記録ID: 4514779
全員に公開
沢登り
中央アルプス
中御所谷 西横川
2022年07月24日(日) [日帰り]
- GPS
- 06:00
- 距離
- 3.5km
- 登り
- 966m
- 下り
- 55m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 6:01
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
往路: 路線バス(菅の台バスセンター→しらび平駅) 復路: ロープウェイ(千畳敷駅→しらび平駅), 路線バス(しらび平駅→菅の台バスセンター) ※路線バス、ロープウェイのチケットは菅の台バスセンターにて往復路合わせて購入、総額3,030円/人 (AM4:45より販売開始) なお、菅の台バスセンターから4,000円/台でしらび平駅までのタクシーが出ていた。利用しなかったが、急ぐ場合は路線バスではなくこちらも選択肢に入りそう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■参考遡行記録 ・http://sonosoranoshitade.web.fc2.com/sonosoranoshitade5/page004.htm ・https://sawagurui.com/nishiyokokawa ・https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2529282.html ・https://www.youtube.com/watch?v=5ZTbZ_F3oR0 計画では当日4時頃に菅の台バスセンター着だったが、諸事情により前日夜22時前に到着し、駐車場で前泊。 4時過ぎ頃に起床し、4:45から開始されるロープウェイ+路線バスのチケット販売行列に30分ほど前から並んだが、チケット購入後、別にある路線バスの乗車待ち行列にも並び、最終的に路線バスに乗車できたのは6時頃だった。 6:30過ぎにしらび平駅に到着し、トイレや装備の準備などをしたのち、6:50過ぎに出発した。この記録でのGPSはここからのスタート。 入渓ポイントであるしらび橋は、しらび平駅から徒歩3分ほど。橋を渡り、左岸から少し草藪をかきわけながら10mほど沢床に降りて入渓。 入渓後すぐの堰堤は左から超え、そのあと出てくる2つ目の堰堤も左から。そちらは斜度があり、クライミングスキルとしてのマントリングが求められる。 堰堤を2つ超えたあとは右岸にテン場適地を見ながらゴーロを少し歩き、大岩を横目に見ながら小滝を超える、東横川出合(1:1, Co.1740)に。東横川に見えるキレイなナメ滝を見つつ、西横川に入る。 小滝をいくつか超えると30m大滝に。登ると18mナメ前にちょうど展望台のように休憩/眺望ポイントがあり、そこで休憩。 その直後に2:3の二俣を右に行くと、10m弱の小滝が連続する地帯に。 連続する地帯の最後に12mの多段ナメ。我々は結果的にロープを出さなかったが、ここは高度感もあり、足元も不安定なので、初級者がいる場合はロープを出したほうがいいと感じた。 そのまま奥の二俣(4:1)を目指す。 奥の二俣(4:1)をすぎると、すぐに20m滝。これは水流左の乾いているところをステミングしながら登っていく。残置ハーケンも数本ある。 直後にある5m滝を水流の少ない右側から登ったが、ホールドが外傾しており落口がとても悪くシビアなクライミングが求められた。個人的にはここが核心…。 その後はどんどん沢の水が枯れていき、完全に枯れた直後で、枯れているルートが左右に別れる。岩の多い右側がもともとの枯れ沢のルートに見え、左側は登りやすさのために作られた踏み跡。どちらを行っても問題ないが、右側を登るとすぐ赤/ピンクテープもいくつか貼られている、長谷部新道(廃道)にぶつかる。右手に大きな岩に貼られていたであろう遭難レリーフ(慰霊碑)があるのでそれを目印に。レリーフ自体は岩から剥がれ落ち、2mほど下に安置されている。明らかに人工物なのですぐに分かる。ここで脱渓。 そのあとは長谷部新道(廃道)を千畳敷方面へ。 この道は廃道なため、踏み跡については分かりにくい/分かりやすい場所が極端であり、土砂崩れなどで道が失われてしまっている箇所もあるので注意。基本的に高度は脱渓後20mほどしか変わらずに千畳敷までトラバースしていくため、それを確認しながらGPS頼りで進む。いくつかの尾根を超えていくが、各尾根筋は千畳敷カールを臨む絶景ポイントとなっている。 千畳敷(一般登山道)に近づくにつれ、まだ水のある沢を数本渡渉する。分かりにくいところには木にピンクテープがあるため見逃さないように。ピンクテープを超えるとロープなどがあり、一般登山道ではないが、ある程度整備されているルートとなる。そのまま進むと、一般登山者はこれ以降立入禁止となっている登山道終点にぶつかり、それを進むとすぐに千畳敷カールの撮影スポットに出る。そこで山行(この登山記録)は終了とした。 千畳敷カール到着後は、装備解除した後、千畳敷ホテル内でコーヒーなどを飲み、13:40頃に発車したロープウェイにて下山。そのあと路線バスに乗車し、14:40頃に菅の台バスセンター駐車場に帰還した。 |
その他周辺情報 | ホテル千畳敷内喫茶店にてコーヒー (480円) 下山後の温泉: 露天 こぶしの湯 (700円=モンベルクラブ会員割) 夕飯: 明治亭 駒ヶ根本店 (ソースカツ丼、馬刺) |
写真
装備
MYアイテム |
やっくん
重量:-kg
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個人装備 |
グローブ
雨具
着替え
昼ご飯
行動食
非常食
ハイドレーション
地形図
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ナイフ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
スリング
セルフビレイランヤード
|
共同装備 |
ロープ(8mm30m)
クイックドロー
カム数本
アッセンダー
レスキューセット(プーリー/マイクロトラクション)
ハーケン数枚
特小無線機2台
|
感想
初めての中央アルプスでの沢登り。他の遡行パーティに会うことはなかった。
奥多摩や奥秩父の沢とはまったく違うスケール感や、ナメの感触に興奮した。
岩肌も白く、沢幅も広く、本当に楽しい。が、小滝すらも数mあり、近づくと「デカっ」とつい声に出てしまうぐらい。
ラバーソール(モンベル・サワークライマー)で遡行したが、足はよく効き不安がないが、素手だと滑ってしまう関東ではあまり体験したことがないナメ質だった。指先が素手になる渓流系グローブではなく、軍手がオススメ。
登ったあとにロープを出したほうがよかったと思った箇所はあったが、結局一度もロープは出すことがなかった。
初心者向けの沢とよく紹介されているが、全くの初心者には難しく、最低でも数回沢登りの経験がある初級者から連れていける沢と感じた。
逆に、山登りの経験は少なくても可能かもしれない(下山がロープウェイなので)。
帰りのロープウェイから見えた中御所谷の大滝達には「いつかこちらも登るぞ」という気持ちにさせられた。またきます。
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