大無間山【日本二百名山、一等三角点百名山】


- GPS
- 09:12
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 2,120m
- 下り
- 2,123m
コースタイム
- 山行
- 7:39
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 9:05
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
21:00前に到着し21;30から車中泊、 当日3:30起床して軽くパンの朝食後登山口近くの道路の路肩へ車移動して駐車。 帰り;三連休の最終日とあって、都心へ向かう高速道路はすべて想定以上の大渋滞。東名は厚木まで合計50km160分の大渋滞、中央道も30キロ120分渋滞とのことで、御殿場ICからは下道、久々に道志道を使いました。ここも部分的には渋滞ありましたが、高速道路を使うよりはおそらく1時間以上早く帰宅出来ました。 登山口の白樺荘を14:25に出て、自宅に20:20帰着。途中清水PAで夕食休憩したのみで久々長時間運転でした。 明石では渋滞で苦労することはほとんどなかったので、良かったなぁ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★登山口から尾根上に出るまで 送電線巡視路で、踏み跡は細いがしっかりしています。ただ、最初の標高差200m、鉄塔まではとんでもなく急な斜面に細くてざれた踏み跡がジグザクに登っていて、部分的に古いロープ、一か所梯子はありますが、スリップしたら谷底まで滑落必至の危険な道でした。登りの時はまだ薄暗くてしたがよく見えず、また上ばかり見て登ったので怖くありませんでしたが、下りの時はとても緊張しました。できれば下りでは使いたくない道です。これほどの急斜面のジグザグトラバース道はほとんど記憶にありませんが、奥多摩の日原の奥、天祖山の八丁橋からの登りの最初のところをもっと急にして高さも5〜10倍くらいにした感じでしょうか。 鉄塔から上にも尾根上の鉄塔への巡視路が続き、斜度は少しゆるくなって危険はなくなりますが、巡視路といっても都会近郊の低山のそれとは違って薄い踏み跡程度なので、よく見て踏み跡をたどるようにします。 ★尾根〜小無間山 踏み跡は思いのほかにずっとしっかりしていて赤やピンクのテープ印がこれでもかとあるのでこれらをたどれば迷うことないと思われいます。テープがなかったり、踏み跡が不明瞭だったら道を間違えていると思って間違いありません。 部分的に急坂(小無間山直下など)もありますが、緩やかなところも多く、登りでは一般道並みに普通に歩けましたが、下りでは地形が複雑な場所もあるので、テープ印が役に立ちます。テープや踏み跡がなかったらGPSを見ながらでも正規の尾根をたどって下るのはかなり難しいと感じました。 ★小無間山〜大無間山 昔からの田代からの道なので、一般道並みに良い道で、問題ありません。小無間山西側のガレ場には北側に巻き道がついています。大無間山の直下だけは木が密で道も細く、わかりにくいところがあるので、テープ印を見失わないようにします。 ★昨年の記録では田代からの道の下の方でヒルにやられた、という記録がありましたが、今回は幸いにしてヒルはいませんでした(前日の篠井山や高ドッキョウのように噛まれなかったし、姿も見ませんでした)ので、気にすることなく自分のペースでしっかり歩けました。 |
その他周辺情報 | 下山後に赤石温泉白樺荘550円(10〜18時)に入りました。お肌つるつるのいいお湯でした。 |
写真
装備
個人装備 |
グローブ
雨具
ゲイター
昼ご飯
飲料
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
ストック
カメラ
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感想
前日のオーバーワークとヒル地獄ですっかり戦意消失してしまい、一度はやめようかと思った大無間山。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4492148.html
温泉宿でも泊まって帰ろうかと思ったりもしましたが、当日の夕刻では空いている宿もなく、わざわざ来たのにヒル地獄だけで帰ってしまってはあまりにばからしいくてもったいないと思い直し、とりあえず計画通りに登山口へ行って車中泊し、大根沢山への周回は無理でもそもそもの目的である日本二百名山の大無間山だけでもピストンでいいから登ろう、と考えなおしました。
この連休は、もともとの計画では残り1座となっている日本百高山の完登のため北アルプス赤沢山に行く予定でしたが、https://www.yamareco.com/modules/yr_plan/detail-2293878.html
北の方は連休中ずっと天気が悪そうだったので、天気予報とにらめっこして少しでも天気がよさそうな南方へ行くことに変更、アプローチが不便で連休でもない限り行けない南ア深南部の未踏峰大無間山に登ってみることにしました。赤沢山へは燕山荘に泊って行く予定だったのですが、この後従業員の感染で燕山荘が営業自粛となったので、結果的には泊まらないで済んで良かったと思います。小屋泊まりは相部屋で寝るときマスクははずすのか、寒くても窓開けて換気してくれるのか、等気になっていたので。
ヒルは、ヤマレコで調べてみると、大無間山も田代からのルートはこの時期はでるらしいことがわかりましたが、幸いにして今回は噛まれることはもちろん見かけることすらなく、おかげで前日よりも登高差も大きく距離も長いにもかかわらず、普通に快適に落ち着いて自分本来のペースで歩くことができ、安全に最小限の疲労で大無間山までピストンすることができました。
小無間山までは田代からの正規ルートが崩壊で危険になったためか、この明神橋ルートを使う方が最近増えてきたと思われ、踏み跡は思いのほかにしっかりしていました。地形が複雑な場所もあるので下りでのルーファイが以前は難しかったと思われますが、今はこれでもかというテープ類の印のおかげで迷うようおことなく下れるようになっていました。
南ア深南部の盟主ともいえる大無間山、険しく一般道もない難しい山としてはるか昔の学生時代から知ってはいましたが、ようやく登ることができました。そして深南部の山に登るのもこれが初めてになります。うわさに聞く通り、山は険しく森は深くて原始的雰囲気を残しており、展望こそほとんどありませんがこの日お会いしたのはたったの一人だけで、静かな山旅を存分に楽しむことができました。
これで二百名山は76座目となりました。また、この山は一等三角点百名山でもあります。この一等三角点百は意外な山も含まれていて、意図していかないと制覇は難しいところもありますが、今回久しぶりに1つ増えて(一昨年の阿蘇の烏帽子岳以来)これも期せずして二百名山と同じ76座目となりました。前日は弱気になってやめようかと思ったりもしたので、気を奮い立たせて登った甲斐がありました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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イメージで楽しく追体験させていただきました。次回はどちらでしょうか?
私は30日からアイガーをやってきます。コロナとウクライナ情勢の影響で、ロジスティックスの問題解決がバリルート並に楽しいです。
アイガーですか!
いいですね。あちらは新型コロナは落ち着きつつあるみたいなので、
日本よりも安全かもしれません。
記録を楽しみにしています。
今の時期、海外遠征はロジスティックスが面倒なんですね
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