小桜平避難小屋泊まりと七倉山で山スキー
- GPS
- 15:41
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 1,848m
- 下り
- 1,860m
コースタイム
天候 | 土曜日 晴れのち曇り 日曜日 晴れのち曇りのち一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
山崎旅館は休館中 |
写真
感想
混んでる白山を避けるには北部白山しかない…と先週確認した七倉山辺りの雪渓を滑ることにしました。オロロが凶暴化すると手に負えないのでタイムリミットが近づいています。七倉山は登山口から遠いので小桜平避難小屋泊まりです。
初日は少し遅めのスタートですが泊まり装備に山スキーでは汗だく、でも風がないので熱中症になりそうで、汗が噴き出たら休憩してクールダウンします。なので30分歩いたら10分休憩とスローペースですが致し方ありません。
順調なら初日に七倉山アタックもありましたが小屋に着いた頃にはそんなアイデアは消え去ってました。本日の泊まりは計6人とまあまあの賑わいです。たまたま居合わせた2人組の方が似たような行動パターンで変態談義で盛り上がりました(笑)。
みなさん薄暗くなれば就寝され、私も飲むのもほどほどにして寝ることにします。
翌朝は4時に起きて、朝食は簡便にしてスキー担いで七倉山を目指します。
スキーは重いですが泊まり装備をデポしてるのでまだマシです。登山道は狭く、薮が濃いところもあるので足元踏み外さないよう慎重に歩きます。途中のお花畑が素晴らしい。
七倉山のピークはアクセスできないので七倉の辻から雪渓を滑ることにします。この雪渓は斜度があって良いのですが、もうスプーンカットが激しく、空身スキーでジャンプターンしてやっとです。登り返しのウロコも効きが薄いので兼用靴でスプーンカットを階段にして登りました。
滑りはこれだけで、小屋までの下山は涼しくて快適でした。小屋でお餅焼いてお雑煮を頂き、掃除して帰ります。今回は土間のところも掃いてきれいにしておきました。
私はどちらかと言えば掃除好きで、今は忙しいのであまりマメにはできてませんが、そのルーツは亡母が若い頃に旅館に勤めてた時に鍛えられたのでしょうか、実家はとてもキレイでしたが幼少期の記憶は人間の価値観の基礎となるのでしょう。
小屋を出る時に掃除する、下山中の登山道に落ちている枝を除ける。これらは自分には特に見返りはありません。見返りがないのに労力を惜しまないというのは一種特殊なことですが、それは別に苦労して登ってピークに立ったからと言って何か表彰されるとか目に見えた得るものがないのと同じなのでしょう。
憧れの山の頂に立った達成感、避難小屋を掃除してキレイになった達成感、登山道の折れた枝を避けてクリアーになる達成感、これらは同じことだと思います。いずれも自分が目標としたことが達成されたことで満足しているのです。
そう考えますと熱中症になりかけてでも重いスキー道具を担いで深いスプーンカット地獄を滑るのも、一本滑れば目標の達成感が味わえる安っぽい趣味なのです。
それが他人から見ればいかにつまらないことでも、本人が達成感を感じているのであればそれは価値のあることなのかも知れません。それは自ら能動的に動いているというとこに価値があるのでしょう。
果たして私の変態山スキー熱の行き着く先に何が待ってるのでしょうか。
コメント
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チングルマ(お花)とハクサンイチゲ(お花)の比較研究ができたのに!
目標が七倉の辻の雪渓で山スキーやったからね
人生の師としてこれからも密かに拝ませていただきます!
ありがとうございます!
今度は山に行ったら良いネタがないか探しながら歩いてみます。ついつい良いキノコばかり探してしまいますが〜
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