安達太良山 … 日帰り・バス+タクシー+ロープウェイ利用
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- GPS
- --:--
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 410m
- 下り
- 394m
コースタイム
- 山行
- 2:48
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 3:09
天候 | 晴時々ガス。下界は朝23℃、昼30℃。稜線に出るまでは日差し強いと暑いが、ガスの中は肌寒い。稜線は風強く寒い。 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
東京06:04 -(東北新幹線 やまびこ51号)- 07:23郡山07:47 -(東北本線 普通)- 08:09二本松08:46 -(福島交通 路線バス 岳温泉経由JICA・NTC行き)- 09:11岳温泉09:12 -(タクシー)- 09:20奥岳 -(あだたらロープウェイ)- 山頂駅 <復路>10,815円(あだたらロープウェイ875円、タクシー2,290円、バス500円、運賃4,510円、自由席特急券2,640円) 山頂駅 -(あだたらロープウェイ)- 奥岳14:15 -(タクシー)- 14:25岳温泉14:43 -(福島交通 路線バス)- 15:10二本松16:03 -(東北本線 普通)- 16:26郡山16:40 -(東北新幹線 やまびこ216号)- 17:51大宮17:59 -(東北本線・東海道線)- 18:43品川 ※自由席は行きはガラガラ、帰りはそこそこの混雑(1-0-1-0-1で埋まるくらい) ※大宮から上野東京ラインに乗っても、時間は+10〜15分くらいしか変わらず(大宮以南で新幹線が速度を出せないからか)、1000円くらい安くなる 【二本松へのアクセス】 ・郡山まで東北新幹線+郡山から東北本線 普通 ・高速バスなら新宿・池袋・王子⇔郡山・福島の「あぶくま号」。二本松IC BSに止まる。ただし1日4本(更に減便中)。ちょうどよい時間のものがない 【あだたらロープウェイ】 ロープウェイとあるがいわゆるゴンドラ。所要時間10分くらい。山頂駅には、お手洗い(8/7時点で使用可能)、自販機、登山届ポスト、休憩所がある。 【あだたらロープウェイへのアクセス】 バスが季節運行、これが問題。 ̄森堝(平日・特定のシーズンの土日祝)はよいが、それ以外は▲丱后椒織シーか、バス+徒歩。いずれにせよJR東北本線 二本松駅前から。 <.丱垢里澆両豺 … 平日 or 特定の土日祝日> ・福島交通 路線バス 奥岳線 … 二本松駅前⇔奥岳。平日のみ1往復である。大事なことなのでもう一度。平日のみ。平日のみである(08:13→08:58 / 16:15→16:59, 800円。東京からの始発の新幹線で間に合う) ・休日の奥岳線は、特定期間のみ運行する。以下、過去の実績。なお、スキー場臨時バスを除き、二本松〜奥岳 片道1本(二本松08:15発)、岳温泉⇔奥岳登山口 2往復。 ・2022年奥岳臨時便・新緑号(5月) 2022/5/7(土)〜5/29(日) 土日のみ ・2022年 あだたらスキー場臨時バス 2022/2/26(土)〜3/13(日) 土日のみ ・2021年奥岳臨時便・錦秋号 2021/10/2(土)〜11/3(水) 土日祝日のみ ・2021年奥岳臨時便・夏山号 2021/8/28(土)〜9/26(日) 土日祝日のみ ・2021年奥岳臨時便・新緑号(5月) 2021/5/8(土)〜5/30(日) 土日のみ 奥岳線と検索すると出てくる以下のPDFは、1点目のもので、5/7〜5/29の土日のみ運行。 2枚目の時刻表にある「土日のみ」も、「5/7〜5/29の土日のみ」の意味で、「通年土日のみ」ではない。 https://www.fukushima-koutu.co.jp/upd/attache/files/%E3%80%8E2022%E5%B9%B4%E5%A5%A5%E5%B2%B3%E8%87%A8%E6%99%82%E4%BE%BF%E3%83%BB%E6%96%B0%E7%B7%91%E5%8F%B7%E3%81%94%E6%A1%88%E5%86%85.pdf なお、このバスは二本松の本町始発である。駅に来るのは少し遅れることもある。福島交通がバスロケーションシステムを提供している。 https://mc.bus-vision.jp/fukushima/view/searchStop.html <▲丱后椒織シー … 土日祝日> ・岳温泉までバス(1日10往復程度)+岳温泉からタクシー ・タクシー 昭和タクシー株式会社 0243-22-1155 岳温泉バス停 ⇔ 奥岳 で手配してもらえた。メーターで2,290円。10〜15分くらい。なお、基本二本松から配車のため時間はある程度掛かる。 