北葛岳 〜七倉岳から種池山荘までの縦走〜

2022年08月02日(火) [日帰り]

• GPS: 15:03
• 距離: 24.7km
• 登り: 3,224m
• 下り: 2,942m

コースタイム

日帰り

• 山行: 13:22
• 休憩: 1:39
• 合計: 15:01

距離 24.7km 登り 3,224m 下り 2,955m

0:52 七倉登山口
1:35 唐沢ノゾキ
2:04 岩小屋
2:39 2:45 鼻突八丁（八合目）
3:12 天狗の庭
3:46 3:47 船窪小屋
3:56 4:00 七倉岳
5:19 5:27 北葛岳
7:15 7:16 蓮華岳
7:56 8:13 針ノ木小屋
9:02 9:10 針ノ木岳
9:34 小スバリ岳
9:40 9:42 スバリ岳
10:50 11:02 赤沢岳
11:36 11:42 鳴沢岳
12:10 12:27 新越山荘
13:03 13:04 岩小屋沢岳
14:11 14:22 種池山荘
14:36 14:38 富士見坂
14:52 14:53 水平岬
15:16 15:17 駅見岬
15:21 15:22 ケルン（柏原新道）
15:53 柏原新道登山口
15:53 ゴール地点

天候

快晴→晴れ→曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

柏原新道登山口の道路脇に駐車しました

柏原新道 登山口
https://goo.gl/maps/1nWh4CxQHvVDfjV4A

スタート地点である七倉ダムまでは自転車移動
距離約18k　下り約520m 上り約240m
移動時間は1時間程度

葛温泉側へ右折するまではペダル漕ぐ必要なし、そこから先も七倉ダム手前までは緩やかな登り。最後は急坂だけど距離は短い。

コース状況／危険箇所等

■七倉山荘〜七倉岳(船窪新道)
・途中木製梯子多い、登りなら問題ないが下りだと歩きにくい方かも？

■七倉岳〜北葛岳〜蓮華岳
・痩せ尾根の部分が多いので転倒、滑落注意
・登山道は多少荒れているが、進む先は明瞭
・北葛乗越からは岩陵を登る、鎖場もあるがヤリホ辺りを歩いている方ならなんの問題もないレベル

■蓮華岳〜針ノ木岳〜種池山荘
・針ノ木からスバリ岳までが少し危険に感じたくらい、登山道はおおむね明瞭


全般を通して水場無し、山小屋は全て営業中

針ノ木小屋
生ビール　1100円　カップ麺(お湯あり)550円

新越山荘
ラーメン　1100円

種池山荘
コーラ　350m 400円

物価高が凄まじい、仕方ないのだろうけど・・

写真

8/1 23:48

ちょっぴりフライングですが
久しぶりの0時スタート！

8/2 0:56

チャリで七倉まで移動して登山開始

8/2 3:51

船窪小屋
外で夕食頂いた思い出があります
息子さんが引き継がれたようですね

8/2 4:01

当初はココで御来光鑑賞予定でしたが先へ

8/2 5:10

あちゃ〜、北葛での御来光には間に合わず(>_<)
赤牛と薬師

8/2 5:15

北葛岳山頂
カッコつけてみたがイマイチ・・・

8/2 5:17

私にはこのポーズがお似合いだ(笑)

8/2 5:17

御来光見逃したのが悔やまれます
亀足が恨めしい！

8/2 5:18

正面に唐沢岳
その左側が餓鬼岳だと思う
近々行く予定です(^.^)

