金峰山 〜雪の尾根を登って奇岩の稜線へ
- GPS
- 26:54
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,239m
- 下り
- 1,233m
コースタイム
17日:金峰山小屋6:30 - 7:20砂払いノ頭 - 8:10大日岩 - 8:50大日小屋 - 9:45富士見平 - 10:55瑞牆山荘
天候 | 16日: 晴れ 17日: 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト:富士見平小屋前にはあり。(瑞牆山荘付近は確認せず) ■道の状況: (登山口〜大日小屋)特に問題なし (大日小屋〜大日岩)しだいに岩の多い急登になる。17日時点で数ヶ所雪が残るが問題なし。 (大日岩〜砂払いノ頭)長い尾根の急登。大部分に雪が残り、早朝は凍結部分あり。アイゼン必要。 (砂払いノ頭〜山頂)岩の多い稜線の道。千代の吹上直下の岩場に雪が残り、注意を要す。下りに使うのはかなり危険。 ■入浴:近くであれば「増富の湯」 富士見平小屋で720円→650円の割引券をくれる。 |
写真
感想
O1さん、O2さんと初めての金峰山へ。金峰山小屋に一泊して復路には瑞牆山も登ろうという計画。
金峰山に数回登っているO2さんをリーダーに瑞牆山荘の登山口から登り始める。
数日前まで風邪の症状が残っていたので少し心配だが、多少ペースを落とせば何とかなるだろうと最後尾を歩く。
富士見平まではほぼコースタイムで来たが、ちょっと息が上がり気味。自分のペースで歩かせて貰うためにここからは先頭に立つ。
平日のこともあって瑞牆山へのルートと分かれた富士見平から先は人が減る。上から下りて来る人から教えて貰った雪の状況に合わせて、大日岩横のベンチでアイゼンを装着。6本爪嫌いの自分はスパイクにする。
ここから砂払いノ頭まで長い長い雪の尾根を登って行くが、疲れ方が普通でない。呼吸器がまだ回復していないのか立ち止まる度に息が落ち着くまで数分かかってしまい、何度も長い休憩を取らないと歩き出せない。
そんな調子で砂払いノ頭まで2時間近くかかってしまった。だがここから遂に稜線に出て、目指す五丈岩や金峰山頂が目に入ってくる。頑張れば1時間足らずで山頂に着けそうな気がする。
岩が多くなるのでアイゼン、スパイクを外して慎重に軽いアップダウンのある稜線を進む。
千代の吹上の断崖の横を抜けて小さなピークへかかろうとすると、大きな岩に頼りにできなさそうな雪が貼りつき、左側は切れ落ちている状態が数メートル続く箇所があって息を呑む。ヒヤヒヤしながら何とかそこを抜ける。
ちょうど頂上から下りて来た人が「ここをどうやって下りようか考えている」というので、我々も帰りにどうしようか、と不安になってくる。
そこからはゆっくりゆっくり歩いて、とうとう五丈岩に到達。歩き始めてから既に6時間半。途中で追い越して行った人達はもう誰も残っていなかった。
岩の大きさに驚嘆するがじっくり見て回る元気も残っておらず、そこから数分の山頂へ空身で往復してから標高で約150m下にある金峰山小屋へ下りる。
布団に入って1時間余り寝てしまい、夕食の声で階下に下りる。今日の泊り客は我々を含めて5名。他の二人は北海道と大阪からの単独者。山小屋では珍しいワイン付きの夕食を炬燵で囲み、その後自然に飲み会モードに。
北海道の人が教育関連のNPOの代表だということで、地方の教育・産業の復興施策の議論で盛り上がる不思議な小屋談義になった。
翌朝は3時半くらいに起き出すが、山頂まで行く意欲がなくて小屋の少し上にあるヘリの荷卸し用と思われるスペースで朝の撮影。この場所からは少しの差で日の出は直接見えなかったが、染まっていく八ヶ岳や前衛の山々を楽しく撮影した。
朝食後3人で下山開始。昨日の危険個所を回避するために、小屋から千代の吹上直下へトラバースする道を行き、砂払いノ頭に45分余りで到着。ここで再びアイゼンを装着して大日岩までの長い尾根を下る。まだ日が当たらないのでツルツルに凍った箇所も多くて気を使う。
大日岩に着いてアイゼンを外し、後は順調にもと来た道を戻る。やはり体調が思わしくないので予定していた瑞牆山は紅葉の時期に回すことにして、小屋を出て4時間余りで登山口へ戻って来た。
この日は天気の良い土曜日とあって登山客は多く、駐車場前の道にも路駐の車が溢れていた。
体調が優れないため同行の二人にも迷惑をかけたし、辛い割に達成感のない山行になってしまった。
雪のない季節にぜひもう一度訪れて、今度は素晴らしい山を味わいたい。
※ Tadが所属する山岳写真グループ「山岳写真ASA」の
HPはこちら ⇒ http://www.ifnet.or.jp/~asa.p/
山行ブログはこちら ⇒ http://sangakuasa.blog130.fc2.com/
2年前から山登りを始めた、まだまだビギナーのmaamaと申します。
突然質問ですが、もしかしてTadさんは写真集mybookで
毎年山の写真集を作られているTadさんでしょうか?
私も写真が好きで(これまたアマチュアですが)mybookをよく
利用させてもらっているのですが、山を始めてからTadさんの写真集を
拝見して「綺麗だな〜」「行ってみたいな〜」と思う気持ちがつよくなりました
今日初めてヤマレコで同じお名前を発見して、勝手に感動しています
自己紹介の山行日数とかみても、間違いないと・・・(笑)
これからも素敵なお写真楽しみにしています
maama さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
ムムム、そんなところから辿って来られるとは…。ネットは怖いですね
1年毎の写真集 は作り出してからもう6年です。むしろそのために山へ登っているかも知れません
それを見て綺麗だと思ってくれたり、山へ行ってみたいと思ってくれる人がいるのは凄く嬉しいですね。これからもぜひよろしくお願いします。
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