2名以上であれば「タクシー&ロープウェイ往復セット」を使用可能。 ちなみに、二本松駅前にはタクシープールがあり何台も待っていた。 <バス+徒歩 … 土日祝日> ・JICA・NTCまでバス(4往復/日)+徒歩1時間弱。なお、休日の始発便は多分東京からでは間に合わない(二本松駅前08:06発だが、電車は08:09に着く)。2本目に乗る。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道の状態:ロープウェイ山頂駅からしばらくは木道。その先、相当程度整備されている(地元の山岳会の方々でしょうか)。石の配置が上手いと思う。標識も多い。シャクナゲの枝が少し伸び気味。かがもう。 登山届ポスト:ロープウェイ山頂駅 |
その他周辺情報 | 温泉:あだたら山 奥岳の湯(ロープウェイ山麓駅横)。 露天風呂がいい。泉質もいいと思う。650円/人だがロープウェイ往復券を見せると100円割り引かれる。シャワーは9人分くらい。ボディーソープとシャンプーはある。ドライヤーもある。櫛はない。 他、岳温泉のメインの交差点脇にも日帰り入浴可能な場所がある。 飲食店:ロープウェイ山麓駅。岳温泉街。あと、二本松にもあるが、15時ごろに行くとどこも空いていない。 コンビニ:二本松駅前のセブンイレブン、岳温泉のバス停から徒歩2分のファミマ |
写真
感想
靴を変えたので、足慣らしに安達太良山へ。そこまでハードではなく、日帰りで行けて、なおかつ(あまり縦走の余地のない)百名山なので、この機会に潰しておこうという動機。
安達太良は福島で関東から近いようでいて、バス使ったりするので片道4時間かかり、意外と遠い山であった。何なら登山は3時間位なので、どちらかというと移動が大変な山である。
<ルート>
縦走しようと思えば、野地温泉〜鬼面山〜箕輪山〜鉄山〜安達太良山〜和尚山とできる。が、今年度はスカイラインバスが運休のため困難。あと、くろがね小屋や沼尻の鉱山跡なども行ってみたくはあるが、そもそも真夏に標高のあまり高くない樹林帯で消耗したくない。大人しくロープウェイを使う。
和尚山まで足を伸ばすことを最初考えたが、意外と時間がかかるようで、行って鉄山くらい、となった。
<当日>
前日に神保町へ靴を買いに行き、急いで準備をし、仮眠をとったのち始発の新幹線で郡山に向かう。郡山の時点で肌寒かった。東京のアメダスは未明に25℃くらいであったが、郡山は約21℃と、4℃の差があった。関東平野はやはり暑いと認識する。
その後、普通列車で二本松へ。
二本松の待合室でバスを待っていたが、バスが時間になってもこない。
変だと思って福島交通のバスロケーションシステムで調べると、どうも奥岳行きのバスが出ない。
いや、そんなはずはないのだが…。疑問に思い、福島交通のPDFをもう一度見て、PDF2ページめの「土日運行」が「5/9〜5/29の土日に運行」の意味だとようやく気付く。わ、分かりづらい…。初めてこんな勘違いをした。
さて、奥岳に行くバスがない。困った。どうする。諦めて帰宅するか。馬鹿にならない往復の交通費が無駄になると思うとなんともやるせない。
あるいは、タクシーという手もあるんじゃないか。確かあだたらロープウェイのページには、タクシー+ロープウェイの切符セットの案内があった。岳温泉⇔奥岳だけの利用も書いてあり、2人で計6,800円である。高い。しかし、別日に来るとなると、往復の交通費(二本松まで約16,000円)がまたかかり、更に日曜日1日空ける必要がある。どう考えても今日もうタクシーで行ってしまったほうが損が小さい。なので、タクシーで行くことにした。最初はこんなプラン誰が使うんだ思ったが、まさか自分が使うとは。
さて、二本松は電車の本数が少なく、次の電車があと10分くらいで来てしまう。帰るかタクシーを使うか早く決断しないといけない。タクシー会社に電話すると、ロープウェイとのセットは2人以上とのこと。しかし、岳温泉→奥岳は片道2400円くらいとのことだったため、普通の迎車で片道をとりあえず手配する。
岳温泉にタクシーはおらず、二本松からあがるらしい。私はバスで、タクシーはタクシーで岳温泉に行き、そこで合流というなんとも不思議な状況になる。
ようやく行く目処がたったので、今度こそバスである。
岳温泉経由JICA行きは、乗客は私1名だけだった。岳温泉行きは意外と本数があるのだが、これで大丈夫なのか心配になる。
岳温泉ではタクシーがバス停のすぐ近くで待ってくれていたので、それに乗り込み奥岳へ。タクシーは早い。途中から霧が出てきて天気はあまりよろしくない。JICAの研修所を通る。こんな山奥で何をするんだろう。というかここから徒歩1時間で奥岳なので、涼しいならそうしてもよかったなと思う。
10分程度で奥岳へ。自転車乗りが坂道を求めて奥岳にくるらしい。ここで青空が見え始める。
ゴンドラで早速上がる。下を見ると草が生い茂っていて、あまり夏に登る場所ではなさそうだと思う。振り返ると下界は一面の雲海。天気がまるで違う。
