰り山行になってしまいました。あまり遠くなくて、登ったことのない山・・・。いろいろ頭を巡らせた末に日光・白根山を訪ねて見ることにしました。菅沼からの登山路は標高差も距離も大したことはなさそうだけど、ヤマレコで調べると、結構、骨のありそうな山です。
朝、5時半ごろに駐車場に到着すると、10台ぐらいの先着の車が止まっていました。数組の登山者と前後しての出発となりました。駐車場の奥から始まる登山路はしょっぱなから雪道です。登山口の標高が1700m以上あるのですね。なだらかな道はごくわずかで、すぐに斜度が上がり始めます。雪上にたくさんの岩の転がる谷を足早に過ぎたところで早々にアイゼンを履きました。トレースに従い、一度谷筋から離れて再び谷筋に戻りますが、その間にも斜度はますます増していきます。幸いにもまだアイゼンが効く時間で助かりました。傾斜がちょっと緩んだかと思ったら、目の前に白根山のピークが見えて弥陀ヶ池が広がります。池を過ぎたところで一旦右側に巻いて、白根山の尾根に取り付きます。このあたりから尾瀬や会津駒の眺望がどんどん広がって行きます。高度を上げると女峰山や男体山も姿を現します。
岩の間の雪渓を詰めていくと再び斜度が急になります。「ああ、早めにピッケルに持ち替えておくんだった」と後悔しても後の祭り。最早ザックを降ろせる斜面ではなく、そのまま這いずるように登りました。頂上直下で雪の無い岩稜にでると、右からの登山道に合流。途中で道を間違えた様です。露出した岩場を登り、少し下って再び上がったところが奥白根山の山頂でした。360度の雄大な眺望を眺めながら昼ご飯。眼下には、五色沼が見えます。下りはあちらを通って帰ることにします。
下り始めは夏道が出ていますが、間もなく雪渓のトラバースがあり、その先で道が消えてしまいました。雪渓は急斜面の上、東向きですでに雪がぐずぐずでとても降りられる状態ではありません。雪渓の左、急なガレ場をそろそろと下って行きました。斜度が緩むと再び雪の斜面です。疎林を進んで行くと避難小屋が見え、さらに先に五色沼が見えてきます。実際に湖畔に出て見ると、上から感じていたよりもはるかに広大な雪原です。本来のルートは白根山寄りの岸ですが、白根山を背景にした五色沼が見たくて対岸を通りました。だだっ広く雪に覆われた静かな湖畔はとっても気持ち良くて、腰を下ろして暫く景色を眺めていました。途中、2名ほどの登山者が対岸を通った他は、ほぼ独り占め。贅沢な時間を過ごしました。この後、五色沼から弥陀ヶ池の間で見晴らしが良いにもかかわらず、不覚にも道に迷ってしまいました。思っていたよりも急な斜面に、隣の鞍部のほうが正しい道じゃないかと方向を変えたのが失敗でした。
30分以上ロスしたのち、弥陀ヶ池に戻り、後は激下り。なんだかあっという間に登山口につきました。
急斜面の連続。雄大な眺望。楽園のような五色沼。印象に残る山行でした。
usatako 様
初めまして。お邪魔します。5月4日に同じく菅沼から登った者です。
正直、白根山にはそこまで大きな期待はしていませんでした。比較的楽に日帰りができるし(私も同じ茨城です)、百名山でもあるし、という軽い理由で選んだので。
しかし、想像を遥かに超えて素晴らしい山でした。
usatakoさんとほぼ同じコースをたどったようですが、きつい登りのあとに絶景の楽園が待っていた・・というところは全く同じ感想です。
下山路ですが、私も五色沼から弥陀ヶ池に出て、あとは行きと同じコースでと考えていましたが、どうやら同じ辺りでルートミスしたようですね。
私の場合、弥陀ヶ池までは登り返しになるという知識がなかったのが敗因。結局、弥陀ヶ池に戻る道が見つけられないまま、沢沿いに下山しました。
雪山は標識が埋もれていたり、夏道と違いフリーなルートにトレースがあったりで、道が分かりにくいですね。
ところで「菅沼」ですが、私のときはまだ凍っていたのにわずか1週間で氷が解け青池になっていて、少しびっくりでした。
私は全くの初心者なもので、山行のたびに学ぶこと多々、という感じでやってます。
お互い、楽しく安全な山行をしましょう。
tsukadon さん
初めまして。コメントありがとうございます。tsukadon さんの白根山のレコ、行く前に参考にさせていただきましたよ。でもね・・・五色沼から先で道迷いになったところは読み飛ばしてました
確かに五色沼から弥陀ヶ池は5万図ぐらいの地図ではあんな登りになっていること 読み取れませんね。北アルプスとかのメジャーな山とは違うのだから、ちゃんと2万5千図ぐらいは持って行かなきゃと反省しているところです。
それにしても想像以上に気持ちの良い山でしたね。激しい登りとは裏腹に雄大で長閑な眺め、特に五色沼ではなんだかとっても幸せな気分になってしまいました。
tsukadon さんのおっしゃる通り、山行の度、少しずつでも山に学びたいものです。
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