ドラマティック乗鞍岳!〜またまた会えた冬景色、白雲が青空を駆け抜ける!の巻〜
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- GPS
- --:--
- 距離
- 5.3km
- 登り
- 660m
- 下り
- 647m
コースタイム
7:30 観光センター発
8:08 位ヶ原山荘着
8:17 登山道入口 アイゼン装着
9:13 エコーラインを横切るところ(肩の小屋口バス停のトイレのところ)
10:29 朝日岳〜蚕玉岳のコル
10:54 剣ヶ峰
11:15 発
(11:25〜12:09 雲が引いた景色を見たくて待ち時間)
12:36 肩の小屋口
13:09 位ヶ原山荘
13:32 バス乗車
天候 | ガスのち晴れ。 稜線は強風、この時期にしては寒い。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
乗鞍観光センターにマイカー駐車。位ヶ原山荘まで往復2500円。 http://www.alpico.co.jp/access/kamikochi/haruyama/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
○登山届 乗鞍岳春山バスのHPから用紙をダウンロードできる。コース案内図も。 http://www.alpico.co.jp/access/kamikochi/haruyama/ バス内でももらえるし、位ヶ原山荘到着時にも「まだ書いてない人は書いてくださ〜い」と用紙を配っている。 記入した用紙は位ヶ原山荘のスタッフさんに渡す。 ○登山道 ・入口からずっと雪道でした。我々は最初からアイゼン着けました。緩んではいるので肩の小屋口まではノーアイゼンの人も多かったです。踏み抜きはありませんでした。 ・大雪渓の上部はクラスト気味。比較的締まっておりアイゼンに適。最後の最後、コルへの詰めが急傾斜。前夜冷え込んで雪が硬くなっていたこともあり?スキー履いたまま登ってるスキーヤーはちょっと手こずっていたようでした。 ・剣ヶ峰への稜線は強風。時折体を持って行かれる。石にアイゼンひっかけてつまづかないよう注意。 ・下山時は山頂からピッケル使用。傾斜がほどほどにおさまったところでヒップソリで滑降。 |
写真
感想
yukoりんからのラブコールを受け、晩秋の御嶽以来のコラボ!
さーてどこに行く?yukoりんが乗鞍を提案。
ほう、乗鞍か!
BCのレコばっかりなので、普通の雪山登山の選択肢としては影が薄い存在であったのだが…!?
・春山バスによって位ヶ原山荘まで上がれる→帰宅のタイムリミットに間に合いそう。
・笠、蝶に続き北ア攻め。槍穂をまた別の角度から眺めるというのもイイネ。(ところでしかし乗鞍は北アルプスに含まれるのだろうか?)
・この冬結局一度も会えなかったライチョウに会えるかもしれない!
と、色々いい理由が揃ったので、乗鞍岳に決定!
yukoりんには伊那まで来てもらって、下道ドライブで乗鞍観光センターへ。
車を降りるとひんやり。山頂方面には帯状にガスが取り巻いている…見るからに強風。寒そう!
いつもの調子で半袖+アームカバーで登るつもりだったがそうえいば乗鞍は3000m峰だったねぇ。
西高東低だとか、北海道では雪だとか、そういえばテレビで言ってたねぇ。
前週の里山気分のまま来てしまった。完璧舐めてたわ〜(汗)。
出番は無いと思っていたジャケットを羽織りバスへ乗り込む。
バス4台分のスキーヤー・ボーダー・登山者が終点の位ヶ原山荘に集結。
さらにひんやり寒い。アイゼン着けて登り始めると早くも霧氷のお出迎え。
蝶ヶ岳で見れた霧氷がもう最後だと思っていたがまたまた会えたしまった♪
進むにつれてやはりガスに突入。でも幸いなことにガスはそれほど濃くなく、うっすら明るくなったり暗くなったり。時折青空も覗く。予報はもともと晴れなのだから、きっとガスは退く!と期待してハイクアップ。
エコーラインを横断すると大雪渓に突入。ガスの切れ間から時折覗く稜線に向かって直登していく。
おお、なるほどこれは滑りたくなるような斜面だ。BCの皆様に人気なのも納得。
次第にガスは薄れ、綺麗な青空と白い雪原が全貌を現す。
ハイマツや岩も白く凍り付いて、厳冬期さながら。いいねいいね。好きな風景だ。
一人、スタスタとすでに下山してくる人がいた。速い人もいるもんだ。
「yokoさん?」と声を掛けられビックリ。
「はい。」(…?ヤマレコユーザーさんかな、誰だろう?)
