笹尾根(小河内神社〜陣馬山)
- GPS
- 09:52
- 距離
- 31.4km
- 登り
- 2,459m
- 下り
- 2,334m
コースタイム
- 山行
- 8:37
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 9:35
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一般登山道 |
写真
感想
東京都と山梨県の境をなす笹尾根。甲府から最も遠い稜線の一つで、当然登り残している。近く山梨百名山を制覇する予定だと言う父が行くと言うのでついていくことにした。
4時に甲府の自宅発。和田峠には6時、小河内神社の駐車場には7時過ぎになった。神社の参拝、登山口までの移動、水汲みなどを済ませて、登山開始は7時47分。ほぼ県内の山を登るのに、登り始めまで4時間弱かかるとは思いもしなかった。
斜面は急だが、丁寧に九十九折が付いていて登りやすい。曇っていて涼しく、周りはよく手の入ったスギ林や、明るくて気持ちいい広葉樹林で、歩いていてとても気持ち良い。さすが東京都水源林だ。緩急をつけながら標高を稼ぎ、イヨ山を過ぎてヌカザス山で1度目の休憩をとった。
その後も同様の気持ちの良い尾根が続く。標高を上げるにつれ、次第に弱く風が吹き出して気持ち良い。
三頭山の3つのピークのうち、唯一笹尾根の稜線上にあるのが西峰だ。標高は最も低いが、最も山頂らしく整備されており、多くの人が休んでいた。展望のある場所もあり、天気が良ければ富士山が望めるようだが、今日は雲の向こうだった。唯一山梨県に被る山頂なので、ここに山梨百名山の標柱があった。
続いて最高峰の中央峰、東峰に向かう。東峰で休憩を取った。展望台があったので行ってみると、ここから東の奥多摩主脈の稜線が見えた。
ここからクメケタワまで400m近く標高を落とす。ところどころに富士山が見えるようにしてあるポイントがあるが、相変わらずすっきりとは見えず、見えても山頂がちょっと見えるだけだった。
槇寄山にベンチとテーブルがあったので休憩した。ここも展望はあり、富士山は少ししか見えなかった。
そこからすぐのところに「笹尾根」と書かれた小さな標識があった。「笹尾根」という名称は有名な方だと思うが、その縦走路上に「笹尾根」という名称が書かれていたのはここだけだったと思う。
程なくして笹ヶタワという場所がある。このあたりから登山道の周りに笹が増えてきた。そういえば「笹尾根」という割に、ここまであたりに笹を見ていなかった。先ほどの標識は「笹がなくなったけど笹尾根ですよ」ということなのかもしれない。
このあたりは平らで歩きやすい。大したピークでなくても巻道がついており、スタスタ歩ける。とはいえ、先週登ったもっと真っ平な権現山のあたりが見える場所があり、あの平坦さには敵わないなと思った。
丸山までの登り返しをこなし、土俵山で休憩。だんだん雲が厚くなってきたような気がするし、先ほどから遠くでドンドン音が鳴っている。雨雲レーダーを確認したが、雨雲はなさそうだ。ドンドン言う音は何なんだろう?北富士演習場?
浅間峠のあたりまで標高を下げ、熊倉山までまた登る。細かいアップダウンが多く骨が折れる。三国峠で山梨県と別れ、生藤山で休憩。山頂は広くないが、ベンチがある。
ここで荷物を整理して父と別れることにした。既に時刻は15時20分。コースタイムは和田峠まで2時間10分、陣馬山を往復すると3時間になる。目標下山時刻を17時と決め、単独になって軽くなった足を前に進める。
とはいえピークは踏みたい。茅丸1019m、連行山1013m、どちらも生藤山より高く、連行山は広くて休憩するにも良さそうだが、生藤山の方が名があるのはなぜなんだろう?
醍醐丸、高岩山も登り、16時36分、和田峠に下りると、警察などの車が停まっていた。どうやら遭難救助があるらしい。救急隊の方に陣馬山に登って良いか聞いたところ、別に良いですよとの回答をもらったため、登った。
真新しいオール木製の階段や、蹴上げだけが木で出来ている古い階段がずっと山頂まで続いている。一般の人は登りやすいだろうが、コースタイム50分を20分で駆け上がろうとする私としては、歩幅を制限されて歩きづらい。なんとかあえぎ登り、山頂に着いた。
陣馬山からは高尾山に縦走したことがあり、これで足跡が繋がったことになる。当時と変わらずほぼ360°の展望があり、今日一番の景色を望めた。変わったことと言えば、前回は縦走の始めで時間に余裕があった一方、今回はあと6分で17時になるということである。駆け下りたが、消防隊の方とすれ違う度に止まりながら、例の階段を下りるのではスピードは出ず、17時1分に峠に戻った。
これですぐ家なら良いのだが、そうはいかない。帰りはまた小河内神社まで1時間、そこから柳沢峠を越えてさらに2時間。帰宅は20時になり、翌日の仕事には大変疲れが残った。
尾根を歩いた印象としては、一般的な東京都水源林といった感じでとても歩きやすかった。展望も晴れていればもっと良いんだろうと思う。あとは山梨県にかかる山であっても、奥多摩は東京から登る山だなとつくづく思った。公共交通機関が入っているし、人は多いし、何より盆地から遠すぎるンゴねえ……
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