白馬岳(栂池→猿倉)
- GPS
- 10:58
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 1,421m
- 下り
- 1,978m
コースタイム
- 山行
- 2:45
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 3:06
- 山行
- 6:46
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 7:52
天候 | 7/31(日)晴れのち曇りのち雨 8/1(月)晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・八方バスターミナル→栂池:530円 ・栂池ゴンドラ&ロープウェイ:片道2000円 ・猿倉→八方バスターミナル:950円 ・白馬大池山荘テント場:要予約、幕営料2000円、テント1張り1000円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・基本的に整備されていますが、小雪渓部分が白馬山荘コロナによる営業中止により警備隊も不在の為、整備が行き届いていないとのことです。(栂池の登山口で警備隊の方からレクチャーしていただきました)→軽アイゼンで通行可能でした。 |
その他周辺情報 | ・八方第2駐車場利用横にある八方の湯利用:800円 |
写真
感想
7/31(日)晴れのち曇りのち雨
20年振りの白馬岳です。登山を始めて2年目に挑んだのが白馬三山縦走でした。「あれこの前じゃなかった?」と思う程に時の流れは残酷です…で、今回は栂池から入り猿倉に降りるルートをチョイスしました。
日曜日は朝の天気が良く、八方の駐車場から白馬三山が眺められてテンション上昇!バスに乗って栂池高原へ。ゴンドラ等を乗り継ぎ、栂池自然園で準備を済ませて出発しようしたら、長野県警の山岳警備隊の方から登山前の注意事項をレクチャーしてもらいました。「本日は雷雨の予報が出ているので早着を心がけて。熱中症が多いので大池まででも1.5Lのスポーツドリンクを飲んで。猿倉に降りるときに小雪渓の整備が出来ていないから滑落に気を付けて」と。本当にありがたいです、気を引き締めて歩き出しました。
1年振りのテント装備は水分を入れて約16kgとなり、なかなか堪えます。気温も高いので大汗かきながら登りました。天狗原まで来ると雲の中に入ってしまい、やや涼しいですが展望なし…ここから白馬乗鞍への急登りが始まりましたが、岩の間を流れる水の中に右足が滑ってドボン!登山靴はバケツと化しました…靴を脱いで水を出し、靴下を脱いで絞ってみたものの乾くわけもなく右足だけビショビショで歩く羽目に。短い雪渓や大きな岩を飛んで移動するようなルートなので荷物の重い自分はとにかく歩き難いので消耗しまくりです。それでもガスガスの白馬乗鞍岳に登頂!あとは大池まで降るのみだ〜と思いましたがまたまた滑る岩に苦戦。なんとか白馬大池山荘に到着です。
テント場はお花畑の横で平らで快適なエリアです。まだ張り数も少ないので良さそうな場所に設営しました。そして、お花畑、大池の散策、コーヒーを飲みつつ読書などなどをして過ごしました。天候は時々晴れたり曇りやガスです。夕食を食べ終わった18時前頃から土砂降りの雨となり、時々ピカピカと稲光も…気分悪いですね〜結局20時過ぎまでテントに監禁されることに…しかし、その後は一気に雲が取れて満天の星空です!
8/1(月)晴れ
3時に起床し外を見ると依然として星空なのでこれは晴れそうだと準備開始。昨晩の雨でテントはビショビショで、大まかに水を切って収納しましたが、メチャ重くなってます。ちなみに、昨日濡れた靴、靴下も乾いておらず履くと冷たいです。
5時前に出発し雷鳥坂の途中で日の出を迎え、明るく開けた登山道を歩きました。すると、八ヶ岳、富士山、南アルプス、浅間山、妙高等々の山が見えてきました。また、振り返ると日本海に浮かぶ佐渡島や能登半島まで見える絶好のコンディションです。船越ノ頭を通過して小蓮華山へ向かう縦走路は開けていて景色が良くアップダウンもきつくなくて快適です。
左手に鹿島槍、五竜、唐松、剱、槍穂、白馬三山が見えてきて景色ばかり見て進まないです。その後、小蓮華山の山頂に着いて最初の休憩を取りました。ここからも歩きやすい道が続き、白馬岳から来た多くの登山者とすれ違いましたが、口々に「最高の天気ですね〜」と挨拶です。三国境まで来ると、コマクサの大群落に遭遇し、しばらく眺めてから、この縦走路唯一の急登?に入りました。グイグイ登り、白馬岳山頂の風景指示盤が見えてきました。最後は緩くなって登頂!20年振りの山頂は前回のガスガスと違い、信州側は雲、越中側は晴れでした。剱、立山や富山湾。能登半島を眺めてしばし休憩し、天気が良いし丸山に寄り道して杓子、白馬鑓を眺めようと白馬山荘へ降りました。すると登山道でそわそわしている高齢の男性と遭遇し話してみると「これからヘリが来て仲間を搬送するんです」とのこと。搬送される方は白馬山荘に居るようでしたが、その方は「自分は歩いて下山で、大雪渓を降るのは初めてなので心配で」と言われたので、昨日、警備隊から言われた小雪渓の情報をお伝えして別れました。
その後、丸山で眺めを楽しんでから頂上宿舎へ。ここでご褒美コーラーを買って休憩していると、バラバラと爆音がして長野県警のヘリが白馬山荘上空で隊員さんをホイストで降ろし、しばらくしてから、隊員さんと要救助者を釣り上げて去って行きました。先程の方のお仲間が収容されたようですが、ご無事をお祈りします。
いよいよ、一気に猿倉に降ります。日差しが厳しく灼熱の登山道をひたすら降り、小雪渓に到着。ここでヘルメット&6本爪アイゼンを装着。ここは雪渓のトラバースですがトレースはまずまずあるので軽アイゼンがあれば全く問題ないです。トラバースが終わり、アイゼンを外して再びグイグイ降りて大雪渓の取り付きに到着。再びアイゼンを装着して長い長い雪渓下りの開始です。先程までの灼熱と違い涼しいを通り越して肌寒い程ですが、杓子側から頻繁にガラガラと落石の音が聞こえるので注意しつつ一気に雪渓の末端に到着です。
ふと時計を見ると12時です。猿倉発のバスが12時45分、これを逃すと2時間後の14時45分…何もない猿倉で2時間過ごすのはマズイです。って言うか45分で猿倉まで行けるのか?コースタイムだと白馬尻小屋から猿倉まで50分。今は雪渓の末端だから白馬尻小屋まで何分で行けるのかわからない…ひとまず白馬尻小屋まで猛スピードで歩きました。そして白馬尻小屋12時9分到着…「行くしかないな、走るか…」と膝が笑いながらも、早足と小走りを織り交ぜながら必死に駆け降りて12時43分に猿倉バス停に到着。汗だくでゼイゼイいいながらマスクをして乗り込んで無事にゴール!
20年振りの白馬岳は楽しかったですね!
こんにちは。ちょうど逆ルートだったので、間違い無くすれ違っていますね!白馬岳〜大池のルートは本当に絶景でしたね!
こんにちは。コメントありがとうございます。本当に大池のテント場ではご一緒だったのですね。雨後の星空、翌日の晴天と素晴らしい縦走となりましたね!
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