山頂駅からはようやく登山道。最初は木道で歩きやすい。標高の割には木々があまり高くなく、2メートル程度だったりする。ただ、それでも風通しは悪い。更に、青空になって太陽が照りつけてきて暑い。夏最盛期に登山バスを走らせない理由がよく分かる。木道脇だけ、なぜかギボウシが沢山生えていた。
途中、巨大なトンボが飛んできてかなりビビる。後で調べたらオニヤンマだった。
木道が終わると普通の登山道だが、それほど急ではなく、あまり息も上がらず歩ける。だがしかし、暑い。帽子を被っていても、標高に関わらず日差しはしんどい。風もない。つらい。天気がよいのはいいことなのだが、やはり日差しは敵だ。そして私は暑さに弱く、疲弊し始める。
あと、虫が多く、大半は赤とんぼなのだが、アブらしきもの(蜂にも見える)には閉口した。スズメバチかと思うのでやめてほしい。
そういいつつ1時間くらいで山頂。山頂に来ると、風の通り道で、雲も出てきたためなんというか寒い。いや、かなり寒い。かといって羽織物を出さずともぎりぎり耐えれてしまう。なんとか耐える。
山頂の岩場は別にどうということのない岩場だった。「鎖とはしごってこんな感じだよ」とお試しキットのように、鎖とはしごがついている。久々のはしごが楽しかった。
登って山頂標を撮影。ああ、来るのが面倒だった。もう来たくない。
左を向けば和尚山。最初、奥岳の湯じゃなくて岳温泉で入るなら行ってもいいよなと思っていたが、結構遠く、やめてよかったななどと思う。それ以外の方向はあまり展望が利かない。
右は鉄山と箕輪山。箕輪山って地味だが山体がデカい。安達太良より標高も高いらしい。
暑さでへたれ、山頂は寒いしでとっとと帰りたいと思っていたが、この山頂からは沼ノ平の火口が全然見えないので、矢筈森までは行くことにした。多分そこまで行けば火口が見えるだろう。
矢筈森までは平坦なのでペースを上げる。と言うかすぐそこだし。船明神山の分岐まで来ると火口が見える(奥には秋元湖も見えた)。流石にすごい。あまり何かが動いているわけではないが、一応現役の活火山の火口である。なかなかお目にかかれないものである。草1つ生えていないまさに地獄谷といった異様な光景を、何枚も写真に納める。
地形図にはこの沼の平の火口を突っ切る登山道があり、ジオパークの中心を歩けてよいなと思うも、この要素では今後通行が再開をされることはなさそうにも思える(帰りに調べたら、1996年に死亡者が発生する事故があったらしい。再開はなさそう…)。
そのあと矢筈森で少し休憩し、虫がうざったいので急ぎ足で下山する。
抜きつ抜かれつでロープウェイ山頂駅に戻ってくる。下山カードをポストに突っ込んで、とっととゴンドラで下る。ゴンドラの中から下山準備を始める。
次乗れそうなバスはどうも14:43岳温泉発である。余裕を見て14:15に奥岳に来てもらうよう、またタクシーを手配する。
そして、登山靴を履き替えたりしてから奥岳の湯へ。ここの露天風呂は、お湯自体もさることながら、横に広く現代的であり、視界を遮る人工物があまりなく開放的でかなりいい。コロナであまり温泉にも行けていなかったので、よいリフレッシュにもなった。うんうん、やっぱこれなんだよな。
しかし意外と時間がなく、泣く泣く10分くらい浸かったところで上がることに。急いで着替えたりドライヤーを掛けたりして、駆け足で外へ。既にタクシーが待っていてくれたので、飛び乗って岳温泉へ向かう。
帰りもまた一瞬である。岳温泉ではしばしの待ち時間の後にバスで二本松へ。このバスは1日4便しかない原瀬経由のもので、意外とレアである。二本松までの最短ルートである国道459号を途中で南にそれ、東北道まで南下する。しかし…このバスもまた乗客は私だけであった。私の支払う運賃は500円。乗車時間(約30分)の経費を購うことはできないだろう…。岳温泉線も減便されるのだろうか、などと思ってしまう。
さて、二本松に15:10に着く。このバスのいけないところは、接続があまり考慮されていないところである。1時間に1本の東北本線は、8分前の15:02に丁度発車してしまっていた。手持ち無沙汰である。
私は実は年始に二本松に旅行で訪れていて、既に霞城などは見てしまっている。なので観光というわけにも行かない。二本松信用金庫の本店でも見に行こうかと思ったが、そもそもここにきて日差しが強い。では飲食店かと思うも、この昼と夕方の間にやっているようなところはないみたいだ。時間を潰せそうな喫茶店も駅前には存在しない。
目線を左にやると市民センターがあったので、もうそこで適当に座っていようと思い、市民センター3Fの展望の効く椅子に座って30分ほどぼーっとしていた。
ようやく次の電車の時間になり、郡山に向けて帰る。しかしなんと座れない。疲れで立ったまま寝かけていた。次の新幹線ではほとんど寝ていた。
お金をケチるために大宮で降り、上野東京ラインを使い帰宅。その夜は結局寝落ちし10時間くらい寝た。
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