北岳
- GPS
- 11:36
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,936m
- 下り
- 1,913m
コースタイム
- 山行
- 1:56
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 2:08
- 山行
- 7:47
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 9:00
天候 | 雨、曇り、青空と安定せず |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
甲府駅南口1番乗り場より9:05広河原行きバス 乗車料金とは別に、荷物代300円必要 40分前に甲府に着いた時点で数人待ってる人あり。ただ全員座れるように臨時便を出しているので座れないかもという心配は不要 【帰り】 甲府駅行き14:00発のバス乗車。臨時便が3台出ていた 広河原山荘向かいのインフォメーションセンターでチケットを先に買っておくとスムーズ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
八本歯のコルから左俣コースの雪渓 ●下ってきて最初に遭遇する雪渓が一番長い。みんな踏んで滑りやすくなっているので、心配ならチェーンスパイク等あるといいかも。高度感もあり実際も滑落があったよう ●その後数回雪渓を通過する ●雪渓がかなり溶けてきているので、踏み抜きが起きないか不安 |
写真
感想
【1日目】
毎週天気で一喜一憂して疲れたし、そろそろテント泊もしたかっしせっかくの三連休なので、どこかいい場所ないかなと探していた。気軽に行ける八ヶ岳は混んでるだろうし、テント場予約のところもかなり増えたし人気の小屋だとテント晴れない恐れもあるよなと考えていたら、北岳の白根御池小屋良さそう!って前日の9時くらいに見つけた。そこからとりあえず予約して行き方調べてパッキングしてなんとか出発。
広河原山荘はリニューアルしたばかりで、想像以上に綺麗だった。内装はコンクリートと木造のハイブリッドで今風のオシャレな雰囲気。お昼時だしこれから歩くからカツカレーで栄養補給しておいた。
広河原山荘から出発時はかなり雨が降っていて、レインを来ていたら全身汗だくになり、暑くて最初から体力を奪われた。稜線の強風とかじゃなければ、行動着が乾きやすいならいらないんじゃないかなと最近思う。急登をひたすら登ってトラバースになり傾斜が緩むと、反対側に鳳凰三山の稜線が雲の間からちらっと見えて、南アルプスに来たんだ❗️ってようやくテンションが上がってきた。白根御池小屋のテント場は結構広い。小屋の前と池の周り、その間に張るスペースがあって、13時半に着いた時点では6割くらい?まだまだ張る余裕があった。受付を済ませたら雨の降らないうちに急いでテント設営。この小屋は売店ないようで、売っているのはバッジと信玄ソフトクリームだけみたい。ひと段落してソフトクリーム食べようとしたら、まさかの材料切れ…コーヒー淹れて準備万端で頼みに行ったからものすごく悲しくなった😂
ごはんを食べて、鳳凰モルゲンを見送ったら早めに就寝。風もなくて静かな夜だった。
【2日目】
予定より1時間早めに出ようと思い3時起きで4時出にした。テント張りっぱなしで余計なものは置いていったので身軽に出発。夏至過ぎたけど4時過ぎには鳳凰の向こう側が少し明るくなってた。容赦ない直登は覚悟してたけど、後ろを振り返れば鳳凰三山とその向こうにどんどん見える山が増えていくしそれほど辛くなかった。昨日の雨の中のひたすら登りの方がかなり辛かったな。尾根に登り切る直前で雲に突入して真っ白になった。それまで風はほぼなかったけどさすが稜線、一気に風が強くなって一面真っ白だから結構というかかなり寒かった。真っ白なまま肩の小屋を通過してそのまま山頂へ。奇跡でも起きて山頂大展望!なんて都合良く期待してだけど、驚きの白さ…人もそんなにいなくてそれまでの強風も止んで不思議に静かだった。その後は北岳山荘へ。肩の小屋から山頂はのんびり歩けたけどこちらは結構急斜面。ザレ場多いし岩はすべりやすいしいしこちらから登るのは大変そう。
肩の小屋への稜線が見えるタイミングで、視界真っ白だったのが一気に雲が取れる瞬間が何度もあった。南アルプスの南部の山が見えるし、下から湧き上がる雲が勢いよく稜線を乗り越えて行ったり、反対側は富士山とか。稜線からの眺めをこの時初めて見たので、ダイナミックというか南アルプスの山深さが突然襲ってきて唖然としてしまった。贅沢言うなら間ノ岳も山頂まで見たかったなぁ。
北岳山荘は今年は小屋泊はなくてテントのみ。まだ工事中のようだったけど結構綺麗になりそうな雰囲気があった。気になっていた八本歯のコルからの左俣コースの雪渓の状況を聞いた。雪渓があるのは上部でなくしばらく標高下げてから。アイゼンはいらないけど、雪解けが進んでいて踏み抜きの懸念のみあるそう。迷ったら上から見て左側に夏道が露出しているので左に行くようにと言われた。
八本歯のコルへの稜線に入るとマークがあまりない岩場下り、ギザギザの岩やスッパリ切れ落ちた崖、高度感抜群の長いハシゴありと結構楽しかった。コルから広河原方面に下りたけど、その先のルートも楽しそう。コルからしばらくは急な下り。ハシゴでどんどん標高下げていくので、登りはキツそう。浮き石たくさんのガレ場も多かった。しばらく下がったら雪渓登場。雪渓歩きは3箇所で一番最初のがちょっとスリリング。滑ったらまず助からなそうな高度なので無心に渡った。あとはそれほどでもないけどやっぱり踏み抜きが怖い。一歩ずつ慎重に進む。右俣コースとの分岐まで行けば白根御池小屋までもうすぐ。テント場に着いたら手早く撤収して、前日食べられなかった信玄アイスをいただいた。あとは樹林帯をひたすら下り、広河原到着。行きも食べたけどエネルギーが足りなかったのでまたカツカレーを食べて、14時のバスで甲府へ。
前日の夜に慌ただしく決めて登った北岳、さすが南アルプスだからか日本第2位の標高だからか、計画の距離と標高以上に大きく感じた。白根御池小屋までの大雨で心が折れそうになったり、山頂何も見えなかったけど、そんなことどうでもよくなるくらい良かったな。それでも、晴れてたらアルプス全部見えて、八ヶ岳、奥秩父に富士山と全部見えるんだろうなと思うと、やっぱり晴れの時にまた来たいっていうのはある。今度は北岳山荘テン泊で、間ノ岳、その後仙塩尾根で仙丈ケ岳やりたいな
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