「URUです」
「!!!」
えーーーー!!!URUさん!マジで〜!!♪
北アにいらっしゃるイメージがあまりなかったので、まさかこんなところで会えるなんてビックリ!
三本滝からバスを使わずに朝早くから登り始めたとのこと。さすがです!
山頂では晴れ間があって槍が見えたとのこと。わぁ楽しみ♪
URUさんを見送り、稜線に向かって詰めていく。
いつのまにか肩の小屋よりも上部に。風に乗って走る雲の隙間からコロナ観測所も見えてきた。剣ヶ峰は近いぞ。
青空も安定してきた。濃く美しい青だ。
最後の急坂を乗り越え稜線に乗ると…!
わお〜♪ブラボ〜♪な景色が広がっていた。
そう遠くないところに山頂の鳥居も見える。山頂部一帯は白く凍り付き、厳冬期のような光景。
テンションMAX!こんな景色に会えるとは期待以上♪乗鞍大正解!yukoりんナイス!
雲海の向こうに白山も見える。
GW山行の笠からもよく見えていた白山、ずっと行きたいと思っていたがますますその思いが強まる。
稜線はとても風が強く時折よろめく。
最初ガスで、稜線出ると強風で、でも晴れるとそこには美しい冬景色が待っていた…って、前回yukoりんとコラボした御嶽山とほとんど同じシチュエーション。うちら、何か「持ってる」のか??笑
山頂に到着。鳥居の見事なエビちゃんが冷え込みと強風を物語る。
御嶽山、恵那山、中央アルプスがよく見える!
風に乗って流れる雲海の隙間から、槍穂や西鎌の稜線も垣間見える。
ピッケルを出して下山開始。
雪渓を下り始めると北アが見えなくなってしまうのでその前に笠が見たい!GWに登った笠さまに!
・・・。
・・・。
・・・。
見えない。笠だけ見えない。
西鎌や抜戸あたりまでは見えたが肝心の笠(と思しき方向)には雲がまとわりついている。
13:30のバスに乗るのでずっと待っている訳にもいかない。頼む!笠出てきて!
・・・。
・・・。
お?おおお?きっとあれか!
数十分待ってようやくチラ見えした三角形。きっと笠だ、よ、ね?ってことにして、ようやく雪渓を下り始める。
急だし下からどんどん人が登ってくるので慎重に。
斜度がおそろしく無くなったところで、ヒップソリ出動!
すすすすす〜〜
と快適に尻滑降。
スキーやボードが描いた芸術的な曲線のシュプールを台無しにするかのごとき、直線の尻軌跡(笑)
ちょーたのしーっす。
朝はまだガスっていたあたりも、今はすっかり晴れ。いま登っている人がちょっとうらやましい。
相変わらず稜線では雲の流れが速い。
しかし穏やかな快晴ももちろん素晴らしいが、ガス明けての青空ってのも感動的でいいではないか、ねえyukoりん♪
形を変えながら駆け抜ける雲、雪渓にゆらゆらと映るその影。
同じ表情は二度となく、この一期一会感がたまらない。
たくさん尻滑りを楽しんで、位ヶ原山荘に到着。
バスはスタンバイしていたが定刻までは時間があるのでご飯休憩。
日差しであたたまったアスファルトに直接座り込んで、湿ったお尻を乾かす(笑)
山荘でバッヂと手ぬぐいを買い、バスに揺られ乗鞍観光センターに到着。
乗鞍よく見える!テカテカと雪渓が輝いていた。
帰りの下道も新緑がきれい、なんと満開の桜もあり、中アや南アの眺めもよい爽快なドライブを楽しんで無事帰宅。
yukoりんの乗鞍チョイスは大成功!
ただしライチョウに会えなかったのがちょっと残念。まんまる真っ白のライチョウさんはまた次の冬に期待!
久しぶりにyokoちゃんと予定が合い、乗鞍岳に行ってきた♪
観光センター駐車場から見上げると、すごく雲が速く流れてる。
去年の秋にyokoちゃんと登った御嶽山が思い出された。大丈夫かなー。
バスで位ヶ原へ。青空は見えているけど、上は雲がかかっていて風が強そう。
晴れることを願って出発。結構な急坂を登っていく。
だんだんとガスの中に入っていく。視界が悪くなるとちょっと不安になる。
雲の流れが速いから、青空が見えたりもする。
稜線が近づくにつれて雲もきれ、青空になってきた。
振り返ると北アルプスも見えている♪
稜線までの登りがこれまた結構な急登だった。
稜線に出るとエビのしっぽがついた鳥居が見えた。あそこが山頂だ!
