北岳・間ノ岳・塩見岳(広河原〜鳥倉登山口)
- GPS
- 17:20
- 距離
- 30.3km
- 登り
- 3,215m
- 下り
- 2,936m
コースタイム
- 山行
- 6:26
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 7:41
- 山行
- 7:33
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 9:14
天候 | 曇り・晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
小屋の夕食やバスの時間を常に意識する登山になるので、普段コースタイムと同じくらいで歩いてる人にはおすすめしづらいかも。 ちなみに、東京から毎日アルペン号が鳥倉登山口まで夜行で出ているらしく、それが朝5時に着くので、それを使えばもう少し時間の余裕を持たせたり、鬼の日帰りも可能。 |
写真
感想
百名山線つなぎ中
先週そこそこの距離オンロードで歩いたので、今週はしっかり一泊で登山したいな〜と思って天気をみていたら、南アルプスが比較的天気良さそうだったので、行ったるか、と思い向かった。
南アルプスは南部がとにかくアクセスが悪く、ある程度長期縦走を強いられるのだが、塩見岳の登山口になる鳥倉登山口が夏季のみバスが走ってくれるので、ここを起点に縦走の分割ができる。
今回の広河原〜鳥倉登山口は通常のコースタイムでもギリギリ一泊で行けるルートで、ある程度ガッツリ歩きたい気分にちょうどハマるいいコースだった。
・1日目
甲府駅発広河原行のバスが朝4:30発に出ているので、それに間に合うように車で甲府駅まで向かう。
つもりだったが、途中登山靴を積んでくるのを忘れたことに気づき、超速で引き返して甲府駅ではなく高安駐車場を目指し、なんとかギリギリ本来乗りたいバスに滑り込めた。
バスは甲府から乗れば座れるようだが高安駐車場からだと立ちだった。(駐車場からの始発はこれより15分前に出てるので、それに乗れれば良いのかも)
バスは路線バスタイプだが、ガイド兼車掌さんが着いていて、道中饒舌圧巻のガイドトークを繰り広げてくれる。これが個人的に結構良くて、お礼を言いたい気持ちになった。(言えなかった)
広河原に着いて、トイレや登山道チェックして出発。
しばらく樹林帯の登り一辺倒が続く。
天気が良いこともあってか結構多くの人が登っており、後発のバスだったこともあって何度か人の渋滞にハマる形になった。
ただもう体力が有り余っていたのでとんでもない勢いで先にいかせていただき、北岳につく手前ではトレランの先発部隊と合流する形になった。
肩の小屋の手前くらいから森林限界を越え、鳳凰三山や仙丈ヶ岳がよく見える。
ただ、時間の経過とともにガスってしまい、どうやら北岳はこの時期朝しか晴れないらしいので、山頂から景色を拝みたければ宿泊が必須になってくるようだった。
山頂はガスで一瞬晴れ間も見えるも視界は開けず。
そこから北岳小屋方面に向かうと人が一段減り静かになる。
晴れていれば気持ちのいい稜線なのだろうが、ガスであまり見えず。
北岳小屋から間ノ岳方面に向かうと更に人が減る。
ただ、間ノ岳に着くとそこそこ人はいて、みんな農鳥方面に向かうようだった。
なので熊ノ平方面に向かうといよいよ人がいなくなり、すごく静かな、でもすごい快適な稜線歩きが楽しめる。
そんな道をペチペチ歩いていたら熊ノ平小屋に着き、結局コースタイムから3時間くらい巻いてついた。
森林限界上はちょくちょくお花畑がすごくて、ついつい足を止めてしまう。
知らない花も多かったので勉強せねば。
今回は小屋泊にしていて、結果から言えばテントでも問題なかったのだけど、帰りのバスがクリティカルパスで、最近軽い荷物ばっかでテント装備がどの程度遅れになるのかが読めなかったのと、アルプスの営業小屋に小屋泊できる選択肢が出てきたのが初めてだったので、ちょっと泊まってみるか、と思い小屋泊にした。
マイナーな小屋で空いてるかなと思ったら意外と泊まってる人は多く、15人くらい泊まってた。ミネストローネがうまい。
南アルプスは水場の水がうまくて、なんか下手にジュース買うより水が一番うまいわ、ってなるのが良い。
雷鳥はこの日は見かけなかったが、カヤクグリっぽい鳥がいっぱいいた
・2日目
予定では5時頃小屋を出る予定だったが、天気も良さそうで日の出を見ようかなと思い4時に出発。
安倍荒倉岳の手前あたりからの景色が良くて、いい感じの日の出前だったが、安倍荒倉岳まで行けば塩見岳がいい感じに見えるかな、と思い向かったところ全然展望がなく、その先もしばらく展望はなく、結局竜尾見晴まで出てしまった。その間にモルゲンの1番いいタイミングが過ぎてしまい最悪だ。次回は気をつける。
竜尾見晴で簡単に朝食をとって、しばらくダラダラし、北荒川岳へ。
北荒川岳は今回の縦走で一番迫力ある景色を見ることができた。塩見岳の存在感がすごい。硫黄岳と十勝岳と乗鞍岳を合体させたような景色で、他にないものを見ることができた。
ここから塩見岳への取り付きに向かうまで、しばらく芝生が続くのだが、これほど見事な天然の芝生も珍しかった。誰かが定期的に芝刈りに来てるんじゃないかと思えるほどで、多分雪とタイミングとかでこの芝生になってるのだろうが、すごかった。
森林限界を越え取り付きの急登を歩き、塩見岳へ。途中雷鳥がいた。
この日この時間は天気もよく360度の景色がすごかった。北ア〜中ア、仙丈ヶ岳やかいこま、富士山も見えた。
そこからは長い下り。バスの時間に余裕があったので、ゆっくり歩き、途中三伏峠小屋でカレーを食べたりしてたが、それでも1時間早くついてしまった。
バスはこの時期一日二本だけのバス。
荷物料金取られるんだが、どうせ登山客しかいないんだから最初から入れてもらっていい気がする。(ちょっとトラブってた)
全体として良い縦走路だった。
アルプスをベースにすると岩や高所が学べるので成長を実感できる。(2200を超えるとペースを上げるのがキツくなる)
次はおそらく北ア。
終わりも現実的に見えてきた。
引き続き頑張りましょう。
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