ニペソツ山 〜 ドン!は見られずともエゾナキウサギに遭遇
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- GPS
- 12:15
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 1,711m
- 下り
- 1,708m
コースタイム
- 山行
- 11:24
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 12:08
天候 | 晴れ時々曇り 山頂付近の展望はあまりなし |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
(手前の駐車場までも結構な悪路、それが2キロ続く感じです。) fireboltの経験上ではまぎれもなくトップクラスの難路で、廃道になった皇海山の林道くらいプレッシャーになった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
降雨後であり泥濘が多い。森林限界の後はロックガーデンのようなところもある。 |
その他周辺情報 | 幌加温泉 鹿の谷 日帰り入浴可(素泊まり) 携帯圏外 シャンプーなし、石鹸も無いとの情報だったが固形石鹸があった。 携帯電話は国道を数km南下した駅舎跡辺りでDoCoMoは入る。 |
写真
感想
【22日前泊】
金曜日午後の飛行機を予約し、当初の計画では幌加温泉(鹿の谷)まで入る予定でいた。
しかし、天気予報は一向に良い方向にならず、他の山への転戦も雨は避けられない状況なので、土曜日は体力を温存する方向に変更。
急遽、搭乗前に旭川市内のビジホに予約を入れ、鹿の谷は土日の2泊に変更して貰った。
市内泊となればやはりジンギスカンということになる。チェックインをして大黒屋に5時過ぎに行くと既に店の前には大勢あふれており、予約機で40分待ち状態。
松尾ジンギスカンの方へ行ってみるとその時点でまだ客が入っておらず、密は避けたい気持ちもあったのでそのまま松尾に入った。マトンとラムのセット、サッポロクラシックで満足。
その後、ホテル近くのスペースに最近オープンしたらしい半屋外のフードコートで旭川ラーメンを食べ、更に明日はゆっくり寝ていられるので日本酒を少し。
【23日】
22:30に寝たら5時過ぎに起きてしまった(笑)。当然雨、ではあったが、その後は止み間もあって9時頃から駅の南側まで散歩。高山植物も咲いている親水公園のような素敵な場所だった。
ホテル近くまで戻るとあるものが目に入る。そうか、今日の雨はトゥルーパーの呪いだったかw
10時にチェックアウトして男山の日本酒資料館を見学、仕込み水を明日の行動用に汲んでいく。スポーツデポとイオンで買い出しをし、流星・銀河の双瀑に立ち寄ってさらに鉄道橋梁の遺構を見学した。
最後に明日の林道を手前の駐車場の辺りまで見に行った。駐車場の手前で一度、道の真ん中にあった岩で早くも腹を擦り、駐車場入り口にあるスタックしそうな大きな泥濘を見て明日の道路状況に一抹の不安を覚える。
幌加温泉到着はちょうど良い時間になった。部屋に案内された後、早速温泉に入る。
温泉は他でも良く紹介されているように3種の源泉がある混浴の古い宿。自炊のみでややマニアックなためこの時期でも満室にはならなかった。
明日は早いので21時前に就寝。
【24日ニペソツ山】
3時起床、それぞれに朝食・準備。
とにかくスタートを早くするに越したことはないので、暗さが残るうちに出発。下の駐車場に停めて歩き出すところの人もいたが、我々は慎重に奥まで乗り入れる。
幸いなことに車は4WDだった(指定はしていない)ので、大きな泥濘を右に左に避けながら、コーナーセンサーの警告音も(草などで)連続的に鳴らしながら、歩くよりは少し早いくらいのスピードで約2kmを進む。
登山道分岐から駐車スペースまでの急になったことろでまた少し下を擦ってしまった。
足回りを固め、念のため森林香に点火し、いざニペソツへ。ここから水平距離で約10.5km、かなりの長丁場だ。
登山道は泥濘が非常に多かった。少し良くなったと思ったらまた泥濘の連続で、傾斜が緩い割にはスピードが上がらない。毎年この時期に来ているという方に会って話をしたが、ここまで酷いのは初めてなので昨日はかなり雨が降ったのだろうということだった。
そんなこんなでザックを下す場所もなく、ニペソツ展望台まで休憩を取らずに歩いた。視界が開け休憩にちょうど良い場所だ。ただ、山頂部分には雲が掛かっていて全容は見えなかった。
森林限界を超えると岩場でエゾナキウサギの声があちこちでする、ハイマツの中でも。個体数はかなり多そうだが目を凝らしてもそう簡単に姿は見られない。天狗平からはニペも見えず、いったん下って急登を登り返す。ようやく念願のニペソツ山に登頂したが帰りも遠いので短時間の滞在で下山。途中、天気が若干回復する気配があったが、天狗平で粘るものの天狗岳の三角形が時折見えるまでだった。
ガスでニペドンも展望も残念だったが、帰路でエゾナキウサギの姿を見られたのは良かった。
25日の石狩岳に続く
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4521832.html
昨年のカムエクに続き、fireboltさんと北海道遠征。
天気は微妙でしたが、憧れのニペソツ山へ。
以前はもっと短いコースがメインでしたが、現在は幌加温泉コースという長い距離のクラシックコースのみとのこと。ヒグマのこともあり、fireboltさんと一緒で、安心感倍増です。
さて今日は一昨日旭川で飲んだ男山の二日酔いがまだ残っているのか、前半苦しい登り。
さらにコースは泥濘が名物とのこと。三条沼までかと思ったら、一段上がった台地でも2キロ近く泥濘の繰り返しで、泥濘堪能しました。今回は雨上がりで酷かったみたいですが。
標高1500メートル付近で展望台。ここから高山植物が出て来て、さらに男山も抜けて来たのか徐々にテンション上がります。
1670メートルくらいのピークを越えると木の根っこと岩で歩きにくい道が続きますが、稜線直下最後の150メートルの登りは御花畑の連続で心ほぐれます。
稜線に出るとニペソツがバーンと見えるはずですが、今日は霧で見えず。絶対にこれから見えると信じて前に進みます。
前天狗から一回ダウンアップをして、さらに天狗から100メートルの下降、そして鞍部から最後の300メートルを登って、頂上へ。憧れのニペソツ山に来れました。残念ながら展望はありませんが、今年の天候不順を考えると雨が落ちてこないだけ御の字と自分に言い聞かせます。
30分ほど粘ったものの帰りも長いので展望は諦めて下山開始。下山方向の右側のルンゼを山スキーで滑り降りる人がいるんですよね。自分には無理です。
しかしニペソツのルンゼの斜面は高山植物が素晴らしく、感動しました。
天狗への登り返しで後ろを振り返ると、ちょっと霧が晴れて来てニペソツも見えた気がしました!
そして前天狗の登り口でとうとうなきうさぎを発見。結構、鳴き声は聞こえていたのですが、やっと会えました。感激。
前天狗まで来て、ニペソツが見えないかとしばらく待機。と尖った山頂が天高く見えてニペソツと錯覚、二人で見えたと喜んだものの、実は天狗でした、、、、。結構格好良かったので勘違いしてしまいました。
というわけでニペソツを完全に拝むことができませんでしたが、東大雪の名峰を堪能しました。
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