目の前はお鉢になっていてこれがまた美しい!
風は強いけど、晴れてよかったー。
眼下に雲がぽこぽこ広がっていて、それもきれいだったし、
その雲の上にひょっこり白山が見えたのもうれしかった。
時折、体が持って行かれそうな風が吹く。
稜線に出る前にピッケルを出せばよかった。
yokoちゃんにストックを貸してもらう。
吹き飛ばされないように耐えながら登って行き、山頂到着。
向こう側に御嶽山が見えた♪どっしりとしていてとてもきれいだった。
もちろん中央アルプスや北アルプスも♪
風が強いので、写真撮影をして早々に下山。
途中、大雪渓に入る前にyoko嬢がGWに登った笠が見たいと笠待ち。
何度も雲が流れて行くんだけど、笠だけがなかなかあらわれない。
バスの時間もあるので、おそらくあれが笠であろうと言い聞かせて?大雪渓へ。
急斜面だったが、ザクザクしていたのでそれほど怖さを感じなかった。
大雪渓の途中からソリ出動!
yokoちゃんは結構急斜面になっているところから滑りだした。
えーっ!ここから行くの?!
私は怖いのが苦手なので、もう少し下ったところから滑り出した。
足の置き場に困って、足がバタバタしてうまく滑れないし、スピードは出るし、
かなり怖くてギャーギャー騒いでしまった(汗
yoko嬢はさすが慣れたもの。美しいフォームで滑っていく。
あっ、足は伸ばすのね。って、真似してみると、さらに勢いづいて止まらないーーー!!
転んで止めました。。
急斜面の方へは行きたくないのに、なぜかそっちへ行ってしまう。
スキーとかしたときのあの感じ。怖かったけど、すごく楽しかったー♪
下りはあっという間。途中振り返ると山頂までよく見えてる。
登りにはわからなかったけど、下からきれいに見えるのね。
そして、スキーヤーやボーダーの方々がつけた美しいシュプールの中に、
私たちが付けた直滑降シュプール?が見えた(^^)
シリセードしている方も結構いました。
だんだん雲が出てきて、それが山肌に映ったのもまたきれいだった!
積雪期の乗鞍岳はスキーヤーやボーダーが多く、あまり登山者はいないようだけれども、
どっしりと美しいし、ソリもできるし、とっても素敵な山でした。
yokoちゃん、一緒に行ってくれてありがとう!
コメント
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雪国っ子なのに??スキー履かないの??
にしてもいい天気ですね
雪山と華麗な花と・・一緒に楽しめるのは贅沢のきわみですね
お疲れ様でした
でわでわ
スキーは好きーなんですが、上手に滑れないのです。
カッコイイBCスキーヤーが大勢いる中でへっぴりな姿をさらすのは恥ずかしい〜!
ゲレンデでも然りですが…。(今シーズンは2回しか行ってませんw)
でも自由に滑れるようになったら、下山が短縮できて冬山の行動範囲も広がるかもしれませんね。滑降メインじゃないツアースキーならやってみたいかな。
雪山と春(というか初夏?)の風景を同時に楽しめて、この時期の信州は清々しいです♪
岳沢から見てた乗鞍は雲に巻かれてた時間が多くて
クリアになった時間はそれほど長くなかったように思えましたが、
良いタイミングで登られたようで晴れ女っぷりはいつもながらさすがです。
お二人とも楽しめて良かったですね、お疲れ様でした。
翌日のほうがスカッ晴れでしたけどね。雲の流れゆく景色はこの日ならではでしたね。
乗鞍はお残しの3000m峰ですね。まあここはバリバリ登らなくなってからでも気軽に登れますので、ゆるハイクな気分のときにでもどうぞ。
紅葉期がよさそうですね。去年のto4さんのレコには興奮しました。
noboさんも、色々ありましたが(笑)お疲れ様でした!
乗鞍大雪渓websiteに、お二人掲載されていますね
お二人とも、美しくて華がありますよ〜
晴れて良かったですねぇ
乗鞍で御蕎麦食べましたか?
おススメは、「御池」です
岩魚のから揚げが付いていて、美味しいです
お疲れ様でした
夕方から焼き肉宴会が控えていたもので、まっすぐ帰ってしまいました。
タイムリミットがなければ、一ノ瀬園地のミズバショウを見てみたかったです。
乗鞍にもおいしいお蕎麦があるのですね?「御池」さん、今度行ってみます!