8/2 5:18

蓮華岳
正面に見える蓮華の大下りを登ります

8/2 6:04

北葛乗越からいきなり岩稜地帯

8/2 6:30

振り返って左、北葛岳　右、七倉岳
その間に槍ヶ岳

8/2 6:31

左から八ヶ岳、富士、南ア
北アからの定番的な眺めです

8/2 6:44

四阿山と浅間山
眼下には大町市

8/2 7:00

蓮華岳に近づくとガレ場

8/2 7:01

コマクサは終盤でも凄かった

8/2 7:06

初めて白花を見ましたが
風が強くてコレが精一杯

8/2 7:20

蓮華岳に出て初めて劔を拝む

8/2 7:20

猫耳とGヶ岳

8/2 7:21

穂高、槍、野口五郎、水晶

8/2 7:22

蓮華岳山頂

8/2 7:55

針ノ木岳と針ノ木小屋

8/2 8:05

生ビーーール‼
銘柄はエビスでした♪

8/2 8:29

旭岳と白馬岳もクッキリ

8/2 8:30

チングルマは花から綿毛まで沢山あった

8/2 8:52

水晶岳と赤牛岳

8/2 9:08

針ノ木岳山頂
褒められたらすぐ調子に乗ります！

8/2 9:08

高瀬ダム湖
奥にヤリホ

8/2 10:29

こちらは黒部湖と立山

8/2 9:26

ズーム
右にロッジくろよん、湖岸を歩くと左側の入り江がメチャクチャ長い！橋かけてくれたらな〜(^_^;)

8/2 9:31

ここら辺も岩稜あり

8/2 9:41

スバリ岳山頂へ

8/2 9:44

スバリ岳
今季初の百高GET！

8/2 9:49

もう1座の百高である赤沢岳へ

8/2 10:36

振り返って蓮華岳と針ノ木岳

8/2 10:57

正面に劔ドーンですが…

8/2 10:57

私は右手の黒部別山に目が行きます
来年こそ！

8/2 11:06

赤沢岳登頂で百高2座GET

8/2 12:11

新越山荘は今年から営業再開

8/2 12:24

カレーとラーメンの2択でしたがコチラにしました
さっきカップ麺食べたのになんでだろう？

8/2 12:26

左から大沢雪渓、赤石沢雪渓、針ノ木雪渓
雪渓周回も面白そう

8/2 13:35

ハリブキ！
いや、コレは違う

8/2 13:36

ハリナシハリブキ！
トゲナシトゲハムシみたいな意味です(笑)

8/2 13:45

ダイモンジソウ
前回白山行ったときガイドさんの説明盗み聞きして好きになる
名前由来が分かりやすい！

8/2 13:56

キヌガサソウ
ハナビラの数と葉の数がほぼ一致するそう
これも花ガイドさんから盗み聞き(^.^)

8/2 14:29

種池山荘
以前はあのカウンターで生を売っていたと思うがこの日はなかった。まあどのみちもう飲めない状況でしたが

8/2 14:31

柏原高速で下山
小池高速（小池新道）や合戦高速（合戦尾根）ほどでは無いけど整備されていて歩きやすい

8/2 14:50

あの山の奥から歩いて来たと思うと感慨深い

8/2 15:57

ポールポジション！

おしまい

撮影機器：

DSC-RX100M3 SONY

感想

きや

白山から北アルプスまでの赤線繋ぎは目処が付いたので、ソロでは久しぶりに純粋な登山をする事にした。
夏山で一番行きたいのは南アなのだけど、日帰りでは色々とキツい。結局いつもの北アへ。

選んだのは北葛岳を含む七倉岳から種池山荘までの尾根区間。北アルプスの赤線繋ぎをやると、大半の方が烏帽子〜七倉〜蓮華の辺りが最後に残るはず。
自分の場合烏帽子岳〜七倉岳間は終わっていたが、そのかわり針ノ木〜種池山荘区間がまだだった。
2回に分けるのも面倒なので一気に歩けないか？調べると日帰りで歩いている方もおられた。距離はさほでもないが(約23k)、累積標高の方は3000mオーバーとなり自分には厳しめ。でも途中ヤバそうなら針ノ木雪渓から降りるエスケープルートがあり不安も無かった。

当日は日付けが変わる前に、まずチャリで扇沢から七倉へ。約18kほどあるが急坂は七倉ダム手前辺りのみで短い。チャリ力無い私でも1時間も掛からなかった。タクシーだと7000円くらいなので超時給の良いバイト(笑

