両神山(赤岩峠-赤岩岳-八丁峠-両神山-上落合橋)
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,883m
- 下り
- 1,857m
コースタイム
07:40発- 08:00着 上落合橋→赤岩峠登山口
08:00発- 08:52着 赤岩峠登山口→赤岩峠(10分休憩)
09:12発- 09:30着 赤岩峠→赤岩岳
09:30発- 10:42着 赤岩岳→P4(15分休憩)
10:57発- 11:27着 P4→P3
11:27発- 11:34着 P3→P2
11:34発- 11:47着 P2→P1(10分休憩)
11:57発- 12:13着 P1→八丁峠(5分休憩)
12:17発- 13:00着 八丁峠→西岳(5分休憩)
13:05発- 13:45着 西岳→東岳(5分休憩)
14:50発- 14:20着 西岳→両神山山頂(10分)休憩
14:30発- 15:50着 両神山山頂→上落合橋
合計 8時間10分 (うち休憩:1時間位)※時間は大体です。
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
行き:関越道を通って花園ICで降り、皆野寄居有料道路を進み、国道140号線に入りました。 帰り:行きの逆 ※ナビは住所で「埼玉県秩父市中津川522」としました。途中で終わりますが、その先赤岩登山口までは一本道なので迷う事はないと思います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
(赤岩峠登山口〜赤岩岳) ちょっと急ですが、危険個所はありませんでした。 踏み跡もテープもそれなりにあり、道迷いの心配も大丈夫だと思います。 (赤岩岳〜八丁峠) 全体的にテープの数は多めについていますが、ただ、古いテープですでに色落ちしているものや、 探してやっと見つかるような大きさのものも結構あったので、分岐等ではしっかり確認した方がよさそうです。他のヤマレコユーザーさん達の記録に道迷いのコメントがたくさんあったため、結構慎重に行きました。地図やガイドブックに、「要登攀装備」や「岩登り経験者のみ」との記載があったので、岩が濡れると滑るのかもしれません。 ロープや登攀具は持っていきましたが、この日は使用しませんでした。 でもキレットの手前?の岩場のトラバースでは足がすくみました。 (八丁峠〜両神山) 少し急な岩場では頑丈な鎖がついています。 足場も結構あるので、高所恐怖症の人でなければ大丈夫だと思います。 (両神山〜上落合橋)※作業道使用 少し傾斜があるものの、道はわかりやすく結構しっかりしていました。 一部に雪渓が少しだけ残っていて、30秒くらいの雪上歩きが2回ほどありました。 ただ、作業道は一般登山道ではないので自己責任でお願いします。 |
写真
感想
これまで雪に隠れていた尖った岩も日を追う毎に徐々に現れ始めて岩の季節がやってきました。
今年はじめての岩は赤岩尾根です。
両神山のすぐ西側にある尾根で、山と高原地図のガイドブックによると、
「展望も豪華な西上州随一の岩稜縦走」との事。
公共交通機関だとアクセスが悪いので今回はレンタカーを借りて行く事にしました。
もし両神山まで行くとなるとコースタイムで行くと約10時間の行程になります。
できる事ならそっちも行っちゃいたいね!という事で朝イチで出発すべく前夜泊です。
そしてメンバーはJuhani、Aaron、Aiちゃんの計4人です。文句なしのメンバーです!!
翌朝、少し緊張の中朝ごはんを食べて4人でいざ出発!という時、
Aiちゃんが仕事の都合で東京に戻らなければいけない事に。Σ(゜Д゜;エーッ!