下道の道すがらにも雰囲気よさそうなお蕎麦屋さんがあって気になってます。
冷たいお蕎麦が美味しい季節ですね♪また信州においでください。
たまたまとったコースなのに、本当に奇跡的な偶然でした
お二人にお会いでき、お話しして嬉しかったです
顔を見たときにすぐに分からなかったのは、
以前と余りにも格好が違うので、仕方無いかな〜
私がいたときよりも、青空が広がり、
最高の大展望でしたね
とても、いい一日でしたね
ひとつあいだに別の方のレコが挟まっちゃいましたが、ほぼ同時にレコあがりましたね♪
あの広大な雪渓の中でバッタリ会えたのは運命的!
わたしも下りだったら登ってくる人のラインを避けて自由気ままに歩いていそうなものです。同じライン上ですれ違えたのは凄い偶然ですね!
そうそう男体山の時は青いウェアだった覚えがあって。ダイエット後のURUさんの雪山ウェア版には初めてお目にかかった訳でした。
URUさんとも会えたし、晴れたし、透き通る青空の下で尻滑りも、ぜーんぶ楽しかった♪
いいですね〜晴れるとこんな景色なんですね。
5月にはホワイトアウトだったので、今週末の土曜日に再チャレンジしたいと思っていたので、グッドタイミングのレコでした。
参考にします(^^)v
このときのガスはそれほど濃くなく100mほど先の先行者も見える程度でしたが、それでも少し心細くなりますね。あのだだっ広い斜面でホワイトアウトしたら進退窮まりそうです。吹雪いていて自分のトレースさえも消えたら…!
わたしもryuさんの状況だったら撤退してたと思います。
今週末はいいお天気が期待できそうですね!除雪の状況次第では肩の小屋口までバスが出るかもしれません。爽快ハイキングできるといいですね!
yokoちゃんのお友達のみなさん、コメントありがとうございます。
久しぶりにyoko嬢を独り占めし
尻滑りも満喫できた楽しい山行でした
URU57さん、私もお話できてうれしかったです!
山のハシゴは初めて聞きました。健脚でいらっしゃるんですね。
またどこかでお会いできることを楽しみにしてます!
yokowvさん、yukopandaさん こんにちは。
大雪渓の登りでお声をかけさせて頂いた者です(写真「スキーヤー遠近法。」の3人組ジーサンズ……観光センター駐車場もお隣でした)。素敵な姉さんたちだなぁと思っていましたが、お二人ともヤマレコ有名人さんだったんですね〜。シリセード楽しそうでしたね。頂上直下の急峻なガリガリルンゼのスキー下降もなかなかスリリングでした。
私も朝の観光センターバス停で、昔のアドベンチャーレース仲間と偶然ばったり遭遇(すぐ目の前に並んでいた)。山の出会いって何だか不思議ですね。
またどこぞでお会いしたらよろしくです。
コメントありがとうございます!
大雪渓ではお声掛け頂きありがとうございました♪そうでしたか、駐車場もお隣だったあの3人組さんだったんですね。チェアを出して寛いでいるのを見て、「なんかオシャレだな〜、登山者とスキーヤーは文化が違うのかな〜」なんて思ってました(笑)
乗鞍岳は御来光バスに乗ってハイキングしたことがありましたが積雪期は初めて。
大雪渓を登るのは気持ち良かったです!青空にも恵まれましたしね♪
下りの尻滑降もルンルン。この時期の乗鞍岳、気に入っちゃいました。
またどこかで〜。
こんにちは
木曽駒から見た御嶽はきれいに晴れていて
乗鞍は雲の中に見えたのですが
こんな感じだったんですね〜
木曽駒VS乗鞍のエビのしっぽ対決は完全に乗鞍の勝ちです(笑)
to4さんがうらやましがる伊那谷住人yokoですこんばんは(笑)
ムフ♪そうでしょう♪いい感じでしょ♪
ガスからの晴天は気分が盛り上がりました!そして稜線での冬景色にさらに興奮!
to4さんのレコでは強風には触れてませんね。穏やかだったんですか?
お互いさほど遠くないところにいたのに、結構天候は違うものですね。
to4さんの去年の紅葉レコが素晴らしかったので、私も紅葉期にも来てみたいなあと思った乗鞍岳でした。
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