前日が夜勤明けで当日も山登りと言う名の夜勤、生活リズムそのままだった事もあり七倉尾根はスイスイ登れた。
4時頃船窪小屋到着、ここに来るのは3度目だけど初めて訪れた時の感動は忘れられない。ただの通りすがりだった私に温かいお茶を振る舞ってくれた。この場所自体訪れる方が少ないからだとは思うが、サービス満点のアットホームな山小屋。2回目は小屋泊したかったけど予約一杯でテン泊に変更も夕食だけ頂いた。外で食べた山菜料理はとても美味しかった。

七倉岳で御来光鑑賞するには待ち時間が長すぎるので先へ向かう、まだまだ先は長い。
そして自分的に今回のメインである北葛岳に到着。三百名山にも百高にも入っていないけど立派な山であり天邪鬼な私は強く惹かれていた。少しだけ遅れたけど、山頂では綺麗な日の出も見れ1番テンション上がった♪

北葛乗越まで下った後は500mほどの登り返し。いきなり本格的な岩場があり驚く。予習で分かっていたのだけどヤリホ並のダイナミックな岩陵だった。
蓮華岳に近づくとコマクサの大群生、終盤だったけどそれでも凄かった。少し大袈裟に書けばピンクの絨毯レベル！、白山に続きまた花で感動させられるとは。

エスケープポイントである針ノ木小屋にも余裕持って到着、エビスの生ビールで喉を潤し針ノ木岳山頂へ。針ノ木岳は2度目だが大展望に驚いた。正直そんなに印象に残っていない山だったので尚更そう思ったのだろう。山頂でお会いしたソロの男性と「北アルプスの百名山は全て見えてるかも？」とお互い山座同定を楽しんだ。
針ノ木から先も基本ずーっと展望良し、天気は徐々に崩れていったけど黒部湖を挟んだ先にある立山はずーっと見えていた。

最後の方はバテバテで種池山荘が見えた時はホッとした。小屋でコーラ飲みながら少し休憩して下山。すると何故か先程までの疲れはほぼ消えていて、思っていたよりサクサク下りれた。
主に登りの時、ハアハア言いながら実は疲れていない場合があるように思う。自分で自分に疲れてるよ〜って言い聞かせるためにそう言うフリをしてるだけ。映画マトリックスでネオとモーフィアスが戦った時、ネオが息を切らせたのと同じイメージ。
実際本当に疲れ切って下山すると踏ん張りが効かないし、車に戻ってからも少し仮眠しないと出られない。今回は全く疲れも無く、福井までノンストップ。もう完全燃焼する前に自分で自分に保険掛けてしまっているように思う。

これで北アルプスの赤線繋ぎ完了！
ヤマレコ上は唐松山荘〜五竜山荘間が残っているけど、歩いた事自体はあるのでまたいずれ。
あと一般的に北アルプスの赤線繋ぎやられる方は親不知から上高地or中の湯が多いけど、私は乗鞍岳まで繋がっています。(安房山〜十石山区間は尾根外してるけど)

完全な自己満ですけどね(^.^)

コメント

まこ

きやさんこんばんは(^o^)
ホンモノのロングを見せつけつつ、平伏のポーズ（屍のポーズ？）からの立ち木のポーズには参りましたm(_ _)m
というか、ふつうの人が針ノ木サーキットだけでも手一杯のところを、七倉から繋ぐとか考えつく時点で充分偉業なのに亀足が恨めしいって！！！(　ﾟдﾟ)

きや

ポーズは土下座なんですよ、数年前にいわゆる仲間内というかヤマレコのコミュニティーで流行った？ことがあったんです。対象は御来光や山頂標識、人など様々でチョッとしたボケ合いが楽しかったんです。
立ち木はもちろんmakoさんに褒められたからやりました、分かりやすい奴でしょ〜(笑)

単に天邪鬼なんです、針ノ木サーキットだとみんなやってるので「俺は違うよ！」ってことろをみせたい。
かと言ってそれほどの足もない⤵。直近のでレコで同じルートの方お二人いらっしゃいましたが、超健脚の方でした。私はスピードがないので０時スタートで頑張るしかないのです(>_<)

広河原ってことは南アですね〜、羨ましい！。またレコ楽しみにしております(^.^)