バスとか電車使って一人で帰れるという事なので、私達3人は計画通り残ります。
ちゃんと準備もしてきてせっかくここまで来たのに、一歩も登らずに仕事に戻るなんて(泣)
誰もいない道路を一人歩いて戻る後ろ姿は何とも言えない位かわいそうでした・・・
金峰山の時にも書きましたが、Aiちゃんは女医さん。患者さんのために帰ります。
頭良くって、責任感あって、自立した強さもあって、でも周りの人にはすごく優しい。そんな人です。
減ってしまった人数は1人でしたが、存在感はそれ以上です。
Aiちゃんが帰ってしまった事により、ガクッとモチベーションの落ちてしまったAaron。
彼もまた同じように寂しい思いをしているのかもしれませんね。こちらもかわいそう・・・
気を取り直して登山スタートです。最初は道路を30分ほど下って赤岩峠登山口まで向かいます。
そこから赤岩峠まではひたすら登りが続きます。登り始め、私が先頭を歩いていたらペース配分に問題が。
赤岩峠に到着するまでに結構汗をかき、水をがぶ飲み、結局この日は3人とも水分不足に苦しみました。
そういえば2人ともロープ持ってくれていて、私よりも重い荷物を担いでこの登りだったんだよね・・・(・・;)ごめん。
(Aaronには結局最後までずっとロープ持ってもらってしまいました。)
そしてJuhaniに先頭を代わってもらい、私達グループは一定のペースに戻ります。
赤岩岳までは一般登山道みたいな感じで、岩も結構普通に登れます。
先の展望岩稜を過ぎた頃から、緊張を強いられるような岩場が出始めます。
写真とかを見てるとP1が一番怖いかも、、、と思っていましたが、
実際には前衛峰から1583m峰という所の間がこの日一番の恐怖箇所でした。
下が切れ落ちている中をトラバースしなければいけません。
ただでさえトラバースってすごい嫌いなのに、、、ブツブツ(-.-)
でもザックの肩掛けにかけたカメラをひっかけながらも何とかクリア!そして先の二人に急いで追いつきます。
一安心したところで、次は1583m峰を南側から周って登ります。
うーん、さっきのトラバースでちょっとドキドキして・・・てっぺんからの景色は全然見ていませんでした。
そして下りもなるべく慎重に進みますが、こちらは木がたくさん生えていたので大丈夫。
いつのまにかキレットとかも過ぎていてP4まで来ていました。
お昼にしてはちょっと早いけど、スペースもあったのでここでちょっと休憩をする事に。
先もまだまだあるので15分で出発です。ただ、ここから先、次の赤テープが見当たりません。
JuhaniとAaronがそれぞれ逆の方向にテープを探しに行きます。
最近よく思うけど、この二人、結構息ぴったり。山での考え方も似てるんだと思うんだけど、
とるべき行動とかお互い分かってる感じで、それぞれちゃんと自分の仕事をしてる感じで。
何か私かしなきゃ。。と思ったけど、思いつかなかったのでその場で体力温存(笑)
そして二人が戻ってきてP4マークの南側に周っていきました。ちゃっかり二人にくっついていきます。
ここからP2までの道、それなりにやせ尾根や急な坂があったりしますが、
先ほどの1583m手前のトラバースをやった後だからか、程よい位の緊張の中進めました。
どちらも頂上っぽい感じで視界もいいのかと思いきや、
通り道みたいなところに看板が垂れ下がっているだけで、
看板が無かったら普通に通り過ぎるだけの場所だった気がします。
そして若干の物足りなさを感じ始めた頃、ちょっと大きい岩、P1が目の前に立ちはだかります。
ここはちょっと直登気味で登ります。この岩はほぼ直登で鎖もロープも何もなく、高さもそれなりにありますが、
ホールドも足場もしっかりしているのでとても登りやすく、そういうものが無くても大丈夫でした。
上を見てひたすらよじよじのぼっていたらいつの間にか上まで到着していて、
登ってきた道を上から振り返って初めて高度感を感じるという状態です。
ここでひとやすみ。その後15分ほど歩いて八丁峠に到着です。
ここまでの道、他の人のブログや写真を見れば見るほど、心配になってしまいましたが、
実際に歩いてみると、案外岩場がしっかりしていて、程よく楽しめる感じの岩登りだったような気がします。
印象的には西側は結構岩がごつごつしていて、東側が木々が生えいている感じなので、
私達の行った西から東に抜ける方がやさしめなのかと思いました。
私はこれくらいがちょうど面白みを感じるところですが、前を歩く二人はどうだろう・・・
スリルが好きな人であれば逆コースがおすすめかと思われます。充分に味わえそうですよ(^_^;)
(地図上でも逆コースは時間が書いていないので、ちょっとバリエーションに分類されるのかな。)
八丁峠から先は一般登山道に突入です。
遠くから見ると、まるで90度の巨大な岩に見えるところも多々あり、
一瞬怖気づき、危なそう・・・と思ってしまいますが、近くで見るとそれほど急でもなく、
いたるところに鎖があり、鎖を使うとすいすい登れてしまう岩ばかりでした。
JuhaniとAaronは鎖を使わずに両神山に向かいます。目の前に鎖があるのに(笑)
そして西岳・東岳のアップダウンを繰り返し、両神山の山頂に到達です!
そしてご褒美が。両神山からは午前中に歩いた赤岩尾根、
午後に歩いた八丁尾根をまとめて見る事が出来ます。
自分の足で歩いたものをすぐに見るのと見ないのとでは、やっぱり達成感の感じ方も違ってきます。
そして節水に力を尽くしましたが、その水も底を尽きそうなので、山頂での休憩をそこそこで切り上げます。
途中2リットルのペットボトルの水をふんだんに使ってラーメンを作っている人達を見て、
「そんなに水使ったらもったいない!」と思ったほど(笑)
水も足りず早く戻りたい訳で(?)私達は両神山のすぐ西側斜面の作業道を使わせていただきました。
こちらは先ほどまでの岩々とはがらりと変わります。岩は全然見当たらなかったくらいです。
結構傾斜もあり、ストック等も持っていなかったのでそれなりに慎重に歩きました。
そして雪渓がちらほら。まだ雪が残っていたとは驚きです。
こちらに来てよかった事が一つありました。水です!水が出ているじゃないですか!
ペットボトルに水を流し込み、中身をチェック。何か、、、いっぱい浮いている・・・けど。
なかなかいい味してました!冷えてるし!
1か所雪渓の橋みたいなのがあり、下に水がたまっていて、そこを渡る必要があったのですが、
Aaronが先に行ってくれて強度を確かめてくれたので、私も続いて行く事に。
ですが橋にたどり着く前に雪で滑ってすっころぶ私・・・(^_^;)ははは。
その後下山口までは普通に下って上落合橋に到着です。
歩いている時は気が張っていたので分からなかったのですが、
下山して車の前で荷物の整理をしていたら、足ががくがくしていて、やっぱり結構疲れてたんだと気づかされました。
これから夏山の季節、長い距離を歩くこともあると思うので、少しずつ体を慣らさなければ。
早速帰りの車で、次の山どうしようかなーなんて考えてました。
おしまい。
補足:
歩いた歩数: 22,748歩
登山口から下山口までの時間:8時間10分
コメント
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begreenさんは私が行かない、いや行きたくても行けないであろう山行してくれるので楽しませてもらっていますよ。東京って山登りに行くにはなにかと便利なんだなと思います。
Aiちゃんが帰ってしまってテンションガタ落ちわかります。その寂しさをガムシャラに山にぶつけるしかないか。でも、一番辛いのはAiちゃんだよね。
「寂しさを山にぶつける」ですかー。何だかかっこいい表現ですねっ。いただき(笑)
Aiちゃんは寝不足の中、公共交通機関を利用して東京に戻って、そこから仕事だったのでなおさら大変だったことと思います (>_<) 無理して体壊さなければと願うばかりです。
アクセスに関しては東京は便利かもしれませんね。電車だけでなく最近は高速バスで登山口まで行ってくれたりするのもあるので。でも便利が故に車を持たない生活になってしまっているので、時々レンタカーすると夜中までやっているガソリンスタンドを探すのにうろうろしたり、駐車券取り忘れそうになったりと、てこずってしまいます(笑)
実家に帰ったりすると、山が近くにあり行きたい時にさっと登山ができるので、それはそれで地方もいいなと思う事も多いですが☆
用事が出来、登頂を止め帰路中にAIさんを上落合橋先で一人で歩いていましたので、お声掛けして西武秩父駅へお送りいたしました。
kenn893さん、「駐車場で自分たちは用事が出来て帰るからここにとめていいですよ」と言ってくださった方ですよね。その節はありがとうございました。そして登山中も一人Aiちゃんを残して行ってしまった事が気がかりだったのですが、親切な方に車で駅まで乗せてもらったという事を下山途中に聞いて安心しました。本当にありがとうございます<(_ _)>
そして、kenn893さん達はハーネスやヘルメットまで準備していたのに、直前で用事とは残念でしたね。既に何度も行かれているかもしれませんが、もしまだでしたら楽しさ満載の山でしたのでまた機会を見て行ってみてください!
こんにちわ もしかして八丁峠でお会いした3名の人達かと思いまして
水が足りなさそうなの知ってたら分けて上げられたのになぁ (^.^)
秋に私も友人と赤岩から行こうと計画してまして
参考に成りました 有難う
こんにちは!!ちょうど両神山から戻ってこられて
八丁峠で休憩していたソロの方ですよね!
両神山までの道で鎖を使わずに行く人もいるよと教えて下さった方!
おかげさまで課題を課しながらの登山が出来て
道中ずっと楽しめました。
他の二人もかなり楽しんでましたー(^-^)/
それからお水が足りなくなるなんて、
ちょっと準備不足で恥ずかしいですね、、、
冬あま大量に持っていかないのでついつい、、、
Bonosukeさんのレコも読ませていただきました。
裏妙義の丁須の頭も行ったのですね。
横川駅から歩くコース気になっていたので
参考にさせてもらいますね!!
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